2017年01月09日

格之進Rt (代々木公園)焼肉ガストロノミー

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昨年食べた焼肉の中で、かなり強烈な記憶に残っているのが、代々木公園の『格之進Rt』。

ただね、この日は別格。ここまで行くと、一般的に言う”焼肉”というイメージを超越しちゃてますね。熟成塊肉の網焼きガストロノミー、そういうジャンルの料理として理解するほうが自然。


というのも、格之進Rtにはエントランス脇にコの字型のカウンター席があるのね。ここでは、”肉おじさん”こと千葉社長自ら焼きを入れるオンステージの日が稀にあって、そんなプラチナシートに運良く滑り込めたわけなんです。

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社長自らステージに立つだけあってヤンチャっぷりも半端ない。肉のアミューズブッシュが出た後に、いいなりヒレ肉のサーロイン巻、たっぷりの雲丹とともにっていう容赦ないパワープレイ。
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いい熟成具合のヒレ肉ですね。それぞれ単体で食べても充分舞台映えする役者なのに、それを...あんな風にしちゃうんですから、傾奇者もいいところ。
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でもね、これってトリッキーなように見えるけど、味の完成度が実に高いのよ。肉おじさんから「一口で食べてね!」って念を押されたけど意味がわかった。サーロインとヒレという個性の強い役者通しを、雲丹がいい感のクッションになって両方の個性を順々に引き出していくんです。
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これだけでも充分唸らされるとこなんだけど、肉おじさんは、ここからが本領発揮。サーロイン、二の腕、カメノコ、骨付きミスジとTOP写真の肉壁が並ぶ。そう、これはまさに赤壁の戦い”レッドクリフ”がそびえ立つ。
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これだけのブロック肉だけに、火入れ、寝かしには相当時間がかかる。
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だから結構な時間、空腹と戦う覚悟も必要になる。
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グラマラスな美女を前におあずけをくらってる中学生並みの環境を耐えたものだけが辿り着ける境地。そこにまだ見たことのない景色が広がっていることを信じているから待つことがデキる時間。だいたい、骨付きミスジなんて聞いたこと無いし! 焼いていくうちに、自然と肉が骨から剥がれていくんです。まるで欲望を抑えられなくなってきた美女のようにじわじわと。
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この日はラッキーが重なって、チーズ会社の社長さんもカウンターにいらしていたんです。そこで即興で肉おじさんがやったことは、熟成肉と熟成チーズのセッション。
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食べる順番や分量を考えながら1片1片、肉を整えていく。これが見事にあたったというか、とても自然に同じ部位でも色んな表情を愉しめた。以前からあった食べ方かのようにナチュラルな展開。にしても、二の腕なんて煮込みに使いそうな部位が、こんなにもブロック焼きで美味だとは。
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これはカメノコだったかな、断面が溜息出るほど美しい。
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ミスジも、薄切りカットを焼肉屋で食べることが多いですがブロック肉は新鮮。完璧なる火入れの肉塊を、塩、チーズでいただくという大人遊び。
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格之進Rt 富ヶ谷
03-6804-9629
東京都渋谷区富ヶ谷1-9-20
エスペランサ代々木 C2F
http://kakunosh.in/


それなりに焼肉体験多い方ですが、これは2016年度の焼肉ディープインパクト。また、プレミアムシートに行く機会を作りたくなりますね。まだ見ぬ景色が、そこには待ってるから。
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ドリンク何にしようかなと思ったら、ベルギー産の「初陣」なるクラフトビールを発見。あ、これ単品でも相当うまい。勿論、肉に合うのは言うまでもない。
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アミューズブッシュは、ローストビーフがヒット。さりげに「うまっ」と漏れたのはパテ・ド・カンパーニュ。小ささに油断したけど、フレンチで出てきて欲しいくらいのバランス感も兼ね備えてる。
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トマト煮込み系は子供の頃からDNAレベルで愛してます。
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さっきも書いたサーロインのヒレと雲丹巻ね。いい汗具合。
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ヒレに火入れして、
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サーロインは赤身を残しつつ、
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躊躇なく贅沢盛りを創り出していきます。
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この醤油もこだわり抜いたもの。
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どこにも妥協のない、贅を極めたガストロノミックな肉前菜。焼肉進化系、最先端のひとつのかたち。
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同席した人々と、愉快な会話をたのしみながら、肉が焼きあがるのを待ち続ける。
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肉の変化を見ているのが幸せなくらい表情が美しい。
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その中でも、やはりミスジが際立ってましたなぁ。自然に骨から剥がれてくのとか、なんか衝撃。
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一旦、陸でやすませてから、フィニッシュのひと焼き。
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自分ではこんなに完璧な火入れ出来ませんから。やはりこれだけのいい肉は、プロに焼いてもらはないと。
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”このカット、この舌触り、この味わいこそ格之進よ!” 青い巨星が吠えました。
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二の腕は歯ごたえもよく、肉々しさがいい意味で熟成チーズにマリアージュ。
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こちらは、厚めのカットで。
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肉の脂とチーズのオイリーさが、それぞれの味を昇華させていく。
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〆は、待ってましたミスジさん。
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カットしてるそばから、箸を伸ばしたくなる衝動にかられる。
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どれも、まずは肉の味をシンプルに味わってから、徐々に癖の強いチーズとのセッションへと踏み込んでいく。ブロック肉という大人のおもちゃを使った官能体験。
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おかげで、お店の外に出た時に、あまりの日常感に違和感おぼえたくらい。こういう感覚って、フレンチのガストロノミーだけじゃなくて、焼肉屋でも体験できるんですね。
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最後にメンチカツでクールダウンして、翌日からの京都旅のパッキングへと頭を切り替えて帰りました。
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今年もまた、お世話になります「格之進」さん!
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kyah2004 at 23:00│Comments(0)TrackBack(0) | ¥10000〜

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