2015年05月24日

ロンドンでビスポークを巡る

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何度か前にも書いているけど、メンズの買物は
ロンドンが面白いんです。パリやミラノ、ナポリも
勿論買物天国ではあるんだけど、体感値では、
パリはやはり女子が主役。

ミラノはセレクトショップがめちゃお洒落だけど、
日本のメンズ的には、着こなしとしてミラノやナポリ
よりも、ロンドンの方が自然とマッチするんすよね。
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あの華やかさを纏うには、素材(人間)自体に強い押し出し感が
あってこそのバランスだし、謙虚さが美徳のこの国では、派手さ
よりもエレガントさを重視したロンドンのアプローチのほうが
体質的にもあってると思います。


今、自分が好きになったから余計に眼に入るのかもだけど、
メンズのアンティークショップが多いのも、この町が好きなところ。
時計や指輪、カフスにバッグ....、週末に開催されるポートベローでは
アンティークウオッチも結構並ぶそうなので、見てみたい!


今回は、中々見ることの出来ないビスポークの裏側をいくつか
取材できたので、そんな視点からもロンドンのファッションに
ついて感じたこと書いてみようと思ってます。
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今回、訪れたお店はこちら。
言わずと知れた紳士靴の最高峰「ジョン・ロブ・ロンドン」、
007のシャツといえば「ターンブル&アッサー」、
Savile Rowのゴッドファーザー「ヘンリー・プール」、
日本でもファンの多い「グローブ・トロッター」、
あとはファッションじゃないけど、ワイン・スピリッツ商の「ベリーブラザーズ&ラッド
どうしてもアンティークウオッチが見たかったので「THE VINTAGE WATCH COMPANY」。


それぞれのお店については、またゆっくり
レポートしていきたいんで、とりあえずさわりだけ。


上質なオーダーメイド(ビスポーク)の裏側を何件も見られるのは、
贅沢極まりなし。ショールームに燦然と並ぶ既成品も、もちろん憧れでは
あるんだけど、より深い理解と共感で創りだすビスポークには、単なる憧れを
超えた敬意すら感じてしまう。
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こうしたものを当たり前に身につける階層に育ってないボクが、ロイヤル・ワラントの
ビスポークに惹かれる理由というのは、単に美しいというだけじゃなくて、人生と向き合う
ためのツールや武器だったりもするからなんです。

身につけてるものに負けない自分を創りあげること、そういう意識をもてることが、
ビスポークのもうひとつの魅力なんですよね。
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それと、彼(彼女)らと会話を交わしていると、日本の伝統工芸の
クラフトマンシップと共通してるところが多々あるなって改めて思った。
歴史や伝統を守ってるだけじゃなく、日々革新に挑戦しているということ。

決して時間の上にあぐらをかいてるわけじゃなく、ボクらの想像を
遥かに超えるヒリヒリしたTRY&ERRORを積み重ねてるんですよね。

その繰り返しが現在(いま)を創っているんです。
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【JOHN ROBB】
ジョン・ロブ・ロンドン」(ビスポーク)の靴を創る工程は、
大きく3つあって、それぞれがスペシャリストとして腕を磨いている。
小さい工房だと全工程を担当することもあるんだろうけど、専門家集団が
分業することで圧倒的な高いクオリティの商品を仕上げていく。
靴の木型は全部倉庫に残されていて、ダイアナ妃の靴型も残っていた。
JOHN ROBBって女性靴も作ってたんすね。
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まちがいなく一生モノなんだけど、4000ポンド〜というのは、やはり大人の買物。
それに作成途中でフィッティングも必要なので、ロンドンに行く機会を増やさないと、
手に入るまでに結構時間かかっちゃいます。
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【Turnbull and Asser】
ターンブル&アッサー」は、ジャーミンストリート沿いにある
オーダーシャツに端を発した紳士服のビスポーク。007では、
ショーン・コネリーがボンドを演じていた頃からシャツを担っていて、
世界中のセレブリティをクライアントに持っている。
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場所柄、中々入りにくそうに感じるだろうけど、
シャツは240ポンドから作れるし、雰囲気もそんなに重々しいわけじゃない。
今は50代以上のお客さんが多いけど、もっと若い人にも来て欲しいし、
海外のお客さんも是非寄って欲しいって言ってましたね。ロンドンに訪れる度に、
一枚づつシャツを仕立てていく。そんな遊びができるようになったら
ヤンチャな大人の仲間入りですかね。0524RW4月-33





【Henry Poole】
ヘンリー・プール」は、Saville Rowでも一二を争う大規模なテーラーで、
ウィンストン・チャーチルや日本の皇室もクライアントに抱えている。
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BBCが取材用にパイロットの撮影をしていて、マネージングディレクターの
サイモン氏からヘンリー・プールの歴史を聞きながら、カメラを回されるという
貴重な体験も。
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その後、階下の工房を見学させてもらったんだけど、皆イキイキしてて
フレンドリー。納期に追われてピリピリするような空気感では、
あのゆとりあるスーツは作れないんでしょうね。
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ここもビスポークは4000ポンドから。ヤンチャな大人への道程は、
なかなか険しいもんですな。そうそう、こういう場所って日本人が
何人も働いててビックリ。オレも頑張らなきゃって思いにさせてもらえます。
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【PC】http://bit.ly/1Djdw1u

【スマホ】http://bit.ly/1z0nslF  




続きでグローブ・トロッターやベリーブラザーズ、
ROLEXのアンティークショップも。
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【GLOBE-TROTTER】
グローブ・トロッター」は、バーリントンアーケードから
昨年移転してAlbemarle Streetへ。採光も大きくスペースが
広くなったので開放的な雰囲気に。
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1Fがブティックで、2Fがビスポークコーナー。
ベースの色やベルト、キャリング用の取手、開閉の金具あたりを
選ぶことが出来る。これも親子代々使っていく顧客が多いそう。
リペアしながらも50年使えるって考えたら、数年で買い換える
スーツケース買うより遥かにお得な買物だと思うんです。
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【Berry Bros. & Rudd 】
ベリーブラザーズ&ラッドは、元々コーヒーや香辛料を扱っていた
ロイヤル・ワラントで、今ではフランスの五大シャトーの扱いが
世界で最大という相当力を持っているお酒の取扱店。
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お店にはいると巨大な秤が置いてあって、かつては有力者たちに
体重測定のサービスをやっていたとのこと。ジェントルマンズクラブも周囲
に多く集まっているエリアなので、彼らが体重を測りに来たついでにワインの
注文もとるというアプローチ。なんだか、こういうとこにもイングランドらしさを
感じちゃいますね。
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レアなワインも置いてあるだろうけど、イギリスでフランスワイン買っても
仕方ないので、ここでしかないようなシングルモルトを。いくつか試飲させて
もらいながら、自分用のおみやげを買ってみた。
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THE VINTAGE WATCH COMPANY
バーリントンアーケード内にあるROLEX専門のアンティークウオッチショップ。
この品揃えは世界最大だとか。そこそこアンティークウオッチ雑誌は眺めてる
人だと思うんだけど、それでも見たこと無いモデルがかなり並んでて面白い。
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ボクは1930年台くらいまでのものが好きなんだけど、お店のオーナーが
「レアだから、是非見ておいてよ」ということでクラウンコレクションとか、
シークがはめてそうなデザインのものも見せてもらったり。
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1店舗につき1時間くらいしか取材ができなくて駆け足の一日だったけど、
時間があればシャツは作りたかったなぁ。いつかヘンリー・プールで
仕立てたスーツの中に、ターンブルアンドアッサーでオーダーしたシャツを
着こみ、ジョン・ロブ・ロンドンの靴を履いて、優雅にロンドンを愉しんでみたい。

憧れを持っていられるって幸せですよね。
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