2010年01月03日

柊家旅館 (京都) 日本のおもてなし

0101-1掛け軸

子供の頃は、オトナってなんでも
できちゃうモンなのかと思って見てたけど、
いざ自分がその立場になってみると、
人生はチャレンジの連続で、出来ないこと
慣れない事への無限の挑戦ってことに
気付いていく。


だからって、そんなループを重く受けとめてばかり
いるのもアレなんで、たまには自分の憧れ的な
ご褒美を体験させてあげてるんです。


でないと、新しいことをしよう!というモチベーションすら
あがらずに、息が詰まっちまうんすよ。ボクの場合。
0101-5洗面所





後になったら、たいしたこと無いことでも
初めは、色々ドキドキしたりすんじゃないっすか。

車の免許だって、最初に教習所行くときは
「いったい、ナニすんの?」とちょっとドキったし、
最初の海外(独りでホームステイ)は、
「生活できんの、オレ?」と不安だったし、
ファインダイニングに行きなれてない頃は、
「どうやって振舞うんじゃい?」と、色々
いらんことを妄想してたもんです。
0101-6しょうじ









結婚してからは、憧れだった大人イベントを、
まりえと一緒にやっていくことが増えて、
たとえば、コートダジュールでのヴァカンスだったり、
サンジェルマン・デ・プレでのBerlutiの買い物だったり、
パリ ミシュラン三ツ星でのディナーだったり、
地中海のクルージングだったり、日本料亭の貸切だったり...


文字だけ並べると、お気楽バカ夫婦みたいだって
思うだろうけど(ま、実際その通りなんですが)、
ただ、それなりに楽しむためには無防備だと
充分に楽しむことができず、事前に綿密な情報収集
が必要だったりだったり、タフなネゴが必要だったり、
大人の教養を求められたりと、それなりに、
裏側では必死なこともあるんです。



そんな大人LESSONシリーズの一環で、
今回は京都 御三家旅館“柊屋旅館”へ。
昔は、人力車がそのまま入れたという
ワイドな間口のエントランス。
0101-2入口






まー、ぶっちゃけ憧れの"柊家”さんなんで、京都駅から
タクシー乗って、運転手さんに行き先告げる段階から
楽しいです。チェックインの前に荷物を預けながら
お茶を一杯頂く。かなり歴史を感じつつも、丁寧に
手が行き届いている玄関。

従業員の対応は慇懃になりすぎず、ほどよい距離感。
先回り具合も嫌味じゃない。さりげなさの裏に
積み重ねられてきた誇りと自信。オレがちと固いw
0101-3玄関







京都観光をしてから、夕方に旅館へ戻りチェック・イン。
旧館はいわゆる伝統的な旅館の佇まい、クラシックな日本。
同じ敷地内の新館は、モダンなエッセンスも組み込まれた
スタイルらしいんだけど、今回は古いタイプの部屋に泊まりたくて旧館へ。
0101-4苔







部屋に入ると、すぐにお茶菓子とお抹茶が出てきて、
旅館のくつろぎモードに身を預けられる。


このクラスの旅館なので、部屋付きの仲居さんがいるから
お願いや質問がしやすいのは当然として、従業員同士の
連携が早く的確なのは、一見気づかないけど快適。

旅館自体がひとつの生命体みたくゲストをシームレスに
サポートしてくれるので、ボクらは一言リクエストを
発するだけで、様々なセクションが裏で迅速に動き、
臨機応変に素早くレスポンスを返してくれる。
0101-7お茶菓子





ヨーロッパのシャトーホテルのような華美さは無いですが、
ゲストに合わせて変化する職人的なサービスの質というのは、
安定感があり、旅館に対する愛着が湧いてくる。

日本人の旅館との距離感と、フランス人のオーベルジュに
対する距離感ってどう違うんだろ? 気になる。


ま、日本人のボク的には、次も柊家さんにするか、
それとも向かいの俵屋さんにするか。そっちの
悩みの方がリアルだが。



柊家旅館
075-221-1136
京都市中京区麸屋町姉小路上る中白山町277
http://www.hiiragiya.co.jp/ja/



実家での初釜を終え、やっとほんのり正月気分な
オレですが、仕事は明日からスタート。
なんだか、あんまし休んだ気がしないなぁ、今年は。→ 人気ブログランキングへ



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玄関をあがって、すぐのところにある客間。
軽くお茶を飲んだり、タクシー待ちなんかの
時に使っていた。
0101-10ロビー







旧館の一角。こういった木の細工に和む。
古い建物ですが、部屋のエアコンはビルトイン。
日本の美を一発で台無しにするような
近代家電は、さりげなく目立たないように
心配りがしてあります。
0101-11廊下







なんじゃ、この扇状の竹仕掛けは?と思ったら、
単に目隠しなのね。なんか、雪対策とか思っちった。
深読みしすぎ、オレw
0101-12目隠し







床の間の飾りです。

床の間から話は飛びますが、旧館には家族風呂があって、
1つは漆塗りの黒い板壁で、浴槽も檜を組み合わせた
なんていうのかな、リラクゼーションバスみたいな
形状になっている。その空間自体惚れるんですが、
浴槽の頭の部分の丸みを帯びた削りとか、完璧に
掃除が行き届いた空間とか、職人気質な仕事ぶりが
「気持ちいい!」って感覚の裏で、軽く感動を与えてくれる。
0101-13飾










部屋のコーナーには、こんな屏風絵が。
こういうの含め、海外からのお客さんとか喜ぶよなぁ...
日本人のボクからしても、中々触れる機会の少ない
伝統的な日本が残されている貴重な空間だし。
0101-14屏風








部屋の窓からは、紅葉の余韻が楽しめた。
もちろんテーブルの下はホットカーペット。
0101-15窓








そういえば、部屋は禁煙ってワケじゃないんだけど、
全くタバコを吸っていた気配が感じられない。どうしても
喫煙室って、タバコのあの感じが少し残ってること多いし、
古い建物だと尚更だと思うんだけど。
0101-16残り







チェックインの際に出てきたお茶菓子は、こちら。
見た目、ハードタイプのお菓子かと思いきや、
意外にしんなりした口当たりがサプライズ。
お茶のお盆にも柊の模様が入っているんですよね。
0101-17お茶菓子







お抹茶は結構量が多く温度も熱め。
ゆっくり飲んでくださいってメッセージ
なんでしょう。
0101-17p抹茶






お抹茶を飲み終えると、すぐにお茶が出されるんですが、
温度や甘さが出るタイミングによって変わります。
0101-18お茶







女将さんが部屋に挨拶にいらした時に、
「今日はボクの誕生日で、妻からの祝いなんです」と
話をしてたら、翌朝だったっけな、記念品をいただいちゃいました。
0101-19箸







チェックアウトの時は、大女将、女将さん、
担当の仲居さんなど5,6人が見送りに並ぶ。
0101-20バッグ




ホテルのサービスに関しては、タイのThe Oriental Bangkokが、
これまでの中で圧倒的に印象深かったですが、日本が誇る京都の
老舗旅館も、さりげない職人ぶりが見事でした。



次回はもっと色んな我侭言ってみたいなと思わせるような
深い懐を持った旅館だし、親の祝いとかで連れて行ったら喜びそう。
母は、子供の頃から来てたとか行ってたし、オヤジとも来たこと
あるみたいだから。いいんじゃねーかなと。 → 人気ブログランキングへ

柊家 (京料理 / 京都市役所前、烏丸御池、三条)
★★★★ 4.5



kyah2004 at 13:10│Comments(2)TrackBack(0)京都 2009 | HOTEL

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この記事へのコメント

1. Posted by Mic   2010年01月04日 19:50
行ったんですね、

俺も15年位前にお袋連れて行きました。

自分は当時アメリカ人だったんで、あの雰囲氣にぶっ飛ばされたのをよく覚えています。

アメリカからいきなり京都に飛んで、あの旅館に入った時の衝撃はバックトゥーザフューチャーのマイケル J フォックスでしたね
2. Posted by kyah   2010年01月12日 21:40
Micさん、こんばんは

その衝撃度たるや凄いものなんでしょうね。
久々にBTFも見てみたいなぁ

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