2010年05月19日

小松弥助 (金沢) 79歳の鮨舞台

0518-1小松弥助


金沢にありながら、全国区の有名店。
鮨というジャンルに限らず、多くの料理人が
憧れるという『小松弥助』。


波乱万丈の人生を送ってきたご主人の
”鮨に対する愛” ”ヒトに対する愛”が素朴な店内には溢れている。
そのせいか、初めての訪問なのに、既に何度も訪れているような
錯覚を覚えるんすよね、なんなのかなぁ、この包容力。


鮨の味や、鮨を握る所作の美しさは、もちろん強く記憶に
残っているけど、一番心に焼き付いているのは、弥助さんの"目"かな。
0518-3小松弥助





自分の経験値から、自然とイタリアンやフレンチとの比較に
なるんだけど、あのライブ感は、なかなか他の国の料理に無いよね。
屋台やBBQのようなB級でのライブ感とは違った、一種独特の
雰囲気で、カウンターの中は、さながら舞台みたい。

これまで、そんなにカウンターが舞台だなんて意識したこと
なかったけど、そう感じたのは『小松弥助』だからかも。



最近、やっと一人鮨をするようになったくらいのボクなので、
味についてわかった風なことをあれこれ語ってもしゃーないので、
全体を通して感じたこと。


鮨は、地道な仕事の上に、大胆な演出をかぶせてくるので、
玄人向けってワケじゃなく、ボクらみたいな経験値浅めの客でも
充分に楽しむことが出来ると思う。

独特のフワッと感が印象的で、最初に握ってもらった
イカで、「おおぉお!」ってインパクトが忘れられなかった。
なので、おまかせを一通り食べた後は、〆でもイカを
握ってもらって、今回の加賀の旅を閉じることにしたんです。
0518-2小松弥助




料金は、お酒飲んで、おまかせちょっと握ってもらって
15000円くらい。そのため、銀座の最高級の鮨屋ほど
ネタは飛びぬけてるワケじゃないですが、「旬のブリでも
納得いくものが無かったら出さない」と言っているように、
ご主人のフィルターが、しっかりとかけられたモノだけが
出てきます。


79歳というご高齢なんだけど、こっちが圧倒されるくらい
エネルギッシュ。人に魅せられる鮨屋、いや料理店って
リピりたくなる本質が詰まってるなと。



小松弥助
076-261-6809
石川県金沢市池田町二番丁21-1 アパホテル 1F
営業時間:昼のみ(夕方まで L.O 15:00頃?)
定休日 水曜・木曜




帰り際、ちんたら車出して、店の前を通ったら
おかみさんが、両手でぴょんぴょん跳ねながら
見送ってくれるんすよ。

ありゃ、加賀に惚れますって。
目に汗がにじみました。 → 人気ブログランキングへ



***************



APAホテルの1Fというから、駅前の立派なヤツかと
思ったら繁華街からちょっと外れた、結構古めのホテルに
入っている。油断してたら、あっち行っちゃったかも。
全国的に有名なお店だけに、ちょっと想定外で。

ホテルの外観よろしく、店内の雰囲気も、銀座の
高額店(殆ど行ったこと無いけど)のような感じではなく、
ワリとその辺にある、町のお寿司屋さん的な雰囲気。
のれんをくぐると、ご主人から名前を呼ばれて、
「待ってたよ〜」と温かく出迎えを受ける。

超有名店で、伝説になりつつある鮨職人だけに、
ちょいと緊張したりしてたんですが、一気に心が
ほぐれましたね。


この辺は、紹介してくれたOさんの力が大きいと
思うんだけど、ワカゾー組だけに、おかみさん含め
めっちゃ家庭的な対応っていうのは、ほんと
嬉しかったなぁ...途中から、ここが金沢であることを
忘れて、東京みたいな気分になっちゃったし。


そんな感じでカウンターの正面に座り、ひと通り
挨拶を済ませるとぶつ切りの鮑の煮込みがやってきた。
0518-10小松弥助





『小松弥助』に来るために、この旅を企画したと
言っても大げさじゃないクライマックス。
美味しいだけじゃなく、ほんと楽しかったなぁ....
3日間の加賀の楽しい時間が、目の前の握りに凝縮されていく。

"この時間が終わらないで!!”と祈った1時間、
握りは、覚えてるだけで、ザックリこんな感じ。
出てきた順番も、なんとなくレベル。



・イカ 
シャリもネタも空気のフワッと感が衝撃。



・炙りトロ 
ネタがドカンと大胆系。 トロのひとり勝ちかと
思いきや、シャリとのバランスもいいっすね。
0518-11小松弥助





・エビ 基本的に、日本海側のエビは愛してる




・貝が苦手のヨシタカも美味いと。
これで、貝嫌いが直るキッカケに
なるといいんだけど。
0518-12小松弥助





・ヅケマグロ  
力強くマグロを感じられる握り。
口の中では、ワリと暴れずにどちらかというと
ツルっとしてて、シャリに馴染む感じ
0518-13小松弥助







・白身 
確か鯛だったと思う、直接手渡しされて
そのまま口に放り込んだんだけど、その温度が
口の中で非常に心地良かったのを覚えている。







・バイ貝 
あの歯ごたえと、口の中に広がる磯のイメージは
小松弥助を象徴する握りですね。バイ貝を噛みしめる
たびに、耳の中に響いていた音を思い出す。
0518-14小松弥助






握りのときに、水を切る仕草とか美しかったなぁ..
0518-15小松弥助







・づけとウニの山かけ丼
一体化して口に入れた時が、
やっぱ一番美味しいかも。
0510-42加賀





・ネギトロ巻 
まぐろを贅沢にワッサワッサ包丁で
切ってて、何が出てくるのかなぁと
思ったら、ネギトロだった。
0518-20小松弥助



ネギトロはうめーし、シャリとは抜群の
バランスだし、海苔が超ウメーし...
10本くらい食えますね、マジで。





・づけと山芋に このわたを合わせたつまみ
づけって、ワリとこのわたに合うんですね。
というか、そういうバランスの味付けに
されているんでしょうけど。
0518-16小松弥助





・鰻の巻物 
あっつアツのうなぎを、ご主人が
楽しそうに巻いていく。
これまた、ネギトロ同様に
海苔がうまい。うなぎの脂と
味の我侭さを包み込む包容力




・アナゴ 
葉っぱと一緒に蒸したあなごを
塩でストレートにいただきます。
0518-17小松弥助



0518-18小松弥助




このあと、お好みで2貫ほど


・炙りトロ
0510-0加賀





・イカのウニのせ
イカのフワっと感は健在のまま、
アフターでウニの余韻が贅沢に残る。
0518-19小松弥助









なんか、G.Wの『小松弥助』が、はるか昔の
ような気がする。たった、10日くらい前の話なんだけどね。
旅の記憶は、東京の日常と異質なためか、
帰ってくると早々にパッケージ化されてアーカイブ
されちゃうんだよねー、もっと余韻が楽しみたいのに。 → 人気ブログランキングへ


追伸:仲間達へ オレが忘れてるネタあったら連絡求む



kyah2004 at 23:37│Comments(5)TrackBack(0)日本料理 | 金沢 2010

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この記事へのコメント

1. Posted by 名古屋ポン   2010年05月20日 04:59
初コメです。

キャーさんの謙虚な文面に共感がもてます。

これからもグルメ記事楽しみにしてま〜す!!

本当の?グルメになってくださいネ。
2. Posted by D   2010年05月20日 14:01
素晴らしいレポートありがとうございます。大将、森田さんのお人柄で何倍にも美味しく感じる鮨ですね。お元気なうちにまたお邪魔したいです。


3. Posted by kyah   2010年07月21日 23:30
名古屋ポンさん、こんばんは

ハイ! いつかホンモノのグルメな男に
なれればと思っています。

道は長そうですがw
4. Posted by kyah2004   2010年07月21日 23:32
Dさん、こんばんは

大将のお人柄か、あれから2ヶ月以上立っても
森田さんの印象は鮮やかなままです。

ボクも、またリピりたいです!
5. Posted by kyah   2010年07月21日 23:32
Dさん、こんばんは

大将のお人柄か、あれから2ヶ月以上立っても
森田さんの印象は鮮やかなままです。

ボクも、またリピりたいです!

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