2011年08月07日

おくのほそ道 2011夏

0806-1奥の細道

俳聖 松尾芭蕉が元禄2年(1689年5月)に江戸を出発し
東北・北陸 2400kmを約150日間かけて巡った紀行文集
「おくのほそ道」



みなさんご存知のこのあたりの俳句は、
大人になって改めてきくと、背筋に
はしるものがありますね…美しい。

「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」
「夏草や 兵どもが 夢の跡」
「五月雨の 降り残してや 光堂」




この舞台となった場所が見たくて、
ボランティアに行った後、しばらく
東北の中を飛び回ってました。 


ちなみに、TOPの写真は「閑さや....」の詠まれた
通称 山寺で知られる「立石寺」。ある意味天空の城で、
舞台のようになっている五大堂からは、風の谷を
眺めることが出来る。

ここは山形県なんだけど、仙台からワリかし近くて、
拠点にしていた作並温泉からも20分くらいで着くかな。
0806-2奥の細道








テレビでは、繰り返し繰り返し悲惨なシーンが
流されていたので、どんだけ町の機能が停止して
いるんだろう…と恐る恐る向かったんですが、
観光客が普通に行ける範囲では、表面上
何事もなかったかのように見えます。
0806-7奥の細道





特に仙台駅は、東北の復興拠点となっているため、
日本全国から人が集まっており、ホテルやレストランは、
被災前よりも賑わってると聞きます。
0806-3奥の細道
(仔虎 米沢牛の焼肉店)




なので、東北への直接貢献を考えると、既にかなりの
ヒトが集まっている仙台だけじゃなく、盛岡とか
他の都市に足を伸ばすのもいいんじゃないかなと。

仙台からアクセスしやすい観光スポットとすると、
松島、蔵王、平泉、山寺などなど魅力的な場所が
結構あるんすよね。


世界遺産に最近登録された平泉の中尊寺なんて、
あまりに人が多くて、昔来た時と全然違うイメージ。
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ただ、平泉も中尊寺周りはヒトが溢れてるけど、
一歩離れるとヒトもまばらになっちゃうんだよね。
見ごたえあるお寺や渓谷も多いので、次回来るなら
1泊必要だなーと。時間が無くて猊鼻渓まで回りきれ
なかったのが残念。
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仙台から30分ちょいの作並には、温泉のほか
ニッカのウィスキー蒸留所があり、見学も出来る。
非売品のシングルカスクなんかも試飲できたり。
0806-6奥の細道




思った以上にたっくさんの見所がある東北エリア。
つづきで、もう少し詳しく紹介させていただきますね。
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まずは今、最も旬な平泉。
ボランティアの翌日、早起きして
仙台から向かいました。

朝ごはんはおにぎりくらいだったので、
着いた頃にはお腹がすいてきたなと。
とりあえず駅前のわんこそば屋さんで腹ごしらえ。
はじめてのわんこそばだったんですが…
0806-11奥の細道
(駅前芭蕉館)

世界遺産の町になったので、もうちょい
メシが充実してくれると嬉しいなァ。




食後はレンタサイクルを借りて平泉を回る。
電動アシストで3時間600円くらいだったかな。
バスかタクシーもあるんだけど、自分のペース
で動きたいヒトには、ダイエットも兼ねて
チャリ移動がおすすめ。

あんまし知られていないですが(ボクも知らなかったけど)
平泉は中尊寺以外にも見どころが多く、ここは義経最期の地と
言われている「高舘・義経堂」。

「夏くさや 兵どもが 夢の跡」は、
ここで詠まれた句なんですよね。
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中尊寺って、こんなに山の上だっけってくらいデカい。
山ひとつ分 お寺なんすね。金色堂に辿り着く前に
こんなに距離あったっけ…記憶の5倍以上あったな。
杉の大きさも半端ない。奥州藤原家の力 魅せてくれます。
0806-13奥の細道




金色堂に辿り着く前に、たくさんお堂があるんだけど
緑がヤケに美しい、なんか新緑の頃のような瑞々しさを感じた。
0806-31奥の細道




ちょっと、チャラそうであんまし言いたくないんですが、
この旅で一番感動したのが、やはり金色堂なんすよね。
どんだけ成金趣味なのよ…って見る前は思うんですが、
細工の美しさとか半端ないし、金箔といってもタイとは
違う感じで、やけに"雅"なんですよ。






チャリのレンタル屋で「逆風でキツんじゃないですか?」と
心配された「達谷の窟 毘沙門堂」。駅から5kmくらいかな。
走って30分の距離だから、20分あれば余裕だろうと気合で
向かったんですが、ここは行って良かった!!!

本堂の中に入ると厳かな雰囲気なんですが、天井を
見上げると岩だったりするんですよね。ココは、
人も少なく、かなり空間とシンクロできますね。
中尊寺で人に揉まれた後に、心を鎮めるには最適。
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チャリのおかげで思ったよりも早くまわれたので、
庭園が有名な毛越寺も寄ってきた。池が美しい。
駅前のこじんまりした雰囲気からは、想像も
つかない高い文化力を誇る平泉。
0806-15奥の細道


休日は、仙台からだと2500円の周遊パックとかあるので、
時間があるヒトはそんなの使うのもアリですよ。ローカル線の
旅も面白いんで(1.5h〜2hくらい)。時間ない人は新幹線使えば
仙台から一関まで1時間くらい。自身にあった観光スタイルで。







観光のベースは、仙台から30分ちょいの作並温泉「岩崎旅館

この200段以上の階段を降りていくと、渓流が真横を流れている
露天風呂があるんです。ここで早朝、寝起きの頭をクリアに
させていくのが、なんとも贅沢なんすよ。天気や気温、起きた
時間から今日は何しよっかな、何食べようかな…って、いくつも
シミュレーションするんです。
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横を流れている渓流は、仙台市内を横切るあの広瀬川。
こんな小さなせせらぎが、あんな大きな流れになるんですね。
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岩崎旅館からは、駅までシャトルバスが出てるんだけど、
お願いすれば、ニッカ宮城峡蒸留所まで乗せて行って
もらえるみたい。定期的に蒸留所見学ツアーをやって
いて、見学工程が見せてもらえる上に、ウィスキーの
試飲まで出来るんですよね。市場に流通してない
シングルカスクも試飲できるんだぜ、メチャ愉しい。
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さっきも紹介した山寺「立石寺」、1000段以上の階段を
登らなければたどり着けない別世界が待っています。
この剥き出しの岩肌が景色に艶っぽさを加えてくれるんですよね。

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“蝉の声”が”岩にしみ入る”なんて、ほんと良く浮かんでくるなァ…
さすが俳聖と呼ばれている芭蕉、言葉の使い方が美し過ぎる。
五大堂から眺める風の谷が、本当に気持ちいい。メーヴェが
あったら、飛べそうな気がする。
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こちらは、山寺とは逆方面。仙石線で仙台から30分ちょいの松島。
言わずと知れた日本三景のひとつ。震災の傷跡が、まだあちこちに
見えるけど、観光客の受け入れ態勢は整っている。

昔、来た時も思ったけど、遊覧船からの景色って、
あんま刺さらないんすよね。大味かもしれないけど、
海からの景色はベトナムのハロン湾とかの方が、
ドーンってくるんですよ。たぶん、ボクは天気の
いい日に松島湾を上から眺めてるのがあっているんだと思う。
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松島っていうと、どうしても島に目がイキがちなんですが、
お寺も充実していて国宝の瑞巌寺とかあるんですよ。ただ、
今は大規模な修復工事をしていていたんで、瑞巌寺の横にある
庭が綺麗な円通院に。ここは、他の観光客も居なくて貸切状態。
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さて、今ちょうど七夕祭りをしている仙台の様子がコチラ。
ここは、観光客が見る限り、全くの日常を取り戻して
いるように見えます。
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上から眺めるとこんな感じ。
仙台駅直結のAER(アエル)の30F展望テラスから
街の様子を眺めることが出来る。激酔っ払って
いったせいで、記憶はめちゃあやふやなんですが…
0806-30奥の細道





ベタですが、仙台に行ったらハズせませんね、牛タン。
ボクがお邪魔したのは有名な「利休」。西口本店では
夏休み用のセットメニューが2000円くらいで楽しめるんだけど、
牛タンだけじゃなくて、トマト煮、牛刺、シチューなどなど、
いろんなモノが楽しめてメチャお得。
行きたい店がたくさん入っているハーブ仙台ビルは観光客の味方です。
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食事も牛たんだけじゃなく、バラエティが豊富。こちらは、
三陸の海の幸と鶏の半羽焼が有名な国分町の「地雷也」。
ボランティア作業の夜で疲れていたせいか、さすがに
酒が回るの早かったァ…半羽焼セットにしたら、
腹いっぱいになり過ぎて、きんき焼が食べられなかった
のが心残り。
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三陸の幸は、だいぶ戻ってきているようで、
すしは、松橋シェフおすすめの仙台駅直結の「すし哲」へ。

握ってくれた職人さんは塩釜の海沿いのマンションに
住んでいて、1F部分はもろに津波をくらっていたりした
そうなんですが、そんな方からも「ボランティアや観光に
来てもらえるのが本当にありがたいんです、ありがとう
ございます」と、逆にパワーもらっちゃいました。


すし哲の本店(塩竈)も2Fの直前まで浸水したらしい
んですが、4月には営業も再開したらしいんです。
ある程度大丈夫そう…って時に見切りで営業を再開
したらしいんですが、そういう勢いがなかったら、
もっともっと再開まで時間がかかっただろうな…と。

なんていうか、日本の現場のパワーって、やっぱ
凄いなと改めて思い知らされました。
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鮨の後、ホテルに帰るまでにもう一杯と寄ってみたバル。

東北なので、札幌並に寒冷地仕様かなと思いきや、
こうしたオープンエアのBARは思った以上に、
あるんですね。駅前の「OGGI DOMANI」は、
平日でもかなりの熱気でしたね。
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牛たんを食べたハーブ仙台ビル内にある
米沢牛の焼肉店「仔虎」。
もう食えね…って
くらい米沢牛いただいて、8000円弱くらい。
生モノも麺類もオーダーできなかったのが心残り。
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どの町に行っても、フレンチは行きたくなるので、
もちろん仙台でもオジャマしてきました。片平の
あたりにあるモダンな「プレジール」。

ここさ、1850円くらいでアミューズ、前菜、スープ、
メイン、デセール、カフェまで楽しめるんだけど、
どれもクオリティ高いんですよね。ちょっとCPが
異常すぎてアガりまくりでした。お店の雰囲気も
いいし、仙台に寄ったら必訪ポイントかと。
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駅から離れている片平ですが、徒歩圏内には広瀬川を
見下ろすことができるアトリエカフェ「モーツァルト」
とかあるし、散歩にはめっちゃ向いてます。
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食事に関しては、仙台在住のケロさんに色々教えてもらえたので
想定以上に愉しむことが出来ました、ホントありがとうございました!!




上の「モーツァルト」から徒歩圏内にある伊達家の公霊屋「瑞鳳殿」
ここはこじんまりした山の山頂にあるんですが、アプローチの杉並木も
荘厳な雰囲気だし、この色使いもなんとも”伊達”。戦争で消失する前は
国宝だったそうで。
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さきほどのカフェ「モーツァルト」の目の前は東北大学の片平キャンパス。
クラシックな建物が多いせいか、学生の間を散歩していると、タイムスリップ
したかのような、なんとも懐かしい気分に浸れます。
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真昼間にアヤシゲな格好のオッサンがふらついていて、
失礼いたしました!! しかも酔っ払いでw
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片平のキャンパスから、すぐ近くにはずんだ餅がイートインで
楽しめる「村上屋餅店」がある、ここの"づんだ餅"は、ほんと
美味しかった。
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駆け足の紹介になってしまいましたが、
魅力的な観光スポットがいっぱいの東北。
ある意味、行くだけでボランティアなので、
夏休みの選択肢のひとつに加えてみるのは
いかがでしょう?
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この記事へのコメント

1. Posted by 仙台在住の者   2011年08月09日 00:15
さすが!押さえるとこ押さえてますね。

お鮨だけはもっと良いとこが他にあるけど。

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