2018年12月10日

鮨さいとう(六本木一丁目)冬の鮨

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半年ぶりの『鮨さいとう』。相変わらずバランスが良く、それでいて”旨い”と唸る鮨が並ぶ。ミシュラン三ツ星連続というのは伊達じゃない。

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ただ、ミシュランの格付けも生き物ゆえ、今は不動の三ツ星「カンテサンス」「すきやばし次郎」なども代替わりなどあるわけで、評価は変わるタイミングというのが訪れるわけです。「ロブション」みたいな組織力あることはキープしやすいとは思うけど、それでも20年後どうなってるかなんて謎っすよね。
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今から20年前といったら2000年になる前、ナポリピッツアなんて言葉は全然浸透していなかった時代です。今星を獲ってるミシュランスターのお店も、何割くらいが誕生していたんでしょう。
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あと日本の食文化が、お金を使わない若い世代にどう受け容れられていくのかも未知数。1食に4万円とかかかるお鮨なんて、若者たちがどうバトンを受け取っていくんすかね? それに「美味しい」という概念がAIで分解/記号化され、グミのようなもので類似の味が簡単に再生されるような時代が来たとしたら、食文化の存在そのものが全く変わってしまう可能性だってあるわけです。
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”3時間もかけて食事を愉しむなんて非効率、10分で美味しさは味わえて他のことができる”なんて時代がきたら、今のようなフーディーズは一層マイノリティになっていくかもしれません。例えば茶の湯のように一部の数寄者が愉しむ嗜好的な色合いの強いものになってもおかしくないわけです。


実際、未来がどうなるなんてわかったもんじゃありませんが、そんな風に「実は先のことなんて約束されてない」っていうことを改めて認識しながら美味しいものに対峙すると、よりありがたみが出てくる気がしません?
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というわけで、”今”という時代に産まれたことを悦びつつ、さいとうのカウンターを楽しみました。


この時期の鰆うまいっすね、海苔巻きにして。
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冬はキライだけど、香箱蟹とかジビエとか食べてると「冬がないとつまんないよね」とか平気で言い出します(笑)
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づけは青森エリア。
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握りも三品目くらいから鮪のジェットストリームアタック。
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ブリの歯ごたえお見事。そして旨味の炸裂具合といい、脂のキレ味の良さ、雑味の無さは、美味しいを超えて気持ちいい。
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車海老の敢えてぬるめの温度感は、もはやセクシャル・ハラスメント。こんなセクハラなら、毎日でも受けたいくらい官能的。
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鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F


こないだのソフトバンクの通信障害、スマホ社会の脆さを露呈しましたよね。ただ、生命の危機に至るようなことは殆無く、限定的で良かったなと。5Gとかで車の自動運転までもが通信制御だったらと思うと、障害時のパニック度はこれから先、もっともっと酷くなっていくと思います。進化を否定する気はないけど、シンギュラリティのような未知のものに対しては期待と同時にコワさも感じるのよね。
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だいたい、忘れた頃に「鮨 さいとう」の予約はやってきます。

何人だったっけ?とか、誰誘ってたっけ?とか毎回忘れて焦りますわ。

11月末だったけど、外は結構あたたかかったので、近くのテラスでまりえとクラフトビール飲んでから。


ぬる燗をいただきつつ、まずは甘エビが。ヌメっと甘いテクスチャが大人。
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かつおの香ばしさと身のトロッと感のコントラスト。
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あん肝、甘い。甘くていいんです、山葵の仕事がまさかのクレッシェンド
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さわらと海苔ってこんなに合うのか…、と感慨。
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香箱ガニは、いくら食べても飽きませぬな。
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一旦冷えた体が温まったので、このあたりから冷酒に切り替えて。
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ふかふかの太刀魚。
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カレイから握り、歯ごたえと旨味が食欲にスイッチを入れる。
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鰤。脂の旨さは想定の範囲内だけど、この見事な歯ごたえはエモーショナル。
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コハダは酸味と甘みが同居してて円満家族。周囲のエリート夫婦は不仲なとこが多くてね、やはりバランスが人生大事だと思うわけですよ。
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一番、鮪らしさを感じられるのがづけ。
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中トロのバランス感は一番タイプ。日本人と南米系のハーフ美人みたいな。
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腹かみのパンチ力は唯一無二のエクスペリエンス。
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スミイカの歯ごたえ。硬さとプリッとさの絶妙加減に萌ゆる也。
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車海老の温度感もいいけど、このエビさんならではの繊維質がまた独立国家で不可侵。
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鯵のテクスチャも大好き。この生ぐささ、このあまぐささ、癖になる。
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この時期は鶏卵のような余韻を残すいくら。
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この時期、この場所でのウニはクールダウンしてくれるグラニテ的な存在感。
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そして、お決まりの穴子でトロっと握りが幕を下ろします。
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あおさの味噌汁はたまらんですよ。
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こういう巻物を、毎日お弁当でもっていきたい(笑)
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やはり満足の『鮨 さいとう』
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月並みですが、ミシュランスリースターには、三ツ星たる理由がありますな。
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kyah2004 at 23:30│Comments(0)日本料理 | ¥20000〜

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