2009年03月25日
USAのメディア騒動
最近読んで興味深かったのがアメリカのメディアを
騒がせていたという「ジョン・スチュワート対CNBC騒動」
「報道」と「娯楽」の境界線がぶれているテレビメディアが
抱えてる問題は、日本だけじゃなく、USAでも同じなようで．．
USAに住んだことが無いので、TVメディアや番組のポジションが
肌感覚じゃわからないんだけど、3大ネットワークのひとつ、
米NBC系ケーブルテレビの経済ニュース専門チャンネルが「CNBC」。
金融バブルにのっかって過剰な演出で「買え買え！」と市況アドバイスを
垂れ流し続け、バブルを煽動していたことに対し、ジョン・スチュワートの
「The Daily Show」っていうコメディ番組がコテンパンに批判していたらしいんです。
それに対し「CNBC」のコメンテーターが反論しちゃったのね、
「ジョン・スチュワートはコメディアンじゃないか！
彼がやっているのは、バラエティじゃないか！」と。
しかもそのコメンテーターがやってた番組が、
また微妙なヤツだったらしいにもかかわらず．．．
＃ちなみに「The Daily Show」は、基本的にコメディ番組。
制作するテレビ局は「コメディ・チャンネル」で、
公式サイトには「Fake News（にせものニュース）」と
掲げてあるんだそうで。
20世紀システムが疲弊してますね
→ blogランキング＊＊＊
先日紹介したコロンバ、スイーツ番長にも
楽しんでもらいました！ その時のフェスタの
様子は軽くコチラに。
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ここから、「The Daily Show」の猛反撃が連日続いて、
Tweet
ここから、「The Daily Show」の猛反撃が連日続いて、
この反論してきたコメンテーターや、「CNBC」、NBCを
笑い飛ばしながら痛烈な批判をエスカレートさせていったんですって。
『 「いったいどっちがバラエティなのか」、「自分たちは真実を伝える
ふりをして、いい加減な予想をまことしやかに垂れ流すな」と。
CNBCとコメンテーターたちがいかにウォール街に都合のいいことばかりを
繰り返していたか、金融機関がありえないレバレッジをかけたマネーゲームに
狂奔しているか知りながら市場への信頼を訴えていたか、それでいかに金融の
専門家ではない視聴者が不利益をこうむったか、辛辣にこき下ろし続けた。 』
国民的なテレビ・パーソナリティ同士が、メディアを介して連日バトル繰り広げた展開は、
いよいよ番組上で直接対決になったらしいんだけど．．．
ボクの筆力じゃ、この面白さを伝えるのは限界があるので、
この結果は元のニュースを読むのをおすすめします。
で、こっからがまた興味深いんだけど、アメリカ国民の怒りやガックリのポイントが
日本とあんま変わんないのね。中川さんの事件みたいのを通じて、”日本のメディアは
ダメじゃ！”みたいなバッシングもあったけど、ワリと今のメディアの限界というか
課題って共通なんだなと思った。
で、その視聴者の反応ってのは、怒りと嘆きが半々。
『まっとうな報道機関がいい加減な番組を大量生産し、企業の実状を知る立場だったのに、
企業の言い分をそのまま流しまう「なあなあ」の姿勢で、視聴者をミスリードしてきたこと。そしてそのことを批判するのが「報道のプロ」ではなく、「バラエティ番組を司会するコメディアン」だったっていうこと。』
んー、根は深い。
広告や視聴料で収益をあげている今のモデルじゃ、
番組のショーアップ化は避けられないと思うし、
影響力が強い企業（言い換えればクライアント）の
ことを、確たる根拠無く辛らつにこき下ろすのは
難しいしなぁ。
てーなるとＮＨＫ？ 中川さんのときに、NHKだけでも
国民にとって真摯な対応とってくれれば、見方も
変わったんだけどさ。 そりゃ、ムリか。
営業と編集の分立は、一流のメディアの基本だろうけど、
でっかいニュースのネタもまたパワーある企業が持ってたり
するんだよね。なので、「なぁなぁ」なのは、ある程度わかる。
わかるってのは、共感って意味じゃなくて、
哀しいけど理解できるって意味でね。
メディアの周辺にいる人は、多かれ少なかれ
問題があるのを認識しながらも、既得権益に
縛られたシステムを、内から変えてくのは難しい。
それを変えるのは環境の変化や時代の波だと思うけど、
案外次の次くらいに、予想以上のグランドスウェルが
迫ってるかもよ。
またまた「粋然荘」行ってきました。
日常のいいアクセントになりますな。→ blogランキング
笑い飛ばしながら痛烈な批判をエスカレートさせていったんですって。
『 「いったいどっちがバラエティなのか」、「自分たちは真実を伝える
ふりをして、いい加減な予想をまことしやかに垂れ流すな」と。
CNBCとコメンテーターたちがいかにウォール街に都合のいいことばかりを
繰り返していたか、金融機関がありえないレバレッジをかけたマネーゲームに
狂奔しているか知りながら市場への信頼を訴えていたか、それでいかに金融の
専門家ではない視聴者が不利益をこうむったか、辛辣にこき下ろし続けた。 』
国民的なテレビ・パーソナリティ同士が、メディアを介して連日バトル繰り広げた展開は、
いよいよ番組上で直接対決になったらしいんだけど．．．
ボクの筆力じゃ、この面白さを伝えるのは限界があるので、
この結果は元のニュースを読むのをおすすめします。
で、こっからがまた興味深いんだけど、アメリカ国民の怒りやガックリのポイントが
日本とあんま変わんないのね。中川さんの事件みたいのを通じて、”日本のメディアは
ダメじゃ！”みたいなバッシングもあったけど、ワリと今のメディアの限界というか
課題って共通なんだなと思った。
で、その視聴者の反応ってのは、怒りと嘆きが半々。
『まっとうな報道機関がいい加減な番組を大量生産し、企業の実状を知る立場だったのに、
企業の言い分をそのまま流しまう「なあなあ」の姿勢で、視聴者をミスリードしてきたこと。そしてそのことを批判するのが「報道のプロ」ではなく、「バラエティ番組を司会するコメディアン」だったっていうこと。』
んー、根は深い。
広告や視聴料で収益をあげている今のモデルじゃ、
番組のショーアップ化は避けられないと思うし、
影響力が強い企業（言い換えればクライアント）の
ことを、確たる根拠無く辛らつにこき下ろすのは
難しいしなぁ。
てーなるとＮＨＫ？ 中川さんのときに、NHKだけでも
国民にとって真摯な対応とってくれれば、見方も
変わったんだけどさ。 そりゃ、ムリか。
営業と編集の分立は、一流のメディアの基本だろうけど、
でっかいニュースのネタもまたパワーある企業が持ってたり
するんだよね。なので、「なぁなぁ」なのは、ある程度わかる。
わかるってのは、共感って意味じゃなくて、
哀しいけど理解できるって意味でね。
メディアの周辺にいる人は、多かれ少なかれ
問題があるのを認識しながらも、既得権益に
縛られたシステムを、内から変えてくのは難しい。
それを変えるのは環境の変化や時代の波だと思うけど、
案外次の次くらいに、予想以上のグランドスウェルが
迫ってるかもよ。
またまた「粋然荘」行ってきました。
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