2019年11月17日

姫路城と宇治 お茶会で休日の雅

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現存12天守は、江戸時代以前からの天守閣が残っているもので、国宝に指定されているものは、その中で5つ。

松本城、松江城、彦根城、犬山城、そして姫路城。今まで、他の4城には行ったんだけど、肝心の姫路城が未訪だったんです。

白鷺城とも呼ばれるこのお城は、この中でも最大クラスで圧倒的に華やか。二の丸や西の丸なども美しく残っており、城としての世界観を現代に伝える貴重な存在。
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他のお城は、天守閣は残ってるものの、それ以外の部分がだいぶ現代に侵されてしまっているか、もしくは当時の姿を残していないので、江戸時代の気分を愉しめるスペースは限定的。


姫路城は、未だ石垣と白壁の城壁が多く残っているから、イメージするお城の世界観をじっくりと味わえるんすよ。
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そして、いわゆる姫路城的な姿を一番美しく見られるのが「西の丸」。余計なビルとか視界に入らず、周囲もお城らしい世界観が保たれているので、純度高めの城エクスペリエンスを求めるのなら、ここはハズせない。

限られた時間しかないのであれば、天守閣に登るよりも、西の丸に訪れることをオススメします。
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ちなみに、今まで回ったお城でタイプだったのは熊本城

復元天守ではあるけど、敷地も広大で、迫力ある石垣も残っている。中でも宇土櫓(重要文化財)のように、天守閣ではないけれども加藤清正が創建した初代天守ではないかといわれるような櫓も残っていて、中の雰囲気も古城らしくゾクゾクしちゃったりと、歴史の重みを体感できるエリアがしっかりと残されている。

地震の後にも行って、その被害を見た時は言葉もなかったけど、天守閣も復旧が進み今年の10/5から特別公開(大天守外観復旧記念)もはじまっている。また宇土櫓に入れる日が来ることを愉しみにしています。



そんな姫路城をあとにして向かったのは、神戸のバスク料理レストラン『bb9』。「エチェバリ」出身のシェフによる、日本の土地と素材で表現したアサドール。
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バスクのガストロノミーを知ってる人には嬉しいコース構成かと。

「エチェバリ」の薪料理はもちろん、港町ゲタリアの「エルカノ」あたりでアサドールの魚料理の凄味を体感してると刺さるんじゃないかな? あんこうのグリルで、同じ魚なのにブラックスキン、ホワイトスキン、骨周りと全然違う魅力になるし、魚の焼き方で「ほえー、スゲー!」って感じたのも久々だったもん。
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『bb9』では、北海道のブリ、仙鳳趾の牡蠣、五島列島のトロミあるハガツオ、舞鶴のクエなどエロティークな火入れと、ほんのりかほる薪のニュアンスから、バスクへのオマージュを感じる。
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フレッシュのポルチーニの火入れも良かったなぁ。
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チャコリもいわゆるバル用の微発泡がぶ飲み用と、ガストロノミーで出てくるリースリングなどを混ぜた超熟用のチャコリは全然別物。ビルバオの「Azurumendi」で、ペアリングをオーダーしたら10種類くらいチャコリが出てきたことあったくらい。


最後のデザートワインで幾らのっかったのかだけは知りたいけど(苦笑)、料理もワインのセレクトもめちゃタイプなレストランでした。
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翌日は、京都の宇治で遠州七窯のひとつ朝日焼の「松露会」へ。
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宇治川沿いを歩いたり、興聖寺の坂を登ったりしていると、定点観測で「今年は紅葉遅めだね」とか、肌で季節を感じられる
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まりえと一緒にお茶席に入って美術館クラスのお道具に会えたり、手びねり体験できたりと、日本の美にどっぷり触れる休日
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お正客の譲り合い合戦は、毎度のことながらアレだけど、着物で男性というだけではめ込もうとするのは勘弁。や、出来るなら喜んでやりますけど...
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とはいえ、オーセンティックな茶席は圧倒的な日本だし、たまにはこの空気の中に身を置くのが好き。例年スタートが遅くてバタバタするので、来年は学習してもうちょいはやく訪れたいもの
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今回 宿は、神戸と京都の中間地点、大阪に陣を張りました。

御堂筋通り沿いの本町に、新しくデザインホテルがオープンしたんです。寺院の山門と一体になった新コンセプトの『大阪エクセルホテル東急』 
https://www.tokyuhotels.co.jp/osaka-e/index.html
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ラグジュアリーホテルと、ビジネスホテルの中間層が薄い日本のホテル事情って、常々なんだかなーと感じてたので、気軽に使える遊び心溢れたデザインホテルというのはWelcome
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大阪出身者に話したら、「400年の歴史がある南御堂のところに山門型ホテルと言われても、全く想像が出来ない」と、かなりチャレンジャブルな試みらしい。

万華鏡をモチーフにしたデザインで、コンセプトルームは泊まるだけじゃなくてPARTYとかにも使えたりと、時代のニーズにあった打ち出し方が好印象。
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御堂筋通りのライトアップをこの角度で見下ろせるっていうのも、大阪人には新鮮だそうで。
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ホテルのメインダイニング『PIC*NIKA』は、洋食をベースにしたビストロ。ベシャメルソースの美味しさや肉の火入れにフレンチ出身というシェフのキャリアが垣間見られます。
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大阪らしくたこ焼き風のゼッポリーニや、BBQの世界観で出してくるヘレ肉のグリルなど、ここでも遊び心は忘れていない。
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ホテルオリジナルのクラフトビールが、道頓堀で作られたものというのも驚き。旅人には、現地ならではのモノに弱いんです。
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食後はBARも使ったけど、オープン直後でまだ知られてないから、個室のような隠れ家スペースで、100%リラックスしながら呑めたのも◎
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去年末、4年で100回旅する計画をクリアしたので、今年はちょっと旅のペース落とそうと思ってたんだけど、結局過去最高の旅記録を更新し、47都道府県もコンプリートできそうです。

旅を生活の一部に組み込みたいと願ってたので、今のライフスタイルはある意味狙い通り。ただ、こんだけ旅してるとマジで疲れが抜けないけどね(笑)
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姫路城って大阪の先だよねって認識はあったものの、かなり遠くにあるイメージでした

実際行こうと思わない限り、どのくらいの距離感なのかって謎じゃない?
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東京在住のボクラは、東京と横浜の距離感や、鎌倉まで行く時間は感覚として持ってるけど、それって他の地域に住んでる人には、共有できない感覚だと思うのよね。
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なので、新幹線だと新神戸までのぞみで行って、そっから乗り換えたら次の駅だったりすると「え、神戸からこんなに近いの、姫路って!」というのが最初の感想。


ランチを食べに姫路から神戸までローカル線に乗ったときも30分ちょいだったので、今回かなり姫路城に対する心理的ハードルが下がりましたね。
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JRの姫路駅は、かつての外堀の外側に位置しているので、内堀までは1kmくらい。直線道路で駅からお城が抜けて見えるのはテンションあがる。

桜門橋を渡り、三の丸跡を歩き、チケット売り場を超えたところで一気に世界観が変わりました。あ、これガキの頃じいちゃんが見てた”暴れん坊将軍”の中にいる!って。
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くねくね曲がった天守閣までのルートは、石垣と白壁に挟まれていて没入感づくりををサポートしてくれて◎。
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結構朝早く到着し、団体は早足で抜き去ったから静かに城と向かい合えたけど、ワチャワチャしてたら気分があがらないので、早朝の城攻めは正解でした。

天守の内部はかなり広く、木造の現存天守の中で、ここまでの大きさははじめて。2番目に大きな松本城と比べても、スケール感が明らかに違う。
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天守を出て、西の丸でフォトシューティング。やはりここからがいいね。
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少し時間があったので、千姫ゆかりの化粧櫓や百間廊下なども駆け足でチェックして、はじめての姫路城を後にしました。
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姫路駅から神戸の元町までは在来線で40分。ほぼオンタイムで『bb9』に到着。

店内はナチュラルなインテリア。ソムリエさんがキャラ立ちしていて、ダイニングエリアは彼の領域。シェフはカジュアルなスタイルで、厨房で料理にいそしんでます。
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さっきも書いたけど、料理も酒もめちゃタイプ。


北海道のブリは血を感じないきれいな脂で、ガリシアのワインが一回激しく交わってから、ゆっくりほぐれていって余韻を伸ばす。
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仙鳳趾の牡蠣は少し火を入れたもの。この火入れ感たまらん、今まで食べた牡蠣で一番の衝撃だったかもしれない。そこに少し甘みを残したリースリングが、ハマるのさ。
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リースリングを混ぜた長熟タイプのチャコリ。バスクでもガストロでは出てくるタイプで、エチケットを覚えていた。五島列島のトロミあるハガツオに合わせると、ほんのり苦さがたってからリセットに向かう。やっぱ、このチャコリ好きよ。
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フレッシュのポルチーニ、こんなにも主役としてポルチーニを美味しいと思えるのって実はレア。チンタセネーゼが完全に脇役。ブルネロ・ディ・モンタルチーノの奥行きの深さを感じるペアリング。


バロセロナの少し南の方で作られてるという白ワイン「EN AQUEST COS,L’OLOR A TERRA 」がかなりタイプだった。こういうの選びたいんだけどなー、オレ。
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そしてコヤツに合わせたのが、解禁直後のセコガニ。エビとカニの殻でとった出汁で炊いたお米に泣けるほどあっていた。
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この後、シャンパーニュで舞鶴のアラ(クエ)のピルピルと、バスク好きには泣ける展開。
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40日熟成の熊本のあか牛も美味しく、フレッシュチーズに近いニュアンスのバスチーも極旨。
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近くにミシュラン三ツ星の「カセント」があり、京都には「アカ(aca 1°)」があったりと、関西に行ったらスパニッシュ、食べたくなるわ。どっちも予約取れんけど。
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神戸から大阪までは30分弱、座れたので寝てたらあっというまに着いていた。

ただ、そっから御堂筋線に乗るのに迷ったりしてたので、ホテルに到着するまでにキャリーケースを持って何度階段を上下したことか...筋トレ

レセプションとレストランが上層階にあり、その下に客室が。
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パブリックスペースも洒落ていて、テーブルには今っぽく電源も完備。ちょっと仕事するにもいいっすね。
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部屋も2人だとゆとりある広さで、眼下には南御堂。15Fだけど遮蔽物がなく、ビューは抜けている。
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ここの面白さは、コンセプトルーム。ガラス張りのバスルームがコーナーにあるってのが、どうしようもなくツボ。ここでシャンパーニュ飲みながらバスタイムしたいわ。
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TAIKO(太閤)とかRIKYU(利休)とか、大阪らしい名前が部屋についた和モダンのコンセプトルームは、宿泊もいいけどイベント向き。特にTAIKOは天井高もあり、安土桃山時代的なバブリーさの残り香を感じられるので、インバウンドにウケそうじゃない。

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『PIC*NIKA』は、ホテルダイニングとは思えないプライシング。カクテルが一杯600円って税サ込の価格ね。
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カラアゲやポテサラといった定番を、フレンチ出身のシェフの腕で仕上げたメニューは800円くらい。いぶりがっこや大山鶏を使っていてね。
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名古屋 チェザリの牧島シェフ監修のピッツァメニューは、本家ナポリピッツァとは違ったスタイルでオンメニューさせていた。ソーセージの上に⼭盛りのトリュフ味のフレンチフライが乗ったアメリカーナとか新し過ぎる。
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NEOお好み焼きという解釈で、ルサンアイユチーズやチェダーチーズを使った明太子と海老のお好み焼きが。
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フレンチのシェフの本領を一番感じたのが特大有頭海老フライ。きちんと作ってあるベシャメルソースは、エビフライとはいっても一味違う。
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カレーライスも、スパイス使いや味の組み合わせが洗練されていて大人が満足できるクオリティ。



食後のBARは居心地良すぎて、スマホで写真調整しようとしたまま、スリープモードに入ってたっぽい。
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1Fにあるスタバにカフェを買いにいきながら、御堂筋通りのライトアップをシューティング。
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翌朝、朝食のあとに大阪城へ。本町からは電車でも2駅。まーしかし、到着して驚きましたわ。朝の9:30頃なのに、なのこの混雑っぷりは。
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観光客がワシャワシャしてる中を、地元のランナーが走っていて、周囲に日本人を見た記憶がない。いや、もちろん相当数いたと思うよ。でも、インバウンド勢の熱気が強くて、印象に残ってないの。
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こんなところにも、大阪のインバウンドの強さを垣間見ましたわ。なんか元気ね、この町。
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チェックアウトしてから、宇治へと向かいます。本町の隣から阪急電車が出ているので、乗り換えは多かったけど、迷うこと無く宇治にたどり着けた。




まずは興聖時のお茶席でお濃茶を。
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先日、同じ朝日焼なんだけど、渋谷のkoe hotelでエキシビジョンスタイルのTea ceremonyイベントに行ったばかりで、緩急さが余計に際立って面白かった。
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朝日焼の立派な窯
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土ひねりははじめての体験で、改めて自分の不器用さを認識。
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宇治川脇の朝日焼ギャラリーはロケーションも大好きなので、別の機会に訪れてここでゆっくりお茶をいただきたいもの。
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週末の国内ショートトリップも愉しいよ
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