2016年04月16日

JOHN LOBB LONDONに貫かれた美意識 (LONDON)

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今でこそ、ジョン・ロブというとパリのイメージですが、
ビスポークのみを扱うセント・ジェームズ宮殿前の
ジョン・ロブ (John Lobb)』こそが、本家本元。

1849年に創設された『ジョン・ロブ (John Lobb)』の
2代目が1902年に開設したのがパリのお店

エルメスがジョン・ロブに資本参加した1976 年以降、
パリの職人達はエルメスへと移り、ロンドンの本店を
除いたすべてがエルメスの傘下に入ったんですね。

既成靴を作っているのは、エルメス傘下のお店なので
エジンバラ公とチャールズ皇太子2つのロイヤルワラントを
獲得しているロンドンの本店こそが『ジョン・ロブ (John Lobb)
の魂なんです。
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同じロンドンでもJermyn Streetの方はエルメス傘下で小綺麗な
ブティック。それに対しセント・ジェームズ・ストリートの
ジョン・ロブ (John Lobb)』は風格の塊
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通常の取材では工房の写真を撮らせてもらいない
ことも多いんですが、この時は特別にOKを
いただきまして(幸せすぎて今でも泣けてくる)。
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このLASTの棚を魅せてもらうだけでも、
メンズ的には感動です。

LASTっていうのは靴の木型のこと。
「Last Shall be First」って言葉があって、
靴作りでは木型が最も重要という意味。

そしてTOPの写真はPrincess of Wales、
つまりダイアナ妃のLASTです。
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ちなみに、こちらでのビスポークは一足£3300くらい、
これにシューツリー£630程度を加えてVATなり関税なりを
加えると、ざっと60万ちょいといったところでしょうか。
まさに、大人の買物。とはいえ、アンティークウオッチを
もう一個買うことを考えたら、頑張って一足作っても…
という気持ちになってきます。
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一生モノの靴なので、買うなら早いほうがいいしね。
日本語の背広の語源のスーツのビスポークストリート
サヴィル・ロウ(Savile Row)」とも共通してるのが
クラフトマンたちが滅茶苦茶いきいきしてるんです。
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一足一足、すべてがハンドメイドで一足を
作る工程に、何十人もの人々が関わっている。
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ここはロイヤルワラントを2つ獲得していて、
顧客がしっかりとついているために、きちんと
技術が伝承されている。
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日本では皇室御用達の制度がなくなってしまったけど、
伝統工芸のクラフトマンたちを守るためにも、復活して
欲しいなと思うところ。
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IPhoneの成功が物語っている通り、機能しかなくて
デザイン性の低いものは、最早豊かな国の人には
響かなくなっている。日本の工業製品デザインは、
いまいちど伝統工芸と組み合わさることで、新しい
領域に踏み込めると思うんだけどな…
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ちなみに、靴を作る時間(買う予算)がないという方には
JOHN LOBBのお財布などの革製品も売っています。
財布は£250〜と手が届きやすいのよね。人とカブるのが
イヤな人には、全力でおすすめです!!
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いやー、しびれる工房見学でした。
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工房での製造プロセスは続きの方に。
マニア垂涎です!!
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分かる人には、ここがどこだか分かるはず。
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そう、Jermyn Street。この写真はアーケードだけどね。
アーケードって言っても、日本の商店街(アーケード)とは
色気と風格が桁違い。
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ぶっちゃけ、最初は間違えてこっちの店舗に
来てしまいました。まさか本店のお膝元、
LONDONにもJOHN LOBB PARISの支店があるとは。
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歩くこと、わずか数分で『ジョン・ロブ (John Lobb)』本店に。
パット見の趣も違いますが、明らかに異なるのは
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看板のに掲げられている2つのロイヤルワラントのマーク。
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お店に一歩入ると、時間が止まっています。
誰だ?ロンドンのファッションは色気がない
なんてことを言ったのは??

イタリアとは異なる紳士の色気がムンムンですよ。
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1898年、100年以上前のLASTが、まだ残っているとは。
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ここではLASTのデータをコンピュータにバックアップ
しているんですかね? もし火事にでもなったら大変。
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置いてあるものがいちいち美しい。
アンティーク好きには鼻血の連続。
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靴の工程を見てみましょう。
まずは皮を選んで…って、
触ってるだけで氣持ちいい。
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LASTを取ったら、それに合わせて紙に情報を書いていきます。
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めっちゃアナログなんですけど。
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これがLASTを作るための工具たち。
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工房は地下にあるんだけど、一角には
セレブリティたちのLASTが保存されているコーナーが
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フランク・シナトラのLAST
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なんだろ、この神々しさは。
後からチューニングしたようですね。
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最初は紙で型を作るんですね。
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この紙に合わせて皮をつくっていく。
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このパンチひとつひとつを手であけていくんです。
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上部分が完成。
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そして、ここまで来たらソールと縫い合わせていきます。
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靴を縫い合わせる工程も色々あるんですが、
日本人の男女の職人も結構多くてビックリ。
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この日案内してくれたのはデザインパートを
担当している彼でした。忙しい中、ありがとう。
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クラフトマンたちの紳士な言葉で
思わず涙ぐんでしまったり。
いいものは国境を超えますな。
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