2012年05月09日

倉敷と直島 (岡山) 美学を貫く町

倉敷



札幌で得た教訓から、最近、特に国内の旅では
知り合いが住んでいる土地を目指すことにしています。


もちろん、最初は本屋行ってガイドBOOK眺めますよ。
ただ、「るるぶ」は徹底的にビギナー向けだし、「CREA TRAVELLER」は
セレクト素敵だけど情報量少な過ぎ。すっかり定着した「ことりっぷ」は、
わりとセンスよく情報量も豊富でバランスいいとは思うけど...
でも、これらは当然ながらAWAYの民向けなんすよ。

それに、たとえ いい情報があっても、点(観光ポイント)の
集合体を線にするには、かなりのイマジネーション力が求められる。
生まれついてのニュータープならいざしらず、後天性の強化人間なら
スキルアップまでに、かなりの試練(&投資)が必要です。


凡人資金力のないのボクに、そんなストイックなことは
出来ないので、安易な「カンニング」を選びます。


魅力的な土地があったとしたら、そこに住んでる面白いヒトの
遊びの動線をトレースをさせてもらう。これで、その土地の
本当の遊び方がわかるし、想定外の刺激を受けられる。
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レストランにしても同様。例え同じ店に行ったとしても、AWAYの
一見さんがポテンシャルをフルに引き出すのは至難の業だよね。
可能であれば、現地に住む常連さんの力を借りたいもん。
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ソーシャルメディアによって、自分と近い感性の
ヒトが見つけやすくなったことは事実。
慎重になる必要もあるけど、「このヒトなら...」と
思ってついていく場合、かなりの確立で愉しい時間を
過ごせます。これは、経験上確信していること。

たとえ失敗しても、そんなの笑い飛ばすとして、
思い切って飛び込んでみることで、想定以上のものが
得られたらラッキーじゃん。




今回の岡山訪問は、 まさに上で書いてある
”思い切って飛び込んだ”結果 。倉敷をベースに
友人になったOさんに案内してもらって岡山や
備前まで足を伸ばしたんだけど、ほんと素晴らし
かったー!! ここはOさん推しの直島。
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直島って、ベネッセの地中美術館やベネッセミュージアムは有名で、
多分聞いたことあるってヒトも多いと思います。このあたりの
メジャー施設はそれはそれでサスガの感動レベルなんですが、
町プロジェクトっていう古民家をアートしたり、リノベして
カフェや民宿にしてるエリアが、やけにオモロイんです。

ここもカフェかと思ってのれんくぐったら、驚きの民家だったし。
のれんの向こうの庭もめっちゃカッケーのよ。
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岡山での宿泊は倉敷に。美観地区というエリアは
江戸時代からの街並みや白壁の蔵と運河が
文字通りキレイに保存されていて、散歩して
いてとても愉しい。食事処やおみやげ屋さんが
多いのは想像つくと思うけど、喫茶店もたくさん
あって、朝早くから営業している。

倉敷は、2日目から在住の方Oさんと合流したので、
遊びかたが一気にローカル化していきます。
るるぶな観光は初日に済ませて、と。
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岡山は三名園のひとつ後楽園に。大名庭園らしいスケール感ある
庭園なんだけど、金沢の兼六園と比べると坊ちゃんっぽい
優しげな雰囲気。瀬戸内の気候にもあってますね。
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岡山のクライマックスは、なんといっても備前。
今回アテンドいただいたOさんのお知り合いに
備前の窯元で無形文化遺産の吉本さんって
いう方がいらっしゃったんですよ。
ちょうど、ボクが訪れたタイミングで、お宅にお邪魔
するっていうんで、図々しくも一緒についていっちゃいました。

備前焼って茶色のイメージだったんですが、釜の一部では、
こういったブルーっぽい色にも焼けるんですって。
オレのカメラの腕では、色の微妙な具合が再現できて
いないんだけどいつまでも見ていて飽きない色と形でした。
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Oさんのセンスを感じる抜群のアテンド。
仲間達のわいがや旅とはまた違った、
ヒトの温かさをしみじみと感じる
優しい時間でした。
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 *訪問店リストは、続きの方に





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旅のディティールに触れていきましょうか。

まず、直島。岡山の宇野港から船で30分。
言い方悪いけど、そんな辺鄙な場所に、
こんなお洒落島があるとは。ベネッセの
パトロンな仕事具合が、ハッキリ言って
カッコいい。文化を育てるにはパトロンが必須。
日本の企業は、この”文化”が次世代マネタイズの
キーになることに早く気づくべき。効率化じゃ
台湾、中国には勝てないのよ。

場所はネタバレするから伏せておくけど、
ここからの瀬戸内海の景色が、一番爽快で
印象的でしたね。さすが、有名建築家の遊びだね。
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ベネッセミュージアムは、レストランが和食とイタリアンあるので
食事にも良い感じ。どえらく高いけど、ベネッセホテルも泊まったら
気持ちよさそう。
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これは、さっきも書いた町プロジェクトのエリアにある
古民家カフェ。黒い板壁が続く町並みは、なんとも
癒される気持ちになるのと、そこにうまくモダン・アートを
組み合わせた空間が、絶妙な雰囲気を醸し出してて。
鎌倉あたりで、こういうエリア作ったら、もう週末は
動き取れないだろうね。それくらい、先取りしてる。

コンセプトがコンセプトだけに、この旅の中でも
一番お洒落なヒトに出会った場所でした。
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あいすなお
香川県香川郡直島町761-1
087-892-3830
http://aisunao.jp/







これ、なんの施設だかわかります?
クレイジーな建物ですが、なんと銭湯です。
番台には、ちゃんとおじいとおばあが座っています。
イカれた外観ですが、システムはスムースでセキュリティも
しっかりしてるので、日帰り客でも安心です。
久々に男女の風呂が天井でつながってる
銭湯入ったけど、あれだね、女子の声が聞こえると
壁にのぼりたくなる衝動は抑えられんねw
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直島銭湯「I♥湯」
香川県香川郡直島町2252-2
Tel : 087-892-2626
http://www.naoshimasento.jp/






直島を後にして向かった倉敷。倉敷はIVY(蔦)がシンボルに
なってるらしく、あちこちに蔦の絡んだ良い感じの建物が
あるんです。この喫茶店とか、雰囲気出してるよね~
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美観地区の水路は、ヒトが多すぎず少なすぎず程よい感じ。
昼間と夕方、また夜では雰囲気変わるので、近くに泊まって
ことあるごとに散歩するのがおすすめ。
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美観地区って、水路周りだけかと思いきや、
意外と広がりあって、むしろ水路回りがごく一部。
このエリアは白壁、蔦、黒い板壁など、世界観が
統一されていて、新しい建物も見事に景色に融合してる。
ちゃんと美学が貫かれた観光地なので気持ちいい。
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これだけ、静かに美学を磨いてる町だけに、
お店もさりげなくカッコいい。これ、どう見ても
おばんざい屋さんに見えないですよね?
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どんだけ人生のキャリア積んでるんだろうっていう
年齢不詳の美形ママ(女将さんって感じじゃない)が
お客さんとユルい感じでやりあいながら、サクッと
出す料理のレベルが高いこと。このカニクリームコロッケ、
揚げ加減も良く身はたっぷり。ロイヤルコペンハーゲン
の器で出してくるあたりもニクいよね。
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おばんざい 野の
090-8990-2065
岡山県倉敷市中央1-8-7
http://obansai-nono.com/nono/







後楽園も地元のヒトと一緒に行くと、色々話が
聞けていいっすね。しかも、それが深い教養をベースに
センスまで加わった解説となると、聞いてるだけで心地よく。
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美しい庭園で癒された後は、岡山イタリアンの人気店に。
大満足したことをfacebookにアップしたら、東京のシェフ
から「そこに部下がいるよ!」とコメント入ったり。
ソーシャルランチだw
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イタリア料理 レオーニ
086-255-7772
岡山県岡山市北区絵図町9-40
http://www.restaurant-lionni.com/





備前焼の窯元 吉本さん宅にて。
ここから見ても色気ある茶碗ですが。
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お茶を飲んでいると、徐々にこの朱色が現れるんです。
お抹茶の緑とのコントラストの美しいこと。
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こちらが、この器が焼かれた釜です。
置く場所によって色が変わるんですが、
この青備前は、ごく限られた場所でしか
出ない焼き色なんですよね。
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お宅の前で記念写真を。
雨が降った後だったせいもあって
濃厚な緑が薫る美しい山あいの村でした。
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窯元の近くに日本初の庶民学校「閑谷学校」って
いうのがあるというんで寄ってみたんですが、
山の奥にいきなりこんなスペースが広がるんですよ。
瓦が全部備前焼というなんとも贅沢な建築物。
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夜は、Oさん行きつけのお店で、倉敷の郷土料理を
たーっぷりといただきました。やさしいお出汁の
繊細な料理から、豪華食材の料理まで。こちらの
とらふぐちゃん、黄ニラとの相性抜群でした。
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花柚
086-421-1171
岡山県倉敷市中央2-12-3





食後はもうちょい飲もうと近くのBARへ。
蔦が絡んだ建物の2F、扉を開けると
大ぶりの桜の枝が張った、オーセン
ティックな空間が待ってました。
雰囲気良かったし、モヒート美味しかったなぁ‥
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ONODA BAR            
086-427-3882
岡山県倉敷市鶴形1-2-2
http://www.onodabar.jp/





なんか、もっと書きたいことがあるんだけど、
うまく書けないな…色んな想いは消化するまで
時間がかかるので、おいおい書いていきますね。

また、必ずお邪魔します!
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この記事へのコメント

1. Posted by にゃん姉   2012年05月12日 01:36
故郷倉敷・・・
暫く帰れてないので、
この記事を読んでお里帰りした気分になりました♪
知らないお店も随分増えてるし、、
懐かしい景色も、、^^
3. Posted by cheap toms   2013年05月09日 09:07
Your article is simple and artistic conception, like your writing style, I hope the next time I will have an opportunity to…

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