2019年12月19日

晩秋の瀬戸内へ

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岡山、広島、山口まで、秋の瀬戸内を旅してきました。

倉敷は7年ぶり、いつか行ってみたかった尾道へは初訪問。山口はふぐを食べに下関へ。
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今年は紅葉が長く、全然期待してなかったのに外を歩いたりドライブするのがかなり気持ちよかった。
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瀬戸内の穏やかな風土を感じながらのんびり旅するつもりが、土地勘というか距離感が全然つかめてなくて、常に次の移動のことを計算しながら遊ばなければならないというのが反省点。
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そもそもが、未踏の都道府県を今年のうちに制覇しようというところが旅の発端で、山口に行くことは決めてたんだけど、岡山から山口までの間は、殆どがアドリブだったのよ。
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でも、その限られた時間の中で何をしたいかを常に考え続けていたし、結果 当初では考えもしてなかった体験ができたりと結果オーライ。
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そんな今回の瀬戸内旅で、めっちゃ気にいったのが尾道。


古き良き日本と、今っぽいセンスが共存していて、そこにサイクリングがカルチャーとして定着しているから、他の町とは明らかに違う個性を放っているんです。



尾道の旧市街は、半端ない急坂の傾斜地に家が並んでいて、その間を細っそい路地が無秩序に走っている。階段もあるし、すれ違えないくらい細い路地もあるので、自転車ですら入っていくのは難しい
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便利さが加速度的に進んでいく今、いったいどうやって生活してるの?と衝撃すら覚えるレベル。どっか近い体験をしたな...と思い出したのが、モロッコのメディナ。
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そんな迷宮を彷彿とさせる町ではあるんだけど、きちんと「古寺めぐりコース」などが用意されていて、さりげなくエスコートしてくれるのが嬉しい。さすが、長年観光地として、お客さんと向き合い続けてきたんだなって。
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やっぱしね、次世代の客層が育ってる観光地は、ちゃんとお洒落で快適なものも揃ってる。小さな町なのにセンスいいコーヒースタンドがあちこちにあるし、
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旧市街は古民家を活用したレトロカフェが、ちゃんと絶景ポイントを押さえながら点在してるのよね。
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ノスタルジックな世界観などコアバリューは崩さずに、その場所を更に快適に過ごすためのソフトが揃ってる。これって、ほんと重要なのよね。
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どんなに素敵な観光地行っても、景色いい場所でお酒飲めなかったりカフェできなかったら「意味ないじゃん...、そういの揃ったらまた来るね」って、一気に再訪ランクが下がっちゃうのよ。
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商店街のアーケードも、一見シャビーではあるんだけど、脇道が魅力的だったり、ここにもやはり洒落たCAFEがあって、そのうえで尾道ラーメンのようなキラーコンテンツがあるから人の動きがあって寂しくないんです。


ジャビーで寂しかったらおしまいだけど、尾道はレトロさと表現できる個性になっている。



尾道で泊まったホテル『U2』は、洒落てるうえにめちゃ気持ちよかった。
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インダストリアルデザインで統一された倉庫をリノベーションした空間に、ホテル、レストラン、CAFE、ベーカリー、サイクルショップが入った複合施設になっていて、テラスデッキに出ると目の前は海。
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12月頭なんで、まぁまぁ寒かったけどテラス席を使うワカモノやおじさんが多く、賑わっているのが印象的だった。テラスを有効活用できない民族なのに、ここだけは異国のようなテラスリテラシー
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ベーカリーのパンも美味しいし、クラフトビールもナイスだし、カフェラテもかなりのクオリティ。こういうある種のライフラインが整ってるから、坂道しか無い迷路のエリアが、よけい魅力が際立つんです。
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ほかにも尾道と今治の間、瀬戸内海の島々をつなぐ「しまなみ海道」は世界のサイクリストの聖地だし、車でドライブしていても気持ちいいのよ。
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瀬戸内海を見下ろす高台にあるリゾートホテル「ベラビスタ」。
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尾道エリアとはいうものの、尾道駅からは車で30分くらいと正真正銘の隠れ家リゾート。
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瀬戸内海の島に囲まれた湾は、まるで湖のような穏やかさ。この景色を眺めながら薪を使った地産地消の食材を楽しめるのがメインダイニングの『エレテギア』。
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薪が燃える厨房と絶景の両方を楽しめるオープンキッチン。プールが真横なので、夏はもっと華やいだ雰囲気になりそう。
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エレテギアという店名は、バスク語で網焼き屋。シェフもバスクを中心に修業してきたキャリアを持つようで、敢えて言うならバスク料理なのかしら。

岡山県産の牛のイチボは、かなりジューシー。福山のレモン塩と府中(地名だろうね)の味噌でいただきます。肉の下に敷かれたネギも地元産。適度につけた味噌が一番好みでした。
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他にもオレンジを巻いて薪で焼いた鯛を黄ニラで合わせたり、徳島の肉厚な椎茸をシンプルに焼き上げたりと、旅人には嬉しい地元の厳選食材が。それを薪で仕上げてくれるというのも、足を運んだ価値があるってもの。
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つづきでは、久しぶりに訪れた倉敷の魅力や下関の天然とらふぐのことを
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岡山はひさしぶり。

倉敷の美観地区は前に訪れた時と同様に世界観が保たれていて、洒落たCAFEやショップが増えていた印象。
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もともとお洒落な町だったけど、更に洗練度が増してた気がした。
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今回は、美観地区散策よりも、狙いは『大原美術館』。原田マハの「楽園のカンヴァス」を読み返しながら。。
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ピカソ、ゴーギャン、モネ、エルグレコ、ボナールとそうそうたる画家の作品が並ぶ美術館なんだけど、本では感動するのに、肝心の絵を前にしても昂りは訪れず..。
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絵の感度は未だ開発中らしい、中々ムズい。

バーナードリーチ、濱田庄司などの陶器やロダンの彫刻にはキュンとなるんだが...


ちょうど旧大原邸のお庭が見頃で、当時の成功者の気分を束の間味わってみました
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食は岡山駅近くの『中国夜市 香辣香』を開拓。
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本土のローカルフードの羊串を中心としたお店なんだけど、めっちゃ安いのに味付けが本場っぽく、串以外の料理も◎
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ま、実際中国本土は深センに足を踏み入れたくらいで香港のことしか知らないけど、変にパンチに頼らずスパイスで複雑さや奥行きを作り素材の魅力を引き出してるのよ。そのあたりのさじ加減がいわゆる日本風中華料理ではなく、本場を理解して構成された味なのね
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よだれ鶏、麻辣薬膳平麺など抜群のバランスで、恵比寿にあったら速攻人気店じゃない?と思わせるパフォーマンスの高さ。あらゆるものを包むこむ春餅(チュアンピン)の手作り感も全体のクオリティを底上げしている。
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オリジナルの中国酒も良かったけど、ナチュールワインや日本酒の合せ方が見事で、カジュアルな雰囲気とは裏腹の洗練度。ちょっと衝撃の夜で、思わず喰い過ぎましたワ
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未踏の地、山口へはふぐを食べに下関へ。
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折角なら天然のとらふぐを食べようと下関駅から歩いて5分くらいの『ふく料理しのだ』へ。ちなみに、ふぐは”ふく”って言うのね、ココでは。養殖は1万円くらいからだけど、天然のとらふぐで白子をつけたら28,000円。
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ふくさしは、ほんのりとピンク色がかっていて、歯ごたえも適度な弾力が心地いい
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うはぁ、ヒレ酒も最高。

白子は、周りの皮(的なやつ)が意外に厚めで、中身はエレガント
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ふくちりの身は、単に弾力がある身質というのではなく、なんていうか気持ちいいの。味わいも食感も。
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これまでも天然のとらふぐは食べたことあったけど、ここまであからさまに違いがあるとは理解していなかった。また、自分の中でひとつの基準値が出きました。
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折角のいい気分なんで、すぐにでもベッドに転がりたかったんだけど、この日は翌朝 東京に戻るために宇部空港の近くに宿を押さえていたんです。

ちゃんと調べたら、ANAクラウンプラザは宇部駅から更に空港寄りということで、電車は40分くらい待たなきゃいけないわ、1時間くらいかけて帰る羽目に。下調べは大事。

最寄りの宇部新川駅で降りたら、駅前のロータリーは真っ暗。お店はなんもやってません。いちお繁華街らしき道を歩きながら、あとで寝酒飲みに来れるお店ないかなぁ..と、ホテルまでガラガラとキャリーバックを引きながら向かったわけだけど、微妙なお店しかやってなく。

仕方ない、チェックインしたらコンビニで酒でも買うか、と半ば諦めてホテルの前にたどり着いたところで洒落たファサードのカフェを発見。しかもワインのボトルもディスプレイに並んでいる。
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佇まい的にナチュールワイン扱ってそうなオーラだったので、店名だけ押さえてホテルにチェックイン。

『CAFE126』で調べると、カフェや軽食が美味しく、ワインも飲めると書いてある。急いで荷物を置いてお店に向かったら、お店の前の黒板に「NATURALWINE」の文字が!!!
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もうね、この時の湧き上がるような悦びといったらね....


そもそも深夜に絶品のカフェが飲めるお店自体少ないじゃない、都内でもコーヒースタンドは夜が早いし。そのうえナチュールワインですよ。
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ワインは白がどストライク!! 赤のスペインは微妙だったな...。
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カフェ・ラテもきちんと美味しく、音もいい。こんなお店、むしろ自宅の近所に欲しいわ!!
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結局ワイン3杯呑んで、カフェラテとガトーショコラいただいて3400円。

うは、安すぎる!!!


行きあたりばったりの瀬戸内旅で、岡山城見れなかったり、呉に行けなかったのは心残りだけど、結果オーライ。

旅はキーとなるイベントだけ決めておいて、あとはアドリブでいい

欲張りすぎて旅に出るとガッカリすることが増えちゃうけど、期待値ゼロで心をフラットに旅に出れば、感動しかないものなんです。
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