日本料理

2017年04月23日

しのはら (銀座)華やかさと実直さと

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昨年滋賀から銀座に進出を果たした日本料理の「しのはら」。
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目の前のカウンターで、選りすぐりの素材を大胆に魅せる演出はテンションあがる。とはいえ、演出重視ではなく味付けは落ち着いたトーンで、全体的に好み。椀物は、帆立のしんじょうにバチコをあしらって。
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ウニを殻ごと使ってぼたん海老を合わせてみたり、イノシシやヒグマなど、ジビエも積極的に盛り込んできたりと、リズム感の作り方もよく2時間半はあっという間。
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〆のたけのこご飯は、そのままでも相当美味だったけど、フカヒレ入りのあんかけになったり、雑炊になったりと表情の変化の幅が印象的だった。
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サービスは関西っぽい距離感の詰め方で、終始リラックスして食事を愉しめるのもよいね。スタッフ間の掛け合いも愉快。
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行く前は17:00からと20:30の二回転って、なんかヤダなーと思ったけど、客の立場的に、金曜日の夜に美味しいものでしっかり満たされて、それでいて時計が21:00を回っていないことに、言いしれない開放感を味わえて、自分の「働き方改革」を考えるいい機会になって結果オーライ。
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銀座 しのはら
03-6263-0345
東京都中央区銀座2-8-17 ハビウル銀座2 B1


帰りがけに次の予約を取ろうとしたら9月あたりが最短。これでも夜を2回転にしたから半年先の予約で済んでいて、夜一回転だと年内難しそうだったんじゃない。

確かに美味しいし いいお店だし、自分でも予約して帰ったくらいだから勿論気に入ってるお店だけど、クチコミが必要以上に人気を加熱させてしまっているようで、日本のレストランを包む空気の危うさも感じる今日このごろ。
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2017年04月22日

菊鮨 (福岡)モナコ経由福岡のセンス

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福岡中心部の鮨屋は大陸系に占拠され価格もあがってると聞いたので、連れてきてもらったのが電車で15分くらいの大野城というエリアにある『菊鮨』

大野城の駅前にはタクシーもおらず、炎天下の下 徒歩でお店まで向かった。歩いたら10分弱だったかな?こういうのも、旅の醍醐味。逆に言うと、こういうロケーションなので、大陸系の荒らされてない感じもいい。

お店は完全住宅地の中で、ほんとにココ?と心配になるが、お店を見つけ中に入ると突如として現れる異空間に更に驚かされる。

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アートを効かせた和モダン空間で、ランチだと採光も良く、ちょっとしたギャラリーのよう。ご主人は若い二代目でキャリアが面白い。なんと、ここで鮨握る前はモナコのロブションで日本料理を指導していたという異色のキャリア。
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鮨は極めて王道だけど、節々にセンスの良さや独特の美意識を感じる瞬間があり、お店のオリジナリティへと昇華されている。お昼のおまかせは5000円以下だったんだけど、内容的に考えたらあり得ない。

印象に残ったアラ、このエリアではクエのことアラって言うんすね。
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あゝ、見てるだけでまた食べたくなる。
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唐津の雲丹、いとうまし。シャリのくちどけも心地よく、至極のアッビナメント。
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菊鮨
092-575-0718
福岡県春日市春日公園3-51-3
http://kikuzushi.org/


実質デビュー戦の博多だったけど、3日で濃厚な休日を過ごすことができました。改めて「博多のあんさん」ありがとう。
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2017年04月21日

カブ (西麻布) 隠れ家てんぷら

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エーライフの裏手、「オーベルジュ・ド・リル」から少し下がったところに、昨年末オープンした西麻布の天ぷら「カブ」。

入口の扉を開けてから、バットマンの基地でもありそうな黒い階段を降りると、そこには和の引き戸でホッとする。個室もあるようだが、カウンターは8席程度でほどよい空間。

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コースは8,000円から12,000円、場所と雰囲気を考えれば
もう少し高くてもおかしくなさそうな雰囲気。クライアントの
接待には、もってこいのシチュエーション。
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才巻えびなど定番のてんぷらは安定感。若鮎もいただきました。
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しいたけの海老詰めは、旨みのコンチェルト。蕗の薹のてんぷらは、春の訪れを体感できて嬉しい。
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一番のヒットは牡蠣のてんぷら、身のふっくら加減と、
衣に閉じ込められた味わいのパンチ力。歯ごたえも
心地よく、素直に酔いたくなる。
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〆の天丼は、天茶漬けを選ぶこともできるようで。
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カブ
03-5772-1395
東京都港区西麻布1-9-7
SHVETS RESIDENCE B1F


デート向きの隠れ家ですな。
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2017年04月06日

鮨 由う (六本木)進化の跡

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オープンしてわずか数ヶ月、季節による変化なのか、それとも進化なのか、久しぶりに訪れたらいい意味でバージョンアップされててびっくりだった六本木の『鮨 由う』。



シャリは少し強めにされたようだけど、それだけじゃなくタネとのシンクロ具合とか、仕事のハマり方とかタイプでさ。思わず言葉が発せなくなるシーンもたびたび、それでいて体調的にあまりお酒を飲まなかったってのもあって1.7万円以下。
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つまみは藁で炙った氷見のメジマグロ、さじまの煮蛸、青森の子持ちヤリイカあたりに昂り。
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シグニチャー握りの春子鯛はいよいよ本領発揮
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淡路島の釣り鯵は見の厚さがイイ!! 上に乗せた薬味にセンスが詰まっている。
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まぐろの漬は強烈美味だったけどアイルランド産。
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TOPの写真は、長崎産の鰤。ハラカミの横あたりの部位。





鮪は漬けと比べると、トロは筋が気になったり。
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帆立の身をほぐした軍艦は、新鮮にして衝撃。
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大間の紫雲丹もいい味わい。あの海、鮪だけじゃないんすね。
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鮨 由う
03-3404-1134
東京都港区六本木4-5-11 ランド六本木ビル B1


また、すぐリピりたくなったよ『鮨 由う』。
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2017年03月26日

古希祝は三重の地で(三重)

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両親が古希ということで、お祝いで三重へ。

「なんで三重?」って聞かれるけど、、
 1)両親が自分らでは行かないであろうエリア
 2)伊勢神宮、松阪牛、熊野古道をはじめ、
   実はいいコンテンツが眠ってるエリア
というのが理由。




ボクらも去年であった割烹の宿「美鈴」に再訪してみたかったし、去年末に訪れてとてもいい印象だった「ひらまつホテル」に行きたかったからというのもあってね。
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鈴鹿あたりの渋滞がイヤで、両親と名古屋駅で待ち合わせた後に、ランチ予定の松阪まで近鉄特急で。近鉄はパノラマシートとかあって、旅気分を盛り上げてくれる。ただ、パノラマ列車言う割には、途中のビューはなんてことないw

松阪では、お気に入りの「とんかつ 野崎」で松阪牛のヒレカツ定食を。同行した末弟の反応は予想できたけど、オヤジも喜んでて一安心。
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食後は雰囲気いい古い町並み抜けながら松阪城へ。築城は蒲生氏郷、立派な石垣残ってて、しかも柵とかないのが大人でいい。むやみに現代素材の柵とかあると、色気がなくなるんで。
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ちなみに、蒲生氏郷は城下町建設にあたり松ヶ島住人を強制的に移住させ、旧領の近江商人を町の中心部に呼び寄せて楽市楽座を設けたりして商都松阪の礎を築いたんです。さすが三井財閥発祥の地。城の前には、現在に残った武家屋敷「御城番屋敷(ごじょうばんやしき)」もあったりして、雰囲気いいのよ。
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城近くのカフェ「トミヤマ」もセンス良くてタイプでした
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トミヤマ (Tomiyama)
0598-21-1389
三重県松阪市本町2188
http://cafetomiyama.blog.fc2.com/


松阪から熊野古道までは高速あるので1時間ちょい。距離がありそうに見えるけど高速乗っていけば案外近い。海山ICから車で10分もかからないくらい。入口から少し歩いただけで神秘的なパワーを感じられるパワースポットなので、気軽に寄れるのも魅力。時間があれば見晴らしのいい山頂まで登りたいトコではあるんだけど。
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ここまでくれば、今回の目的の一つ『割烹の宿 美鈴』までは車で15分圏内。何故わざわざここまで来たかというと、ここでしか出来ない体験価値があるから。ふっつーのどこにでもありそうなリ漁村なんだけど、何故か一軒だけ洗練された数寄屋造りの宿が海の目の前にあって、そこでいただくご飯がほんと美味しいんです。現地でしか流通しないような素材を、洗練された技で食べられる幸せ。

割烹の宿 美鈴
〒519-3208 三重県北牟婁郡紀北町三浦297−4
0597-49-3031
https://kappou-misuzu.com/

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近くの高台の公園からはリアス式海岸らしい景色を堪能できる。
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食事前に親子で近くの温泉行ってから、お待ちかねの夕ご飯。
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トップの写真も美鈴の料理だけど、素材がいいのはある意味当たり前で、料亭仕込みの技を、この環境で食べられることが何より贅沢。日本には各地にいい素材あるけど、それを高い技術と洗練された空間でいただけるかというと、一気に選択肢が絞られちゃうからね。
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翌日は「伊勢志摩観光ホテル」」「ひらまつホテル 賢島」へ。「ひらまつホテル」は、日本に欲しかった大人のリゾート感満載でした。
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2017年03月24日

恵比寿 くろいわ  いつもの男子会

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定番の「恵比寿 くろいわ」。2Fの席は貸し切りでない場合(他のお客様が帰った後とかはOKだけど)、写真撮影は禁止。なので、この日は数枚のみだけど、2/末の「くろいわ」も良かった。

今まで避けてたメジャー食材を一捻り加えながら敢えて使うことで(たとえば伊勢海老とかね)、いい意味で華やかさと色気を増していた。他のお客さんが帰ったところで、出てきた写真の巨大なはまぐりの炊き込みご飯。いやはや、旨かった...。
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普段はどうしても目の前に料理が出てくると撮っちゃうし、なんとなくアウトプットのこと考えて記憶しようと思っちゃう習性なんだけど、この日の細かなことはおかげでなんも覚えてません。ただ純粋に目の前の料理と向かい合い、友人との会話を愉しんでおりました。
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恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/

ある意味、自分にとって最も贅沢な時間です。
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2017年02月25日

じき 宮ざわ(京都)美意識の胡麻豆腐

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京都 伝統工芸のクリエイティブユニット「GO ON」のレセプションのAFTER PARTYで、何年か前に出てきたのが『じき宮ざわ』の料理でした。京都最年少でミシュランスターを獲得ということで、どんなギラッた若者なんだろうと思ったら、とても自然体な好青年でした


そんなじき宮ざわに魅せられて弟子入りし、いまは「じき宮ざわ」を仕切っているのが泉氏。食材は天然ものにこだわっていてお造りや焼物などシーズナリーな素材を使ったお皿が繰り広げられる。行ったばかりの三重の尾鷲産ボラを使ったカラスミをプロローグに、上質な葛のみを使ったシグニチャーメニューの『焼胡麻豆腐』がアクセントを作っていた。


自分的には素材もさることながら、器と料理の調和や、単調にならない流れづくりが印象に残ったけどね。
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もちろん、お酒のセレクトも間違い無し。
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『ごだん 宮ざわ』には、まだ訪れられていないんだけど、ここのランチは恐ろしいほどにコストにタウするパフォーマンスが高すぎました。

じき 宮ざわ
075-213-1326
京都府京都府京都市中京区堺町四条上ル東側八百屋町553-1
http://www.jiki-miyazawa.com/

さすが、京都。
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2017年02月07日

鮨 たかはし (銀座)皆で鮨を愉しもう

0206鮨たかはし2月-23


昨年末、今年に入ったら少しペースを落とそうなんてことを言ってたと思うんだけど、結局のとこ色々チャレンジも増えていて、削られてるのは結局睡眠時間。そろそろムリのきかない歳なので、
自分マネジメントをしっかりしないと。
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ベビーシッターが気軽に雇えない日本では、子供が小さい友人家族とのレストラン遊びは自然とハードルが高くなる。特に鮨屋のカウンターなんてところは、どうしても足が遠のいてしまう。
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そういうわけで、銀座の『鮨 たかはし』を貸切できるタイミングを見計らっては、定期的にファミリー会を開催しているんだけど、子供が大きくなってきて想定外なこともでてきました。

それは、子供の舌がこのクオリティを記憶してしまっているということ。「ジョコンド」のパスタ、「鮨たかはし」の鮨がデフォルトの子供って、いったいどんな大人になるんでしょ?? 
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大人たちも、もちろん存分に楽しませてもらっています。

恵方巻きの季節だけに、大人過ぎるまぐろの太巻き。これは作るプロセスにもアガりっぱなし。
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鯵の雰囲気とか、また変わっていたような。
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TOP写真の寒ブリの脂は、おろしで抑えて。

奈良漬を乗せたあん肝に、白エビにほやを混ぜたつまみとか別嬪すぎた。
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鮨 たかはし
03-3561-6503
東京都中央区銀座1-14-14 森川ビル 1F

他人と時間と空間を共有して、レストランを雰囲気を作り上げるのも大人の仕事。ゆえに、普段は子連れで鮨カウンターには来ませんが、育児とともにレストランが遠のいてしまう友人らが増えていくのも事実。ならば、彼らが来やすいような環境を作るのも、子供がいない当家のミッション。
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2017年01月26日

鮨 ゆう (六本木)通いたくなる鮨屋

0104鮨由う12月-22

六本木のミッドタウン脇に昨年末オープンした『鮨 由う』。

大将の軽妙なキャラクターと、15000円という枠の中で技術とアイディアを駆使して満足度を最大化させよう!という真摯なスタンスが、なかなかギャップが大きく好印象。

地下というロケーションを感じさせない天井高の店内は、新店らしく爽やかで凛としている。気のおけないサービスと鮨屋らしいカウンターの活気は、想定以上に居心地がいい。
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実はヒカリモノが苦手という大将なので、癖すら魅力として前面に打ち出すラオウ的なアプローチではなく、素材の本質をリスペクトしながらも、丁寧な仕事や味の組み合わせで誰もが受け入れやすいように翻訳するのがうまい。さながらトキの拳。
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仕入れが大きく影響する鮨という料理は、当然いいタネは競争原理で高くなるし、ほかにも政治学というか人脈も大きくモノをいうので、一朝一夕に勢力図が塗り替わるということは起きにくい。だとすると、後進者にチャンスが無いのかと言えばそんなことはない。いかにいいルートを作るか、素材の魅力をどう活かすかというのも鮨屋の腕の見せどころ、いいネタを足で探し徹底的にいい仕事に拘ることで「鮨 由う」らしい特長が出ている。
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いりざけを醤油がわりに使ったつまみとか、のっけから心を掴まれたしね。燻製香をつけた地がつおも燻具合がいい感じで、寝かし具合も程よく身の食感がセクスイ。最初の握りは春子鯛の昆布〆め。皮目は湯引きして、身の〆た硬さというか魚の繊維が気持ちよかった。この太刀魚の小丼もツボ。
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昆布森の雲丹といくらの小丼は、それぞれ単体でもスラッガーなのに、セッションしたときに更に力を発揮すんのよ。
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まぐろも、最初は海外産のを使ってたけど、今は「やま幸」から仕入れるようになったようで。
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鯵は酸化しないように軽く締めていて、トロッとした食感の身に旨味が閉じこめられていて、にんにくっぽいアサツキと生姜のアクセントが、なんともいいーーね。この鯵の着地点、「鮨 由う」らしいかと。
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そうそう、大将は鎌倉「以ず美」での修業をへて、「かねさか」の系列店で働いたあと、独立して「鮨 由う」へ来たとのこと。カウンターに立つもうひとりの職人と、裏方を回す若手とのコンビネーションもいい。さりげに、大将が仲間らも立たせようとしてる心遣いも感じるしね。そういうとこも、実は居心地の良さにつながっている気がします。
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鮨 由う
03-3404-1134
東京都港区六本木4-5-11 ランド六本木ビル B1


「鮨 さいとう」のように”次に予約できるのが半年後”みたいな状態では、馴染みの鮨屋にはできないからね。ここは今のうちに通ってみようと思ってます。
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2017年01月23日

紫芳庵(赤坂)日本の庭と日本料理を愉しもう

0120紫芳庵12月-21

赤坂で隠れ家感満載の日本料理『紫芳庵』へ。

元々企業のゲストハウスだった場所で、カナダ大使館の横あたり。住宅地の中に突如として立派な木の門が現れるんだけど、この段階でサプライズ感高め。うわ、財布の中身ふんだくられそう!ってビビるけど畏れることなかれ。構えの割にリーズナブルなのがポイントなので。
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数寄屋造りの平屋はテンションあがるね。世界観はモダン料亭といった感じで統一されていて、外国人はもちろん、日本人の若い層にも喜ばれそう。
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日本庭園もしっかり作りこんであり、それを眺めながらのディナーは都内にいることを忘れます。しかも食後にお庭も散歩できるなんて、ありそうでない演出。
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訪れたのは昨年末、料理は全体的に優等生。ちゃんとしてるけど、ちょっと固い。この箱のエロさとのバランスで、もうちょっと遊んでもいいよ!って思うけど、なにぶん去年の9月にオープンしたばかり。そのあたりは、これからの進化に期待。こちらは香箱蟹の香酢ジュレ添え、素直に昂ぶって日本酒がすすむわ。
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白子の入った蕪のすり流しは、からすみと合わせると絶品。
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女将レコメンドの新潟の酒"鄙願"もクリティカルヒット。
0120紫芳庵12月-12






トップ写真の、のどぐろも好みの火入れ。肉はパンチある調理法。料理長が九州出身だからなのか、食器は阿蘇焼きで、肉も阿蘇の牛でした。
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このロケーションと料理、価格のバランスを考えると、ほんと素晴らしい。日本料理って高くて手が出しにくいイメージだけど、ここは六本木エリアの鮨屋に行くより気楽に寄ることができる。
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個室はさすがに2人だと贅沢使いになっちゃうけど、7,8人で使えば消費税レベル。もちろん個室料のかからないテーブル席もあるし、しっぽり使えるカウンター席も。こういうお店は知っておくと便利じゃない? まだ認知度低いから気楽に予約できるけど、予約がとりにくくなっちゃうのも困るなぁ(笑)
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紫芳庵
03-3402-3405
東京都港区赤坂8-6-2
https://shihouan.com/


昨年末に訪れたんだけど、新年会に最適ってことで、早速今日のランチでリピってきました。目と舌の肥えたパイセンたちも大喜び。ここは個室で子連れもOKだし、定期的に訪れたいね。
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2017年01月03日

恵比寿 くろいわ 年始のお雑煮

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新年、最初のレストラン投稿は昨年の『恵比寿 くろいわ』から。

すっかりと、記事を寝かせてしまうことが常態化してますが、これは、ちょうど一年前の新年会。お雑煮を『くろいわ』でいただいた時の話。
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白味噌の上品なお椀をいただきながら新年の抱負というか野望というか欲望を語り合う会。
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基本、美味しいものを、大事な友たちと、浮かれて食べていられたらそんな幸せなことはない。
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とにかくそのためにも健康でいたい。
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正月2日から風邪引いて戦闘力ダウンしたままなので、余計にそう感じてます。
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皮の焼き目、身のほぐれ加減の程好きことよ。
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めでたさ全開の八寸、今年も器から愉しまないとね。
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極上の鯛茶漬けでめでたさ満開。
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今年の雑煮会は諸事情あって行けないので、友人らのFacebookのアップで楽しもうかと。
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恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/




さて、明日から日常に戻りますか。
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2016年12月28日

たん焼 松下 (銀座)たんラバーじゃなくても愉しめる大人カウンター

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焼肉で「タンが好き♪」というのは男女問わずよく耳にするセリフ。ただ、だからと言ってたん専門店を銀座ってのは、中々の武者っぷりだと思います。

その名も『たん焼き 松下』。最初から最後までたんで通しながら、飽きのこない展開力。たん好きのリクエスト行ったんだけど、ここは”たんラバー”だけのお店じゃないっすね。フツーのたん好きでも、しっかり楽しめます。
1227たん焼き松下12月-22




場所はロオジエの裏あたり、エレベーターに乗ろうとして、あれ見覚えあるかもと思ったら「アドニステーブル」と同じビル。店内は全体的に照明を落としてあり、カウンターの白木がハイコントラストで浮かび上がる演出。洒落た焼き鳥屋に近い雰囲気。
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たんっていう部位は、牛たんやの厚切り的な食べ方か、焼肉屋の薄切りカット、もしくは塊焼きくらいが馴染みの食べ方じゃない? 
1227たん焼き松下12月-12




ここでは、昆布締めにしたり、叩きにしたり、丸鍋風にしたりと、色んなアプローチで魅せてくれるので、たんひとつで期待以上の新鮮体験を味わえる。
1227たん焼き松下12月-15



おかわりし放題の”わんこたん”は、8種類くらいの薬味を組合せて食べられるので、思った以上にお代わりしちゃうリスクあり。
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自分的好みは、味噌×塩昆布、柚子胡椒、生七味×かいわれ も良かったな。


とはいえ、わんこたんを食べ過ぎると、締の炊き込みご飯の時に、おなかいっぱいになっちゃうので要注意。
1227たん焼き松下12月-21


たん焼 松下
03-6264-5248
東京都中央区銀座7-4-5 銀座745ビル 10F


そろそろ2016年も食べ納め。
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2016年12月24日

鮨 さいとう (六本木)クリスマスイヴを着物で遊ぶ

1224α712月-8


前に訪問した時に、たまたまクリスマスイヴが予約できるってことだったので、半年ぶりくらいの『鮨 さいとう』へ。

頂きの高さを理解するためには、天才でも無い限りある程度の経験値が必要と言うけど、それを鮨の世界でやっと体感できつつあるので、まりえにもその感覚を共有したいなと。
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昔、『鮨 さいとう』にオジャマした頃には見えてなかったものが、多少なりとも経験を積むことで理解できるようになってきました。仕入れの強さとか仕込みの手のかけ具合とか、当然目の前の仕事の精度の高さが。今日カウンターで一緒だった中井とも話してたんだけど「常にどこにも隙がない」日々を続けてることが凄みとなってるよねーと。
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世間の評価とおんなじでつまらないこと言うけど、他ジャンルの「カンテサンス」なんかもそうですが、常に挑戦しながら一歩抜けたクオリティを安定して提供し続けていることから凄みってもんが生まれてくる。時に凄いことできるレストランはいくつかあるけど、期待値を常に上回り続けるって半端ないことなんだと思います。
1224α712月-18

鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F



鮨の後に寄ったのは六本木のTSUTAYA。一緒だった映画評論家の中井に「鮨の後、イヴに観る映画って何がいいかな?」って無茶振りして、いくつググりながらやり取りしたら「グレート・ビューティ」気分だと判明。即買いたくなって行ったんだけど、いやいや けやき坂は混んでましたなぁ。
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帰り際に、年末挨拶とスイーツタイムを求めて恵比寿『パルテノペ』のバルへ。世の中、クリスマスイブだけあって、どのレストランも満席だったけど、ちょっとスイーツ食べるだけならこのバルはメッチャ使い勝手いいから!!!。普段はバルスペースではドルチェ出さないんだけど、今日は特別ということで。
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極上の鮨からの完璧なドルチェ、いい流れです。
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エリオさんの眼鏡が、めちゃ格好いいベッコウになってて"いいなーーー(*´ω`*)"と。
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パルテノペ 恵比寿店 (Partenope)
03-5791-5663
東京都渋谷区恵比寿1-22-20 恵比寿幸和ビル 1F
http://www.partenope.jp/shop/ebisu.html


ちなみに当家の共有クリスマスプレゼントは、スマホ連携の体組成計 WithingsのBody Cardio とウェアラブルのWithings go。夫婦で大事なのものはいくつかあるけど、健康がベースだからね。来年はセルフメンテナンスがテーマだし。
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2016年12月19日

銀座 志 モダンな和空間で会席ランチ

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日本料理の「銀座 志(こころ)」、こちらの個室でアンティークウオッチの会を。


銀座5丁目の7Fで、かなりの大箱。モダンジャパニーズといった内装で、長いカウンターの向こうには銀座の町並みが広がっている。開放感あふれる店内は「日本料理とか高級割烹って敷居高そう...」という客層にも受け容れられやすい、ほどよいカジュアルさ。
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伝統と革新の融合を目指しているということで、和洋折衷とのことだったけど、ランチのコースの流れは、しっかりと和を軸にしたものでした。
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王道は王道できっちり押さえるし、日本料理をわかりやすいアプローチで導いてくれている印象。
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料理長の高木さんは「うち山」の出身というから、なるほどね。
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では、どうやって”洋”を挿し込んできたかというと、この日はワインでした。パイセンのセレクトなのかお店のレコメンドなのか、そのあたり確認してなかったけど、このお店の世界観を体現するようなマリアージュを奏でていて心地よく昼酔い。
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コースには肉料理も入ってたし、松茸もふんだんに使われてて、いい意味で誰もが満足できる構成になっている。あんましストイック過ぎる日本料理だと、食べ慣れてない人がいた場合「ちと物足りないのにこの価格なの?」ってなるリスクもあるので、こういう幅広めの客層に喜ばれる和のお店って知っておくと便利かと。
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いい火入れの牛肉と、モリモリの雲丹。わりとこの組合せも見慣れてきたけど、ソースを使うことでいい具合に旨みのバランスを取りに来ているね。
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あと人数多い時の炊き込みご飯は圧巻。燻製かけた鮭と、こぼれるようなイクラのセッションは、賑やかだったテーブルを一瞬で空気を変える力を持っていました。Instaでも反応高めだったし。
1207WM志10月-45



そんなランチコースは5000円と使いやすい。

箱も大きいいので、予約合戦に参加せずとも、直前の気分に合わせて席を押さえられたら嬉しいっすね。
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スペースも広かったので、この日は料理初版から時計が並ぶ。
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いつか、こんな時計を日常使いと言ってみたいです(笑)
1207WM志10月-23


銀座 志 (ココロ)
03-6280-6158
東京都中央区銀座5-4-9
ニューギンザビル5号館 7F
http://www.ginza-kokoro.com/


年明けの休日ランチに再訪したい感じ。
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2016年12月07日

第三春美鮨 (新橋)剛の鮨に打たれた夜

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常連の友人に連れてきてもらった新橋の『第三晴美鮨』、彼の言葉をそのまま借りるのならば「野球で言うなら野茂のような鮨だよ」と。

徹底的に鮨ネタにこだわった『第三春美鮨』、こちらはその日の仕入れ産地や魚の重量までが記されたメモ。大将の魚に関する研究は深く、分厚い本を出されているくらい。ただ、こだわり方は”いかにも職人さん”というよりは、アカデミックな雰囲気が漂っている。
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お店の接客にもそのスタンスはにじみ出ていて、一番美味しい食べ方など丁寧にアドバイスをしてくれる。これが押し付けがましくなく、もちろん威圧的でもないので自然と鮨のポテンシャルが引き出せるのよ。最近の高級鮨店とは違った、クラシカルなネタケースなども新橋らしくいい空気感。
1028第三春美鮨12月-6



そして、その鮨たちは、ひとつひとつインパクトがデカい! 最近は、流れでトータルの満足感を形成していく鮨屋さんが多いじゃない。でも「第三春美鮨」は、ひとつづつ丁寧にストライク取りにくるんだわ。たまにフォークはさむけど、基本はストレートの豪速球。迫力あってしなやかに伸びてくるボールが、コースを丁寧についてきます。
1028第三春美鮨12月-25



つまみはシンプル。それゆえに、これだけで唸らされちゃうと、この後の展開に対する期待値が否応にも高まっていく。流れ的には握りが主体、帰り際にこれぞ鮨屋!って多幸感でお店を後にすることになると思うよ。
1028第三春美鮨12月-9




ネタの拘りも凄いんだけど、素材へのリスペクトがシャリにもよく出ている。ネタの魅力を立てるための研究がされ尽くしたのであろうドンピシャのマリアージュ。一口目はネタのインパクトにしびれ、徐々に酢飯が存在感を増し、後半のネタとシャリの融合感は半端無く この時間が少しでも長く続いてくれと心の底から願ってしまう。
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気づかなかったネタの魅力なども再認識できるので、よく食べてる握りでも、違う角度で愉しむことができた。また、常連の友人と一緒に、長山さんの話も聞きに来たい。話を引き出すのが上手い常連の友人が一緒だと、新参者のオレは気楽だからね。
ただ、問題は映画の話が深くなりすぎて、鮨の話が聞けなくなっちゃかもしれないというところかな。実は大将の長山さん、映画に関しても知識と経験が尋常じゃないんです。
1028第三春美鮨12月-2

第三春美鮨
03-3501-4622
東京都港区新橋1-17-7
http://harumi-sushi.sakura.ne.jp/


ついこの間行ったと感じたのに、もう一年前の話らしい。気づいたら今年もあと3週間か。やりたいことは、かなりやれたし、それなりに満足いく一年だったと思う。残りも気を抜かず、風邪ひかないように走り抜けよっと。
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2016年11月27日

おかもと (銀座)世界に魅せたい料理

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Facebookを使うようになって数年、ついついアップした気になってブログへの投稿は滞りまくり。書けていないレビューは1000軒じゃおさまりませんな...。そんなひとつが、2年半前の夏に訪れた『銀座 おかもと』。

京都の「和久傳」、麻布の「幸村」の料理長というキャリアもさることながら、木のカウンターに座った時の空気感がいい日本料理店。
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夏らしく鮎を。今年は、ついこの間まで夏だと思ってたんだけどね...、秋を飛ばして一気に冬がやって来た。というか、さっき2016年になったばかりという感覚なんだけど。
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料理はシンプルに、選びぬいた素材を一流の仕事で目の前に並べてくれる。当たり前のことを書いているようだけど、この一見さりげなさそうな料理が、歯ごたえだったり、味わいだったり、いちいち絶妙なんです。
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カラスミの蕎麦も絶品でした。むせないように注意ね。
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鮨ももちろん好きだけど、器とか料理の幅とか、季節の挿し込み方とか、やっぱ日本料理がいいっすね。
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土鍋ごはんは鰻ご飯。これだけでも満足度高っ!
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銀座おかもと
03-3571-5110
東京都中央区銀座8-3-12 第2銀座コラムビル 5F


なんちゃってな日本料理を”和食”と勘違いされてることも多い。それはそれでいいんだけど、本物も是非知って欲しいっすよね。せっかく2020年にチャンスがあるわけだし。
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2016年11月18日

百楽荘 (奥能登)年末のご褒美に

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いや、今年もあと1ヶ月半とか信じられません...。

ついこの間、夏が終わったという感覚なので、紅葉がピークという現実が、中々受け容れられない今日このごろです。

そんな知らず知らず精神が蝕まれているオレ(笑)に必要なのは、まさにこういう時間でしょう。一年前の12月に訪れた、奥能登の『百楽荘』。九十九湾という色鮮やかな湾を見下す、わずか16室のスモールラグジュアリー旅館。ここの貸切風呂は、ほんと気持ちよかった。


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16室の部屋数にも関わらず、共用部もしっかりとした造り。
1117百楽荘2_12月-6



部屋でも充分ゆったりできるし、むしろ出なくてもいいくらいの環境ですが、それでも館内の施設を色々使いたくなるって、いい仕掛けが満載なんだよね。
1117百楽荘12月-14



部屋のバルコニーの下には、湖みたいに静かな海が広がっています。なんで、こんなに深緑なんでしょうか。
1117百楽荘12月-16




去年は紅葉が遅かったので、能登でも12月で紅葉残ってたし。
1117百楽荘2_12月-8




こちらはロビー近くのラウンジ、読書するのに最適。風呂上がりにストレッチしたりもいいね。
1117百楽荘12月-26




地下にエレベーターで降りていくと、こんな洞窟通路が!
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外に出ると海面と戯れられるスペースに。ここでは釣りもできちゃいます。
1117百楽荘2_12月-10




夜のお風呂もいい感じ。貸切は追加料金があった気がするけど、大浴場より圧倒的にこっちが気持ちいい。
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なんせ、脱衣所にオレンジ置いてあって、ジューサーあるのでその場で搾りたての100%オレンジジュース飲めちゃったりするとかね。
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また、加能蟹、香箱蟹に会いたいです。
1117百楽荘12月-6


百楽荘  
〒927-0552 石川県鳳珠郡能登町越坂11−34
0768-74-1115
http://www.100raku.com/



ふぅ、やっと昨晩のミッションが今、終了。
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2016年11月07日

和の食 いがらし (恵比寿)らしい和食

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恵比寿の休日ランチで『和の食 いがらし』へ。行きつけの友人に連れられて。

場所は恵比寿4丁目。ガーデンプレイスの交番の角から、広尾方面に坂を降りって行ったあたり。MERCERの「M HOUSE」の坂下ったとこで、「くろいわ」の近く。ビルの2Fにある店内は、採光が良く、いわゆる和のスペースとは違った印象。
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なんとなく和食って光と合わせるイメージが薄くない? 世界観作り込むためか、光は障子越しとかで控えめなお店が多いんだけど、休日ランチにはこういう爽やかな雰囲気が良く似合う。
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店内はカウンター5席で、テーブルも15席以上はある。老舗的なプレッシャーは薄めで、女性同士でも使いやすそうだ。
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料理の展開もバランス良くランチからここまでしっかりと楽しめるのは嬉しい限り。
1107いがらし6月-14



炊き込みご飯が得意らしく鮎飯はさすがの美味しさ。ここのクライマックスを迎えるための前戯も秀逸。いやいや、恵比寿らしくモテる和食ですね。

和の食 いがらし
03-3447-9893
東京都渋谷区恵比寿4-9-15 HAGIWARA BLDG.5 2F



休日ランチで日本料理がもっと気軽に楽しめるようになればいいのにな。イタリアン、フレンチと比べるとどうしてもハードルが高めなので。
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2016年10月22日

今 (京都)祇園の一見さんお断りの美意識

1021今10月-3


子供の頃に見ていた40歳というのは、なんでも知ってる人生の達人でした。でも実際にその歳になってみると、まだまだ世間知らずのワカゾーに過ぎず、日々、学びの毎日。

「自分全然進歩しねーなぁ」とため息をつきつつも、10年前と比べたら、それなりになりたい自分に近づけている気もします。それならば、10年後の自分は、どんな大人になっていたいか?
1021今10月-9


そんなことを感じるのに、いい舞台なのが、やはり京都。一見さんお断りのお店というのは、常連さんを大事にもてなす空気が整っていて、AWAYの自分は自然と背筋が伸びます。

こちらは、祇園の花見小路を少し下がったところにある割烹の『今(こん)』、以前は「いな梅」というお店で、今の店主がお店をついで名前を変えたということでした。アップするのが遅いのはいつものことですが、これは訪れたの4年前の今の時期。

凛とした空気が張っているものの、お店のおもてなしは高圧的なところなど微塵もなく、すぐに心地良さに身を委ねていたけ。ただ、それはエスコートしてもらった相手の気配りによるところも大きく、「写真撮りたいよね」ということで、個室も用意してもらっていた。多分、いつ発動するかわからないシエスタにも配慮してくれていたんでしょう(笑)
1021今10月-12

牡蠣フライとか人生最強クラスの破壊力だし、お造りのテクスチャ、ししゃもの余韻、椀物のほっこりさせながらも研ぎ澄まされたアプローチなど、日本料理の真価ってやつを魅せてくれる。器もいちいち美しい。

今(コン)
075-561-0149
京都府京都市東山区祇園町南側570-6

日本人としての美意識を養うために、また行ってこよう。あの時と今、どう感じ方に違いがあるのか、そういうのも試してみたい。こうした時間遊びができるのも大人になる特権です。
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2016年10月05日

馳走 風々 (新宿)別世界の静寂の中で

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新宿伊勢丹近くの裏道の2F、このエリアでゆったりと日本料理を食べられるお店は貴重。『馳走 風々』は、白木が美しいカウンターと、個室も備えた使い勝手のいい会席料理のお店。
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やっぱ歳とともに食の嗜好は変わるもんで、今もイタリアン、フレンチは好きですが、自分で選べるのなら和を選ぶという機会が増えている。たまにしか来ない新宿 とはいえども、自分の動線上には使いやすい和のお店を配置しておきたいもの。余裕があれば荒木町まで移動したかったけど、ここは当日予約で飛び込めました。
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伊勢丹で買い物した後に、焼鳥とイタリアンはストックあったんだけど、日本料理がなかったので丁度いいなと。コースは5000円、7000円、1万円の3コース、5000円コースだと留肴、食事、甘味がつかないので、7000円のコースに。
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個室に案内されたんだけど、カウンターの雰囲気も良さげだったので、今度は予約の際にカウンターお願いしよっと。

料理は手堅く、丁寧な仕事。お造りは薄造りが得意らしく、器が仕事っぷりをさりげなく演出していた。メイチダイとクエとは、やりますな。
0927馳走風々8月-7




トップの写真の鴨はいちじくと合わせて、味噌ダレで。キレイなロゼカラーじゃありませんか、キュンキュンしますな。〆のごはんも美味しかった、丸干し鰯とシンプルに合わせてくるのがいい。
0927馳走風々8月-25


8/末だったので、鱧とまつたけのお鍋で秋を先取り。とはいえ、一歩外に出たら新宿の雑踏とむせ返るような熱気が待ってるんだけどね、つかの間の現実逃避。度を越えて多忙な日々が続くと、こうした2時間が癒やしです。
0927馳走風々8月-17


馳走 風々
03-5341-4223
東京都新宿区新宿3-6-2 栄ビル 3F
http://www.chiso-fufu.com/

バカンスで、完全にブログを書く習慣が途切れました。今は、旅ネタ以外書くのがしんどい(笑)。慣れって凄いわ。
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2016年10月02日

くろいわ (恵比寿) 夏の涼

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次は秋口に行こうかなと予定していたら、くろいわさんから「是非、夏に来てみてください」と言われたので、8月の末に『恵比寿 くろいわ』へ。

最 近は、奥さんも一緒だったりとかファミリー会的要素が強かったので、純粋な男子会は久しぶり。というのも、2Fのカウンターは、他のお客さんがいたら写真 は撮れないので、貸し切りにしとこっかみたいなノリだったんです。今回は途中から他のお客さんがいらしたので、料理の写真も途中まで。
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8/末は残暑なんて生易しいものではなく、まだまだ蒸し風呂ど真ん中。そんな時期に、カウンターで味覚と視覚で涼をいただくという、大人の夏あそびを愉しんじゃいました。
0918くろいわ8月-6


お造りの岩牡蠣や椀物の鱧でも夏を感じていたんだけど、トドメに出てきた冷やし茶碗蒸しが実に夏らしく。単に冷やしただけじゃない、この温度で薄すぎず濃すぎない味付けのチューニングが実に心地よく。また、百合根や蛸とのテクスチャのコントラス トも、探しだすたびに感度を増す究極のエロチズム。食べ進めていくうちに五感が澄み渡っていく、夏ならではの演出でした。
0918くろいわ8月-18



最近は食後にお茶室遊びをするようになっていて、なんと酔っ払い状態でボクがお茶を点てるというもの。完全にお点前は忘れている上に酔っ払いということで、とんでもないお薄を友人たちに飲ませるはめに....。
0918くろいわ8月-30





もちろん口直しで女将にお茶を点ててもらいますが、それにしてもヒドいお薄を飲ませちまいました。次回、お茶を点てるチャンスがあるかどうかは謎ですが、人生、いつなんどき、お茶を点てるシーンが回ってくるかわからないですもんね。
0918くろいわ8月-35


たまには自宅でお茶を点てられるよう、ゆったりした時間を創る努力をしましょうか。
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2016年09月20日

東海林 (銀座)カウンターで鮎と松茸

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銀座 松坂屋の跡地は、松濤から観世能楽堂が移転されてくるというし、ショッピングゾーンもシンガポールや香港、バンコクのようなハイクラス向けと割りきった世界観でまとまると面白いと思う。

別にハイクラスなショッピング施設好きなわけじゃないけど、海外で見慣れたそういうの何故か日本には無いじゃない?様々なコンテンツが集積している日本だけど、住んでる人ですらどこに何があるかということを把握できてはいない。旅行客からしたら尚更不便。
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自由競争で分散してしまってる分、迫力というか凄みが出ないんすよね、日本って。それでもビジネスが成り立っちゃうのはスゲーんだけど、2020年に向けてはもうちょい魅せ方大事にしてかないと、言語の壁以前に、コミュニケーションをしようとしている意志すら感じられない国だと思われてしまう。
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そんな能書きは程々にして、この日訪れたのは松坂屋跡地の裏手に昨年秋にオープンした「銀座 東海林」。カウンター7席と個室のこじんまりした割烹で、B1ながら天井が高くリラックスした時間を過ごすことが出来る。
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ご主人は築地の「つきぢ田村」や十番の「尾崎幸隆」で技術を磨いてきたということもあり、鮪や尾崎牛の使い方が印象的。ワインポイントで挿し込んでくる鮪の握りとか、やはり嬉しいもの。
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大陸系バスツアーの人に占拠されてしまうリスクもあるけど、価格帯的にはセンスのいい訪日客が訪れる期待もあり、後者を期待したいところ。
0912東海林8月-19

東海林
03-6228-5632
東京都中央区銀座6-12-15 いちご銀座 B1F


日本料理っていいっすね。
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2016年09月02日

京しずく(恵比寿)鯛茶漬けの余韻

0829京しずく8月-11

恵比寿のアメリカ橋近く、京料理の『京しずく』で平日限定のランチを。

こちらのご主人は、男子会で通っている「恵比寿 くろいわ」と同じ「凹町」の出身。ランチは若手の育成も兼ねているとのことで、1500円で鯛茶漬けをいただくことが出来る。

鯛茶漬けだけでも、このクオリティならお得に感じる内容だが、先付、八寸に甘味までついているので、ロマンティックが止まらない。

お店の外には番傘がお店の目印も兼ねて置いてあり、犬矢来や赤提灯が京都の割烹を髣髴とさせる。店内に一歩足を踏み入れると、白木の一枚板のカウンターが、華美過ぎないしつらえの中で存在感を放っている。
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この日は個室だったので、そのまま奥へと通された。ランチでこの価格帯ということもあり、そんなに期待値あげずにいたんだけど、先付のクオリティから本気を感じて背筋が伸びる。
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高級食材は使っていなくても、美味いモンはうまい。選りすぐりの食材を、丁寧な味付けや火入れで仕事をすれば、昼のこの時間から優雅な気分に浸れるというもの。
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しっかりと、場があたたまったところで、本命の鯛茶漬けが運ばれてくる。胡麻味噌のタレがしっかりと鯛に絡まっていて、白米とは絶妙なマリアージュを奏でている。正直途中で箸を止めるのが難しい、このまま一気に掻き込んでしまいたい衝動をグッと抑えてお茶漬けへとメタモルフォーゼ。
0829京しずく8月-10




お出汁の優しさに完全に心が弛緩してしまうので、このまま一日何もしたくないモードに入ってしまうのが危険ですね。
0829京しずく8月-1

京しずく
03-5721-8139
東京都目黒区三田1-12-25
http://www.kyoushizuku.com/


昼だと路地裏の雰囲気が出にくいので、夜の風情を味わってみたい。そんな思いにさせるランチでした。
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2016年08月11日

渡風亭 (目黒)雅叙園の百段階段 浴衣プランがヤバい

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目黒雅叙園で、昭和10年に建てられた建物の中で、唯一現存する木造建築が通称「百段階段」。
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傾斜にそって建てられた7つの部屋が99段の階段で結ばれていて、当時の著名な芸術家たちによる恐ろしく豪華な美の空間が残されている。
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"昭和の竜宮城"と呼ばれていた雅叙園は、侘び寂びの真逆をいく、装飾の破格な豪華さが特長で、中でもこの百段階段は、美意識の最高到達点を示すものとされているらしい。
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和のあかりと百段階段のコラボした企画が7月、8月と2ヶ月に渡って開催されていて、この期間だけが写真も撮れるイベントになってるとのこと。隅々まで照らす現在の照明ではなく、雰囲気を創り上げる和の灯りとの相性が実に良く、浴衣で見学すれば気分は5割増し。
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こういうイベントって、単に見るだけじゃなく、どう愉しむかってのがポイントじゃないですか。なので、まりえの浴衣プランに合わせて、自分も当然夏着物で向かうことに。
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この百段階段を解説付きで見学できて、浴衣の着付けもしてもらえるプランがあって、ランチが12500円、ディナーが16000円なのね。しかもカップルプランは、日本料理の渡風亭の個室でのディナーもついてだから、浴衣ってレンタルなんだと思ってたのよ。
0809雅叙園8月-88






したら、下駄も含めて浴衣がプレゼントなんで驚いたわ。予約時によく読めよって話なんだけど、いい意味でサプライズもらえたからラッキーということで。
0809雅叙園8月-7





渡風亭は、アルコタワーの室内にある茅葺きの一軒家で、今の雅叙苑にリニューアルされた頃に、祖父の金婚式で訪れて以来。多分、30年以上経っての再訪だと 思うんだけど、記憶以上にゆとりある造りで、一歩中に足を踏み入れると都内とは思えない非日常感で、これは記念日デートクラスの演出感。
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料理はオーソドックスな会席料理で、正直もっとホテルという環境に甘えた内容かと侮っていたんだけど、期待を上回る内容。「夏らしいデートがしたい!」っていう2人には、素直に推せるプランです。
0809雅叙園8月-82




内容もしっかりいてるのよ。
0809雅叙園8月-80



味付けは、濃すぎず薄すぎず。いい意味でレンジが広い。
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まりえとも、めっちゃ良かったねと言って帰路についたんだけど、それを後押ししたのがスタッフのサービスレベル。爽やかで品のある対応は当然ある程度は期待するけど、サービスの距離感、リクエストに対する対応がとても心地よく。食後は線香花火を外の滝の前で。
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あと、好印象な理由は、目黒というロケーションにありながら、どこか旅に出たような非日常感がいいのよ。
0809雅叙園8月-15



0809雅叙園8月-100

渡風亭
050-3188-7570
東京都目黒区下目黒1-8-1 目黒雅叙園
http://www.megurogajoen.co.jp/restaurants/tofutei/


「雅叙園ってこんな使えたっけ?他のレストランもチェックしてみる?」と、勢いで翌日も雅叙園でランチしたんだけど、中華のスタッフもサービス安定してたので、なかなかやりおるなと。
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2016年07月24日

祇園祭に魅せられて 〜そうだ、京都はいまだ。〜

0722KYOTO7月-115

紅葉の京都、桜の京都も愛してやまないんですが、祇園祭の京都も格別。

今年の祇園祭は週末と重なったこともあり、宵山から日和神楽、屏風祭、山鉾巡行、神幸祭まで、メジャーどころから、ディープなイベントまで、自分の眼と耳で、そして体で感じることができた。

ボクが祇園祭に惹かれるキッカケになったのは、4年前。たまたま、祇園祭の時期に京都に来ることになって、鉾が幹線道路の脇にドドーンっと建っているビジュアルもさることながら、町の中を流れる祇園囃子のコンチキチンに心を奪われてしまったんです。




祇園囃子の演奏中に長刀鉾に登って音に包まれたり、決定的だったのは「日和神楽」に出逢ったせいかな。たまたま泊まってた祇園の路地裏の民宿で、23:30過ぎに外行ってみたら面白いですよ、と言われて 何も知らずに路地に出たんです。

部屋に戻る時は静だった路地が、いつの間にか、祇園の芸舞妓やお母さん、お客さんで埋まっていて、その間を囃子方が練り歩いていたんです。この音と人の熱気が、日本人のDNAを揺さぶり、大脳皮質に鮮やかな記憶を残してしまったんです。
0722KYOTO7月-99

観光客的には、「宵山」の屋台とか、「山鉾巡行」あたりがメジャーだと思うんですが、あれは体外的なパフォーマンス色が強くなりすぎてしまっているので、その前後のローカル色強めのイベントが、実はディープに刺さってくるんです。


ちなみに、祇園祭は7月いっぱい続く神事の総称で1000年以上の歴史を誇るもの。疫病退散を祈願した祇園御霊会が始まりで、疫病がたびたび流行 した平安京で鉾を立てて悪霊を祓うようになったのが870年頃、平安末期には疫病神を鎮るために神輿渡御や神楽・田楽・花笠踊りや山鉾を出して市中を練り 歩いて鎮祭するようになったそうです。
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応仁の乱や第二次世界大戦で一時中断したものの、1000年以上続くのって凄いよね。祭りのピーク は、7/14〜16日の宵々山・宵山、7月17日の山鉾巡行、神輿渡御・神幸祭あたり。後祭りもあるけど、そっちは屋台などは出ないので、もうちょい空いてたんじゃないでしょうか。

2014年から前祭、後祭と別れて鉾が建つようになったので、この週末も宵山や山鉾巡行があったんですよね。
0722KYOTO7月-6



今年は、「おはりばこ」の北井家に居候で、宵々山からじっくり4日間、京都の夏祭りをエスコートしてもらいました。
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祇園祭では、屏風祭というのがあって、この時期だけお店や家の立派な屏風を、一般の人にも見せるというイベントがあるんです。
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室町の「藤井絞」さんの屏風 は、相当立派で外には撮影の行列が絶えないんだけど、そこに上がらせてもらいつつ、傾奇いた浴衣の反物をまりえと自分の分、買っちゃいました。来月には仕立て上がるので、今年の夏もちょっとは着れそう、出来上がりが楽しみ。
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ちなみに、この浴衣に合わせて、まりえは「伊と忠」さんで下駄を買い、ボクは南座裏の「ない藤」さんで下駄をお誂え。
0722KYOTO7月-166


山鉾巡行は、さっきも書いた通り初体験。道幅の広い御池通で先頭の長刀鉾を見てから、新町通に入る絶好ポイントに移動して「菊水鉾 担茶屋」の冷たいお抹茶をいただいたり。小川長楽さんの若旦那のはからいで、そんな粋な巡行見物も出来ちゃいました。
0722KYOTO7月-124


広い通りを鉾が連なる絵面も迫力あるけど、個人的には新町通の細い路地を巨大な鉾が進むギリギリ感が好きだったりします。
0722KYOTO7月-122



祇園祭は、この山鉾巡行でピークアウトかと思いきや、いい意味で期待を裏切られたのが「神幸祭(しんこうさい)」。巡行した日の夕方に八坂神社前から三社神輿が”ほいっと ほいっと”の掛け声のもと、細い路地を練り歩くんだけど、これが、またアツいのさ!
0722KYOTO7月-139



今年は休日ということもあってスタート時の八坂神社 前は凄まじい人だかり。深夜になっても見所の人は減らず、ゴール地点となっている四条通の御旅所前での”差し上げ”は圧巻。このライブ感は日本の祭ならで は。
0722KYOTO7月-146



「おはりばこ」さんと、いつものようにRYO&かおりんにエスコートしてもらって、ディープなとこまで楽しめた今年の祇園祭。
0722KYOTO7月-105



4年前からずっとまりえに、”祇園祭がいいんだよ”と言ってたけど、イマイチ伝わってなかったのね。今回、一緒に連れ回したことで、やっとボクがシビれた理由を理解してもらえたっぽい。

さて、次の京都は、話題の着物フェス『太秦江戸酒場』(8/27,27)。新調した浴衣でオレも乗り込みます。今の京都の面白さがわかりやすく詰めこまれ てるので、旅人には、このイベントが入りやすいし刺激的かと。過去の記事は、このあたりにまとまってます。
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2016年06月21日

くろいわ (恵比寿)鮎と鱧の夏

0622くろいわ6月-21


最近はファミリー会と化してる恵比寿「くろいわ」ですが、そろそろ男子会に戻そうかとも思っています。ファミリーな集まりは他でもやってるので、ここくらいは基本、女子禁制もいいかなと。
0622くろいわ6月-38





さて、そんな「くろいわ」の最新の訪問記がこちら。
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「カンテサンス」とか「くろいわ」とか、品数が多くて気合の入った料理が続くお店に行くと、写真撮りすぎたり、ちゃんと書きたくなったりと欲張りになるんすね。で、結局、そこに対応してる時間が取れず、アップが後回しになるなんてのは、よく聞く”ブロガーあるある”です。

なので、今回は旬なうちに。冒頭に書いたとおり、今回は鮎づくし。生きてる鮎をその場でしめて、目の前で焼いてもらうという贅沢な宴。
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カウンターの向こうに大きな焼き物がおいてあり、焼く直前までその中で生きてる鮎が泳いでいて、水を跳ねる音が聞こえてくるんです。耳でも涼しさを感じられる演出。
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火にかけて尾びれが立っていく様子を目の前で見たり、口の中がグツグツしてるのを観測したり。
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金串に刺されて焼かれていく鮎を残酷と見るか、美味しそうと見るか。ボクは100% 美味しそうにしかみえない派ですが、命をいただくという行為だということを再認識するので、背筋が自然と伸びていきます

養殖ではあるんですが、この日が美味しさのピークになるように調整してもらった鮎。色んな意味で、感謝をしながら頭からかぶりつく。

最初は、割としっかりめの焼き加減。締まった食感を楽しみます。蓼のソースも不要なくらい単体で美味。KOEDOの黒ビールが合いますわ。

水茄子でリセットしつつ、まずは焼を2匹。3匹めの鮎はふっくらとした焼き加減で。
0622くろいわ6月-26


この後、八寸や鱧とふかひれの煮物と続きます。
八寸は紫陽花をあしらっていて、いやな梅雨のはずなのに美しさと楽しさを見出してしまった。こういう視点を先人からいただけるから、日本料理はいいんですよね。
0622くろいわ6月-29


この八寸の主役、実は梅の蜜煮。

見 た目は硬そうなのにとても柔らかく、味わいも上品。なんでも、中三日もかけてゆっくり煮るんだとか。手がかかった”ならでは”の美味しさ。手軽に食べられ て美味しいジャンクフードも好きですが、先人たちの智慧(と欲望)の詰まった贅沢な技を亡くしてしまうのは勿体無いので、そうした食文化の継承のために も、外食を続けるのが使命だと感じている次第です。

完全にオッサンのセリフですね(笑)
0622くろいわ6月-33


そして、またしても終盤に鮎が登場。こちらは、なんと”鮎丼”。焼いて、しめて、その後に揚げた、小さいながらも手のかかった子なんです。このサクふわっと感の絶妙さは、体感しないとわ からないもの。エレガントさとワイルドさに小粋さを加えた、テイラー・スウィフト顔負けの破壊力。
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最後はお茶室に移って。
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一服いただいたあとに、着物だからという理由で、くろいわさんに一服を献上。平点前すら忘れてるので、たまには実家に行って復習しないと。
0622くろいわ6月-73



恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/



この夏は、浴衣じゃなく、着物で遊び行く機会を増やそうと企み中。
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2016年06月03日

鮨 さいとう(六本木一丁目)頂きの高さを感じて

0602鮨さいとう5月-19


下から見てるだけでは、山の頂の高さってのは体感しにくいもので、登ってみてはじめて、その険しさや凄みというのがわかるというもの。以前、自転車会館の中にあった時にオジャマしたことはあったんですが、今よりももっと鮨は食べる機会少なくて、美味しいんだけど、これがどのくらいの凄さなのかってのは、正直良くわかってませんでした。

最近は、鮨に行く機会も増えて、自分なりの基準というものがちょくちょくでき始めていたところだったので、この店が何故すごいのか、以前よりは輪郭がつかめたと思います。『鮨 さいとう』、ミシュランの頂点に並ぶ3店のひとつ。ランチで、斎藤さんじゃない方のカウンターだったけど、それでもアベレージの高さに痺れました。
0602鮨さいとう5月-5



ネタの強さや、1つ1つの握りの威力が半端ない剛球系の鮨屋もあれば、
『鮨 さいとう』のように、流れや丁寧な仕事でストーリーを紡いでいくという
お店もあったりと、歳とともに鮨にはまっていくという人々の気持ちがよくわかるようになりました。


この日は、トロと赤身の間の部位というトップの写真の握りや、
千葉銚子の初がつおのテロンとしたテクスチャがたまんなかったった。
この長崎ののどぐろも、とろふわな火入れは最高。身と皮のコントラストは
フランスのガストロノミーも垂涎の技術じゃないでしょうか。
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まこがれいの食感がエロい、タイの昆布締めは、昆布の味がしっかり立ってて驚く。コハダの甘さは、酒がすすむね。
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千葉勝浦、やま幸仕入れの鮪は、温度感が絶妙で脂が
べたつかず、かといってジューシーさも損なわずギリギリのライン。
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最後は、 車海老や鯵で締めくくり。

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夜に酒を呑むより、昼酒が好きな自分としては完璧な一日でした。
0602鮨さいとう5月-37

鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F


夜の本気を見に行きます。
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2016年05月10日

くろ崎 (渋谷)渋谷に艶やかな鮨屋発見

0509くろ崎4月-24

宮益坂の上、クアアイナなどからも
ほど近い路地裏に佇む鮨『くろ崎』。

渋谷というロケーションで高額の鮨屋って意外
だったんだけど、渋谷っぽい客層でがっつり2回転
してました、既に人気店として定着しつつあるみたい。
0509くろ崎4月-29


店内は黒を多用したデザイン性の高い空間、
ただ、これって客層によっては安っぽく感じる
こともあるので要注意。
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最初につまみを出しつつ、途中からは握りと
つまみがランダムという流れ。
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つまみ蛸はポテンシャルをめいっぱい
引き出されてたし、鮑は海が見えました。
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とり貝のふわっとした食感は、かなりの
ディープインパクト。
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メヒカリの焼物は、見た目からしてみりん干し的な
食感を想像してたら、カリフワっと大胆に裏切ってきやがる。
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のどぐろのとろけるような白身のテクスチャは、
皮の裏のゼラチン質と相まって、実に官能的。
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ホタルイカのなめろうとか、琵琶湖の氷魚を赤酒で
練ったつまみは、酒のアテとして最高クラス。
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日本酒のペアリングも、ほぼおまかせだったけど
一貫して好みに刺さりまくり。
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こちらの冷蔵庫は天然氷で。
当日のネタは、ここに入れておくほうが
微妙な違いだけど、理想のイメージに近づくんだとか。
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全体を通して、食感や味わいが軽やか。
芯のある軽妙さなので、心地いい。
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6日目の那智勝浦の鮪。
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舌に吸い付くような感じがたまらん。
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この赤烏賊も美しいだけでなく、
プロポーションの整った味わい。
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正統派でありながらも、ちょくちょく仕掛けてくる
遊びが、とても潔ぎいいし、それが美味しさに直結している。
0509くろ崎4月-44





ただ、この日は、ご主人以外のスタッフのサービスの質とか、
他にもこまごました点で、鮨の世界観に追いついていないという
印象を受けたシーンも。
0509くろ崎4月-46



とはいえ、完成度が高く攻めた鮨を出す「くろ崎」。
次の訪問が気になるとことか、しっかりボクには刺さってます。
0509くろ崎4月-55

くろ
03-6427-7189
東京都渋谷区渋谷1-5-9


帰国してまだ鮨は食べられていない。
さて、どこで時間を作ろうか。
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2016年04月19日

鮨 りんだ (目黒)NY凱旋の真摯な握り

0418りんだ1月-24


目黒と不動前の中間くらい、どの駅からも歩いたら
少し距離がありますが、そんな場所にも関わらず
いつも活気が溢れている『鮨 りんだ』。

NY帰りのご主人をはじめ、スタッフも英語が堪能なので
海外からのゲストも多い。そしてカウンターというスタイル
ゆえにそうなるのか、偶然隣にすわっただけの日本人も
海外からのお客さんと、何故か盛り上がっているという
光景が珍しくない。
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高額鮨店って、席をしぼって、凛とした空気になりがちだけど、
ここはカウンター2つが並び、ゆとりをもった配置になっていて、
その空間を賑やかな笑い声が飛び交っている。

鮨屋って敷居高いな...なんて感じてる人にもオススメ。
0418りんだ1月-27



おまかせは12000円なんだけど、ボリューム多め。
つまみも握りも、平均的な他店より一回り多めの印象。

シャリは蒸しかまどで炊きあげたわりと硬めのタイプで赤酢。
ネタが強めの味付けだったり、炙ったりするのも多いので
シャリの個性とマッチし、てこれが『りんだ』の鮨なんだな、
って味に仕上がっている。
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手前のカウンターにご主人がいて、焼場もそのカウンター
近くにひとつ置いてあるのね。そこがたまに煙がモクモク
たちすぎて、ゲストがスモークされてるような状態になる
こともあるんだけど、それもご愛嬌。
0418りんだ1月-8



”細かいこといってねーで、愉しくやろうよ”って空気が
お店からもゲストからも出ているので、気にならない。
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遅めの時間には、常連さんと思しき1人客も来て
サラッとつまんで帰っていたりする。そーいう使い方も
うらやましーですね。

ちなみに店名の『りんだ』は、娘さんお名前とのこと。
ヤンチャそうなご主人の愛が溢れてます。
0418りんだ1月-13


0418りんだ1月-33


鮨りんだ
03-6420-3343
東京都目黒区下目黒2-24-12 イメージスタジオ109 1F
http://rinda-tokyo.com/


イメージスタジオ109のB&Mの下なんだけど、
看板の位置が微妙で、ずっと『りんだ』のとこも
B&Mなんだと勘違いしてました。
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2016年04月07日

くろいわ (恵比寿)花見で一献

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毎年恒例、恵比寿「くろいわ」での花見の会。
移転してからは、はじめてかな?

今回は、いつものように2Fのカウンターを
友人らと貸し切りにしてさせていただきつつ。
3Fの個室は、シンガポールから一時帰国していた
弟家族が友人家族と子連れでファミリー会。

なんだか、くろいわを実家みたいに使うという
新手のくつろぎ体験をさせてもらいました。
0405くろいわ4月-4



この日の主役は、京都の白子筍、
真っ白で柔らかく、甘みのある筍で、
焼く前の甘いかをりは、とうもろこしを
彷彿とさせます。

これを大胆に一人半分づついただいたんだけど、
繊維をきり割く歯ごたえの気持ちよさといったら、
そりゃもう...ね。味覚だけじゃなく五感がフル稼働。
0405くろいわ4月-13


ついつい”やわらかい”と表現しがちだけど、
それはバチアタリというもの。

やわらかいことだけが価値なのではなくて、
大きいのにやわらかくて歯ごたえに品がある、
このバランスの素晴らしさに昂ぶるんです。
天は二物以上を与えちゃうんだという実例。
0405くろいわ4月-29

おっぱいは大きいだけでも賞賛されますが、
大きいうえに形が整っていればお宝とまで
崇められるわけです。そこに通じるものがありますな。



もちろん、筍以外もうんまいよ。
移転してからは、少し予算もあげたせいか、
料理もより隙のない流れになった気がする。
0405くろいわ4月-3



のっけから赤貝、アカニシ貝が並びます。
赤貝と蕗の薹の苦味が猛烈に
マリアージュ。酒がすすみますわ。
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アカニシ貝はもずくとともに。
0405くろいわ4月-15





この時期だけ登場する桜の徳利。
大人はカウンターでも極上に花見が
できるんです。いいね、大人って。
0405くろいわ4月-23





14代の一升瓶が気づいたら空になってました(笑)
お花見だから、ま、いいか。
0405くろいわ4月-26






繊細なお出汁に癒やされる。
ここにちょっとした遊びを加える事で
ぐっと椀の艶が増すんですよね。
0405くろいわ4月-18



コストパフォーマンスがあなり高くないからと
これまで積極的には使っていなかった食材に、
敢えての再挑戦をはじめたとのこと。

昆布締めした伊勢海老の身は、伊勢志摩で
食べたものとは違った色気と深みある味わい。
すっぴんの高校生と井川遥の魅力の違いとでも
いいましょうか。
0405くろいわ4月-21



奥に見えるのが大根の皮で蝋燭を囲ったあかり。
八寸が出される時は照明を落として、このあかり
だけという演出だったんだけど、一気に場が厳かに。

平安の頃の日本酒を現代風にアレンジした盃を
傾けながら、春を五感で味わいます。
0405くろいわ4月-33




ご主人にカメラを渡したら「全く違う絵が撮れる」と
感激してました。そうなんです、8割以上がモビルスーツの
性能の差なんです。
0405くろいわ4月-35



ランチが流れで想定よりも食べ過ぎてしまい、
こちらの蒸し物の途中で珍しくギブアップ。
まりえに半分くらい食べてもらいました。
コンディションづくりは、相当気を使うんだけど
お祝いごとだったので、つい容量制限解除しちゃって。
0405くろいわ4月-43




いつもの白米の後は、
琵琶湖産の鮎の稚魚「氷魚」。
これもメチャタイプ。
0405くろいわ4月-51





カウンターでいいグルーブ感ができあがって
いたので、この日はお茶室に移動せずに、
そのままカウンターでお薄とお菓子を。
0405くろいわ4月-56





人混みにまみれる花見も、それはそれで
らしくていいですが、こうやってゆったり
春と向き合う花見は、大人ならではの特権です。
0405くろいわ4月-46

恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/


日本は、もうちょい大人の特権を
ふりかざしていいと思う。
子供が大人に憧れない国って
未来が明るくならないじゃん。
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