2016年09月13日

兵どもが夢の跡(新居浜)マイントピア別子とオーベルジュゆらぎ

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アンコールワットの石の圧力とか、ローマ時代の遺跡とか、石の建築物がちょい崩れ気味で残ってるのって、めちゃ心が揺さぶられるんです。何故かなんて知りません、アン・ハサウェイ見て綺麗!!と感じるのと、同じくらい理由なんて無いんです。


ある日、Facebookのタイムライン上に、山の中腹で朽ちたレンガの建物の向こうに、海が写ってる写真を見かけたんです。石の遺跡✕森っていうパターンは見たことあったものの、
朽ちたレンガ✕海という組み合わせが新鮮で。

友人に聞いたら四国にある”東洋のマチュピチュ”って言われてるとこだとの答えだったので、必ず行ってやろうと心に誓っていました。
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なのに、折角その日が訪れたと思ったら、まさか台風がやってくるとは...。完璧に晴れのイメージしかもってなかったので、どうなることかと心配だったんですが、銅山という明治の巨大産業の遺産に触れることができ、予想外に愉しめちゃいました。
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この東洋のマチュピチュというキャッチのついた場所は、別子銅山跡で、今は「マイントピア別子」という施設が観光の拠点になっている。松山から車で1時間の新居浜インターから少し山を入ったところにあるんだけど、この観光の起点となる道の駅ですら、結構山深い。
http://besshi.com/machu-pikchu/

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そこから、更に車で20分ちょいあがって標高750mの山中にあるのが東平ゾーンといって、大正のはじめから明治、昭和初期まで別子鉱山の採鉱本部が置かれてた場所。昭和43年まで、5000人が暮らす巨大な町があったというから驚き。
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今では殆どが森の中だけど、社宅・小学校・劇場・接待館まであったらしく、今も残っている貯鉱庫や索道停車場跡は、住友財閥の発展を支えた銅山ビジネスのダイナミックさを今に伝えてくれる貴重な遺構となっている。
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こ の銅山の発展を支えたのが索道。明治時代に山の中で掘り出した銅を運ぶトラックなんてなかったわけで、スキー場のリフトみたいなものを山中に通し、山の上 から銅を運ぶ代わりに、生活物資を下から上に運んでいたそうなんです。このリフトは銅の重みで山をくだっていくもので、電気は使わずにリフトみたいのが動 いてた言うのも興味深かった。
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あと、一番驚いたのが、銅山って本部がある周辺を掘ってるだけかと思ったら、海抜1,300mから海面下1,000mにまで坑道を掘っていて、坑道の延長は約700kmだっていうんです。
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レンガの遺構だけでも見応えはあるけど、やっぱしガイドさんの話聞いて理解した上で、この産業遺産の魅力を感じるほうが面白い。1日2回ガイドのバスが「マイントピア別子」から出ているので、それを活用するのがオススメですね。
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で、折角ここまで足を伸ばしたんだからと、この日の宿泊は新居浜の「オーベルジュ ゆらぎ」に。マイントピア別子から車で1時間ほどの山の中に、ゆらぎの森という、遊歩道が整備された別子山の森林公園があるんです。
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オーベルジュにメールをしたら、瀬戸内の素材を使ったシェフの気合がのった料理が食べられそうな手応えを感じたので、ここに決定。
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完璧な土砂降りだったので、森の散策は出来なかったけど、瀬戸内海の海産物や、地元の野菜を使ったモダンフレンチをしっかりと愉しめて満足。カントリーサイ ドのオーベルジュって、万人ウケを狙った結婚式場みたいなフレンチのコースを出されるんじゃないかって恐怖があったんだけど、山の中でこのクオリティは嬉しい限り。
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これだけの環境なので、欲を言えば季節が良かったらテラスでディナーが食べられたり、朝食は森の中で朝食を楽しめるようなバスケットサービスがあると、この土地のアドバンテージを活かせていいなーと。
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オーベルジュ ゆらぎ
0897-64-2220
愛媛県新居浜市別子山甲122 ゆらぎの森
http://www.besshiyama.com/yuragi/


松山からちょっと足を伸ばすのも面白いですよ。
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「オーベルジュゆらぎ」の朝食は、オーソドックスな内容。クロワッサンは美味しかった。昨晩の素材もそうだが、ここから海までは車で1時間以上かかるし、パンの仕入れだって、この味はご近所さんではないだろう。
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少ないスタッフで回してるから贅沢はいいにくいけど、ちょっとした工夫でもっとリピりたくなる場所になれると思う。
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チェックアウトして向った新居浜駅前の「あかがねミュージアム」、やはり銅の町なので”あかがね”を大胆に使った大胆なデザイン。
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ミュージアム内部も感性に響くデザイン。
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カフェでは地元のみかんを使ったジュースを。ローカルフードを使った食事メニューもあるとのこと。
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台風が来るというので、帰りの便を早めに変更したので、ゆったり滞在できなかったのが残念。2Fの企画展示は見れたんだけど、他にもシアターとか別子銅山や多喜浜塩田の産業遺産に関する写真、資料が展示されてるみたい。
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マイントピア別子も、もうちょい歩けるトコあるし、「オーベルジュゆらぎ」に行く途中では、旧別子銅山跡もあったので(土砂降りで諦めたけど)もっと掘りたかったなぁ。
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