2019年06月16日

ロムデュタン(銀座)カウンターの閃光

ロムデュタン2019-59

GINZA SIXのフレンチ『ロムデュタン』へ。

ロムデュタン2019-82






正式な店名はロムデュタン シニエ ア・ニュ、広尾『ア・ニュ』の姉妹店で、カウンター席もあって、シェフやソムリエと距離感の近さも魅力のお店。
ロムデュタン2019-86






ただ、残念ながら今月末(2019/6)でクローズなのよね。
ロムデュタン2019-5


オープンしたのが2017年の春。ボクはその年の夏に訪れていて、当時にしてはまだめずらしかったハーブの大胆な効かせ方に、バンコクをはじめとするアジアのガストロノミーの勢いを感じたのを覚えています。
ロムデュタン2019-39





そんな記事を書いたような記憶があるんだけど、過去ログ見てもみあたらない...。アレ? Facebookあたりに投稿してブログ書いたと勘違いしてたのかも。なんか悔しいな。
ロムデュタン2019-10





ま、とにかく蒸し暑い夏に清涼感を運んでくれるフレンチという印象だったので、昨年も行きたいと思いながらも機会を逃してたのよ。今年の夏こそは!と勇んでいたので、蒸してきた6月の頭に訪問してきました。
ロムデュタン2019-1



2年ぶりに訪れたロムデュタンは、期待通りのベクトルは保ったまま、簑原シェフが 削ぎ落とすことは削ぎ落として洗練度をアップ。
ロムデュタン2019-71



ロムデュタン2019-55



そこにソムリエの稲毛さんが自由度高めたワインのペアリングで、より面白く攻めてくるのが愉し過ぎた。
ロムデュタン2019-88




一番”らしくて”サプライズがあったのが金目鯛。正統派のフォンドボーのソースと茴香の香りのミルクの泡にミントを効かせた2種のソースが添えられていて、まずは、それぞれのソースでいただいてみたのよ。
ロムデュタン2019-45



泡のソースはハーブの効いたアジアっぽいガストロノミー仕立てで今っぽく、フォンドボーはイメージ通りの着地点。

まずは別々に食べたところにシェフが「今日の料理の中で一番クラシックなのがこの皿なんですよ」と言うので、「えー、このハーブの感じとかモダンなアジアフレンチっぽくない?」と返しつつ、今度は2種類のソースを一緒につけて食べてみたんです...

したら「あれ、フォンドボーのソースだけで食べてたときより、遥かにクラシック!!なんで??」と、シェフの話していた理由を体で納得。

金目鯛の完璧な火入れと皮のジューシーさにソースの主張がいい具合に重なって、フレンチならではの圧倒的なエクスペリエンスに。

ここで合わせたのがオレンジワイン。皮の香りに照準を合わせてとか洒落てんなァ。めっちゃ好み。
ロムデュタン2019-42






ワインと言えば前菜のうにと新玉葱のクリームに合わせたアルザスのリースリング clos ste hune の2011年がメチャ旨でシビレてましたわ。こういう色気のあるリースリングは大好き、果実味、酸味、ミネラルが超絶バランスとれてて、イヤらしくないのよ。名門ワイナリー トリンバックの力を魅せつけられた一杯でした。
ロムデュタン2019-27




「うにの美味しさを引き出すのにいいですよ」とのことだったけど、このワインは単独で飲むのが美味しすぎて、食事に合わせるのに少し勿体なさを感じてしまう。それくらいタイプの白ワイン。
ロムデュタン2019-28




メインのラカン産の仔鳩は、美しいとしかいいようのない焼き上がり。これをシェフが目の前で仕上げてくれます。
ロムデュタン2019-51




胸肉の美味しさはイメージできると思うけど、香ばしさに愉悦したのが腿肉のコンフィ。
品のある力強い脂と、エロティークなテクスチャ、仔鳩らしい独特の肉の味わいに、自然と手が赤ワインに伸びてしまう。

ロムデュタン2019-60




その手の先にはOlivier BernsteinのChambertin 2013年


オリヴィエ バーンスタインのGRAND CRU、これでキマらないわけがない。鉄壁のマリアージュにただただ身を任せていればいい。
ロムデュタン2019-53


もう、こっからは余韻でだけでも満足っすよと、ピーチパインのパブロバでリセットかけてたら、なにやら透明な液体が出てきたんです。
ロムデュタン2019-66

なんだなんだ?さっきまでのエレガントなワインとは違うけど、ピーチパインやパッションフルーツの酸味に、やけに寄り添ってくるじゃない。グラッパのようなパンチ力ではなく、包み込むようなこの感じはいったい??

正解はというと「flamingo orange(フラミンゴオレンジ)」という芋焼酎。その名の通りオレンジのかほりを纏った焼酎で、糖質ゼロなのに甘いのよ。
ロムデュタン2019-65

まー、両方知ってても、オレにはこれを組み合わせる発想力も知識もないわけで、センスのいいソムリエの存在というのが、改めて貴重だなと痛感した次第。




シェフの料理をどこまで伸ばせるか、ソムリエとのマリアージュに気持ちよく酔わせてもらった夜でした。
ロムデュタン2019-95



L'homme du temps signe a nu
(ロムデュタン シニエ ア・ニュ)
03-6263-9773
東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZASIX 13F
http://www.lhomme-du-temps.com/

こういう甘美な時間を堪能するためには、お金も必要だけど健康な心とカラダが大事。そして、なにより感動を共有できるパートナーね。
 ↓ ↓
人気ブログランキングへ


そこそこリアルタイムなInstagramはコチラ。







**************************

鳴り物入りでオープンしたGINZA SIX。Grand GINZAのアフタヌーンティが絶好調らしいけど、平日夜の13F レストランフロアは、中央通りの喧騒が嘘のように静か。

なんせ13Fまでの動線が難しすぎで、何度きてもまず2Fにあがって、そっから6Fいって、迷いながらエレベーター乗って、やっとこさ13Fにたどり着くというダンジョン攻略のような徒労感を味わってます。

それなりの回数来てるけど、土地勘悪くない自分が毎回迷ってるくらいだから、やさしい動線ではないことは確か。メトロからB1でG SIXまで繋がってるけど、13Fまで一気にあがれるの?? 

どこに正解があるかすらわからないし、そんなことに時間使いたくないから調べようともしてないけど。インバウンドで外国人旅行者狙うにしても、あそこの動線は苦労しそう。


ま、そんなオレの迷子話は置いておいて、ディナーに話を戻しましょうか。


ロムデュタン2019-4











店内はカウンター、個室、仕切られたテーブルと、シェフとの会話を愉しむか、他人の視線を気にせず自分の世界で過ごすか、シーンに応じた使い分けができる。
ロムデュタン2019-90



ロムデュタン2019-14




オレは仕事も見たいし、色々説明聞きたいから、カウンター一択だけどね。
ロムデュタン2019-17


蒸しっとした天気を断ち切るように、まずはシャンパーニュ BENOIT LAHAYE。えっと、なにこれめちゃめちゃ美人。
ロムデュタン2019-20

ロムデュタン2019-21

ロムデュタン2019-22





稚鮎は生きたまま届けられていて、
ロムデュタン2019-23



カダイフをまいてさっと揚げたものをいただきます。あー、シャンパーニュに合いまくりだわ。
ロムデュタン2019-25

ロムデュタン2019-26




オレンジ色の余市の塩水うにを上に乗せまくった新たまねぎのピュレにトマトのジュレ。海苔とオクラのたたき、スナップえんどうやミョウガも合わせて
ロムデュタン2019-30









穴子、すだち、正山小種(ラプサンスーチョン)
ロムデュタン2019-37




茄子のコンソメを吸ったおいしさと穴子の白焼きの香ばしさ
ロムデュタン2019-38




こちらに合わせたのが Hatzidakis Santorini Assyrtiko Cuvee No.15
ロムデュタン2019-31

ロムデュタン2019-32

ロムデュタン2019-33



パンも色気あふれる
ロムデュタン2019-35











金目鯛、わらび、ミント
ロムデュタン2019-41




茴香の香りのミルクの泡とミントこれとクラシックなフォンドボーのソース。両方合わせると半端ない
ロムデュタン2019-46








皮の香りに合わせたオレンジワイン
ロムデュタン2019-40













ロムデュタン2019-47






ラカン産の仔鳩
ロムデュタン2019-52




ロムデュタン2019-48




ロムデュタン2019-54



ロムデュタン2019-58





添えられるサラダも色鮮やか。
ロムデュタン2019-61



腿はコンフィ。胸肉は炭火で。ソテーしたレバー、ハツにグリンピースとマリネしたオレンジなども合わせて。
ロムデュタン2019-62







デセールに入ってもノンストップ
ロムデュタン2019-63





ん、なにこれ??
ロムデュタン2019-68




ピーチパインのパブロバ。マスカルポーネとパッションフルーツ
ロムデュタン2019-69






これに芋焼酎が実に合うのさ。不思議なほどに甘く感じる。
ロムデュタン2019-70





ロムデュタン2019-77



ベルガモットのマカロンにアイスモナカなどなど
ロムデュタン2019-78





ドラマチックな時間をありがとう。
ロムデュタン2019-80





最後はこんな〆
ロムデュタン2019-84






いい空間と料理には、いい靴を。
ロムデュタン2019-85




豊かささの意味を考える。
 ↓ ↓
人気ブログランキングへ


そこそこリアルタイムなInstagramはコチラ。




kyah2004 at 21:01│Comments(0)フレンチ | ¥20000〜

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔