2016年12月04日

SONY RX100 V サブカメラの実力は期待以上

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(α7 + Sonnar T* FE 55mm)

ボクは、フルサイズのカメラ「α7」を使っていて、レンズは被写体に応じて単焦点レンズを組合せている。

 料理や景色 SONY FE 28mm F2
 人物や料理 SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

α7自体は、もう3年前(2013年末)に買ったので、次の新型モデルが出たら買い替えたいのよね。今でも充分満足できる絵は撮れてるんだけど、ボティ内蔵手ぶれ補正やAFの高速化は魅力なんで。
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                  (RX100 Vで撮影)


ただ、フルサイズカメラってひとつ大きな欠点があるのよ。それは持ち歩きが面倒なこと。カメラが大きいと、カバンがどうしても大きめになりがちで、ファッションとの両立が困難になりがち。これはメンズよりも、女性にとってクリティカルな問題だよね。


日常使いなら、その日に何を撮るかというのはだいたい決まってる。だから交換レンズまで持ち歩くことは少なくて、まだストレスも小さいんだけど、旅の時は交換レンズ8本くらいになることも。スーツケースの中でめっちゃ幅取るし、なにより重いから移動の時に大変で。
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                 (RX100 Vで撮影)


そんなわけで、常々、いいサブカメラ無いかなぁって探していたんです。全てがフルサイズカメラの代わりにならなくていいけど、それなりのクオリティで記録できるカメラがあればレンズを減らせるし、気軽な散策ではできるだけ身軽に動きたい。

スマホのカメラの進化も半端ないよ!というアドバイスもあると思うけど、どうしても色気というか空気感を切り取るのが難しくて。あと暗いレストランやボケに関しては、期待値との差がまだまだ大きい。


そんなサブカメラ候補として、前から気になってたのは、1インチセンサー搭載のRX100シリーズ。その最新型『RX100 V(DSC-RX100M5)』をモニターで借りることができたので、早速使ってみた。
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      (RX100 Vで撮影 かなり暗めのイベントでもクリアな絵が撮れる)


メイン機と同じSONYなのでボタンの配列や、メニューなど共通点も多く、直感的に操作ができる。

F1.8の大口径カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」搭載で、広角24mmから70mmまでズームできる。ボタンやダイヤル類も多く、シーンに応じて露出変えたり、F値変えたりといったセッティングの変更もスムース。手ぶれ補正、フラッシュ、ポップアップのファインダー(EVF)もあるから、色んなシーンへの対応力あるんすね。実際使ってみて、そのユーティリティっぷりに、正直驚いた面も。

能書きはこの辺にして、実際に撮ってみたレポートはじめましょ。


ボクが一番カメラを使うのがレストラン。

RX100 Vの24mmから70mmまでのズームを使いこなせば、引きの店の雰囲気撮り、料理の寄りショットもこれ一台でカバーできちゃう。結構暗めのレストランでもさすがにピントが早い。友人の他ブランドのAPS-Cカメラよりさっと撮れちゃったしね。
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           (RX100 Vで撮影 体感はもっと暗い)



ホワイトバランスがオートだと、上のような色の写真になった。そこで、撮影後にα7でも使っているソフト(アプリ)、Adobeの「Lightroom」で補正をかけるとこの通り。ブログやFacebookで使うには充分な絵力。ただ、この焦点距離だと一番明るいF2.8でこのボケなので、もっと色気が欲しい人には若干物足りないトコがあるかも。
1203RX100_2_11月-11
          (RX100 Vで撮影 Lightroom で補正)



というのも、同じシーンをα7とSonnar T* FE 55mmで撮影した絵がこちらなのね。フルサイズのF3.5なのでボケ具合に違いが出てくる。F1.8 のレンズということで、こっから更にボカすのも抑えるのも自由自在、余力はまだまだありますから。
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                                      (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)




こちらの写真なんかは、RX100の良さが出てます。同じくf2.8なんですがボケ過ぎずに被写体の魅力が伝わってくる。
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             (RX100 Vで撮影 Lightroom で補正)





酔っ払ってたり、カメラの小さなディスプレイでの確認だと、ボカし過ぎのリスクにハマることも多い。α7とSonnar T* FE 55mmでf3.2だと、構図によっては意図しているよりもピントが合ってる位置が狭くなってしまうことも。この被写体に関してはRX-100の方が好み。
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ブログ用としては、殆ど文句ない仕上がり。これはLightroomで加工したけどWBを最初からマニュアルで合わせてたら、もっとラクチンにこのくらいの雰囲気出せてたかも。
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              (RX100 Vで撮影 Lightroom で補正)




いかにもFE55mmのツァイスっぽい仕上がり。元の写真はもっと艶っぽさが溢れてるんだけど、ブログ用に圧縮かけちゃうと魅力は半減。
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          (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)



カメラのモニタで見るといい具合なんだけど、f3.5でもフルサイズだとボケが強いね。
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          (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)






お店の外観も24mmの広角使えば余裕でおさまる。ちなみにAFもめちゃ早でした。
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                  (RX100 Vで撮影)



サブ機としての料理カメラの威力は、かなりのモノですが、開放バカ的な(ボケ味をめいっぱい活かした)エロい写真というと、もう一息。これでも中々のものなのでサブ機としては合格なんですが...
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             (RX100 Vで撮影 Lightroomで補正)





比べちゃうとこういうエロさは、やはりフルサイズ×ツァイスさんには一歩及ばず。

ま、期待値をどこに置くかという話なんですけどね。スマホとは格違いの表現力なので、サブ機としての存在意義は明確でSNS上でのアップには問題ない。ただ、エロティズムの表現には、ちょっと優等生すぎるというのが率直な印象です。
1203α7_2_11月-1
             (α7 + Sonnar T* FE 55mm)


ちなみにα7 + Sonnar T* FE 55mm  は、最短撮影距離(レンズから被写体)が長いので、被写体が料理のときはクローズアップレンズを付けています。シーンに応じて取ったり付けたりが、わりとめんどくさいというのも付け加えておきます。

フルサイズ機は、重たいうえにイメージ通りの絵を撮るには操作も複雑なので(慣れればむしろ楽なんだけど)、フツーの人ならメイン機としては、むしろRX100Vが向いてると思う。
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こちらはランチのテラス席にて。ボカし過ぎってことが無いので、料理の特長がハッキリと伝わってくる。
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            (RX100 Vで撮影 Lightroom で補正)




スモークサーモンの後ろ半分は、綺麗にボケているのでカトラリーの演出もジャマにならない。料理自体の表現力は、違いが伝わる人にしか伝わらないと思うけど、押し付けがましくないライブ感の演出は、フルサイズカメラならではの特権です。
α11月-1
           (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)




パリの二ツ星シェフが得意とするブリオッシュを使ったハンバーガー、もちろん牛肉100%。背後の皿の上とかもうちょいボケてくれると、主題がよりクリアになるんだけどね。ただハンバーガー自体の描写は、決定的な差があるとはいい難いレベル。
1203RX100_2_11月-6
            (RX100 Vで撮影 Lightroom で補正)





フルサイズゆえに、f値を開放気味にしておけば、自然とジャマなところがボケてくれる。なので、よりハンバーガーが際立つ絵になる。ただ、片手でこのショットを撮るには、カメラがデカ過ぎて女性には難しいかも。
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          (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)



デセールのモンブラン、アーティスティックなドレサージュがキッチリと切り取れている。
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           (RX100 Vで撮影 Lightroom で補正)




フルサイズでは、少しイメージカットに近い雰囲気。質感がよりナチュラルなのがわかるでしょうか?
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         (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)




フルサイズ機では、外付けとなるフラッシュが内蔵なのもなにげに便利。というのも背景が明るいバルコニーや逆光の場合、手前の被写体がどうしても暗くなっちゃうんです。
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         (RX100 Vで撮影)



フラッシュを焚けば、オートでバランスの良い写真になる。
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              (RX100 Vで撮影 フラッシュ使用)




こういうシチュエーションの場合、人にピントをあわせると、どうしても背景がとんでしまうのでね...。普段からフラッシュなんて持ち歩かないので、ポップアップ式のフラッシュは本当に便利っすね。
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             (α7 + Sonnar T* FE 55mm )




こちらは代官山のテラス席。RX100 Vnoモニターでは、そこまで美味しそうに撮れたと思わなかったんだけど、パソコンのディスプレイで見たらなんら問題なかった。
1203RX100211月-2
                              (RX100 Vで撮影)




とはいえ、なんとも言えない色気がフルサイズには漂っているんですけどね。
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    (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)




これも、単体で見たら充分な写真じゃないでしょうか?スマホじゃ、こうはいきません。
1203RX100211月-3
       (RX100 V Lightroom補正 )



ただ、パンの質感、生地の湿度みたいなものが、フルサイズには描写されているんです。
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   (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)




被写体をスイーツにしてみましょう。表現の難しい白いモンブラン。
1203RX100211月-6
             (RX100 V Lightroom補正 )




同じ構図で撮れなかったので、縦構図にて。
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  (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)



この断面に焦点をあてた絵作りというのは、フルサイズならでは。
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          (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)




主題の表現力は、さすがのRX100 V、だいたい力は掴めてきました、
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              (RX100 V Lightroom補正 )



フルサイズとの違いは、その他の部分を綺麗にボカせるかどうかということですね。主題が勝手に浮遊してきて、自然と見てる人の印象を形成したいときは、フルサイズを使うべし。そこまでこだわる人は、かなりマイノリティだと思うんですけどね(笑)
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          (α7 + Sonnar T* FE 55mm  Lightroom補正)




うまく引き算をして、自然と主役を引き立たせる脇役の美学。じつは、そうしたボケの仕事が、高いカメラになればなるほど素晴らしいんです。
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      (α7 + Sonnar T* FE 55mm)




さて、なんとなく『RX100 V』のポテンシャルは伝わったでしょうか?
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            (α7 + Sonnar T* FE 55mm)




夜のイベントにも持っていったので、次回はそのあたりも紹介しようと。暗いとこにも強いので、イベントの雰囲気を伝えるにもいいカメラ。ただ、スポットライトの部分が少し明るすぎなのと、シャドウが強いかなーと....
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               (RX100 V 補正なし)



Lightroomで、ちょっと補正したらだいぶ見た印象に近くなりました。
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          (RX100 Vで撮影 Lightroom で補正)





イベントの帰りに夜景もパシャリ。
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       (RX100 V 補正なし)




4K動画が撮れたり、そこからキャプチャも出来たりとか、スローモーションの絵なんかも撮れるようで。時間があったら、そんなシーンにもTRYしてみます。
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kyah2004 at 20:14│Comments(1)TrackBack(0)カメラ | Pic.

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この記事へのコメント

1. Posted by タカギ   2017年01月02日 01:28
こんにちは。記事のみならず写真の勉強にも拝見させて頂いております

上記の記事で記載されている

>ちなみにα7 + Sonnar T* FE 55mm は、最短撮影距離(レンズから被写体)が長いので、被写体が料理のときはクローズアップレンズを付けています。

ですが、おすすめのクローズアップレンズがあれば教えていただけないでしょうか。

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