2016年10月25日

秋の着物を誂えに(京都)

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最近はレストランやバカンス先に着物で出掛けることが増えているせいか、周囲の友人も着物への関心が高まっている。夏に着物と浴衣を誂えて調子にのったので、更に一歩踏み込んでみようと先週末に初秋の京都へ。

もちろん、東京でも面白い着物は作れるんだろうけど、今の自分では力不足。京都には年中着物で過ごしている洒落た友人夫妻がいるので、彼らのキュレーション力に頼ることで、自分では到達できない領域の着物遊びをさせてもらっている。

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<彼らの家まで厳選した反物を持ってきてもらえるという贅沢>


洋服に至っては、30年くらいファッションと向き合ってるので、似合うものや冒険のギリギリのライン、締めるべきポイント、相場観、TPOに応じた使い分けなど、頭で考えなくてもどうにかなる。

なんせメディアもたくさんあるし、ショップのショーウィンドウ、歩いている人からもお洒落のヒントをもらうことができるから、トレンドを押さえたチューニングも慣れてしまえば反射神経。
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でも着物はどうかというと、圧倒的に情報量が少ない。中高生の頃にファッションとはじめて向かい合ったときと同じレベルなくらい知識も経験もないうえに、周囲でうまく着こなしてる人が少ないから、スキルアップしようにも難しい。何がアリなのか、格好いいとはどういうことか、どういう崩し方があるのか、相場観ってどうなの?とか、暗闇の中を歩いてる感じ。まだ、自分の判断を信じることが出来ない状態なんです。

着物姿といえば時代劇。ただこれだとファッションセンスを磨く上では情報が少なすぎるし、あれは真似出来ん...。ハリウッドスターのドレスアップ姿や007のスーツの着こなしを見て「かっけー」と憧れるのと同じで、そのまま自分が真似したところで、ギャップが大きすぎて落差に苦しむだけ。

セレブリティのドレスアップ姿と、ボクラのファッションの間には、メディアやショップなど、日常レベルに馴染ませるための翻訳係がいて、そのフィルターを通すことで、憧れのイメージを自分に馴染ませることができるようになっている。
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つまりは、それと同じ役割が着物でも必要なんす。

とはいえ、ボクの場合は、洋服を通じてファッションに対する基本的なフィロソフィーはできあがってるわけで、それを着物でどう表現すればいいのか、その方法を知ることが最短距離なんだと感じています。だから、実際に着物を日常レベルでお洒落づかいしてる人の行動が、一番ためになるんじゃないかと。


京都で着物づくりをするもうひとつの大きな理由。それは着物の反物や小物を扱ってる問屋さん、裏地を扱ってるお店、お直しをするお店が、今も四条の室町通りあたりに集まっていること。集中したエリアで、いろんな選択肢から選べるし、友人らが出入りしているお店からレアな反物を紹介してもらえたりと、今、ボクが東京では持っていないコネクションを使わせてもらうことができる。




とまぁ、お寺や庭、食に、文化と京都に魅せられて、とうとうファッション(着物)にまで手を出し始めてしまったわけです。今回は”京都ならでは”ということで、反物のメーカーさんから、コレクションに出す生地まで出してもらって相当アバンギャルドな羽織が出来上がりそう。早く着てみたいわー!!


ホテルは10/17にリニューアルオープンした『ホテルカンラ』へ。以前は隠れ家和モダンホテルという雰囲気だったけど、烏丸通沿いにCOOLなファサードもできて、開放感がアップ。フォーシーズンズが同時期にオープンしたりしてるけど、こちらもジャパンプライドを感じる充実の内容。すべての部屋に檜葉の木の浴槽があり、スイートは東本願寺が借景で、テラスに檜葉のお風呂が!
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着物話が長くなったけど、もちろん秋の食も愉しんでます。まりえと一緒だったので、食は定番の仏光寺の『割烹 たいら』、フレンチの『祇園 MAVO』を軸に、『いづう』で鯖寿司食べたり、『茶菓円山』で日本茶いただいたり。
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『たいら』の鮭ご飯、鮭白子、いくらのトリプルプレイには、まんまとヤラれました。鱧と松茸の椀物とか、松茸焼物おかわりとか、そこに辿り着くまでの路線も完璧。
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『MAVO』は、落鮎の前菜がめちゃヒット。ペアリングのお茶とも絶妙なるマリアージュ。うちわ海老なる三重の素材も登場して愉しめました。
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おひるは、「おいと」に行こうとしたんだけど、並んでて余裕かなと思ったら、前の人の連れが4人とかで2日連続アウト。やばそう...と早めに気づいて、近くの『いづう』さんに滑り込み。ちょっと遅かったら、結構待ち時間長そうだったので、食は早めに動かんとね。
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『茶菓 円山』も最近良く使っている。アクセスいいし、いかにも京都な空感だし。
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あと、今回の発見は「伏見」。寺田屋、月桂冠、十石船と思った以上にコンテンツが豊富。幕末好きには堪らないね。今までノーマークだったけど、次回はもうちょい掘りたい。
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伏見は京都駅の南に泊まってるとアクセスが思いのほか楽チンで、デザインホテル『ANTEROOM』からはチャリで30分くらいといい運動。ボクらは朝飯前のエクササイズがてらで伏見往復してきました。
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この10月から公開されるようになった『旧三井家下鴨別邸』、建物がほんとイイっすね。紅葉時期の特別拝観では、二階にもあがれるようで。
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最近の気候はよくわからないね、昼間はノースリーブでも歩けました。
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円山公園からちょっと散歩したくて、久々に二年坂、三年坂来てみたけど、昼間は混みすぎてて風情もへったくれもあったもんじゃなかったですw 夕方以降にこっそりくるのがいいね。
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清水方面とは真逆で、人も少なく、じっくり楽しめそうな伏見の写真をもう少し。こちら、月桂冠の資料館。試飲もできるし、日本酒の製造過程とか説明がわかりやすく面白い。
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昔の売り場を再現したようなスペース含め、ここは雰囲気ありますよ。周囲の近代的な月桂冠の工場とは、全く趣が違って寄る価値あり。この時期だと、ここでしか買えない生酒も手に入るし。
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以前、連れて行った友人(TOMFORD好き)も、京都の着物の誂えシステムにはいたく感動してました。世界を飛び回っている男で、ガラディナーなども多く、タキシードは勿論TOMFORDみたいなヤツなんだけど、パリのPartyに着物で行ったらメチャ絶賛だったそうで。クラスが上に行けば行くほど、着物って威力発揮するんですね。
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上で反物を選んだ翌日に、今度は裏地を選びに室町通りの『桂商店』へ。ここでも実際に羽織の生地に合わせながら、何十種類もの裏地を合わせてイメージ通りの一着を作ることが出来る。
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で、そこから徒歩数分の『藤工房』へ羽織と裏地の生地を持ち込んで、仕立てをお願いしちゃいます。こういう流れも買物慣れしてるお洒落の達人たちにはめっちゃ刺さるのよ。興味ある方集まったら東京から、着物誂えツアーでもやってみたいです。興味ある人メッセください!
https://www.facebook.com/kyah.jp/messages/
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反物を友人宅で選んだ後は、大徳寺の近くの『中華のサカイ』で冷麺を。さすが、ブルータスのお取り寄せ特集で1位になっただけのことはありますね。なんとも癖になる味。
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この店のレコメンドは、『おはりばこ』のまさクン。このキュレーション力半端ない!!
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旧三井家下鴨別邸、いつも下鴨神社行く時に横を通ってたのに、まさか塀の中がこうなっているとは想像だにできませんでした。これだから、京都は面白い。
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今は、公開したばかりで団体のオバサマなどがいらして賑やかでしたが、落ち着いた頃にここでゆっくりお抹茶いただいたりしたら、さぞゆったりできるでしょうね。
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そんな旧三井家下鴨別邸に行った後に寄ったのが『出町ふたば』、ここの塩餅を求めて平日でも行列が絶えない。
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ほのかな塩加減、小豆の食感、餅の歯ごたえ。確かな旨さ。
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『Hotel Kanra』に戻って東山を眺めながらいただきました。その後に檜葉のお風呂でディナー前にリラックス。
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カンラはカフェやバーになるラウンジもセンスいいし、京都で唯一”塩芳軒”の生菓子が食べられるイートインでもあるので、泊まらなくても知っておくと便利。
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『Hotel Kanra』は、レストランのオープニングレセプションも行ったので、魅惑のスイートルームなどと一緒に、また次回アップ予定っす。
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