2018年11月15日

エルカノ (スペイン)バスクの港町、ゲタリアの一ツ星の魅力とは

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美食で名高いバスクの中心地は、言わずと知れたサン・セバスティアン。世界一のバルストリートで出される名物ワインはチャコリと呼ばれていて、その産地は車で30分ほどのゲタリアという港町。

前回バスクを訪れた時に、すっかりこのゲタリアの町に魅了された当家。今回はじっくり2泊して、サン・セバスティアンよりも更にゆったりとしたバスク時間に身を任せていました。
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ゲタリアの旧市街は、5分あれば歩けてまわれてしまうくらいの小さな町なんだけど、国道を挟んだ丘の中腹にはバレンシアガミュージアムがあったりと、そこらの田舎町とは一線を画す洗練された顔もあるのよ。
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というのも、ゲタリアはバレンシアガの出生地。だからというわけではないと思うけど、チャコリ畑の中にある邸宅ホテル「イトゥレヒ」もめちゃめちゃセンスよくて、単なる田舎町での滞在をイメージしてると、そのギャップに驚かされます。
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そんなゲタリアの町にある一ツ星のレストランが『Elkano(エルカノ)』、バスク地方が得意とする炭火焼きを得意とするレストランで、殆どのゲストがここの魚の炭火焼きを目指してやってくる。
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中でもシグネチャーメニューがカレイの炭火焼き。
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一匹を二人でシェアするんだけど、オーナーさんが自ら「美味しく食べるために」と、ここがブラックスキン、ここがホワイトスキンでと部位ごとに取り分けてくれてくれるのよ。
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サービスきめ細かいのね、と最初はそう思っただけなんだけど、食べてビックリ。ホワイトスキンは粘度高め、ブラックスキンはプリッと感と全然食感や味わいが違うのね。世界一の魚食国民を自負していただけに、こんな基本的なことを体感値として捉えていなかったことに驚きましたわ。
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ココチャのピルピルも喉肉単体の料理という知識はあったけど、点としての見方でしたわ。木を見て森を見ず。視野が狭かったわ、オレ。
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牛肉はあれだけ部位にこだわるし、まぐろだって刺し身なら部位の違いって当たり前のように理解してるけど、炭火焼きでパーツごとに愉しみ方を変えるという発想自体が抜けてました。
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そして、こちらのもうひとつの名物がブイヤベース。訪問済みの友人からは「うーん...」という評価だったし、ビジュアル的には煮詰め過ぎでは?という印象なんだけど、一口スプーンでいただいてビックリ。
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なんすか、この濃厚にしてクリアなスープは。しっかり煮詰めたエキスの強さは感じながらも、しっかり濾過してるせいか味が丸くてシルキーなのよ。なんでこの要素が両立できるの?という不思議な感覚。香港の友人たちは、広東のスープに慣れてるから魚のエキスが強かったのかもだけど、日本人のボクにはたまらないエクスペリエンスに。
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ココチャが3種類食べ比べできる前菜や、パプリカの炭火焼きも震撼の美味しさ。「エチェバリ」でも思い知らされたけど、バスクのアサドール(炭火焼き)は、もはやアルチザン。
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んでもって、地元だけあってリオハのヴィンテージワインがめちゃ安い。しかもかなりタイプな味わいなので、さっとアペリティフ一杯飲んだらボトルとしっかり向かい合ってました。
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デザートもオーセンティックなメニューだけど、骨格がクリアで響く美味しさ。全く古臭くない、洗練された仕上がりに。
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ちなみに、ここのスタッフのレディたちの制服、バレンシアガで統一されているんです。田舎の港町なのに、なんだかここだけやけに洗練された空気を纏ってて、さすがミシュランスターだなと。
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焼き場はお店の外にあるんだけど、スタッフも陽気でなんか愉しい。こういうのって実は凄くあとに印象ひくのよね。
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メールで予約できないし、なかなか予約が大変だけど、訪れる価値のあるレストラン。
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ELKANO
Herrerieta Kalea 2, 20808 Getaria, Spain
+34 943 14 00 24
http://www.restauranteelkano.com/


サン・セバスティアンまで行ったなら是非とも訪れて欲しい。バスも出てるので車借りなくても行けますよ。
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ホテルから歩いて3分なので、オンタイムで到着。
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お店の入口は脇にあります。焼き場とテラスの間が玄関。
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お店に到着した時は、まだ何も焼かれていませんが、炭はスタンバイしてますね。
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ここのテラスでアペリティフもいいなー。
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ボクラはすぐに席に通されました。
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この日は、向こうの奥の方の席は団体さんでした。
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少人数のゲストは、こっち寄りに。
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メニューはアラカルト。2人なら炭火焼きを中心に、ココチャの3種盛り、ブイヤベースを押さえて、あとは何を食べたいか考えるのがいいと思う。ロブスターもおススメとのことだったけど、2人で食べ切れる自信がなく、カレイ食べ終った段階で考えるよ、と。
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テーブルの上のオリーブオイルはエルカノオリジナル
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まずはチャコリでサルー!!
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ファッションもさることながら、女性スタッフの洗練度が田舎町レベルではない。カントリーサイドでも洗練度が高いお店が多いのが日本との決定的な差。都市に産業が集中しすぎてるのよねぇ…
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アミューズは確かまぐろだったと思う。日本っぽいスタート。
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結構なヴィンテージでも白ワインが50EURO前後
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うはぁ、めっちゃタイプなワインでしたわ。
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ココチャの3種食べ比べ。

センターは、とろん具合と塩加減がたまらん

次に左、センターとそこまで変わらんかな?

右はオリーブオイルとソースのおいしさ

とにかくリオハの白と合いまくり。



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続くレッドペッパーも泣けるー! 甘い、歯ごたえ、味付けの塩梅に加えテクスチャのエロさよ!!
跪け!と言いたくなるくらいのパーフェクトさ。
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ちなみに外ではこうやって火入れされています、チューリップ畑みたい。
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ブイヤベースをさらに煮詰めて濾過したような味わいはクリア、めっちゃイノセント。
香港人にはtoo muchかもしれないけど、日本人には素晴らしいエクスペリエンス
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あ、ゲタリアの町だ。
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そろそろかなと思って外に偵察。
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やってきましたー
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デカイっす
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ホワイトスキンは粘度高め、ブラックスキンはプリッと感。ほんと食感違うのねー、こういうのやればいいのに日本人。皮の部位のゼラチン質に悶絶キュー
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お手拭き一つとっても抜かりなし、美意識だいじ。
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魚の国からやってきた日本人ですもの、しっかり食べますわ。
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賑わってくると、より雰囲気の出るエルカノです。
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さて、デザートも頼みましょうか。
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オーナーと美人ゲストのやりとりは絵になりますわ。
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きましたぜー、チョコレートのシフレ。
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もうダダ漏れっすよ、エロスの極み。
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そうそう、これぞフレンチトースト。めっちゃ熱いの知らずに口に入れて、ハフハフしてました。
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こんな美意識高いお店と知ってたら、ちゃんと着物できたのに。
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フィナンシェも美味しかった、ごちそうさま。
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お会計もかわいい。イルコント ペルファボーレでもなく、ラディッション シルヴプレでもなく、ラクエンタポルファボールだ。国を移動した直後はよく間違えるw
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エチェバリの次に刺さりまくったレストランでした。
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バスクに行ったら、ゲタリアとエルカノは外せないです。
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kyah2004 at 23:30│Comments(0)バスク_201809 | スペイン

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