2017年10月18日

着物を誂えに 京都行こう。

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長い間その土地で進化を続けてきたファッションというのは、やはりその国の民族にはフィットするもので。着物をはじめたら、すっかり虜になりました。

特にメンズは着るの楽だし、海外のガストロノミーでは威力抜群。どんないい仕立てのスーツを着ていくより存在感出るし、コミュニケーションツールとしても一級品。

ただね、日本人のモノなんだけど、日本料理と同じく、日常から距離が遠ざかっちゃったのよね、着物って。
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まー、確かに敷居高いよね。

幾らするのかもわからないし、どこで何を買えばいいのかもわからなかったもん。それに、洋服のように雑誌や店頭ディスプレイって殆どないから(特にメンズ)、どうやって着たらカッコイイのかイメージも湧きづらく。

自分も京都で「太秦江戸酒場」行って、着物ってこんなにカッケーんだ。しかも遊んじゃっていいんだ!って知ってから、グイッと踏み込めるようになったからね。好奇心を刺激するには、具体的な対象を見ることが大事。
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あと興味を持っても、中々”自分ごと”にはなりづらいんです。親友たちですら興味はもっていたものの「自分の着物を欲しい」と思うようになったのは、わりと最近のことなんです。

やっぱオレが京都で着物作ったりしてるだけじゃダメね。東京の友人を京都に連れていって、実際に何人かが着物作ってから、俄然 親友らもスイッチが入ったし。いかに”自分ごと”として捉えてもらうかが重要なんだなーと再認識。
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てなわけで、今回は友人らの着物づくりの手伝いで秋の入口の京都に行ってきました。今回も勿論、つまみ細工「おはりばこ」のフルサポート。なんせ、北井家は日常生活の殆どが着物なんで、王道から崩し方まで心得ていてセンスもいいから、セレクトが洋服脳なボクラにもスっと入るのよ。
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しかも家に反物やら帯やら厳選したアイテムを持ってきてもらえるので、じっくりと選ぶことができる。
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これは、ゆっきーの選んだ一式。
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更に上級編ということで、着物の作家さんの工房にも足を伸ばしました。
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こちらは、洛北にある辻が花 染め工房の「絵紋庵」(えしぼりあん)
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辻が花は、絞り染めを基調として描き絵・摺箔・刺繍などを併用したもので、ここ「絵絞庵」では、更に技術を高めて友禅染に近いレベルまでの絵画的な表現を可能している。
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身長の高い若旦那の私物を羽織らせてもらったんでサイズ感はあってないけど、生地感も良くさりげなく辻が花のアクセントが入っていて一目惚れ。写真ではわかりにくいけど、実際さりげなさがメチャいいんすわ。なので 早速、来夏の羽織を作ることに。来月には作戦会議で再訪決定。
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辻が花には、こんな派手な柄もあって、着物単体で見た時は「こんなの似合うヒトいるの!?」って半信半疑だったんだけど、いざ着せてみたら「あれ、意外と馴染んでる」と逆に感動。ただ、着る人は選ぶけどね。1枚目で作るには勇気いるけど、2枚目以降ならむしろこれくらい遊んだ方が、東京では使えると思う。
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とまぁ、こんな感じでFacebookに着物ツアーの様子アップしたら、早速友人らから「オレも(私)も着物作りたい」の声が続出。パラパラ行くのは友人家族にも負担になっちゃうので、今度”着物誂えツアー”企画しようと思ってます。町家をみんなで借りて合宿しながら着物づくりするなんてのも愉しそう。興味ある友人は個別に連絡ちょうだいね。



さて、今回の新しい宿開拓は、最近増えてるリノベした一棟貸しの京町家。西本願寺裏、島原エリアにある「つきひの家」。
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町家の宿は個体差あるので、実際訪れて「写真ほどでは...」ってとこも多いのがリスクだけど、こちらはセンス良く快適でハイリー リコメンド。
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室内にはシャワーブースがあるけど、外には露天風呂もあるので24時間好きな時に入ることが出来る。この特注の陶器の風呂釜は、頭を置いてもめちゃ心地よく、思わずうつらうつらしてました。
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庭の竹のすだれの向こうに露天風呂があるので、昼に庭眺めながら風呂呑みとか最高っすね。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA




今回の食のセットリストは、いつもの「割烹 たいら」にはじまり、精進料理の「大徳寺 一久」でお昼にお弁当膳。西陣の古典「萬亀楼」で純度高めな京都の夜を、食後にスイーツバーの「カーヴ・ド・ケイ」へ。最近話題の朝ごはん「喜心」に行って、ランチの食後酒は「KENZO ESTATE 祇園」。続きの方でダイジェスト版をまとめてます。

着物づくりと「つきひの家」の写真も、もうちょい追加でアップしてあるので、興味ある人はイメージもっとわくと思う。


2泊じゃ京都は全然足りません、11月も2回行ってきまーす。
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夜、遅めのスタートで佛光寺の「割烹 たいら」。もう、何度訪問してるがわかりません。というか、京都に来たら、だいたい1回は顔出してます。

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鮭の白子、力強いインパクトある味わい。
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ビール、日本酒からワインな流れ。
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時計はロンジンのアンティーク。長期レンタルで自身に合うかチェックしてたんだけど、フェイスはモロ好みだし、そろそろ心を決めました。ただ、ベルトの正解が まだ自分の中で見つかってないのよね。
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この日の椀物は、まつたけ。大胆にして繊細、この味付けは当家好み。
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甘鯛のお造りも美味だった、うろこの食感とのコントラストも愉しめました。〆のカマスの炊き込みご飯が、衝撃的に美味だったこともメモっておかねば。
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きものづくりの合間に、精進料理の「大徳寺 一久」へ。大徳寺の目の前で「おはりばこ」のすぐ近く。

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徒歩圏内に、こんな環境があるって贅沢極まりなし。
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お庭を眺めながら、日本酒飲んで気軽に食べられる精進料理のお弁当膳をいただいて4000円ちょいとは素晴らしくない? 大徳寺麩、犠牲豆腐、筏牛蒡といったシグネチャーメニューも入っているので、入門編としても悪くない選択肢。
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食後の和菓子とお抹茶も、この環境だと納得度が高い。
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個室を友人らと貸切なのでゆったりできて、ランチから相当リッチな気分です。
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夜は流行りのミシュラン系ではなく、西陣の古典「萬亀楼」へ。ハコもクラシックだし、女将さんのTHE京都な対応がシビれます。
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料理は生間流式庖丁や有職料理を正式に継承していて、昨今話題の日本料理店よりは味の骨格がはっきりしていて、見た目以上の力強さを感じます。
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こちらは穴子の揚げ物と銀杏。京料理のプライドを感じる仕事。
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当然だけど、食後のお薄もいいお服加減で。
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大人の修学旅行な絵が撮れました。
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最近は、お酒の弱さに一段と輪がかかって、墜ち具合が半端ない。「カーヴ・ド・ケイ」では、久しぶりにホットケーキいただいて、うんまいシャブリをちょっと飲んだら、殆ど彫像となっていたようです。
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3日目の朝ごはんは、祇園の「喜心」へ。「なかひがし」の息子さんが監修しているお店で、ランチタイムでも朝ごはんメニューがいただける。ちゃんとお酒も呑めました。
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最近、京都では朝ごはんが大人気で、ここはメディア露出が高いこともあって、朝ごはんだけどお昼すぎまで満席が続いてました。
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土鍋で炊きたてのごはんをいただきながら、おかずをちょいちょいいただきます。
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お汁物が3種類の中から選べて、ボクは白味噌の豚汁を。
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食後は、同じく祇園の「KENZO ESTATE 祇園」へ。おでんで有名な「おいと」の近く、アクセスも良く雰囲気も落ち着いてるのに貸切状態。
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とはいえ、昨晩同様 グラス一杯目の途中で彫像化してましたが…。ほんと、機械の身体が欲しいっす。
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さて、最後に「つきひの家」の写真と、着物づくりの写真を載せておきますね。

外観もさりげなくタイル張りでモダンな造り。
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リビングの後ろは、地下スペースが吹き抜けになっていて、中二階の踊り場、2Fの寝室とレイヤーが複雑で面白い。手すりとか無いので子供には危ない。R18の洒落た大人仕様の町家です。
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ベッドルームは余裕ある書院造の空間、手前には壁が黒く塗られたメディテーションルームもあって、そっちにも2人泊まろうと思えば入れそう。
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夜は庭を見ながらお酒よ呑むもよし。コーヒー豆も置いてあって、ミルで挽いていただけます。日によるけど一棟3万円台でも泊まれるので、下手なホテル泊まるより快適でセンスを磨かれる滞在ができます。(アパホテルが1人2万円とか意味わからんし)
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こちらは、「おはりばこ」北井家プレゼンツの着物づくりタイム。それぞれのニーズやキャラクターにあった反物を意してくれているので、言ってみればプライベートサロン。

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こちらは、祇園祭の時にオーダーした、ちょっと紫がかった西陣織のお召。今回、いつきまんは、これに合わせる羽織探しがメインでした。
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ちなみに、ここはAirbnbもしているので、フツーに泊まれるのも嬉しいところ。最近は、宿も殆ど北井家にお世話になりっぱなし。
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これまでは、メンズの着物づくりのサポートをお願いすることが多かったんだけど、今回は女性の着物づくりもということで、一層華やかに。

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さすが、当家の好みは良くご存知で。まりえに似合いそうということで薄いピンクのアラベスク柄の反物も見繕ってくれていました。和装ではあるんだけど、ドレッシーな仕上がりになりそうな感じで、まりえはこちらに一目惚れ。仕上がりが愉しみ、年末に間に合えば、パーティシーンで活躍しそう。
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ちなみに、オレもさりげなくモダン柄の紺の着物をオーダーしちゃってました。家の着物保管スペースが、どんどん増えていきます。デカい桐箪笥がそろそろ欲しい。
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仲良しの北井家のまさくん、レンズを向けるとしっかりキメ顔作り込んでくれます。
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辻が花 染め工房の「絵紋庵」では、帯留やてぬぐいづくりのワークショップもやっています。辻が染めが何たるかを知るには、自分でやってみるのが一番良さげ。といいつつ、オレは徹底的に不器用なので、そっちはまりえに任せます。それより、来年用の羽織のイメージ練らないと。

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こちらの工房で細かな手仕事をされているとのこと。
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着物の知識はまだまだこれからだけど、何よりも着る機会を増やしていくのが一番大事。
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特に新しく仕立てた着物は、何度も着るうちに体に馴染んでくるので、最近は何かあるとこの夏仕立てた緑の一重をヘビロテしてました。
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オレも含め、着物ビギナーは正直 反物を見ただけじゃ、自分に似合うのかどうかって想像力が追いつきません。なので、完成形の私物を羽織らせてもらうことで、俄然イメージが湧いてきます。
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こちらも若旦那の私物だけど、体型とかキャラが近いからか、いつきまんの方がゆっきーより、この着物は似合いましたね。
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この薄い緑の辻が花は、まりえに似合っていました。
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先日、日本橋三越で「男の着物フェス」やってたけど、着物マーケットに占めるメンズの割合って、確か1割くらいとめちゃ小規模なのよ。なので、こういう男性向けの着物イベントっていうのもめっちゃレアなんです。それにどこまで遊んでいいか、着崩し方も見本がないから見当つかないのが現状だと思います。

着物に興味あるなーって人は、11/25(土),26(日)と2日間開催される『太秦江戸酒場』に是非足を運んでみてくださいな。着物をお洒落に着こなす人たちが集まってるので、こういうのが自分なりの着こなしみつけるのに一番参考になるから。紅葉のベストシーズン、昼は紅葉狩りして夜は江戸酒場って、自分的にはマジでオススメです。
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kyah2004 at 23:46│Comments(0)京都_201710 | 着物

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