2014年10月13日

Piere (香港) ビクトリー湾を睥睨するガストロノミー

0914Pierre3月-00

今は、デモで世界の注目を集めちゃてる香港ですが、
ご存知の通り普段は東京よりも平和な国際都市。

広東料理の美味しさは言うに及ばずですが、日本ほど数は
多くないものの、世界トップクラスのフレンチを食べること
だってちゃんと出来るんですよね。

ここ『Pierre』はミシュラン二つ星のガストロノミー。
その名の通り、ピエール・ガニェールの香港の拠点です。

マンダリンオリエンタルの最上階に位置しており、
インテリアはシンプルモダンでありがなら、存分に
ラグジュアリーさを感じさせる上質な仕立て。
0914Pierre3月-2



ビクトリア湾が全面に広がるロケーションというのも
香港らしい魅力を放っています。

マンダリンとしてはランドマークの方の『Amber』と共に
2つのミシュラン二つ星を擁しているわけで、フラッグシップ
としてのプライドが、ひしひしと伝わってきますね。
0914Pierre3月-16





料理は、香港に居ることを全く感じさせない
時差ゼロの『ピエール・ガニェール』。
「ちょっとくらい香港のエッセンスを取り入れた
遊びがあっても面白いかも」と観光客なオレなんかは
感じてしまうくらい、徹底してパリでした。
0914Pierre3月-34





こちらの厨房を任されているのがシェフのジャン・ドゥニ氏
スンゲーでかいシェフで、握手をした時の分厚い手が印象的でした。
0914Pierre3月-35






日本からの観光客の視点から言うと、フレンチマニアか
現地駐在でも無い限りは、中々選択肢に入るとは思えませんが、
住民視点からいうと、ここまで現地パリを感じさせてくれる
ガストロノミーが、香港にあってくれるのは嬉しいでしょうね。
0914Pierre3月-41






観光都市のニーズからすれば、やはり広東料理の店が圧倒的に
メインなわけで、こうしたポジションのお店は世界から集まって
きた優秀なバンカーをはじめとする香港住民のためなんだろうな、と
感じた次第。実際にそうなのかどうかは聞いてないのでわかんないですけど。
0914Pierre3月-45





どんなオフィシルな場にいようが、ワインを注入したら
間違いなく睡魔が降臨してくるわけで...、こちらでも
ゼログラビティかまして香港スタッフを驚かせて
しまいました(泣)。ちょうどピークが鹿のメインを
いただく前後くらいだったようで。メインの写真は
9割がブレブレでした。必死で抵抗したんスけどね(;´д`)トホホ…
0914Pierre3月-51





いつものように、多少浮遊しても、一旦重力を感じたら、そっからは
全くなにごともなかったように復活するワケで、チーズ以降の記憶は
完全にクリア。マルメロのペーストを添えたコンテチーズとか、見事な
挿し込み加減でしたね。いつもはフロマージュは「お腹いっぱいです」と
なりがちなボクもぺろっと食べてしまったり。
0914Pierre3月-62






ピエール・ガニェールのデセール攻勢は有名ですが、
ここでも変わらず5皿くらいやってきました。
ん、もっとだったかな。様々アプローチで手を変え
品を変えてやってくるんで、さっきまで「腹いっぱいじゃ...」と
唸っていたのが嘘のように臨戦態勢に。
0914Pierre3月-68






これでも写真絞ってあるんだけど、ほんと次々に出てくるのよね。
0914Pierre3月-76




充分 伝わってるかと思うけど、ホントに素晴らしいディナーでした。
こういう食をいただくと、香港っていわゆる世界の重要都市のひとつ
なんだなって再認識させられます。なにぶん、中国本土は未訪問なので
上海や北京の状況は知らないのですが、サービスも料理もここまでの
クオリティのフレンチが出来ると文化レベルの高さを感じます。
0914Pierre3月-79







単に「金出すから高いモンよこせ」みたいな態度のゲストが多く
(中国人に対するステレオタイプな印象ですが)、お店もそれに
媚びちゃってるスタンス透けてると「やっぱり...ね」となるので、
その国の文化レベルを測る上でもレストランって重要だと思うんスよね。
0914Pierre3月-83





ほんっと、成長の勢いをまざまざと魅せつけてくれた香港初日の
ディナーでした。半年前の話ですが、このブロガーツアーはマジで
ヤバかったです。来年も、こんな風に協力できることがあると嬉しいんだけど。
0914Pierre3月-37


Pierre
25/F, Mandarin Oriental Hong Kong, 5 Connaught Road Central, Central
☎ 2825 4001
https://www.mandarinoriental.co.jp/hongkong/fine-dining/pierre/



title250
キャセイパシフィック航空で行く香港+LONDON
 英国政府観光庁、キャセイパシフィック、マンダリンオリエンタル




香港のデモは長期化しそうな感じですね。
東京でもデモは行われているものの、殆どが人知れず...という感じ。
世間に訴えかけるというよりは、自己満足に見えてしまうことが多い。
香港のデモのように、ここまで共感を呼んだり、世界から注目を集めたり
というは、単なる偶然ではなく戦略的なアプローチが底辺にあったと
見るほうが自然。対岸の火事と傍観してるだけではなく、学ぶべきところは
学びたいね。
 ↓ ↓
人気ブログランキングへ




*******************************





マンダリン ・オリエンタル香港の最上階(25F)は、
広東料理の「(文華)マンワー」と「M Bar」、
そして ココ「Pierre」とミシュランホルダーの
レストランが並ぶ、グルマンには堪らない美食の爆心地。
0914Pierre3月-5







当然のことながら、並んでいるワインも垂涎のエチケットが並ぶ。
0914Pierre3月-1




フランスワインだけではなく、イタリアワインが結構
並んでいたのも印象的でした。このあたり、香港という
場所柄の"らしさ"が出ているのかもしれません。
0914Pierre3月-17




ホテルのダイニングからの景色。
尖沙咀から香港島を眺めるほうが、景色的には
迫力あるけど、九龍のスカイスクレーパーのライトアップは、
超高層ビルが少ない分、目立つんですよね。このハイアット
リージェンシー
が入ってるビルとか変形しそうな勢いだし。
あの紫の耳みたいな光源はなんなんでしょう?あのビルに
耳みたいなもの着いてた印象ないんですけど。
0914Pierre3月-3




この日は「Pierre」の個室をご用意頂きまして。
0914Pierre3月-6






これでもか!ってくらい魅惑的なメニューが並んでいます。
0914Pierre3月-8




シャンパーニュでディナーが開幕。
0914Pierre3月-9





いちお、皆さんに「2時間から2時間半後浮遊する可能性が高いンです...」と
あらかじめエクスキューズ。恥ずかしくても先に告白しておかないと、
初めてお会いする人々が殆どなので、余計ビックリさせてしまうので。
0914Pierre3月-11





アミューズは、緑のヤツが海苔風味だったように記憶しています。
まずは、シャンパーニュのアテに軽いタッチで。
0914Pierre3月-12


0914Pierre3月-14







パンのクオリティも、ここは安心。
料理は高級素材使っていても「パンが...」って
ところって、文化が熟成途中のエリアって
多いじゃないですか。実は、そういうさりげない
部分の方が、全体のレベル感を把握するのに
ちょうどよかったりすると思うんです。
0914Pierre3月-20




おー、なにやらピエール・ガニェールらしい時間が始まりましたね。
0914Pierre3月-21





支配人からも料理の説明が。単語はなんとか拾えるものの
こういう時に、「英語のスキルもっと欲しい...」と痛感。
折角の機械だから、気軽に質問したいしねー。
0914Pierre3月-24




いよいよ、前菜が並びましたよ。
ビジュアル的にもいと美しき、かな。
0914Pierre3月-28






オシェトラキャビアとクネル。
ゼリー状にしたボルシチにテーブルビートのピュレ
そこへキューブ状にカットされた洋梨やライム、
セロリアック、西洋アサツキを載せて。
ウオッカのグラニテとキュウリもアクセントに使い
絶妙なバランスを作り上げている。この一皿で
「サスガっす...」と自然に笑みがこぼれます。
0914Pierre3月-26




続いては帆立を軸に花冠をイメージした海の幸の前菜。
金カブ、甲イカ、ウニにパンプキンのピュレを添えて。
0914Pierre3月-30





一皿目の前菜はトリッキーな組み合わせで、味は「実際に食べてみて
もらわないと、伝えられません」っていうアプローチだったけど、
こっちはだいたいイメージ通り。素材一つ一つの火入れが完璧なので
完成度は見た目の印象より高いです。
0914Pierre3月-33





こりゃ、白ワインも合わさないと勿体ない。
グラス越しに、この夜景。ロマンチック過ぎて笑うしかない。
0914Pierre3月-38






舌平目ののフリカッセ。
マッシュルームとトリュフのデュクセルにシャンパンソース。
その上に食感をしっかり感じる刻んだトリュフを贅沢に散らした一皿。
最初はこんな感じで素材を魅せておいて....
0914Pierre3月-40




周囲にソースをかけて仕上げます。
ほんと、この手のかかった準備と仕上げの華やかな演出は
フレンチならではの高揚感を作り出してくれるよね。
0914Pierre3月-43




0914Pierre3月-46





ブルーロブスターのサルピション、カリフラワーやブロッコリを添えて。
0914Pierre3月-47





またまた、仕上げにスイートオニオンを使ったポテトムースをかけて完成。
どんなに脇役がいようと、これはブルーロブスターが堂々と主役を務める一皿。
0914Pierre3月-49




続く料理にはおまかせで赤ワインを。
0914Pierre3月-50






雌鹿のメダリオン、ねずの実や赤キャベツ、カシスのマーマレードのソース。
レンズ豆のニョッキなども周囲に散らしている。
0914Pierre3月-52




この鹿肉に合わせるように、シナモン風味のアップルアイスクリームや、
0914Pierre3月-53





鹿肉を使ったシチューのようなものが用意されていて、
好みに応じて組み合わせていただくというもの。
0914Pierre3月-56




そのうえに、また何やらソースがかけられていきます。
0914Pierre3月-58





睡魔がピークな頃でしたが、この雌鹿の食感や
滋味豊かな味わいは、理屈じゃなくインパクトが
そのまま脳に刷り込まれています。
0914Pierre3月-59




素晴らしい火入れであり、様々なソース、アイスクリームとの
組み合わせで、また違った魅力を放ってくれる強靭な個性。
さすが、このスター揃いのコースの中で主役を張るだけの
存在感を放っていました。
0914Pierre3月-60




マルメロのペーストを添えたコンテチーズ、
この薄いスライス具合がいい感じだし、
0914Pierre3月-61




デザートワインが、いいアクセントになって
一旦キャパオーバーとなった胃をリセットしてくれました。
0914Pierre3月-64




こっから先は、他のレストランであれば、一品一品が
充分メインでセールとして成り立つ極上のスイーツの乱舞です。
0914Pierre3月-65




もう、それぞれにコメントはしないけど、
完食した事実が、ボクの満足度を端的に物語っているかと。
0914Pierre3月-67



0914Pierre3月-69



0914Pierre3月-70




0914Pierre3月-72






まだ、デセールは折り返し地点ですよ 笑
こういう体験すると、パリの本店は勿論憧れではあるんだけど、
アークヒルズに移転した東京のピエール・ガニェールにも
行ってみねばな...と思います。
0914Pierre3月-74





0914Pierre3月-77







0914Pierre3月-81




一旦、ゼログラビティかまして覚醒したしせいか、
この後に香港のフードライターさんらとM BARで軽く飲んで、
更にシガーでも吸おうかと1Fのキャプテンバー降りたら、
今は禁煙になってしまっていたんですね。
0914Pierre3月-82






折角なのでと夜の町も散策して、香港の空気を浴びてました。
結構ガンガン クラブの音とか道に響いてて、ほんと不夜城だなと。
それでいて治安に不安を感じさせないのがサスガでした。
今のデモ中の香港がどんな感じなのか全くイメージが沸かないです。
 ↓ ↓
人気ブログランキングへ



トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔