2017年12月20日

エキゾチックな町 マラケシュの本当の顔(モロッコ)

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もう帰国してから1ヶ月が経ったけど、記憶が色褪せないモロッコの旅を早めにまとめておきます。

今回は初のモロッコということもあり、移動のストレスを極力減らしたかったので、スペインのマドリードからマラケシュ空港に飛んでのモロッコ入り。
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空港からメディナ(旧市街)やギリーズ(新市街)へは車で20分程度なので、入国したらわりと早々に観光モードに入れるのは嬉しい誤算。ドローンの持ち込み禁止を知らずに、空港で一揉めしたけど(笑)、ホテルが手配してくれたドライバーさんを見つけたら、スムースにホテルまでエスコートしてもらえました。


とはいっても、タクシーでホテル前まで行けると思ってたので、メディナの広場でクルマを降ろされ、そこから喧騒の真っ只中をスークまでを徒歩というのは中々の衝撃体験。
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リヤカーみたいのにスーツケースは乗せてもらって、ガイドらしき人の後をついていくんだけど、露天がひしめく人で溢れた狭い路地を歩く異次元さったら半端ないし。しかも、その細い道をがんがんスクーターが走り抜けていくんで、あまりの異文化っぷりにしばし言葉を失ってました。
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一言でいったらエキゾチックって単語におさまるんだろうけど、ここを体験したら日本とマドリードなんて差が見えないっすね(笑)
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ピンクの壁の狭い路地から空を見上げると、日本よりはるかに強い青色の空が覗いていて、どこまでも続く迷路のようなスークは、スマホがなければ確実に迷子だ。
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今でこそ、スマホで宿まで辿り着けるけど、スマホの地図、いや携帯電話がない時代に、どうやって宿までたどり着いたんだろう? しかもメディナの中にあるリヤドと呼ばれるホテルには、いちいち看板なんて出てやしません。10年前のマラケシュは、今より遥かにディープだったんだろうと思います。
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効率と便利さが限界まで研ぎすまされている現代社会において、ど田舎ならともかく、世界的に人気の観光地が、こんなにもアナログさ全開だったことは、頭では知ってたけど、実際訪れてみるとかなり驚く。
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買物は当然交渉だし、タクシーのメーターなんて、動いてたためしがありません。おつりは油断してると誤魔化されるし、客引きのタフネスさはゾンビクラス。フランス領なので英語では通じないシーンも結構あって、最初慣れるまでは、正直かなり疲れます。
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そんな中にあって、かつての邸宅をリノベしたリヤドと呼ばれるホテルは、外界からは完全に切り離されていて、喧騒がウソのように静謐な時間が流れている。

ボクラの選んだ「Riad K」というホテルは、マラケシュにしてはめずらしいブラックを多用したシックなデザイン。部屋はかなり広く天井もめちゃ高くて、部屋を出てすぐのソファーやラウンジも自分の家のように使えました。
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居心地いいのに「冷蔵庫が部屋に無い...」と思ったたら、スタッフに言えばすぐにお水やお茶を入れてもらえるようで。ホテルというより使用人付きの別荘とか旅館に近い感覚です。
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ここはルーフトップにのぼれて、洒落たソファやデッキチェアが並んでいました。
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ただ、周囲を見ると今にもトム・クルーズがバイクで走り回りそうな、そんな映画そのものの世界が広がっていて、この景色を眺めながらアザーン(礼拝の呼びかけ、拡声器で町中に声が響く)の音に包まれるてのは、とんでもないエキゾチック体験。旅の醍醐味ここにありって感じです。
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欲を言えば、ここにプールが欲しいっす。
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朝ごはんも部屋の前のソファーに、こんな風にスタイリッシュに並びます。
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夜は基本、外ではお酒が飲めないので、シャンパーニュとカヴァを買ってきて、夫婦でのんびりBARタイムしてました。外のどんなレストランより、ここかお洒落で居心地いいからね。
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Riad K
29 Derb Nkhale quartier Rahba Lakdima Medina Marrakech, Marrakech 40000 モロッコ
+39 373 527 8616
http://www.riadk.com/it/



日本のメディアでは、エキゾチックなお洒落リゾートと紹介されるマラケシュだけど、確かに一部にそういうセンスいいホテルやレストラン、ブティックがあって、そこでは日本にはない圧倒的な美の体感ができる。
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でもね、まぁごく一部っすよ、そういうのは(笑)
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しっかり探さないと、実際の体感値は98%が喧騒のカオス、特にメディナ(旧市街)は。多くの観光客が集まるフナ広場周辺は、特に売ってるものが酷い。ギリーズ(新市街)のブティックか、專門スークで必死に探せば掘り出し物は見つかるけど、旅慣れてないヒトだと、そこにたどり着くまでに疲弊するリスクもはらんでます。
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メディナの中で、比較的たどり着きやすく、雰囲気のいいお店が集まっているのがスパイス広場。「Cafe Des Epices」や「NOMAD」といったレストランは、日本人の舌でも食べやすい料理で、素直に美味しくいただける。ともにルーフトップ席は人気で、スパイス広場を見下ろすことができるので、特にサンセットタイムは、かなり混雑度しているので注意。
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確実にお洒落なのは、ちょうどボクラが訪れる直前にオープンした「イブ・サンローランミュージアム」のあたり。元々、ミュージアム横の「ジャーディンマヨレル」はサン・ローランが愛した庭園で、敷地内のカフェやブティックは、かなり洒落てて、いわゆる日本人がイメージする洗練されたモロッコを体現している。
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この庭はアフリカにいながら、オリエンタルのエキゾチックさも表現していて、日本人だと当たり前に感じちゃうけど、アフリカの砂漠に竹林があるってのは、贅沢の極みだろうと思う。
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「イブ・サンローランミュージアム」は、さすが最先端のファッションミュージアムで、彼の作品が並ぶ真っ黒な部屋は照明の使い方がめちゃめちゃ心地よく、暗闇から浮きあがるような映像の使い方とかゾクゾクするくらい美しい。
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ここのカフェも、とてもアフリカとは思えんね。ミュージアムは炎天下の中、皆さん並んでるけど、ここはパリですか?というくらい、お洒落で余裕感溢れてる方々が集っていて、明らかに異色。
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ミュージアム前の通りは、イブ・サンローラン通りと名前がついていて、「33 RUE MAJORELLE」というブティックは、レザーやモロッカンシルクのデザイン性高いファッションアイテムが並んでいて、薄いグリーンのシルクのストールに一目惚れ。ゲイオーラ全開のスタッフや、日本のマンガカルチャーにアツいスタッフがいたりと個性派揃い。メディナ(旧市街)とは、全く違うスタイルのショッピングが出来まっせ。
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ちなみに、このブティック横のカフェ「Le 16 Cafe」はスムージーが人気で、クラッシュアイスのはちみつレモン的ドリンクは、味がめちゃめちゃ洗練されていた。
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ギリーズまで足を伸ばしたらクスクスが有名な老舗レストラン「Al-Fassia」に行ってみてもいいかもです。たいていのガイドブックに載ってるスタッフが全員女性というレストランで、メディナの数倍高いけど、マラケシュの最高級レベルが味わえる。高いっていっても、2人で6000円くらいだったかな? この街の味の基準値を作っておくのに役立つよ。
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あとこの近辺にも、雑誌で紹介されてるようなブティックが点在しているので、回ってみるのも楽しいです。ちなみに、まりえのブルーのドレスは、このエリアで買いました。
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メディナ(旧市街)の中のリヤドに泊まるのがマラケシュの醍醐味だと思うけど、かなりデザイン性高いラグジュアリーホテルも新市街の方に集まっていて、中でも最もフォトジェニックなのが「パレ・ナマスカール」というホテル。帰国して、改めて情報整理してる時に気づいたので、残念ながら未訪問。次は、絶対ここに泊まりたい。




ランチがてら「フォーシーズンズ」には寄っていて、ここではチキンとレモンのタジン食べて、町中で食べた失敗タジンとの差を検証してました。
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新市街は、ちょっと遊びに行くのにいいけど、モロッコに来たぞ!と強く体感できるのはやはりメディナ(旧市街)なので、もうちょいメディナのこと、続きでレポります。
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メディナ(旧市街)は日本と似た箱庭文化で、ストリートを歩いてるだけではマラケシュらしい繊細なアルティザンの仕事っぷりというのを目にすることは少ない。
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一番気になってた「Musee ben Youssef」は、最終日に開場時間に訪問したけどOPEN時間に開いてくれないという”旅先あるある”で見られなかったけど、「バヒア宮殿(Palace of the bahia)」はゆっくりと時間をかけて滞在することができた。
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天井や壁のアラビスクらしい装飾は、いかにもエキゾチックといったデザインで、規模感でドーンと圧倒してくるのではなく、”細部に神が宿る”アプローチ。こういうの、日本人にも共感しやすいんじゃないでしょうか。
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陽射しは強力だけど、日陰は寒いくらいのモロッコなので、王宮の日陰でのんびり座っていると体力チャージもできちゃうよ。
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フナ広場近くのバブーシュは、至って普通のモデルが多いけど、メディナの奥には專門スーク(市場)があって、カバンや照明、染色などなど、専門街が存在している。
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当然バブーシュも「バブーシュスーク」は品揃えが多い。
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とはいえ、一見どのお店も同じようなデザインが並んでいるように見えるので、じっくり好みのものがあるかどうか見極める必要がある。

ただ、これを容易にやらせてくれないのが客引きのスタッフ。適当にあしらいつつも、足を止めるとめんどくさいので、ゆっくりとはいえ止まらずに歩き、目星をつけたお店を選ぶ。
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実際、バブーシュスークで買ったものは、デザインが自分好み、まりえ好みで満足度高いです。
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バブーシュも良かったけど、実用的でデザイン性も高かったのが、バヒア宮殿近くにあった靴屋さん。キチンと店舗を構えてるトコはちゃんとしてて、ディスカウントなしのワンプライス。この網のスリップオンは、バンコクや日本の夏に大活躍してくれそうな予感。
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そして、この靴屋の近くにあるガーデンカフェもセンス良かった。フランス語が飛び交う白壁に緑が溢れた店内は、オシャレ度高め。猥雑な通りの入口からは想像できないゆったりした空間で、こういうコントラストの強さが実にモロッコらしい。
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Restaurant La Famille
34 Derb Jdid, Marrakech 40040 モロッコ
地図



メディナの奥の方には外国人オーナーのセンスいいショップが集まっているエリアがあって、目印は「La Patisserie de la Terrasse Spices」が入っているビル。センスいいパッケージのアルガンオイルのショップが有ったり、バブーシュや衣服もスークの中より垢抜けている。
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La Patisserie de la Terrasse Spices
Sidi Abdel Aziz, Souk Cherifia، Marrakech 40000 モロッコ
https://terrassedesepices.com/
+212 676-046767



そしてトルコ並みに猫が多かったのが印象的でした。どの猫も綺麗。
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喧騒のメディナも、朝一は静か。
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Amazonとヤマトのおかげでシステマチックに大抵のものが手に入る高度な流通社会で、ロバが現役で活躍している空間というのは、ある意味贅沢。
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スパイス広場で何度も通った「Cafe Des Epices」
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ルーフトップが人気だけど、実は2Fのスペースは居心地いいし、マーケットのライブ感が感じられる距離感で、写真を撮るのにも向いている。
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食事は、確かにタジンが美味しく思いのほか飽きもこなかったね。
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なんだかんだいっても町はフォトジェニック。
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治安も変なとこ入らなければ、特にリスクは感じません。
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こういう照明とかスゲーかっこいいんだけど、日本に送っても「どこで使おうか」となっちゃうので、小さいのだけ買ってきました。
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ずーっと暑いイメージのアフリカだけど、この時期は最高気温も20℃以下だし、最低気温に至っては5℃ちょいまで下がります。ボクらの訪れた11月初旬も、朝夕は上着がマストでした。GWとか6月くらいも暑さのピーク前でよさげなイメージ。
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この記事へのコメント

1. Posted by clo   2018年09月14日 20:12
マラケシュ連泊羨ましいです
再訪したい街のトップに入ります。自分の場合は滞在が短すぎたので。
10年以上前に行ったので、メディナのリヤドはありがちな地元の少年に案内してもらいましたね…お金をせびられるやつ。でもひとりじゃたどり着けなかった自信あります。今となってはあのどきどきは隔世の感がありますね…
エッサウィラとかは行かれましたか?旅のお話がまた見られると嬉しいです。

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