2007年08月23日

はじめての京都の歩き (京都)

寺ダイジェスト

中学の修学旅行の頃は、「寺に行くくらいなら原宿行こうよ」的な
ありがちの価値観に支配されてたので、積極的に自分の意志で
お寺を見たかと言われると、そうでは無い。

なので、今回はボクにとって、実質“はじめての京都歩き”なんです。
したがって、お寺も食事もバカみたいに詰め込んでます。

次回からゆっくり来らるために、まずは基本を刷り込んでおきたくて。



●回った寺院リスト

・初日
南禅寺、永観堂、哲学の道、銀閣寺、知恩院(三門のみ)、貴船神社

・2日目
天龍寺、龍安寺、仁和寺(三門のみ)、源光庵、伏見稲荷、護国神社

・3日目
(清水寺@マラソン)、祇王寺、清涼寺

・4日目
(二条城@マラソン)、大原三千院、実光院、宝泉院、勝林院、延暦寺

・5日目
八大神社、詩仙堂、曼殊院、円通寺


・・・いや、アホですな。
ちなみに、この合間に20軒くらいで食事やお茶して、
(寺院でのお抹茶入れたら25軒以上)、五山の送り火見て、
着物作って、んでもって1時間くらいのマラソン2本敢行してます。
南禅寺三門





30過ぎのオサーンにしえてゃ、エライはしゃぎまわりようですが、
そんくらい京都に対する思い入れが詰まっていたのよ。
3,4人居たので移動はほとんどタクシー。電車やバスも
ちょっと使ったけど、たまにしか来れないワレらは、
時間がなにより惜しいので。


これから、またエライ時間かけて、それぞれのレポ作ってきそうな
予感がしてますが、鮮度高いうちにダイジェストで感想を。→ ウマいもんランキング


***


こないだの京都メモへのコメントありがとうございます。
京都を良く知るかたがただけに、大変面白かったです。

早めにレス書きますが、酷暑ゆえグータら指数があがりっぱなし。



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●南禅寺
臨済宗南禅寺派大本山
石川五右衛門も唸らせたと言う三門の迫力はさすが。
三門からは京都市内がチラっと見えて、
ウェスティンに変わった都ホテルが、ドーンと見える。
登るとそこまでたいしたことは無い。

南禅院の縁側のゆとり池泉回遊式庭園の規模感がちょうど良く、
人も少ないので凝縮された美を堪能することが出来る。
縁側の美しさに惚れ。実に雅びじゃ。


方丈の枯山水も、まーまーのんびりと見れた。
ここは、お茶が別室でいただけるので、他の寺より
のんびりお抹茶を愉しむことができます、おススメ!!

幅広の木の廊下が、殿様ゴッコをしたい衝動にからせます。
 女@着物ちょい乱れ :「おやめなされ〜」
 ワル殿@既にすっぱだか :「まてぃ〜、よいではないか〜」
みたいな、ベタベタの妄想をかきたてる豪華さと、暑さが◎。
南禅寺机






●永観堂
浄土宗西山禅林寺派
総本山 永観堂 禅林寺
併設の幼稚園にビビった。
こんな環境で育つ子供ってどうなるのよ?
お堂をつなぐ木の廊下が実にエロティーク、
もみじが紅葉の時期は、半端なく綺麗そう。
立体感ある敷地を活かした、美の演出に完敗。
永観堂







●哲学の道
ビールを求めて哲学の道へ。
あちこちに茶屋があるのかと思いきや、
ポツポツ程度なのね。
なんか初々しいデートがしたくなる道。
よく歩いたな、オレら。
哲学の道






●銀閣寺
やはり完成度の高さはピカイチ。
ただしヒトが多過ぎてベルトコンベア式に
流れができちゃってるので、自分の心の
ポイントに引っけるのが、ちと難しい。
わびさびっぷりは、そりゃ見事。
切り立った生垣のアプローチからして
好きなんだけど、空いてるときに再訪したい。
そんな時あんのか??
銀閣寺






●知恩院
有名な三門だけ。
ここでラストサムライの撮影もあったと、
タクシーのオヤジ談。そんなこと聞いちゃったら、
ミーハー魂が揺さぶられ、思わずタクシーを止めて撮影。
知恩院




●貴船神社
川床のついでにチラ寄り。
浴衣でいったので、草履のしばりでうまく歩けず。
長い石段の脇にある赤い灯籠は、いかにもっぽくて
レトロなデート気分に浸れそう。
こちらはムサいオヤジ3人でしたが...
貴船神社





●天龍寺
嵐山・亀山を借景に、緑豊かな境内が広がる開放感は見事。
この爽快さは嵯峨ならでは。高低差のある庭園も、なかなか。
ただ観光客にとっての主役は、裏から続いている竹林な気がする。
あの竹林はヤバイ、「THE 京都」。
龍禅寺




●龍安寺
かつて「寺なんて古くせーよ」的な、いきがりコゾー
だったボクも、ひとけ無い時のこちらの枯山水には
グッと心を掴まれたものでした。

しっかし、さすがガイジンからの3大人気寺院だけあって、
こん時はヒトが山盛り過ぎでした。縁側を埋め尽くす
ヒトヒトヒトで風情もヘッタクレもあったもんじゃーありません。

ヒトが殆ど居ない時に、ぼけーっと縁側から
眺めた枯山水のイメージが、あまりに衝撃的
だったので、トレースが困難だった今回は、
敗戦と認めざるを得ませんな。
龍安寺





●源光庵
迷いの窓、悟りの窓、鳥居元忠の血天井と
小粒な割りにエッセンスがしっかり詰まった鷹峯の庵。
借景の庭ものんびりできて美しい。一番呆けたところがココ。
この辺りの鷹峰エリアにアマンリゾーツが降臨するんだよな、
さーて、どんな風に攻めてくるんだろ。当家じゃ泊まれない
プライスになるのは、間違いない。
源光庵






●伏見稲荷
例の鳥居は裏から見ると、文字がコワい。
写真にすると意外と風情あるように見えるけど、
なんか色気が感じられなくて。。。
このエリア行くなら、東福寺をチョイスすべきだったかと反省。
とにかく暑過ぎてギブアップでした。
伏見稲荷





●護国神社
坂本竜馬(先生)のお墓が、中岡慎太郎とともに
まつってあるヤロー魂をゆすぶる神社。
桂小五郎や木戸孝允も奉られている。
龍馬のはか




京都を見下ろす景観は随一。
かなりの斜度を登るので、
酷暑の16:00には荒行でした。
維新好きには、無敵のロマンスポット。
護国神社






●清水寺エリア
敢えて舞台までは、入ってない。
四条烏丸から、マラソンして入口まで来て果てた。
酷暑の中、こんなストイックにオレラは何を求めて
いたんだろう。それを探求するのが、この旅のテーマ? 笑
八坂の塔






●祇王寺
平家物語とゆかり深いお寺。
苔・窓・門と枯れ具合が最高にキマったお寺。
祇王寺




ネスカフェのCFでも使われた
こちらの窓も色気たっぷり。
秋にリベンジしても再訪はマスト。
今回の訪問で、最も気に入ったところです。
祇王寺窓



こじんまりした佇まい、
ふかふかの苔の絨毯、
天を埋め尽くすような緑のかえで、
そこに一歩足を踏み入れると、
完全に別世界が広がっているので、
時間軸が変わったような錯覚に陥る。

流れる風がやけに浄化されていて
「コスモクリーナーってこういうの?」
みたいな感じ。
超エコ派のアンチデスラー系。

生粋の京都ラテンオヤジ曰く、
ラテンオヤジ:「うーん、あそこは、まぁまぁやな。
         まー、でも雨の後はええなぁ。」
ボクら:「じゃ、どこのお寺がお好きなんですか?」
ラテンオヤジ:「うーん...、あ、そや。
       「パンの天然酵母はな、アレが最高なんじゃよ。」
ボクら:(え〜、あんな無理矢理なスルーあり!? どんだけぇ)





●清涼寺
ちらっと通っただけ。
広大な敷地にドンと建つ本堂もいいが、
門が意外とフォトジェニック。
浅草の浅草寺っぽい、なんとなく。
清涼寺







●二条城
寝坊して、10時頃マラソンしたら、
さすがに酷暑で頭がフラフラに。
走るのは9時台が限界だわ、コリャ。
ちょっとは期待したんだけど、
外周からじゃ全く中見えねーわ、実にツマラン 笑




●大原三千院
やっぱ、メジャーなお寺だけに
ヒトがわんさか。上段のピカピカなアレは
色気が無くて好きじゃないけど、国宝の仏像がある
お堂あたりは、やはり趣があって素敵。
もう少し望遠がきくレンズがあれば、
もっとフォトジェニークな絵が撮れたと思う。
三千院




お寺自体は、かなり奥行きがあって見所も多い。
もうちょい空いていれば、また印象もガラッと
変わったと思う。

しかも、この時は、朝に走ったダメージで
熱中症になりかけてフラフラ。

コンディション、レンズ、早朝など、
条件を整えて要リベンジ。


  ・・え、レンズ?




●実光院
三千院を参拝した後に、抹茶で一息
入れるのに最高の場所。

ガツンと抜けた縁側は、ありえないくらい
のんびりした時間が流れている。
抹茶込みで600円って、かなりお得よ。
団体が来たので逃げたが、1時間くらい
平気でのんびりしてられる雰囲気。
かなうことなら昼寝したーい。
実光院






●宝泉院
さすがは額縁寺。力持ってんね。
竹の向こうに透ける山の借景が絶妙なエロチズム。
あそこでお茶をいただけるのがデフォルトと
なっているのが、満足度の高さに直結。
ブランド力とともに、大原では外せない場所。
横にある勝林院の住職の住まいだったと聞いて驚き。
こんな粋なとこに住職って住んでたの!?
ヤベー、職業選択の自由の中に「僧侶」って
入れるべきだったかも。
額縁寺





●勝林院
緩い空気が漂うお寺。
額縁寺のキレ味とは逆に、なんだか和み系。
春日の局のおねだりで建立されたという
驚きの寺。要は「エルメス買って、パパ」の
最終進化系というとこでしょうか、恐るべし。
このワガママで7年の歳月が費やされたとのこと。
権力という見えにくいものの可視化のいいサンプル。
勉強になった。
おねだり寺







●延暦寺
ポン酢(2kg相当)を持って、ノリで行く場所じゃねーな、比叡山は。
根本中堂の迫力は、あの山の上にして、なんでこんな迫力じゃねん!
という衝撃的な驚きを約束してくれる。中の様子もまさに国宝級の迫力で
世界遺産の番組見てるようだった。ちなみに根本中堂は三代将軍徳川家光が再建。
いや、あのスケール感は、もうちょいゆっくり行く場所でしょう。
延暦寺




ダテに「日本仏教の母」、天台宗総本山の看板を背負ってないね。
琵琶湖の景観は爽快そのもの、比叡山スカイラインは眺望も良くおすすめ。

愛読書:センゴク(漫画)を読んだばかりだったので、
     信長の叡山焼き討ちとかリアルに迫ってきたね。 




●八大神社
バカボンド26巻の73人切りの舞台。
宮本武蔵が、吉岡一門と闘った場所。
例の松はもっと坂を降りたとこで、
ここはあの松の一部が飾ってる社。
ユッキーが興奮してた。
ワカる、オレも延暦寺はそんな感じ。



●詩仙堂
朝一で行っただけに、自身の別荘のごとく
貸し切り感を味わえた。建物のひなびた加減が
なんとも言えず心に来るし、奥行きのある庭園を
ぼけーっと散歩出来るのもいい感じ。
騒音やざわめきもなく、ししおどしをバックに、
散歩できる“粋”実感スポットに認定。
ただしタクシー難なのでご注意を。
詩仙堂






●曼殊院
やーけに、セコムにお世話になっているお寺。
大書院の前は、遠州好みの枯山水らしい。
「ほー、遠州ね。」
かじりたてのお茶の知識に触れられてしあわせ。

「重要な文化財なので手を触れないで」と、あちこちに
うるさい張り紙が貼ってあるんだけど、それが思い切り
画鋲で止められてて、なんだかなー...と。


色んな展示物の横に、色気無いセコムのデカカメラが
設置されてて、またなんだかなー...と。


んでもって、受付にあるモニターには、セコムの
デカカメラの画像が映されてるのが、参拝客に
見えちゃうのも、なんだかなー...と。

桂離宮や修学院と、様々な共通様式が
あるというアピールも、かなり多め。

確かに「雅な」場所だけに、プレゼンスキルの
低さによる、色気の喪失が残念。

ハードの良さに頼りすぎ。
曼殊院




●円通寺
「都富士」、比叡山の借景と規模の割りに
相当幅広な枯山水が見事なお寺。
完成度の高さと貫かれた美学に、
素人のオレでもドキっとするレベル。
円通寺




このコダワリは脈々と続いてるのか、
僧侶の寺紹介テープが流れるんだけど、
そのテープからにじみ出るコダワリと、
時代の流れに妥協せざるを得ないことの
ボヤキが、妙にカワイクて印象に残る。

付近の開発で騒音が聞こえてしまうのは
確かに興ざめだが、このテープも結構
頻度高く回るのは、ちょっと考えた
方がいいと思う。

もうちょい蝉の声と風の音を聞かせておくれ。


京都のお寺は約1600、神社は400と、
計2000もある神社仏閣。

こんだけ気合入れても、やっと1/100クリアですか。
深過ぎるぜ、京都。 → blogランキング


kyah2004 at 23:20│Comments(4)TrackBack(0)京都2007 | Pic.

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この記事へのコメント

1. Posted by 豆奴   2007年08月24日 22:18
うわー京都にいらしてたんですね

ようこそ、おいでやす

私は京都に住んでるので、いつか是非ぜひ、いらしていただきたいなあと思っていたんですよ

京都楽しんでいただけたようで嬉しく思います

ちなみに、お宿はどちらどしたんどすか

これからもレポ楽しみにしてますぅ
2. Posted by daniella   2007年08月25日 16:11
こんにちは。
デルレイの記事でお世話になりましたdaniellaです。

以前から色々な記事を拝見していて、きっと
kyahさんは京都、お好きじゃないかしら?って
思っていました。

いよいよですね〜。笑
深淵なる世界へ。
普段はコンデジ派の私も京都に行くと一眼が欲しく
なってしまいます。どのお写真も本当に素敵。

この旅程の修行僧状態を見るとお泊りは
ハイアットあたりでしょうか?
私は先日、初俵屋体験をしてきました。
この意見は絶対とは言えないけれど
「本当の日本を知りたければ、いくつもの寺院を
巡るよりも俵屋に泊まる方が早い」というような
意見を聞いたことがあります。
確かに一理あるなと感じました。
とにかく薀蓄述べたくなるお宿なのですよ〜。
kyah様は絶対にストレートにツボだと思いますので
近日中に是非どうぞ。

そうは言ってもまだまだ京都初心者の私。
続きもとっても楽しみです。
3. Posted by kyah朕   2007年08月30日 22:09
豆奴さん、こんばんは

京都は、朝から晩までかけずり回ってました。
宿は入門編で四条烏丸に。

レベルあげて、歴史あるとこ泊まって
みたいですね。次回は、もうちょい
ゆっくりと京の都を味わえるかと。

にしても、その言葉。
美しいな〜
4. Posted by kyah朕   2007年08月30日 22:17
daniellaさん、こんばんは

おおおおーー! あの「俵屋」さんですか。
今回これだけ駆けずり回ってたので、
次回は老舗旅館泊まってみたいなーと、
友人達とも話しておりました。

ボクらは修行僧の身分故、ホテルはアクセスと
コスト重視の四条烏丸ホテル、スタバが1Fに
入ってるとこ。

京都にゆったり遊びに行ける心のゆとりが欲しい〜

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