2016年08月08日
魅せられて福岡
人口約150万人、日本で5番目の都市「福岡」。チラよりも含めれば3回目だけど、ほんとかすった程度なのでキチンと向き合うのは初めて。

有明海の魚介を活かした鮨や居酒屋はもちろん、水炊きも美味。普段なら、まずやらない〆ラーメンなんてものもやっちゃうくらい浮かれてました。

鮨のパフォーマンスの高さが一番印象に残ったけど、レトロな人形小路も相当好み。

日本酒BAR的な小料理屋「智香」は雰囲気も味も良くて絶対リピりたい。

あと、さりげにリバーサイドのテラス席は一息入れるのに最高、そうテラス席が多いのも福岡が気に入った理由のひとつ。

食の豊かさに加えて交通のアクセスの良さがいいのも福岡のアドバンテージ。そして程よく都会なのに自然も近いというのも素晴らしい。確かに短期滞在の旅人でも相当愉しめるわ。

[茶房わらび野]
なんせ、ちょっと足を伸ばせばセンスのいいカフェやレストランが自然と調和しながら点在していて、糸島のシーフロントのカフェや、山カフェの「茶房わらび野」なんかは、東京近郊にあったら、行列過ぎて入れないよ。

こちらは糸島は二見ヶ浦のイタリアン「PALM BEACH」、食べログのスコアは悪いけどテラス席のソファはしっかりしてる。ランチの後に寄ったので食事はしてないんだけど、向かいの「パーム ビーチ ザ ガーデンズ」で売られているオーガニックなアイテムのラインアップから推察すると、案外期待できるんじゃないかって気がしてます。

「パーム ビーチ ザ ガーデンズ」のテラスカフェは、もっとビーチに近いのよ。

金印で知られる志賀島近く、海の中道のホテル「ルイガンズ」は、ゆるいリゾート感がなんかハマった。

よって、朝からシャンパーニュ♪

たった3日間の滞在で、ここまで濃度の濃い時間を味わえたのは、福岡グルメのトップブロガー「博多のあんさん」にエスコートいただいたりと、九州の友人のサポートがあってからこそ。旅をすると、こうしてお世話になった人々に自然と感謝の念が生まれるので、なんだか心が豊かになる。

今は、年に25回くらいのペースで旅をしてる。そしてそれだけ旅をしていると、愉しむための自分なりの鉄則というのが出来てくる。
・その土地で”遊び人”な友達のいる場所を旅先に選ぶ
・センスの合う知人のオススメには、とりあえず乗っかる
・自分の足で地図を作る
そのために、やりたいことリストはたくさんイメージしておく。だからと言って、予定は詰めすぎず。そして、場面に応じてイメージをローカルの遊び人に伝えてみる。すると思ってる以上の愉しい答えが帰ってくるのよ。

[九州ではクエのことを”アラ”って言うんですね、菊鮨にて]
あとは、早起きしたら自分の足で歩いてみること。タクシーは極力町に慣れるまで乗らないのがいいと思うよ。
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++++++ 初日 ++++++++
羽田を早朝に出て、空港に着いてからわずか二駅で博多。荷物をコインロッカーに入れて中洲川端駅に向かい商店街を抜けて...

博多の総鎮守「櫛田神社」へ。


東京よりも暑くて、キャナルシティのグランドハイアットでクールダウン。

そして、あんさんのエスコートのもと大野城の「菊鮨」へ。

唐津の雲丹、いとうまし。シャリのくちどけも心地よく、これでランチが5000円程度ってすんごいね。

ご主人は若いのにやけに美意識がにじみ出てる空間。話を伺ったらモナコのロブションなどでも活躍していたとのこと。ここはホント行く価値あり。

宿はホテルがあまりない天神のチェントロエリア、アップルストアの至近。しかもホテルより安くて広い。何故かと言うとAirbnbだから、シェアリングエコノミーって素晴らしい。

菊鮨のあとに、一寝入りしてから博多座の裏にある水炊きの「とり田」へ。敷居の高い水炊きをカジュアルに食べられるお店なんだけどクオリティはしっかりしてると、あんさん談。

この半熟卵とか、味噌とのマリアージュが堪らない。

お、おおおおーーーッ 鶏が実に旨い!!、火入れも口当たりも歯ごたえもエロティック。

食後は歩いて中洲へと。

地元の人は屋台には行かないそうで。観光客向けに高いらしい。

なので、リバービューのバーで一休み。ハイアット向かいのラブホエリアは、今、いい感じでオープンテラスのお店の再開発が進んでいる。チェントロに川があるって羨ましい。東京はこうしたウォーターフロントの活用が下手すぎる。

人形小路の「智香」

酒のアテが地味に旨い、これは(・∀・)イイ!!

そして、「長浜ラーメン 風び」のとんこつラーメンで〆。ここは、ハーフサイズがあって助かった!牛すじおでんとかもオーダーできるので、ラーメン屋だけで一晩楽しめそう。

+++++ 2日目 +++++
天神の朝は、このオーバカナル的なファサードのカフェレストランから。朝はビュッフェのみとのことで、腹いっぱいあんなオレはがっくりして帰ろうとしたらドリンクバーのみの利用も可能とのことで。しかも400円でヘルシードリンクを。

糸島の二見ヶ浦、休日でもこのゆとりがイイね。

糸島で一番人気のイタリアン「カレント」、ここだけは混雑してるけど、周囲の他の店は全然余裕で入れました。

糸島食材の和食が食べたくて、カレント近くの和食「御料理 おはな」へ。

「PALM BEACH」、外観も洒落ていてテラス席の多さもオレ好み。

このあたりは徒歩圏内にお店が集中していて、一日遊ぶにはもってこい。

スプマンテは不味かった(笑)、カクテルはアリ。このカフェから見える丘の上からのビューが気になって、「パーム ビーチ ザ ガーデンズ」内のマーケットフタミ23でオーガニックなお土産を買ってから向ってみました。

おおお、どうすか、この景色。夫婦岩を上から望む絶好のビュー。こういう場所にオーベルジュを建てて欲しい!

そんな自然に癒やされた後に向ったのが、長住にある[鮨 おさむ]。一瞬フレンチかと見紛う鮨屋のサラダ、有明海のあげまきがいやカラスミも美味だが、野菜もきちんとした火入れでのっけから心を鷲掴み。

唐津の雲丹を、惜しげも無く投入してくるし、玄界灘の夏河豚とか、らしい食材が並ぶ。

こちらも仕事へのこだわりを感じる車海老の唐子結び。唐子というのは昔の子供の髪型のようで。

朝から遊び疲れたのか、部屋に戻って飲み直しに行こうと思ったのに、そのまま朝を迎えてました。
+++++++++++ 3日目 +++++++++++++
翌朝は海中道路で志賀島に向かおうと、まずは「ルイガンズ」へ。ここまで、市内から30分くらいだったでしょうか。ある意味、お台場っぽいけど、リゾート感は桁違い。朝飯を食べようと思って来たんだけど、朝はアラカルトがなくてビュッフェのみ。諦めずに外で飲めないか聞いてみたら、ランチまではBBQコーナーにもなる外のテラスで酒が飲めると。うん、そうそう、そういうことなのよ。

志賀島に行こうと思ったんだけど、そういえば、前に山カフェに行きたかったことを思い出して検索してみたら「茶房わらび野」がヒット。志賀島は、またの機会に回して、急遽山に向かいました。標高300mの山の上からは、福岡市内が見渡せるし、途中に温泉もあったりと、次回はもっとゆとりをもって訪れたいなと。

遅めのランチは、市内に戻って居酒屋さんに。ここまで、比較的ガストロノミックに攻めてたから、日常の威力もしっかり体感しておきたくてね。お気に入りは、やはり胡麻鯖。これ、これオカズにして、白米3杯くらいおかわりできそう。

コンパクトな町の作りとか、自然の近さは札幌に似てるけど、オープンテラスの充実度は、圧倒的に福岡に軍配。夏に訪れるなら福岡、冬なら札幌というのが今の自分の旅のポートフォリオ。
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