2018年10月04日

壬生狂言 (京都)今週末は壬生寺に行こう

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毎年節分と4月、10月に京都 壬生寺で演じられる重要無形民俗文化財の「壬生狂言」。言ってみれば仏教パントマイムで700年の歴史を持つ京の代表的民俗芸能。
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10月はこの週末の10/6 (土)〜10/8日(祝)までの3日間に開催予定です。ボクが訪れたのは2015年と3年前だったけど、狂言デビューの当家でも興味深く愉しめました。

まず驚いたのは、プロの狂言師たちが演じているわけではなくて、地元の小学生から長老まで約40人の方で構成されている壬生大念仏講中の人々によるものだということ。学校や仕事のかたわらに練習して公演をするというのだからビックリ。
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しかもこれって伝承なんですよね。今でこそビデオやスマホで録画できるとはいえ、700年間もの間、代々伝えていくっては途方もない労力なわけで。
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実際観てみるとわかるけど、解説文読んでおけばストーリーはシンプル。舞台に集中して観劇ができるので、1日観ていても飽きない。
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仏教がらみなのでストーリーは堅苦しいのかと思いきや、権力者が町中で見つけた女子を買ったりとか、あまりにブスで男が逃げ出しちまうとか、今のテレビでやれないようなリアルさがあって、結構掴まれる。
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シグネチャー演目の「桶取」も、壬生寺に詣でた美女の白拍子を見初めた老人(金持ち)が、手を尽くしてついには彼女を口説き落とすんだけど、その妻(懐妊中)の醜婦が嫉妬するのね。
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そこで、老人は妻を蹴倒して若い美女と逃げちゃうっていうのもスゲーけど、鏡を取って化粧して妻が、自分の醜さに自暴自棄で泣き崩れるというもの。
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ブスがまんま不幸になるという救われない感じが響く。
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いちお、このストーリーには続きがあって、両人は前非を悔い、妻の霊を慰めるために僧となり、尼となって仏門に帰依するんだけど、 狂言では何故かこの最後までは演じられず、妻が狂乱する所までなのよ。理由は知らないけど、エンタメ的には最後までやるよりも、ココで終わるほうがインパクト強いしね。
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名家の武者がもののけを退治するっていう派手な演出の演目もあるけど、商人同士の足の引っ張り合いとか、その時代の生々しさを垣間見られるものの方が、余韻をひきましたね。
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写真は壬生寺さんから許可をいただいて撮ったものなので、一般の方は撮影禁止なんですが、むしろカメラに気を取られず舞台に集中できる方が贅沢だと思います。
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今年も、まだ何度か京都に行きますよ。
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無言劇になった理由は、マイクなどのない時代に集まった群衆にわかりやすく教えを説くために身ぶり手ぶりを使うようになったと言われていて、江戸時代頃には、宗教活動という色合いから、大衆向けの娯楽として発展していったらしい。

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2日間観劇したので、2日目はまりえも法被を着てお手伝い。
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舞台を観るこの場所は、普段は幼稚園なんだってね。
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炮烙割りは、毎日 朝イチでやられる演目。同じ演目でも、日によって人が変わるのか動きが違ったりするので「この人のあの動き良かったな」と比較できるから、これは是非見比べして欲しい。
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見るからに愉快な商人さん、動きが剽軽。
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しっかし、渋いお面ですなぁ…
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お奉行さんの前で、それぞれに主張をアピールする商人。芸の秀逸な方が勝利って、どんな裁判よ(笑)
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いよいよ、炮烙割りのクライマックス。結構な量の炮烙が積まれます。
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土煙が立つくらいの音と衝撃
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豪快に割れた炮烙が敷き詰められている。
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おいおい、若いおなご買うなら先に顔見ろや(笑)。というか、見ちゃいけない風習だったのかな?
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なにげに、このお付の家来のファッションが可愛い。ちなみに、これは若いおなごを買うにあたり母親に身ぐるみ剥がされているシーン。旦那さんだけじゃなく、付き人も剥かれちゃいます。
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これは悪霊退治の演目ですな。
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お、妖怪が。
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ただ、スゲーのはこの妖怪 スパイダーマン並に糸を噴出するのよ。蜘蛛の妖怪だけに。
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中々の演出力じゃない?
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いったい、どこにそんなに仕込んでるの?ってくらい蜘蛛の糸を噴出します。
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舞台の転換の最中に子どもたちが
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場所を変えてみると、また雰囲気が変わって面白い。
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鬼とお地蔵さんの力比べ。
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細マッチョなお地蔵さんは、めっちゃ強いんス
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2日目の炮烙割り。
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同じシナリオでも微妙に違う。
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このシーンは何度見ても見応えある。
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オレもいつか落としてみたい。
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はぁ、めでたし。
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かよわそうな女性が実は妖怪だったという馴染みのストーリー
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日本の美。
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700年間伝承されてきた文化の粋。
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この武者が戦闘モードになるとことかムービーチャンス。ユニコーンガンダムがNT-Dモード発動みたいな感じ。
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敵さんも中々強いです。
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動きがあるので、見飽きないのよね。
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見事に首を取りました。
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友人らとも合うことができた。
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被写体が美しいので撮影も熱が入る。
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2月は極寒だと思うので、まだ見たことはありません。
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5月と10月は、観劇にはいいシーズン。
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この週末は、隠岐の島行く予定だったんだけど台風の進路で諦めました。さすがに今から京都は行けないんですが、お近くの方は是非。
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kyah2004 at 23:30│Comments(0)京都2015_10月 | Pic.

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