2017年09月16日

グラントワ (島根)赤瓦のミュージアムのポテンシャル


8月末に、島根県芸術文化センター「グラントワ」のプレスツアーで島根県デビュー飾ってきたんだけど、そもそもソレって何?って方が大半ですよね。

なのでその「グラントワ」について、ちょいと紹介させてもらいます。

今から12年前、美術館と劇場の複合施設として、2005年に益田にオープンした施設。駅からは1kmくらい離れた場所にあって、小さな町で凄い存在感放ってます。
0916グラントワ8月-9


設計は内藤廣氏。横浜の馬車道駅とか、最近だと富山県美術館も手がけています。

まず、この28万枚の石州瓦を外観に使ったデザインが斬新なのよ。屋根で使われてるようなスタイルなら驚きもないけど、壁に使うことで、この瓦の持つ艶っぽさというか色気が醸し出されるのね。
0916グラントワ8月-24

どういうことかっていうと、この石州瓦、単に赤いってだけじゃなくてエナメル質も入ってるのよ。だから光の反射が美しいの。しかもこれが縦に並ぶことで見たこと無いような印象になるんです。ボクが見たときも、朝とか夜とか印象が変わって、特にシビレたのが夕方。ブルーっぽい光を反射して、ちょっと他ではないオーラを放ってました。





展示もかなり興味深い。

ファッションに注力していうミュージアムなだけに、展示も洒落てて見応えがある。この時は1930年台のファッションが展示されてたと思います。つけてたアンティーク時計とちょうど時期が同じで、ちょいと嬉しかった。
0916グラントワ8月-15


0916グラントワ8月-16





またワークショップも、いい意味で"大人"。大阪から芸姑さんと若旦那呼んでお茶屋の遊び方とか紹介してるのよ。ちょっとナニソレ!って感じじゃない?
めっちゃセンスいいなーって。
0916グラントワ8月-20


0916グラントワ8月-19







そんな「グラントワ」が次に仕掛けるのが9/30からはじまる「石見の戦国武将」展。
http://www.grandtoit.jp/museum/iwami_sengokubusyo

家康が活躍するちょっと前の中世、鎌倉から安土桃山時代にかけての武将の実態に迫るもの。

武将たちの奮闘の様子を物語る古文書や、彼らの高い美意識をうかがわせる美術工芸品などが展示されるらしいんだけど、益田をおさめてたお殿様は、かなり最先端で青磁器とか大陸の掛け軸って、当時としては最先端かつ最高クラスのラグジュアリーアイテムを貿易で扱ってたんです。

ただ、そう言われてもピンとこないよね、今で言ったらこんな感じだったのかもしれません。

「やー、こないだエルメスにオーダーして特注の別荘作ったのよ」とか、「今季のうちの藩の決起フェス、イビザから世界一のDJ呼んで茶会したのよ。若手に貿易部署希望めっちゃ増えて、狙い以上だったわ」とか、今の感覚に置き換えてみたら、結構おもろくないっすか?


隣の強国との駆け引きも「フェラーリにうちの家紋モチーフにした車オーダーしたんだけど、毛利家へのお中元も一緒に頼んでおいたのよ。3台並べたら毛利家の家紋に見える特注車届けんだけどインパクト弱くて反応薄くてさ。こりゃマズいと、ハリーウィンストンに目が無い奥さま向けに、急遽ダイヤ50個使った馬車も送っておいたのよ。したら大喜びでさ、今季の扱い倍になってホッとしたわ。」みたいな、そんなハイカラなやり手だったようなんです。


こんな翻訳はさすがに無いですが、そーやって見てみたら、中世の武将たちがもっと身近に感じられると思いますよ。


さて、そんな展示がおさめられてる空間はというと、これがのどかな地方都市とは思えない洒落具合なんすわ。
0916グラントワ8月-5




劇場も贅沢なスペースなんだけど、特に気に入ったのが大ホールの外壁。カリンを使ったフローリングの床に、大胆な打ちっぱなしコンクリートの折れ壁がいいコントラストになってるのよ。天井も高く、空間の美しさはキュンキュンするレベル。
0916グラントワ8月-3



0916グラントワ8月-11




こんな美しい空間を遊ばせてるのは勿体無いし、市内にはそこまで昼から飲めるお店とか無いので、ここをcafeやBARにして、シャンパンやエスプレッソでひと息入れられると嬉しいなと。
0916グラントワ8月-4



一応ね、グラントワにもこじゃれたレストランはあるんだけど、折角テラス席あるのに使えなかったり、グラントワの空間と分離しちゃってるので正直惜しい。
0916グラントワ8月-25




例えば、芸術とデザインの博物館、ロンドンのV&A(ヴィクトリア アルバートミュージアム)では、その美しい空間に馴染むようにレストランなりカフェなりが配置されてるわけなんです。折角ならもっと先いって、住民と観光客が、ここでセッションできるような、そんな仕掛けがあるとカッケーな、と

グラントワ
島根県益田市有明町5−15
0856-31-1860
http://www.grandtoit.jp/




そんな妄想が自走しちゃうくらい質のいい空間の「グラントワ」。益田を訪れたら、まずはココで観光プラン練るみたいな、そんな存在になって欲しい!というか、そんなポテンシャルのある施設です。
    ↓ ↓
人気ブログランキングへ







******************

エントランスを入ったら、広大な中庭が広がってます。足元の床材もめっちゃいい感じなんですけど。
0916グラントワ8月-1



小さな中庭の彫刻もいとうつくし

0916グラントワ8月-13





最近は、こういう絵にトキメキます
0916グラントワ8月-17




この売店エリアも、天井高くいい空間じゃないですか。蔦屋じゃないけど、ここにスタバとかもってくるだけで、雰囲気と人の流れ変わるんじゃないかな。地元にいいブーランジェリーもあるし、食と文化をもっとミックスしてくれると楽しいんだけどな。
0916グラントワ8月-14




さっき書いた石見の戦国武将展、限定のイベントも気になるものが目白押し。

0916グラントワ8月-10



10/14(土) 「よみがえる戦国の宴」では、あの毛利元就をもてなした祝い膳が楽しめるんだとか。料理付きでパフォーマンスも見れて3500円ってどういうことよ??
行きてーー。

11/5(日)には能楽の動きや発声も体験できるイベントもあるんすね、これも気になる!

10/28(土)の「武士茶」って、いったいどんなのが飲めるんだろ?
0916グラントワ8月-21



秋の島根も気になります!
    ↓ ↓
人気ブログランキングへ





kyah2004 at 13:59│Comments(0)島根_201708 | ヴァカンス

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔