2016年07月24日

祇園祭に魅せられて 〜そうだ、京都はいまだ。〜

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紅葉の京都、桜の京都も愛してやまないんですが、祇園祭の京都も格別。

今年の祇園祭は週末と重なったこともあり、宵山から日和神楽、屏風祭、山鉾巡行、神幸祭まで、メジャーどころから、ディープなイベントまで、自分の眼と耳で、そして体で感じることができた。

ボクが祇園祭に惹かれるキッカケになったのは、4年前。たまたま、祇園祭の時期に京都に来ることになって、鉾が幹線道路の脇にドドーンっと建っているビジュアルもさることながら、町の中を流れる祇園囃子のコンチキチンに心を奪われてしまったんです。




祇園囃子の演奏中に長刀鉾に登って音に包まれたり、決定的だったのは「日和神楽」に出逢ったせいかな。たまたま泊まってた祇園の路地裏の民宿で、23:30過ぎに外行ってみたら面白いですよ、と言われて 何も知らずに路地に出たんです。

部屋に戻る時は静だった路地が、いつの間にか、祇園の芸舞妓やお母さん、お客さんで埋まっていて、その間を囃子方が練り歩いていたんです。この音と人の熱気が、日本人のDNAを揺さぶり、大脳皮質に鮮やかな記憶を残してしまったんです。
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観光客的には、「宵山」の屋台とか、「山鉾巡行」あたりがメジャーだと思うんですが、あれは体外的なパフォーマンス色が強くなりすぎてしまっているので、その前後のローカル色強めのイベントが、実はディープに刺さってくるんです。


ちなみに、祇園祭は7月いっぱい続く神事の総称で1000年以上の歴史を誇るもの。疫病退散を祈願した祇園御霊会が始まりで、疫病がたびたび流行 した平安京で鉾を立てて悪霊を祓うようになったのが870年頃、平安末期には疫病神を鎮るために神輿渡御や神楽・田楽・花笠踊りや山鉾を出して市中を練り 歩いて鎮祭するようになったそうです。
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応仁の乱や第二次世界大戦で一時中断したものの、1000年以上続くのって凄いよね。祭りのピーク は、7/14〜16日の宵々山・宵山、7月17日の山鉾巡行、神輿渡御・神幸祭あたり。後祭りもあるけど、そっちは屋台などは出ないので、もうちょい空いてたんじゃないでしょうか。

2014年から前祭、後祭と別れて鉾が建つようになったので、この週末も宵山や山鉾巡行があったんですよね。
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今年は、「おはりばこ」の北井家に居候で、宵々山からじっくり4日間、京都の夏祭りをエスコートしてもらいました。
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祇園祭では、屏風祭というのがあって、この時期だけお店や家の立派な屏風を、一般の人にも見せるというイベントがあるんです。
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室町の「藤井絞」さんの屏風 は、相当立派で外には撮影の行列が絶えないんだけど、そこに上がらせてもらいつつ、傾奇いた浴衣の反物をまりえと自分の分、買っちゃいました。来月には仕立て上がるので、今年の夏もちょっとは着れそう、出来上がりが楽しみ。
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ちなみに、この浴衣に合わせて、まりえは「伊と忠」さんで下駄を買い、ボクは南座裏の「ない藤」さんで下駄をお誂え。
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山鉾巡行は、さっきも書いた通り初体験。道幅の広い御池通で先頭の長刀鉾を見てから、新町通に入る絶好ポイントに移動して「菊水鉾 担茶屋」の冷たいお抹茶をいただいたり。小川長楽さんの若旦那のはからいで、そんな粋な巡行見物も出来ちゃいました。
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広い通りを鉾が連なる絵面も迫力あるけど、個人的には新町通の細い路地を巨大な鉾が進むギリギリ感が好きだったりします。
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祇園祭は、この山鉾巡行でピークアウトかと思いきや、いい意味で期待を裏切られたのが「神幸祭(しんこうさい)」。巡行した日の夕方に八坂神社前から三社神輿が”ほいっと ほいっと”の掛け声のもと、細い路地を練り歩くんだけど、これが、またアツいのさ!
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今年は休日ということもあってスタート時の八坂神社 前は凄まじい人だかり。深夜になっても見所の人は減らず、ゴール地点となっている四条通の御旅所前での”差し上げ”は圧巻。このライブ感は日本の祭ならで は。
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「おはりばこ」さんと、いつものようにRYO&かおりんにエスコートしてもらって、ディープなとこまで楽しめた今年の祇園祭。
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4年前からずっとまりえに、”祇園祭がいいんだよ”と言ってたけど、イマイチ伝わってなかったのね。今回、一緒に連れ回したことで、やっとボクがシビれた理由を理解してもらえたっぽい。

さて、次の京都は、話題の着物フェス『太秦江戸酒場』(8/27,27)。新調した浴衣でオレも乗り込みます。今の京都の面白さがわかりやすく詰めこまれ てるので、旅人には、このイベントが入りやすいし刺激的かと。過去の記事は、このあたりにまとまってます。
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ここからは時系列で。

今回もゆったりした滞在を愉しませてもらった「おはりばこ」の北井家。リノベした町家はセンスが良くて心地よく、かわいい息子のマサくんに、2匹の猫も加 わったことで、まりえ的にはドリームハウス。
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祇園祭 宵々山に間に合うように、金曜の夜には京都入り。烏丸通も人で埋まってたけど、脇の路地に至っては通勤ラッシュ並みの人口密度。救いは涼しい夜だったことで、混んでてもそこまで息苦しさがなかった。
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残念なのは雨の気配を感じてか、鉾の本体に透明なビニールがかかっていたこと。写真的には、このビニールがあるだけで、色気が4割ダウンするんです。カメラの性能的には今のほうが全然いいんだけど、夜の鉾の写真は4年前のほうがグンと艶っぽい。
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八坂神社前でやってた「だるま商店」のライブ絵描きに向かったら、なんと既に終わってた! あきらめずにチッピーと島さんを見つけて記念写真。絵も祇園祭仕様で浮かれモード(笑)。ビール飲みながら立ち話してたら、三味線の野中師匠に遭遇。
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その後の〆飲みで京都の飲食店メディア『MEN'S LEAF』のメンツと軽飲み。何故か、ここで福岡の鮨屋情報をもらったりと、飯のつながりは県境がありませぬ。


翌日は、朝から着物を着込んで一日遅れで京都入りしたまりえと「割烹 たいら」へ。こちらは、まりえと2人で京都に来たら、たいてい滞在中1回は寄らせてもらっている佛光寺の割烹料理店。鱧の刺は椀物はもちろん、鯛の頭やの どぐろなど、今までの訪問の中でも相当好みの内容!
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食後は、北井家のかおりちゃんと「菊水鉾」で待ち合わせ。お茶席で一服いただいた後に、「藤井絞」の屏風祭へ。ひとしきり屏風を楽しんだ後、2Fで浴衣の反物選び。反物を買ってそのまま「藤工房」に反物を持ち込み仕立てをお願いさせてもらった。
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このあたりの流れは、AWAYの着物初心者には絶対に出来ない技、居候させてもらってるうえに、エスコートまでしてもらってと友人の優しさが身に沁みます。
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ちょっと人混みにも疲れたので七条の「kaikado cafe」で一休み。
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一度、荷物をおいて再び祇園祭の宵山に。ここも着物で出掛けたんだけど、前日とは打って変わった暑さで汗だくに。そのくせ、過去のイメージほど祇園囃子が耳に入ってこない な...と若干不完全燃焼で迎えた「日和神楽」。
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山鉾巡行の晴天を祈る行事で、お囃子を奏でながら四条寺町の御旅所へ向かうイベント。長刀鉾だけは八坂神社にお囃子の奉納に行くんだけど、祇園の花街の狭い路地を練り歩きながらだし、芸妓さんも道に出てくるから”いかにも”な風情満載!!!。
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4年前は偶然に出会えたイベントだったけど、今回は京都の友人らと共に。そうそう、こういうのが見たかった、こういう音に包まれたかった、こういう熱気に逢いたかった!!! 
偶然にも芸妓ちゃんの友人にも会えたし。その後は、リョウとかおりんと深夜のイタリアンで冷製パスタとシャンパーニュで〆。
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よして翌日。山鉾巡行でiいただいたお抹茶。御池通は蝉しぐれ、そんな中一服の冷たいお薄は清涼さが際立ちます。
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祇園祭の後に寄らせてもらったのは、「もやし町家」。
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入口の控えめな佇まいとは裏腹に、奥行きも相当あってモダンにリノベされたお洒落空間。宿泊とかセミナーとかマルチに使えるようで、家族で京都みたいな時にピッタリ。
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そして、その後に『神幸祭(しんこうさい)』へ。休日ということもあってスタート時の八坂神社 前は凄まじい人だかり。しかも、急に土砂降りの雨で、どうなることかと思いましたわ。
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ところが、神輿が動きだしたら一気に雨が止んで。今年から、錦の神輿を担ぐようになったRYO。どんどん京都の深いとこ入っていきますな。
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22:00頃まで市内を練り歩いているというので、ゴール地点の四条通 御旅所前至近の「野菜 ほり」にてディナーを。ここは日常使いにはたまりませんな。
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ここに、神輿が帰ってくるんだけど、最後の見せ場ということで、ここで20分くらい最後のパフォーマンスをするんだけど、そのアツいこと、アツいこと。
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これも映像の方が伝わるはず

祇園祭の神幸祭、この迫力が癖になる

kyahさん(@kyah_japan)が投稿した動画 -




この日は、実は朝から文化遺産の「船岡温泉」で朝風呂、
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そうだ京都行こうでお馴染みの大徳寺「聚光院」の特別拝観とじっくり夏の京都を堪能。
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「おはりばこ」の北井家の後は、リニューアルして増床した「ANTEROOM」で一泊。
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コンセプトルームは、かなりヤンチャ。
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最後は志る幸でランチして、東京に戻りました。
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あちこちのイベントで、京都の友人らに遭遇できたのも嬉しかった。そういうのも、祭ならでは。やー、京都がたまらなく好き。
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この記事へのコメント

1. Posted by ギぐス   2016年08月30日 18:42
はじめまして。
京都関連のサイトをブラブラしててたどり着きました。

祇園祭、僕も一度は行ってみたいのですが、、、
暑い・・・のでなかなか行く機会をつくれません。
記事を読ませてもらっていて、あぁ〜知ってる!とか
へぇ〜知らなかった覚えておこう♪ って場所があり、大変参考になりました!!
「もやし町家」は是非行ってみたいですね!!
「聚光院」行かれたのですね!うらやましい。。。
素敵な庭園ですね〜青いふすまは撮影禁止ですか?
あれが見たくて行こうか迷ったくらいです。

日本酒もお好きなようで。
僕も日本酒デビューしてまだ2年くらいですが、
大好きです!京都でも美味しい地酒に出会いましたよ。伏見の藤岡酒造の「蒼空」です。

京都大好きなので京都の話になると、楽しくなってしまいます。
長文すみません。。

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