2018年04月02日

赤瓦をめぐる旅 (島根)石見銀山〜益田の道程

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島根県芸術文化センター「グラントワ」さんのプレスツアーで、今回は赤い瓦をめぐる旅に。

石見エリアは石州瓦という赤い瓦の産地があって、特に海沿いは赤瓦の家が多いのよ。当時は海運が発達していた関係からか内陸よりも海沿いに赤瓦の家が多い。
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全盛期はフィレンツェのように街全体が赤く統一されていた頃もあったようで。今も残っていたら間違いなくインスタスポットになっていたと思うのから悔やまれるよね…。

撮影地 湯泉津、江津本町、石見銀山


今回は、波子、都野津、湯泉津(ゆのつ)、石見銀山、江津本町の町を周ったんだけど、泊まったってこともあって、一番印象に残ったのが『温泉津温泉(ゆのつおんせん)』。日本で唯一の世界遺産の温泉街ということもあって、地味だけど興味深い見どころが多かったのよ。

ここは温泉街から車で5分くらいの沖泊という当時の天然の港で、銀の積出港だったらしい。今でこそ寂びれた雰囲気だけど、その枯れ感こそが栄枯盛衰という歴史そのものの姿のようで静かに心にしみてくる。
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TOPの写真も宿泊した「輝雲荘」。朝6:00前、最初入った時はまだ薄っすら外が暗かったんだけど、だんだん明るくなってきたら趣ある赤瓦が浮かび上がってきて思わず大興奮。前夜にお風呂入ったときも外は真っ暗だったので、全く期待してなかったからそのサプライズ具合にグッときて。
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宿はいわゆる温泉旅館。
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食事は地のものを中心に。利き酒セットで島根の地酒 開春を飲み比べ、"米の雫”がタイプでした。
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輝雲荘
島根県大田市 温泉津町温泉津ロ202-1
kiunsoh.com
0855-65-2008



食事の後は、近くの龍御前神社で石見神楽のデビュー戦。神社で公演があるってのが実にいい。こういうのって小綺麗なステージよりも、客席と距離が近くて地元文化とシンクロしてるとこの方が共感指数高くなるしね。
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石見エリアでは神楽が盛んで、相当数の団体があると聞いてたんだけど、ひとつひとつがこんなにも気合入って完成度高くて驚き。演目も衣装も思いのほか煌びやかでハマりました。




公演のあとに、ゲストは衣装を羽織れるんだけど、これなんて15kgもあってズシリと重い。
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翌朝は6:30から温泉の周囲を散歩。年季の入った赤瓦が多くソソります。
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赤瓦じゃないけどフォトジェニックだったのが、GoogleMapでも検索されない「愛宕神社」。この神社の裏から続く苔で覆われた尾根の道がめちゃ艶っぽくて。観光客に荒らされてない感じも絶妙に良くない?
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2泊だったので食事のチャンスは限られてたけど、訪れたレストランはどこも”この地らしく”オススメできるとこばかり。


まずは萩石見空港からほど近いシーフロントの洋食店『柿の木』
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このロケーションは反則、しかもテラス席もあるんすよ。風強い時とか寒い時期は店内だけだけど、テラスの時期に再訪したい。
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柿の木
0856-23-7417
島根県益田市高津町イ-2582-10




続いては、石見銀山の町 大森の2店を。ここは古民家が並ぶ雰囲気のある通りで、ポツポツとだけどセンスのいい厳選されたお店があるんです。

そのひとつがドイツでマイスターの資格を得た日高さんのベーカリー『ベッカライ コンディトライ ヒダカ』。同行したパンマニアの友人が強烈にキュンキュンしてたので、そういう時は波に乗る主義の漢(オトコ)です。
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ドイツらしくプレッツェルや、ゆず食パン、おすすめのヘレンベルガーフロート、あんぱん、クルミのパンなど、カバンに入りそうな分だけ大人買い。これが正解でほんっと美味だったのよ。ドイツのパンって勝手に質実剛健で面白みがないものかと先入観あったんだけど、いやいや完全に間違ってたわ、反省。

次行ったら買えるだけ(数日以内に消化できるだけ)まとめ買いしたいッス。
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ベッカライ コンディトライ ヒダカ
0854-89-0500
島根県大田市大森町ハ90-1
https://www.facebook.com/bkhidaka/



ヒダカでおみやげのパンを買い込んだ後に、『群言堂』の石見銀山本店の中にあるカフェへ。中庭に面した開放感あるサンルームや、小さな箱庭の前のカウンターなど雰囲気も相当いい。
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献上米を使ったおむすびをいただいたんだけど、これもしみじみ美味なのよ。添えてあるお漬物も美味しいくて体の内部から癒やされました。
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群言堂 石見銀山本店
0854-89-0077
島根県大田市大森町ハ183


「群言堂」の本店はナチュラルなライフスタイル提案ということで服やお皿も見応えあり。
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ちなみに近くには、「群言堂」の運営するこれまたセンスいいホテルがあって、ここ次回のターゲットだったりしています。
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あと、レストランではないんだけど、お店の前だけでも通りたかったのは波子の町にある「ウオッチミュージアム・ヴォガ」。日本初のアンティークウォッチ博物館で800本以上を展示する私設博物館。この町のゲストハウスを取材したんだけど、帰り際に「この町にはアンティークウォッチの博物館があってね」なんて話になって「ま、ま、まさか、オレが憧れてたアレがこの町にあるんですか!?」って!!
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てな感じで、またまた島根に再訪する理由が増えちゃいました。益田の駅あたりもこじんまりしながら美味しいお店多いので、コレクターのパイセン達連れて皆で来るのも面白そうでねぇ。
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島根へは朝10:00過ぎの便に乗れば、ちょうどお昼頃に萩石見空港に着きます。着陸寸前、外を見ていたら、前回ドローン撮影した海辺の宿「荒磯館」が目に入ってきた。

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なんか嬉しい、ただいま島根。


海辺の洋食店「柿の木」でランチした後に向かったのは、展望台からの赤瓦が美しい波子の町。
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駅の近くにいたら、ちょうど”石見神楽”のラッピングトレインが入ってきて思わずレンズを向ける。
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あ、正確には電車では無いんですよね。ほら、パンタグラフないでしょ? ディーゼルなんす。なので、発車時の音に風情あっていいんスよ。






そんな波子の町には、裸足でビーチまで行けるゲストハウス「波の音」があって
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田舎に帰省したような気分を味わえます。
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波子の町並みは、赤瓦も多く入り組んだ道がいかにもな日本の風情でキュンとくる。
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赤瓦もよくよく見てるとベトっとした現代風の量産型と、刻を刻んできた年季物があったりして、ハマりだすと止まらなくなる。
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こちらは、石州瓦発祥の地とも言われる都野津。
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瓦工場があるんだけど、赤瓦はごく一部。久しぶりにつくしを見たよ。
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昔の写真魅せてもらったんだけど、屋根が純度高めの朱色な構成。面影は残ってるけど、太陽光パネルの存在感と相まって、極めて現代的な風景に。
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なんてことのない道沿いの建物が色気あったりするんすよ。
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わかるかなぁ、手前の現代風量産型赤瓦とセンター付近 瓦の歴史を刻んできたビンテージな赤瓦の違いは。Don't Think,Feelでっせ、旦那。
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江津本町にほど近い 道の駅「サンピコごうつ」。ここでは野菜買って帰りました。
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なんせ作った人の名前入り。そりゃ、どんなお土産よりもコッチを選ぶし。
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沖泊。温泉津温泉からほど近いかつての交易拠点の港。葉山のヨットハーバーもそうだけど、古い港はだいたい昔話持ってますわ。
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恵比寿神社。かつて繁栄を極めた港を見おろす古の神殿。
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温泉津の町を夜散歩。カランコロン言わせてあるきたくなる。
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中には、こんな洒落たゲストハウスらしきものもあったり(最後まで正体不明)
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龍御前神社の近くに行くと、既に神楽の演奏が音漏れしてて、その段階でテンションあがる。
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実際見始めたら期待以上のクオリティでね。
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このハデハデしさも癖になりそう。
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神楽の後は、温泉入っておやすみなさい。翌朝の散歩だけど、温泉津の朝は清々しいのよ。かつて繁栄を極めた土地なのでお寺ひとつとっても立派。ちょっと中国っぽさも垣間見れたり。
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神楽をやっていた神社の朝の顔。
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その他、町並みもシビれる被写体がたくさん。
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沖泊の港とつなぐ細い道。
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愛宕神社から町を見おろして。
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なんど見ても、いいなぁ。
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朝から湯めぐりしてる人とすれ違う。
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温泉津の近くには焼物の里もあるんです。立派な登り窯。
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石見銀山と沖泊港を繋ぐ道。
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立体になると、更に興味深い。

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石見銀山の町から。
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お寺もいい色。
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ここの赤瓦の残り方もいいっすね。
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最後に江津本町
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川沿いの歴史ある町
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古き良き時代の象徴ともいえるお屋敷が残っています。
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江津本町近くの海岸線は、ドキドキしちゃうくらい美しく。
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築130年の古民家でゲストハウスとして泊まれる「アサリハウス」にも寄りました。
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リノベするとモダンに使えるんだよという見本にもなっている。
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このキッチンのタイルもいいんだけどなぁ。
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地元の絵師のアート。
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古民家2Fの屋根は、3世代のものをひとつの場所で見られる贅沢さ。
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〆はやはり「グラントワ」、いと美し。この中庭で酒が飲みたい。
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そんな島根の2回目の魅力を詰め込んだダイジェスト。次回からはそれぞれの場所を掘っていきます。
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kyah2004 at 23:30│Comments(0)島根_201803 | 和食

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