2016年12月18日

世界最強の美食タウン『サン・セバスティアン』を食べ歩く

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スペインの三ツ星レストランの半分が集まっているだけじゃなく、バルストリートの旨さ具合も最強だったスペインはバスク地方の『サン・セバスティアン』(日本だとサンセバスチャンの方が通じるかな)。

世界を知りつくしているグーグル先生に聞いても、「世界一 ×バル」「世界一 × 美食の町」の答えは『サン・セバスティアン』なのだ。
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ちなみに規模で行ったら、20万人弱で鎌倉市と同じくらい。旧市街のバルストリートはギュッと詰まっているし、素晴らしいロケーションのガストロノミーも、町中だったりタクシーで行ける距離にあったりとコンパクトなところも魅力。
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もちろん、昼からバルはオープンしていて、とんでもなく美味なピンチョスとローカルワイン”チャコリ”で陽気になれちゃうこと間違い無し。スペイン、特にサン・セバスティアンの凄さは物価が安いこと。タパス4皿くらいオーダーして、ワイン4杯飲んで20EURO程度。これなら何軒もハシゴする理由がわかるでしょ? ホテルのマダムに勧められて訪れた『Bar Sport』、いかにも!なバルの雰囲気で昂ぶりましたわ。
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しかも、ピンチョスが本当に旨い。日本のその辺のバルで食べていたものとは全くの別物と思っていい。特にアンチョビの使い方とか、チーズ、イベリコハムの地力が全然違うのよ。味の組み合わせと言うか、落とし所がどこか新鮮で、魚好きな日本人は飽きませんね。海外行くと、日本食が恋しくなるタイミングがどっかで入ってくるんだけど、スペインは驚くことにゼロでした。
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Bar Sport
Fermin Calbeton, 10, 20003 San Seastian-Donostia, Guipuzcoa, スペイン
+34 943 42 68 88




ここは、会前の小さな広場に面していて雰囲気良く、味もサービスもタイプだった『atari』。こんだけバルがあると、新規回りたくなるのでリピるのってレアケース。
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バルはカウンターに並んだピンチョスだけじゃなく、メニューから選ぶ温かいタパスも旨いんすよ。こちら、かぼちゃとチーズのリゾット。クセのあるチーズと野菜の甘味、そこにイベリコだったか肉系の塩味がいいアクセントになって、思わずスプーンが止まらなくなりましたわ。
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定番の牛頬煮込みも、ゼラチン質が粘度高めに残されていて、絶妙なテクスチャと味わいになっている。これで5EUROちょいだったかな。周囲のガストロノミーもフランスと比べればかなりリーズナブルなので、三ツ星ホッピングしちゃう衝動を抑えるのが大変なんだけど、バル巡りだけしに来たとしても、満足度は全く落ちないよ、サン・セバスティアンという町は。
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クラシックなバルのおっちゃんのサービスも好きだけど、爽やかなイケメンのサービスもいいね。
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Atari Gastroteka
Calle Mayor, 18, 20013 San Sebastian, Guipuzcoa, スペイン
+34 943 44 07 92
https://www.facebook.com/AtariGastroteka/


その他にも雰囲気良さそうなバルは適当に入ってたけど、美味しそうな料理だなと思って見てたら「これは****ってメニューよ」って気軽に教えてくれたりと空気がとてもフレンドリー。相当な食いしん坊たちが集まってる町なので、基本的なベクトルが揃ってるからコミュニケーションも取りやすい。
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「バルめぐりでハズレをつかみたくない!」という人は、映画祭でセレブが宿泊する『マリア・クリスティーナ』併設のグルメショップの”ピンチョスハンティングツアー”に参加するといい。
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サンセバスチャンフード・グルメショップ」では、地元の厳選された食材を売っているだけではなくこうしたツアーや料理教室なども開催してるのよ。タイミングが合わなくて”ピンチョスハンティングツアー”には参加できなかったんだけど、着物で寄ったらめちゃ喜ばれて、翌日から回る「ゲタリア」とか「サラウツ」のお薦めレストランを強力リストアップしてくれたりと優しさ倍増。
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San Sebastian Food's Gourmet Shop
Paseo Republica Argentina, 4, San Sebastian, 20004, Spain
+ (34) 943 437 600
http://shop.sansebastianfood.com/


そして食が美味しいだけでなく景色も美しい。旧市街のバル目的だったので、コンチャ湾の方はあまり歩いてなかったんだけど、ビーチサイドのカフェの雰囲気は抜群。特に晴れた瞬間、威力は体感で5倍に。
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ここも雰囲気いいけど、やっぱし曇りだとちょっと威力が落ちてしまう。
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ガストロノミーは後述するサン・セバスティアンの『アケラレ(AKELARE)』も良かったけど、ビルバオから車で15分くらいの場所にある『アズルメンディ(Azurmendi 』は、かなり衝撃的でした。
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テーブルに着くまでの演出がめちゃくちゃ凝っていて、アミューズをエントランス、廚房、そしてこの部屋でいただくんだけど、ランチ営業が中心という言うのも納得のロケーション。
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エル・ブリの流れを汲むスパニッシュガストロノミーは、挑戦的でありながら、着地点には安定感がありこれで180EUROというのはリーズナブルとすら感じる。ただ、日本的な味わいがいくつか散りばめられているんだけど、そこだけは「このイベリコ豚の味付け、居酒屋で食べる名古屋のどて煮なんすけど...」と惜しい...と感じる部分もあったりする。
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ただ、そんな挑戦の痕跡すらも微笑ましく感じるように、押さえるトコはキッチリとおさえてくる。このピジョンとか、泣けそうな美味しさだったし。ワインのペアリングも色んなチャコリが飲めて、チャコリの奥深さ魅せつけられましたわ。
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Azurmendi Restaurante  
Legina Auzoa, s/n, 48195 Larrabetzu, Bizkaia, スペイン
 +34 944 55 88 66
https://www.azurmendi.biz/azurmendi-gastronomico



話をサン・セバスティアンに戻すと、その周囲の町も魅力的なので、是非車を借りて行ってみて欲しい。小さな漁師町「ゲタリア」とか、サーフスポットでもある「サラウツは、もっとローカル度が高く、濃度高いから。


これが「ゲタリア」の町。とてもコンパクトで通りは2つしかない。
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このスペインの漁師町的な雰囲気がたまらんです。
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海は見えないけど、料理ならココが間違いないとお薦めしてもらったのが『Restaurante Iribar』
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通りが美味しそうな匂いするなと思ったら、お店の前で魚が焼かれています。
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選んだあんこうは1kgで45EURO
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グリルで食べるあんこうは、身がプリップリしていて、シンプルなソースで身の美味しさが浮き彫りになる。
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Restaurante Iribar




港に面したエリアはオープンテラスのレストランが並んでいて、どこも満席。
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こちらはミシュラン一ツ星の「ELKANO」、ここも行ってみたかった。
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ゲタリアの町が凄く気に入ったのは、この町の丘の上に建つ邸宅ホテル「イトゥレヒ(Iturregi)」の存在も大きい。ゲタリアの町をはじめ、周囲には美味しいレストランがたくさんあるので、基本的にここでは食事を提供していない。
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とはいえ、もちろんお酒類はたくさん揃えてあって、ランチ後に飲み直しなんて優雅な時間を過ごすことが出来る。
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ゲタリアの町を見降ろす気持ちよすぎるロケーション
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広いお庭にはデッキチェアが置いてあって、バスクの空を見上げながら飲むローカルワイン”チャコリ”の味わいは格別だ。
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Hotel Iturregi
20808 Askizu, Getaria (Gipuzkoa) ,SPAIN
+34 943 896 134
http://www.hoteliturregi.com/eng/



朝食はバルコニーでいただくことも出来る。もちろん美食の町だけあって、食のクオリティは信頼できるもの。
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これでもバスクの魅力は、ほんの一部だよ。
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続きは、サン・セバスティアンのバルめぐりの残りから。

酔っ払いながら適当に入ったバルだと、もはやどれがどのバルだが判明不能(笑)、次は入口の写真撮ってから入らないといかんね。
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こちらは『La Cepa』、めちゃ美味しそうなイカ墨の料理があったんだけど、ランチでガストロノミーでしっかりコース食べちゃうと、夜は22:00でもお腹が空かなくてね。基本、酒飲みにきつつ、ちょいとピンチョスつまむ程度。
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とにかくアンチョビが美味しくて、アンチョビが絡んだピンチョス選んでましたな。
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La Cepa Bar Restaurante
31 de Agosto Kalea, 7, 20003 San Sebastian-Donostia, Gipuzkoa, スペイン
+34 943 42 63 94
http://www.barlacepa.com/en/index.php



バルの外席はペットもいい子にしています。
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12:00にはクローズするので、一気にお店が閉まっていく。この一日の終りを体感できる時間帯も好き。
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雨宿りついでに、こんなモダンなバルにも寄ってみたり。席が多くて休みたかったこともあり。ま、でも昔ながらの雰囲気あるバルのほうが、サン・セバスティアンに来た感が高くていいね。
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旧市街の周りにはカフェも多く、ホテル近くのこちらには、何度も寄ってました。
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朝の散歩の後にビールしたり、寝る前のカフェしたり。
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Robinson
Paseo de Francia, 1, 20012 Donostia, Gipuzkoa, スペイン
+34 943 08 77 58






こちらは、サン・セバスティアンから車で10分ちょっとの『アケラレ(AKELARE)』、高台から海を見下ろしてのランチタイム。
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定番的なシグニチャーメニューが並んだコース”Classics of Akelaŕe”を選んだが、ちょっと面白さに欠けて重たい印象だったので、もっとモダンに振った”Bekarki”とか”Aranori”を次回は選んでみたい。どのコースも185EUROと同じだし、2人なら違うコースを選んでみるのも面白いかと。
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こちらは、フォアグラに塩と胡椒がドバっとかかってるように見せかけた前菜。こういう遊び心はスペインのガストロノミーほんと好きだし、上手いね。
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基本、ガストロノミーは着物で行ってました。そうなると逆に服が増えなくて楽かも。夏だったし、敢えて下駄で大理石の床をカツンカツン鳴らして歩くのが気持ちいい。ちょいと女子のハイヒール気分がわかりました。
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こちらは、ゲタリアの隣町「サラウツ」。サーフスポットとしても有名なだけあって、ビーチ前でカヴァとか気持ちいいよ。
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この町にはレストランが周囲を囲む広場があって、ここ『Taberna Naparrak』はスペイン語しか通じないけど、海バスクの魅力を堪能できるいいレストラン。
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観光客向けというよりは、完全にローカル仕様で、名物のココチャのピルピルに舌鼓。
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Taberna Naparrak
Barren Plaza, 1, 20800 Zarautz, Gipuzkoa, スペイン
+34 943 13 31 70



同じくサラウツのレストラン『Okamika』、こっちはもうちょい『Taberna Naparrak』よりもモダンな感じで日本を意識しているようなアプローチや味付けの料理も多かった。
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ちょっと、焼鳥の味を髣髴とさせるような肉串なんかもあったり。日本人からすると新鮮な味の組み合わせもあったりとスペインの美食探検はオモロイね。それでいて、全体的にリーズナブルなのも嬉しいところ。どうしても、日本からEU圏行くとなるとフランス、イタリアが筆頭にあがるけど、気楽だし、美味しいし、人々も温かいし、当家はこれからスペインをリピりそうな予感が満載です。
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Okamika
Ipar Kalea, 1, 20800 Zarautz, Gipuzkoa, スペイン
+34 943 56 13 28
http://www.okamika.es/en/okamika


とはいえ、今年の夏バケはイタリアになるかな? そのあたりはエスコートしてくれる友人とのタイミング次第だけど。いずれにしても、近いうちにまた訪れたいと、まりえは言ってます。
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