2016年11月24日

朝日焼 十六世 松林豊斎 襲名披露式へ

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遠州七窯のひとつ『朝日焼』 松林豊斎 十六世襲名披露があったので、ちょいと紅葉の京都まで。人生初の襲名披露式への招待だったので、いったいどんな会なんだろう?と、ドAWAYの鈍感力全開で京都のウェスティンに向かいました、この日のために誂えた黒の羽織を着込んでね。
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つか、まずお茶の人でも無い限り、遠州七窯って何なんすか?って話ですよね。オレももちろん朝日焼の若旦那(現 十六世)に会うまで知りませんでした。
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こういうのはWikiさんからパクってポイントだけ書くと、

めっちゃ有名な茶人「小堀遠州」の好みの茶器を焼いた七つの窯があったんです。それが、遠江の志戸呂焼、近江の膳所(ぜぜ)焼、山城宇治の朝日焼、大和の赤膚(あかはだ)焼、摂津の古曽部焼、筑前の高取焼、豊前の上野(あがの)焼。
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小堀遠州自身も、この朝日焼の窯場で数多くの名器を生み出していて、茶の湯がさかんになるとともに宇治茶ブランドも高まり、それに並行して朝日焼でも高級な茶器を中心に焼かれるようになっていったそうなんです。ちなみに先代は京都陶磁器協会の理事長も努めてられていたんです。

そんな朝日焼の特徴は、原料の粘土に鉄分を含むため、焼くと独特の赤い斑点が現れるんです。個人的には、朝日焼のブルーの器とかも好き。
0210朝日焼三代展2月-36



さて、襲名披露式なるものなんですが、まず京都の重鎮たちがわんさか来ています。250人以上は集まってたんじゃないでしょうか。
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式は古典的な堅苦しいものかと思ったら、基本はおさえつつ、随所に今っぽい演出が挿し込まれていて、自然と朝日焼を応援したいと思えるようになる内容。

十六世に襲名する前の若旦那だった頃から、京都伝統工芸のクリエイティブユニット「GO ON」のメンバーとして活動していることもあり、魅せ方がしっかりと練り上げられていた。

冒頭、ヘタに挨拶とか入れず、暗くなった会場に舞台だけが浮き上がる。そこでは去年の春に太秦江戸酒場でやっていた、能と華と陶のコラボレーションがはじまったんです。金剛流の宇發気鵑能を演じている横で、朝日焼の器に、未生流笹岡お家元がお花を活けていく。
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先代と十六世の作品が舞台に並び、想いや技が受け継がれていることが、ビジュアルとして強くシンプルに会場内へと届いていく。ゲストで来ていた他の窯元の友人に聞いたら、襲名披露式で、こうした異業種(っていう表現でいいのかな?)とのセッションはとてもめずらしいとのこと。
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このセッションはあくまで一例で、新しい朝日焼は、伝統を受け継ぎつつも挑戦を続けていくという力強い宣言だったと思います。重鎮の方々はまた違った捉え方なのかもしれないけど、すくなくとも会場の雰囲気はポジティブで、熱気すら浴びていたと感じていました。
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そっから来賓の方の挨拶が続き、乾杯までに90分間を要するという長丁場だったけど、スピーチの上手い方は飽きさせないし、プレゼンの勉強になったり。
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ただ、そんな百戦錬磨の方々の挨拶よりも、会場の方々の印象に残ったのは、写真家 吉田さんのスピーチだったんじゃないでしょうか。
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先代が亡くなるまでの数ヶ月を撮ったビデオは演出感がなく、とてもナチュラルで、次世代に対してのメッセージも気負うこと無く淡々と語られていた。インタビュアーとしてもいい仕事されてましたね、先代をよく知る人々は、良くこうした言葉を引き出せたよねと感嘆してたもん。

その吉田さんの挨拶は、先代への手紙というもの。スピーチ慣れしてない朴訥とした話し方だったけど、このビデオを撮った方だけあって、とっても染み入るものだった。




十六世の自身の挨拶の中でとても印象的だったのが、「自分がいなくなっても、そこで終わりじゃなくて、その後も続いていくことが自然だと感じている」という言葉。日本らしい仏教の輪廻感を表すものでもあると思うし、400年続く伝統を背負っている彼らの自然な感覚なんだろうな。
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襲名披露式のあいだ、終始淡々としていた彼だけど、今の時代、SNSってもんがあるので、その裏の大変さというものも、ちらっとは垣間見ることができる。1ヶ月くらい前に、忙しいのはわかりつつとあるイベントに誘っていたんだけど、作陶中で来れなかったのね。

ちょうど、そんなときに奥さんのfacebookで見たコメントが、釜に火を入れてたから、久しぶりに家の布団で寝れたね、というような内容。淡々としたスタンスの裏で、どんだけの責任を背負って、どんだけのプライドを持って仕事をしているのか。
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襲名披露式のあとは、ちょっとだけ紅葉狩りして、祇園の『せせらぎすへら』の2次会へ。
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「kyahさんも朝日焼のサポーターになってよ」と窯元直々の、お茶界のシャンパーニュ”宇治”の朝日焼、一緒にブランド価値を高めていけるよう挑戦していければと思います。
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かおりんと、カメラを順番に回してプチ撮影会。
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さすがにセンスいいから、いい絵撮ってくれます。
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α7 + Carl Zeiss Sonner FE 1.8/55
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ちなみに、ここはまりえとの10周年結婚式の2次会でも使わせてもらった場所。この日の料理はすべてビーガン。
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オーナーの、マッシローニさん。
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こういった時間も含めて、京都ではいつも刺激貰って帰ってきます。
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やー、ほんとまっつん、おめでとう。
息つく暇もないと思うけど、おつかれさまでした。
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まりえと窯元に遊びに行って作陶体験していた時、まっつんは丁寧にサポートしてくれて、何故か先代は何回も顔を出して気にしてくれていました。この体験で作った茶碗は、今も大事に使っています。
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以前 新宿で3代展をやっていた時に写真を撮りにいったことがあって、その写真を喜んでくれた先代からは、ぐい呑をお礼にいただいたこともあるんです。



さて、襲名披露式の様子を何枚か。
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襲名披露式デビュー戦の面々
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同じテーブルの友人たち。
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おめーの会じゃねーって(笑)
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壬生寺 松浦住職のスタイルがやけにお洒落。
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こういう会で知った顔に会えるとほっとします。
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開化堂 若旦那のファンなんだってさー
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料理も楽しめました。前菜の海の幸とリゾーニのダンバル仕立て。
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デザートの2皿がとても印象的。茶師十段 小林さん精選"玉"。空豆のコンフィと和三盆のソルベとともに。これ、もう一度ちゃんと向き合いたい。
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こちらは、アフターパーティから。
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オーナーのドンちゃん
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バーチャル子守中
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さすがにパパたちは慣れてるね。
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速攻でグズり出しましたw
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最近、かおりんは着物しか見てないかも?
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豊斎さんのサポート おつかれさまです。
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紅葉の様子は明日にでも。
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kyah2004 at 23:27│Comments(0)TrackBack(0)京都201611 | GO ON

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