¥20000〜

2019年07月19日

鮨 さいとう(六本木一丁目)つまみの旨さに

鮨さいとう2019-25


半年強ぶりの『鮨 さいとう』、個室の方で。
鮨さいとう2019-3



今回も、もちろん隙のない展開力でしたが、特につまみが衝撃で相対的に握りの美味しさが少し霞むくらい。

低温調理の煮蛤は、出逢ったことのないとろける食感と、柔らかな蛤の味わいで一瞬困惑する。「オレ、蛤食べたんだよね?」と。このいい意味での裏切り方は、記憶に残るね。
鮨さいとう2019-11



のどぐろは、出汁のスープに浮かべて。これも、それなりに美味しいのどぐろは食べてきたけど、別格感。美人は何を着ても美人だけど、メイクとドレスでこうも変わるのかと再認識させられる感じ。
鮨さいとう2019-12


握りは鹿児島の出水の鯵が、温度感も良く魅力がバシッと伝わる美味しさ。
鮨さいとう2019-33



雲丹は、シャリに唐津の赤雲丹が練り込んであって、上に余市の雲丹がのせられたハイブランドのダブルネームみたいな攻撃力。
鮨さいとう2019-37


メンズ4人で過ごすカウンターの休前日。翌日からの旅行準備でボクはそのまま帰ったけど、残ったヤツらは河岸を変えて深酒してたことと思われます。
鮨さいとう2019-23

鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F


美味しく食べるのには、体調管理がめちゃ重要。ちょいと胃の調子が悪いなぁ…、酔っ払ったら忘れるけど、翌朝にダメージが。
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kyah2004 at 12:54|この記事のURLComments(0)

2019年07月03日

恵比寿くろいわ 今年も折り返し

恵比寿くろいわ2019-39


先日、令和へと変わったタイミングで訪れた『恵比寿 くろいわ』。元号が変わったことで、徐々に料理も進化させていきたいという覚悟が垣間見られた夜でしたが、6月の末に訪れた夜も色々新たな試みが始まっていた。
恵比寿くろいわ2019-22



「伝統は過去と同じことを続けることではなく、時代に合わせた変化に挑戦し続けることなんだ」。伝統工芸の世界で活躍している友人らが口を揃えて言う言葉で、過去をひたすら守るのが伝統という先入観を持っていたボクには意外な発見でした。
恵比寿くろいわ2019-107



更に「挑戦してハズしたと思ったところで、過去の歴史から考えたら誤差に過ぎない」なんて話も印象に残っている。これはもちろん伝統を継ぐためのベースがあっての話だけど、そんなに強い引力がある場所での生き方というのは、ボクのような気楽な人間には全く想像のつかない類のもの。
恵比寿くろいわ2019-82


ガチで勝負してる人の話は、たくさん刺激がもらえるけど、反面ぬるい自分をイタいほど自覚することにもなるので凹むことも少なくない。まー、でも、自分は自分なりに譲ってない部分はあるはずで、人と比べてあーだこーだ悩むことは不毛なので、刺激だけもらって明日への活力にしています。
恵比寿くろいわ2019-58



さて、この日は2019年もいつの間にか半分が終わろうとしているということで、「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」がテーマ。1年の前半を無事に過ごせたことに感謝するとともに、半年間の罪や穢れをお祓いし、残り半年も清らかな気持ちで過ごせるよう願うというもの。

神社に草で作られた「茅の輪」が置かれていていたりしますよね。あれをくぐると、より穢が落とせるということらしいです。恵比寿くろいわ2019-10




この日は、鮎、鱧、鰻などいただいたわけですが、中でも鮎が3種の調理法でひとつのお皿の上に並ぶのは、骨の柔らかい若鮎ならでは。

目の前で〆た鮎を焼きと背ごしに。まだ泳いでいた鮎が、こうして完成形の料理となるプロセスを見られるというのは、実に日本らしい演出だなと改めて。ちなみに背ごしというのは、若い鮎などの骨が柔らかい小さな魚を、頭や内臓を取り除いて骨ごと薄い輪切りにした料理のこと。鮮度がいい鮎じゃないと出来ないのよね。
恵比寿くろいわ2019-38





鮎の焼物は頭が揚がげて、尾はしっとり蒸し焼きというニュアンスで。
恵比寿くろいわ2019-15




八寸は青色が印象的な久留米の籃胎漆器。青楓が添えてあるので川か湖に舟が漕ぎ出したかのような涼やかな印象を受ける。
恵比寿くろいわ2019-54


この籃胎漆器は、久留米藩の刀の鞘塗り師がつくったとされるもので、明治時代 武士向けの産業では食べられなくなった職人が民間向けに技術を活かしたものですね。高度な兵器向け技術が民間に転用される今と全く変わらないスタイル。インターネットとかドローンとか、腕時計なんかも同様のケース。
恵比寿くろいわ2019-51



最初に「夏越大祓」で鱧が出てきたのには驚きましたが、椀物が一夜干しした鰻というのも意外でした。出汁も鰻を使いつつ、昆布と鮪で整えていました。
恵比寿くろいわ2019-26




茶懐石を意識して酢の物という位置づけで夏蛸やアブラメを。実山椒をお酢に溶かし、底に敷いてある大和芋で味を調整しながらいただきます。
恵比寿くろいわ2019-18





そうそう、この日料理の写真が揃っているのはカウンター貸切だったから。SNS全盛時代に他のお客さまに配慮してカウンターでの写真は禁止というスタンスを貫いている。なので、ボクも訪問している割には写真があまり無いんです。
恵比寿くろいわ2019-110







土曜日ということで、18:00スタートにしたんだけど、20:30頃には一通り料理も出終わって、煮えばなが出てきたのが21:00前。そこからまさかのご飯お代わり構成で、結果8種類の変化系をいただくことに。
恵比寿くろいわ2019-68



煮えばなのあとは、炊きたての白米、桜えび丼、山菜天ぷら丼、はも丼、牛肉山椒、雲丹むすび、ゆば茶漬けと、普段米をセーブ気味の自分には絢爛過ぎる展開。
恵比寿くろいわ2019-77





恵比寿くろいわ2019-85



前半は準備もしていたものだろうけど、後半は完全にアドリブですね、凄いわ。というか皆さん良く食べますな。
恵比寿くろいわ2019-87




そりゃ、いろいろお酒も出てくてるわけですわ。
恵比寿くろいわ2019-27


結果、気づいたら23:00だったというのは驚きでした。5時間のディナーってバスクですか??
恵比寿くろいわ2019-95



しかも帰りの時刻の関係もあってお茶室はカットしてでの流れだったので、これでお茶室まで行ってたら23:30は過ぎていたと思います。
恵比寿くろいわ2019-100






夕方は雨がひどくて、着物で来るのを諦めましたが、最近和装の機会が減っているので、意図して増やしたいなと思ってます。
恵比寿くろいわ2019-116





じっくりと通えるお店があるというのは、食を愉しむ上で大事なことだし、幸せな縁だなと思っている。友人と同じで深い付き合いをするのはそんなに数は要らない、というか無理。もうこの歳になったら、新しいとこにも足を運びつつも、信頼できるお店に通う比率をあげていきたいっすね。旅をやめられないオレが言うのもなんだけど。
恵比寿くろいわ2019-120

恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/



2019年の前半はどうだったかな。点数をつけるのは好きじゃないけど、感覚的には87点くらいな気がする。思った以上にやれたことも多いけど、全然進められていないところもあり。得意な方を伸ばすというスタンス自体は悪くないんだけど、弱点も補強する環境づくりをまずは心がけたい。
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kyah2004 at 23:30|この記事のURLComments(0)

2019年07月02日

カンテサンス(品川)やっぱり初夏のコースはタイプ

カンテサンス2019-20


久しぶりのカンテサンス。


ディナーが二部制になり20:30スタートと余裕ある開幕。去年もそうだったけど初夏のカンテサンスってハマるのよ。


焼きとうもろこしのスープに合わせた苦味を感じるシャーベットは日本の気候にピタッと合う。

カンテサンス2019-7




肉の味をちゃんと感じるセンマイというのも新鮮体験。

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バスク豚を使ったスペアリブは鳩の肝を纏ってエレガント。

カンテサンス2019-18





シャサーニュが、いとうまし。

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マナガツオの火入れとソースで言葉を失う、あからさまに旨い。

カンテサンス2019-25





シャラン鴨とグランマルニエのオールドビンテージを使ったソースは官能の極み。

カンテサンス2019-34




オペラリキッドも超絶タイプ、下から上の層まで一気に食べると味が完成。
カンテサンス2019-37





この日の主役は、実はコレかな。テーブルの同席メンバーも大好きな初夏の前後に出てくるクレープ。今年は対馬の穴子、こんな贅沢な手づかみクレープは人生で何度もやれる体験じゃない。

カンテサンス2019-21





常に高いクオリティを維持していて、毎回驚きのあるカンテサンスだけど、よりタイプだったり心が踊るディナーというのはあって、初夏にその会が訪れることが多いです。

カンテサンス2019-44


カンテサンス (Quintessence)
03-6277-0485
03-6277-0090 (予約専用)
東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川 御殿山 1F



日本のガストロノミーの頂点は、やはり期待を裏切らないね

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kyah2004 at 21:07|この記事のURLComments(0)

2019年06月24日

ア・ニュ(広尾)リニューアル後の予告編

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5月末からリニューアルでしばらくクローズするとのことで、お世話になった姿を見ておこうと広尾の『ア・ニュ』へ。

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最初に訪れた頃は、まだ「マノワ」の中村さんや「ラ・カーヴ・ド・ノア」の島本さんがソムリエだったからね。2009年の11月、オープン直後に訪問した時の記事とか懐かしい。つか、いいワイン飲んでんなー


速攻に気にいったらしく、訪問直後に友人たち集めて忘年会もしてたのね。


自分のブログで「ア・ニュ」と検索してみたら、若き日の自分やまりえ、親友らに会えて驚きましたわ。あんま意識してないけど、お店とともにオレらも歳を重ねてきたんだね。



とまぁ、ほんとお世話になったフレンチなので、改めてリニューアル前に行けてよかったなと。
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どうやらオープンキッチンのカウンタースタイルになるらしく、料理ももっと自由度のギアをあげるらしい。この夜も、リニューアル後のエッセンスを入れてみたということで、花山椒のコースに。
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下野シェフは、沖縄でレクサスのDINING OUTのイベントやった直後もヒバーチといった琉球素材を組み合わせたメニュー創ったり、バンコクガストロノミー回ってからはハーブやスパイスの大胆な使い方を取り入れたりと、日本らしいというか、アジアらしいアプローチも魅力。
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パリの日本人シェフのアプローチとは異なる、日本だから出来るガストロノミー。花山椒のコースというのは、まさにその象徴であって、2019年上半期で最も印象に残ったディナーが『ア・ニュ』でした。

中でも記憶に焼き付いたのが花山椒のカッペリーニ。キリッと冷えたブロードが美味しすぎで、イタリアではやらないタイプのパスタ。フレンチだから、日本だからハマる仕事。
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シャルドネの美味しさが際立つマリアージュだったのも忘れられないね。
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アオサ海苔や山椒の葉っぱを合わせた九十九里のぜんな蛤、お皿の上で融合する味わいに驚きを隠せない。毎晩外食でそれなりに美味しいものは食べてるせいか、美味しいものに出逢っても感動はするけど、心底驚くことってそこまで多くはないんです。
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そしてこれが新政の亜麻猫に合うんすわ!


ブルゴーニュのピノ・ノワール好きで、フランスだとどうしてもボルドーを飲む機会が少ないんですが、なにこれめっちゃタイプなんですけど。
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ラ・ドモワゼル・ド・ソシアンド・マレ 2007年。こういう個性のボルドーなら、家に置いておきたい。格付けを返上したフランス本国では人気シャトーの、しかもセカンドなんでわりと開けやすいレンジだし。在庫は残ってなさそうだけど...
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しかもこのエロティークなキュイソンの本土鹿とのマリアージュもナニ!?? フレッシュな胡椒のパンチに負けない個性。
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からの、ピュルゴーの鴨をリゾット仕立てにして、花山椒で覆い尽くすってどういうこと??
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よーく混ぜていただくんだけど、もうね、正直見た目はガパオライスなのよ。なのに何故こないにも美味しくなるんすか....。ディナーが終盤にかかっていることを、全く認めたくない自分がいた。こういう状態のオレって実は珍しかったり。
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10年のあいだに料理のトレンドも勿論変化してるし、なにより自分自身の食経験値も変化している。
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結婚した頃を機にイタリアンに目覚め、フレンチに慄き、ワインを本格的に好きになって、広東料理にハマって香港にい、バンコクの勢いに魅せられる。スペインのガストロノミーが楽しすぎて毎年のように通いだし、メルボルンのオーガニックなスタイルにも、なるほどねと。国内も頻繁に旅するようになって、日本の素材に対する愛も深まった。
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そんな自分の食の軌跡と、たまたまこの夜の『a nu』の料理がハマったのか、ものすごく刺さったディナーに。
anu2019-100


ア・ニュ (a nu retrouvez-vous)
渋谷区広尾5-19-4 SR 広尾ビル 1F.
03-5422-8851



食べ手の数だけ最高の料理なんてものはあるわけだけど、今年の前半戦では一番印象に残った夜でした。
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kyah2004 at 22:57|この記事のURLComments(0)

2019年06月19日

USHIGORO S(西麻布)焼肉の進化とワイン

USHIGOROS2019-9


肉割烹の台頭とともに、ハイエンド化をすすめてきた焼肉。シャトーブリアンという単語の認知度もかなりあがったと思うし、すき焼きスタイルとか、さぶしゃぶとか、カツサンドとか、かつての「焼肉」という単語からは、想像できない広がりをみせている。
USHIGOROS2019-29


昔はキムチがあるからワインを合わせるのが難しい...なんて言われていたこともあったけど、いまではキムチを見ない焼肉のほうが(ボクは)一般的。
USHIGOROS2019-13




塊肉の焼物やタレをあまり使わない焼肉も増えてきたことで、ワインとのマリアージュの可能性はより広がった。それにオレンジワインのような個性の強い味のものに対応できるワインも浸透してきたことも追い風だしね。
USHIGOROS2019-40




というわけで、この日の『USHIGORO S』はワインと愉しむ肉宴に。
USHIGOROS2019-37




W杯やオリンピックは富裕層をもっと広げるチャンスだと感じてます。つーのも”最高のWAGYUが楽しめる店”と認知したら、ワインの予算とか全然変わってくるし。たとえば、シンガポールでは焼肉の会計1人10万円だったところで、富裕層からしたら日常の範囲内。
USHIGOROS2019-31



彼ら彼女らにとっては時間のほうが遥かに大事なので、「最高のWAGYU体験をしたい」と思ったらいいワインを選ぶというのは極めてナチュラルな行動なんすよ。
USHIGOROS2019-17



映画「クレイジーリッチ」じゃないけど、日本と異なり若い富裕層が多いアジアは、飲食に対する向き合い方も日本よりアクティブ。こういう客層を取り込まないのはインバウンドビジネスにおいてチャンスロスでしかない。
USHIGOROS2019-34


挑戦者たちのおかげで、海外でもクオリティ高い焼肉が楽しめるようにはなってきています。とはいえ、そこはホームアドバンテージでやはり日本のWAGYUは力強く繊細。それに肉ひとつで、ここまで緩急つけた流れや味の変化を出せるっていうのも改めて考えてみるとスゲーなと。
USHIGOROS2019-43

USHIGORO S
050-5593-9891
東京都港区西麻布2-24-14 バルビゾン73 B1F
http://ushigoro-s.com/


ワインが焼肉と合う未来があるなんて、大学生の頃のオレには想像もつかなかった。

というか、お酒が今よりも更に弱くて、美味しいと思えなかった時代があった事自体が懐かしい
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kyah2004 at 12:43|この記事のURLComments(0)

2019年06月16日

ロムデュタン(銀座)カウンターの閃光

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GINZA SIXのフレンチ『ロムデュタン』へ。

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正式な店名はロムデュタン シニエ ア・ニュ、広尾『ア・ニュ』の姉妹店で、カウンター席もあって、シェフやソムリエと距離感の近さも魅力のお店。
ロムデュタン2019-86






ただ、残念ながら今月末(2019/6)でクローズなのよね。
ロムデュタン2019-5


オープンしたのが2017年の春。ボクはその年の夏に訪れていて、当時にしてはまだめずらしかったハーブの大胆な効かせ方に、バンコクをはじめとするアジアのガストロノミーの勢いを感じたのを覚えています。
ロムデュタン2019-39





そんな記事を書いたような記憶があるんだけど、過去ログ見てもみあたらない...。アレ? Facebookあたりに投稿してブログ書いたと勘違いしてたのかも。なんか悔しいな。
ロムデュタン2019-10





ま、とにかく蒸し暑い夏に清涼感を運んでくれるフレンチという印象だったので、昨年も行きたいと思いながらも機会を逃してたのよ。今年の夏こそは!と勇んでいたので、蒸してきた6月の頭に訪問してきました。
ロムデュタン2019-1



2年ぶりに訪れたロムデュタンは、期待通りのベクトルは保ったまま、簑原シェフが 削ぎ落とすことは削ぎ落として洗練度をアップ。
ロムデュタン2019-71



ロムデュタン2019-55



そこにソムリエの稲毛さんが自由度高めたワインのペアリングで、より面白く攻めてくるのが愉し過ぎた。
ロムデュタン2019-88




一番”らしくて”サプライズがあったのが金目鯛。正統派のフォンドボーのソースと茴香の香りのミルクの泡にミントを効かせた2種のソースが添えられていて、まずは、それぞれのソースでいただいてみたのよ。
ロムデュタン2019-45



泡のソースはハーブの効いたアジアっぽいガストロノミー仕立てで今っぽく、フォンドボーはイメージ通りの着地点。

まずは別々に食べたところにシェフが「今日の料理の中で一番クラシックなのがこの皿なんですよ」と言うので、「えー、このハーブの感じとかモダンなアジアフレンチっぽくない?」と返しつつ、今度は2種類のソースを一緒につけて食べてみたんです...

したら「あれ、フォンドボーのソースだけで食べてたときより、遥かにクラシック!!なんで??」と、シェフの話していた理由を体で納得。

金目鯛の完璧な火入れと皮のジューシーさにソースの主張がいい具合に重なって、フレンチならではの圧倒的なエクスペリエンスに。

ここで合わせたのがオレンジワイン。皮の香りに照準を合わせてとか洒落てんなァ。めっちゃ好み。
ロムデュタン2019-42






ワインと言えば前菜のうにと新玉葱のクリームに合わせたアルザスのリースリング clos ste hune の2011年がメチャ旨でシビレてましたわ。こういう色気のあるリースリングは大好き、果実味、酸味、ミネラルが超絶バランスとれてて、イヤらしくないのよ。名門ワイナリー トリンバックの力を魅せつけられた一杯でした。
ロムデュタン2019-27




「うにの美味しさを引き出すのにいいですよ」とのことだったけど、このワインは単独で飲むのが美味しすぎて、食事に合わせるのに少し勿体なさを感じてしまう。それくらいタイプの白ワイン。
ロムデュタン2019-28




メインのラカン産の仔鳩は、美しいとしかいいようのない焼き上がり。これをシェフが目の前で仕上げてくれます。
ロムデュタン2019-51




胸肉の美味しさはイメージできると思うけど、香ばしさに愉悦したのが腿肉のコンフィ。
品のある力強い脂と、エロティークなテクスチャ、仔鳩らしい独特の肉の味わいに、自然と手が赤ワインに伸びてしまう。

ロムデュタン2019-60




その手の先にはOlivier BernsteinのChambertin 2013年


オリヴィエ バーンスタインのGRAND CRU、これでキマらないわけがない。鉄壁のマリアージュにただただ身を任せていればいい。
ロムデュタン2019-53


もう、こっからは余韻でだけでも満足っすよと、ピーチパインのパブロバでリセットかけてたら、なにやら透明な液体が出てきたんです。
ロムデュタン2019-66

なんだなんだ?さっきまでのエレガントなワインとは違うけど、ピーチパインやパッションフルーツの酸味に、やけに寄り添ってくるじゃない。グラッパのようなパンチ力ではなく、包み込むようなこの感じはいったい??

正解はというと「flamingo orange(フラミンゴオレンジ)」という芋焼酎。その名の通りオレンジのかほりを纏った焼酎で、糖質ゼロなのに甘いのよ。
ロムデュタン2019-65

まー、両方知ってても、オレにはこれを組み合わせる発想力も知識もないわけで、センスのいいソムリエの存在というのが、改めて貴重だなと痛感した次第。




シェフの料理をどこまで伸ばせるか、ソムリエとのマリアージュに気持ちよく酔わせてもらった夜でした。
ロムデュタン2019-95



L'homme du temps signe a nu
(ロムデュタン シニエ ア・ニュ)
03-6263-9773
東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZASIX 13F
http://www.lhomme-du-temps.com/

こういう甘美な時間を堪能するためには、お金も必要だけど健康な心とカラダが大事。そして、なにより感動を共有できるパートナーね。
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kyah2004 at 21:01|この記事のURLComments(0)

2019年05月19日

オステリア・スプレンディド(広尾)結婚記念日に選ぶ理由

OS2019-19

先月迎えた平成最後の結婚記念日。今年は広尾のイタリアン『オステリア・スプレンディド』でお祝いを。

毎年、その年の気分で選んでいるんだけど、結婚=日常の積み重ねという認識なので、あまりにも日常からかけ離れた日にするつもりはないんです。

日常の延長なんだけど、クオリティは妥協せずに、艶っぽさがあるところで。
OS2019-14



そう考えた時に今年は『オステリア・スプレンディド』一択でした。今の時代を感じる料理もさることながら、やっぱワインの感動が異次元なんすよね。前回の訪問があまりに印象的で

もちろんブルゴーニュのワインは大好きなんだけど、感動と値段があまりにも比例するので、日常をベースに考えるとイタリアという選択肢は俄然力を増すんです。
OS2019-8


あ、そうそう。念のために書いておくとここは、エノテカ&バール「インプリチト」の地下にあるレストラン。あの螺旋階段を降りていくと、個室と階段下のスペースで食事ができるようになっているんです。

仰々しくないけど、高い美意識で作られた感性に心地いい空間。まりえの着物姿にもしっくりと馴染みます。
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エレガントでいながら軸のブレない料理が続き、後半にかけての盛り上がりが、あからさまに凄くてね。
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中盤に出たまぐろのブレザオラのパスタは、ちょい枯れ風のワインと衝撃のアッビナメント。
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マルゲリータが口の中で完成するラヴィオリ(TOPの写真)にも昂ぶりを隠せなかったし。


宮崎牛の熟成香も色気あって、これまたワインとヤバい合い方。
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結婚記念日で自分にプレゼントしたリンドバーグ。たまたまこの日にメンテが終わっただけだけど、そういう縁にも理由はつけて。
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夫婦生活も15周年らしく、だいぶベテランの域っすね。まりえのドレッシーな着物姿は、外から見たら優雅な奥様に見えるのかもしれません。
OS2019-30

オステリア・スプレンディド (Osteria Splendido)
03-3406-0900
東京都渋谷区東4-6-3 Bell Air B1


ただ、旦那にとっては、いつまでもかわいい奥さんで、ほんと支えられておりますよ、ハイ。
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2019年04月11日

恵比寿くろいわ 花見で一杯

くろいわ2017-24


あれから2年か、時間が経つのはほんと早いね。

いつきまんの昇進祝いも兼ねて訪問した桜の時期の『恵比寿 くろいわ』。大学からの親友に加え、札幌からJ、シンガポールからは弟も参戦して。この日は3Fの個室で、日曜の昼から。最終週の週末だけは、昼から営業しているんです。
くろいわ2017-2




お祝いということで、やはり鯛は欠かせません。
くろいわ2017-12



筍と木の芽。味覚と嗅覚で春を堪能。
くろいわ2017-16



今年は、初鰹を本場高知に食べに行く予定。
くろいわ2017-10




3Fは女将が担当なので、蘭子さんが八寸を運んできてくれます。
くろいわ2017-21




ホタルイカとか蕗の薹とか蛸の卵とか、味覚で季節を再認識。多忙な毎日の中で過ごしていると、たまに「あれ、今何月だったかな?」と呆けることがあるのよ。気温が同じくらいの春と秋では季節を勘違いすることもあったり。さすがに桜の時期は大丈夫だけどね。京都に行くと色んな所で季節を感じる機会が多いので、感性が自然と豊かになるのがわかります。
くろいわ2017-23



桜えびの炊き込みご飯。鮨もいいけど、やはり日本の美意識が詰まった会席料理が好きなんです。
くろいわ2017-36




お祝いをこういう場所で自然にやりようになっているのは、やはりそれなりに大人になっているんですよね。たいして変わってないと思ってても、まー、全員おっさんに仕上がってるしね。
くろいわ2017-39



昨晩も大学時代の親友らと呑んでたら、気づいたら26:00に。音を愉しむ静かなBARで笑い過ぎてすいません。
くろいわ2017-43

恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/



何を食べるかも大事だけど、やはり誰と食べるかが重要なんです。
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kyah2004 at 23:56|この記事のURLComments(0)

2019年04月09日

ARMANI / RISTORANTE GINZA(銀座)小粋にリラックス&ラグジュアリー

ARMANI2019-26


1年間の長い改装期間を経て、料理もインテリアも”今”っぽく進化して戻ってきた
『ARMANI /
RISTORANTE GINZA』


うん、やはりイタリアンってこの色気だよね…と改めて再認識。おかげで心地よく感性を刺激してもらえました。
ARMANI2019-29




以前の漆黒にゴールドというギラギラしたラグジュアリーさも大好きだったけど、レザーのネイビー使いやワインボトルの影の使い方など、肩の力が抜けた品のある空気も纏い、より今の時代によりマッチした空間になっていた。
ARMANI2019-11





料理は以前よりも、パンチの強さが抑えられよりエレガントになった印象。フレンチや和のエッセンスが加わりながらも、クラテッロやティラミス、もちろんパスタといったイタリア料理ならではの魅力が溢れている。
ARMANI2019-20



特に赤海老の前菜は、説明を受けても食べるまでは味の構成やテクスチャが想像できず、見た目ちぢみっぽいのになーと思いつつ、口に入れたら「うわ、やっぱり海老だ!」と。情報が舌から脳に逆流する感じが気持ちよかった。
ARMANI2019-14






リングイネのペペロンチーノは、乳化の具合なのか泡のおかげなのかパスタとソースの味の絡み方が実に見事。美味しいを超えて、気持ちよかったのよ。さすがリストランテのパスタ!! オストラキャビアの塩味が全体の味を締めつつ、鮑が食感のアクセントにも。
ARMANI2019-22



今回はサンジョベーゼやシャルドネなど、王道なワインのアッビナメントを愉しんだけど、懐が深くなっていたので次回はラディコンなどとのペアリングも味わってみたい。
ARMANI2019-24






空間や料理の変化によって、より手元のARMANIさが際立っていたのも興味深い。カトラリーのデザインや、光沢感のあるナプキンなどディティールに”らしさ”が感じられて、やっぱりワクワクさせてくれるのよ。
ARMANI2019-7



この舞台を、更に魅力的にみせていたのは、カメリエーレたちの小粋な所作。リストランテの名にふさわしいクオリティで、食事が一段と引き立つのよ。おフランスとはまた一味違う、イタリアならではの演出が効いている。
ARMANI2019-6




食後のドルチェは、そのままリストランテフロアで愉しむもよし。上の階のBARに移動してもよし。いやいや、あらゆる意味で大人が遊べるステージに進化していましたわ。こういうのが令和っぽいってなるといいな。
ARMANI2019-40

アルマーニ リストランテ銀座
(ARMANI / RISTORANTE GINZA)
03-6274-7005
東京都中央区銀座5-5-4 アルマーニ銀座タワー 10F
http://www.armani-ristorante.jp/



以前より、コースのポーションも抑えられて、そのあたりの加減も絶妙だったり。ハイブランドの運営するレストランって「大丈夫かな?」じゃなく、「やっぱ、スゲーわ」を体感できたのが嬉しいね。
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kyah2004 at 01:00|この記事のURLComments(0)

2019年04月02日

L'EAU (外苑前)注目のモダンフレンチ

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外苑前に昨年末オープンしたモダンフレンチ『L'EAU(ロー)』は、西麻布にあったら狙い過ぎな内装・料理に見えそうなのに、何故かこの町だとフィットする。
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店名の『L'EAU』とは、フランス語で水を意味していて、水と人のような関係を築いていきたいという思いが込められている。
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シェフは元々、東長崎(豊島区)でお父さんとともに洋食&フレンチのお店「レストランセビアン」をやっていたんだけど、お父さんの引退とともにお店をクローズし、満を持してオープンさせたのがこちら。


そのせいかシェフのやりたかった!というパションを感じるお皿が続きます。
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水・土・石・葉を表現した八寸のような前菜。蛤の貝殻には、蛤の出汁のジュレがぷるんと鎮座していたり、食べられる石はホロホロ鳥のリエットとポルトのジュレが想定と違う温度感で置かれていたり。ビジュアル先行かと思いきや、ひとつひとつにしっかりと個性が。
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ちょい上の写真の鴨が美味しそうなのは一目瞭然だと思うけど、このちじみほうれん草を纏った平目のポワレは、本しめじが中に挟み込まれていて、セップ茸のソースとあいまって見事な一体感。
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料理はクリエイティビティが高く安定感があり、そこにソムリエさんの適度な脱力感あるレコメンドが加わって「確かに人気出るよなー」という印象。
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苺や苺のピュレ、マスカルポーネクリームが甘さと酸味の絶妙なバランスを作っていた。こういうデセールが食べられるからフレンチは好きなのよ。
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プティフールに至るまでアーティスティック。”どんぐりの丘”と名付けられた左の小菓子は、たけのこの里のオマージュだとかw
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L'EAU (ロー)
03-5843-0140
東京都港区南青山2-14-14 南青山KFKビル B1F
https://leau.tokyo/

「レストランセビアン」のことを調べたら、とっても雰囲気ある昔からやっているビストロならではの外観がでてきた。そのお店では洋食とガストロメニューを両方出していたらしい。うわー、この洋食も食べてみたかったなぁ
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kyah2004 at 23:35|この記事のURLComments(0)

2019年03月15日

スプレンディド (広尾)今年の結婚記念日はここにしました

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世界屈指のクオリティのイタリアンが食べられる日本。

ただ、エレガントなリストランテの文化が育っていないのだけが残念なところ。トラットリアとピッツェリアでは担えない大人の色気の領域ってあるじゃない?  ビストロとブラッスリーだけでは、カンテサンスが生まれないように。
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そんなリストランテ難民だった当家に灯台下暗しだったのが『オステリア スプレンディド』。広尾のバール「インプリチト」の地下で、以前に行ったことはあったけど1年半前に店舗のリニューアルと共にシェフも変わっていて、俄然タイプなリストランテに。




アミューズの段階で味の組み合わせと着地点の妙に「おぉ…」と唸り。オステリアと冠ついてるけど、これリストランテじゃん!と。
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まぁ、世界一のレストランに輝いたモデナの「オステリアフランチェスカーナ」もオステリアって名乗ってるし、そういうもんなんでしょう。


ホタテや白海老を詰めた蕪は、ブロードが鮮烈な美味しさ。ブロードはパセリのオイルと混ぜると、ワインとのアッビナメントがより際立つのよ。
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わかっちゃいたけどワインとのアッビナメントがいい。旨くて、お洒落。これはコース全般を通して言えることだけど、特に後半にかけてはヤバすぎた。
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能登島 NATO高農園の赤土野菜は、下に敷いたトマトのジュレが野菜の輪郭を際立たせてくれる。
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タリアテッレは舌触り、味わいともに官能的。鹿児島産のチンタセネーゼのソーセージから作ったラグーが絶妙に絡むのね。
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これにLA STOPPAの2009年バルベッラの酸味と滋味さが実に合う。
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アンティパスト、プリモで期待値が高まりまくったあとでも、セコンドが想定の範囲内だとちょっとガッカリしまいがち。この宮崎牛の内腿の味わいの素晴らしさだけじゃなく、赤玉ねぎやラディッキオの脇役っぷりも見事。
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でも、なにより La Gerla Brunello di Montalcinoの2010年を抜群に美味しく飲ませてくれるところがリストランテならではの遊び方。
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あえて抑えた空間の造り、サービスの肩の力の抜き方が大人の色気。松永さん、小早川シェフ、ソムリエの斎藤さん、本当に素晴らしい時間をありがとうございました。これがイタリアの星付きのトレンドとのこと。
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スペインのガストロノミーは、ここ数年でそれなりに回ってきたけど、イタリアは現地に行っても郷土色の強いカジュアルなとこばかりに行ってました。イタリアン好きとか言ってて、この店のバージョンアップや今のイタリアのトレンドをちゃんと知らなかった自分に猛省。
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実にいい時間を過ごすことができました。ちなみにコチラはパイセンの時計。いつかは持ってみたい一本ですな。
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オステリア・スプレンディド (Osteria Splendido)
03-3406-0900
東京都渋谷区東4-6-3 Bell Air B1
http://www.osteria-splendido.jp/

ひっさびさにドンピシャのリストランテに出逢えたので、来月の結婚記念日ディナーはココに決定。『スプレンディド』と「ゴロシタ」は、今年何度も通いそうな予感。
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kyah2004 at 01:57|この記事のURLComments(0)

2019年03月10日

鮨由う(六本木)We will rock you!!!

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オープン以来通っている六本木の『鮨 由う』。

この日は3つのWe will rock you があったんです。

ひとつめはお酒のペアリング
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ワインだったり清酒だったり、下手したら握り一貫ごとに違うお酒を注いでもらえたり。そうなると、更にお鮨の奥深さが見えてくる。
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そしてもうひとつは、〆に追加オーダーした鮪づくし巻。どんだけRock you なんすか。
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3つめは、この赤貝。前日に大将の尾崎さんから「なにか食べたいものあります?」と聞かれたので、そういえば昔、札幌で食べた赤貝のヒモが美味しくて、アレをまた食べてみたいなんて言っていたんです。

そしたら、用意してくれていたのがこちらのビグザム級の赤貝
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存分に、赤貝も赤貝のヒモもいただけましたわ
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2年連続でミシュランスターを獲得している『鮨由う』だけど、大将のキャラは変わりません。
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あんなキャラですが、つまみも丁寧で繊細な仕事。
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煎り酒で縞鯵をいただけたりと、つまみも和の仕事を徹底している。
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鰆に使った福井の地がらしが大好評。
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あからさまではないけど、前半のつまみの中に、ちょいちょいシャリを挟んでくるアクセントの作り方もタイプだったり。
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握りは国産の鮪にこだわっていないところも真摯だと思う。2万円のおまかせの中で、最大限までパフォーマンスを高めようとしている。
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握りの最初は必ず春子鯛。これからの握りに対する期待値が高まる。
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イカはほんとに仕事で化けるよね。家庭のイカでは、中々この領域にはたどり着けない。
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この日はノースカロライナの鮪。ボストンの鮪は割とよく食べるけど、もうちょい南下したエリア。大トロはちょっと脂が強めだったので、中トロがピタっときましたね。
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倒れそうな雲丹の軍艦。口の中に磯が広がる。
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つまみも握りも好きだなぁ…
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初オーダー”鮪づくし巻”を記念して、作るプロセスも記録中。やばぃ、想定の3倍以上ある…
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これでも巻モノを2人で分けた後なんだけど…(笑)。4人で1本くらいがちょうどいい。
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鮨 由う
03-3404-1134
東京都港区六本木4-5-11 ランド六本木ビル B1

味はもちろん、エンタメ要素も充実の江戸前鮨
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kyah2004 at 20:02|この記事のURLComments(0)

2019年02月05日

USHIGORO S(銀座)洗練の焼肉道

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全室個室で焼き手のつく『USHIGORO S』。急成長した焼肉グループ「うしごろ」のフラッグシップ。同じグループの『肉割烹 上』はミシュランスターを取っていて、正直クオリティは同レベル。焼肉というカテゴリーのためミシュランをとっていないだけで、満足度は決して引けを取っていない。

銀座店は、西麻布と基本内容は同じだけど、ここのみの限定コースってのもあるんです。

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1日1組限定で、月齢32ヶ月の田村牧場のサーロイン使ったり、有名な農家の瀬戸さんが育てた三田牛とか、いわゆるブランド肉を贅沢に使った銀座らしい組み立て。
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さすがは銀座という土地柄か、こうした銘柄牛を続々と挿し込んだコースだけど、ギラギラ感がなく、品よくまとまってるんですよね。無理がないと言うか、肩に力が入ってないようにみえるというか。
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ハイクラスの焼肉店の場合、刺しが強めで後半ヘタってきて「実はもう食えんのです…」というオーバードーズ状態になることもあるんだけど、ここは脂もボリュームも過剰さがなく、本当に絶妙な加減で食後の余韻を愉しむことができる。
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たとえば前菜の牛刺。ここでTOO MUCHな脂を感じたら、最後まで走り切るのは不可能になる。ボクは最後まで美味しくいただきたいので、ペース配分は超重要。
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白センマイをベルーガのキャビアや生カラスミと合わせちゃったら、シャンパーニュ欲しくなりますがな。
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イチボの上に、根室のバフンウニと醤油を数滴垂らして、とかね。こういうのも決してやりすぎないのがキモ。ケバくなったら飽きるのも早くなるからね。
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焼肉というカテゴリーではあるけど、ゲストは自ら焼く必要がなくスタッフが完璧な火入れで取り分けてくれる。こちらは神戸牛タン元の特厚ステーキ。
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焼肉は火入れという極めて重要な作業をお客さんに任せてしまうことで、食べる人によってムラが出てしまうというリスクを孕んだ料理でもある。

こんなスゲー肉を失敗することはできない。身を任せていればいいというのは、外国人ゲストにとってもポジティブだと思うんだよね。このタンの美味しさは途方も無いもので、前半のクライマックス。
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みるからに美味しそうなサガリ。まだこれは見覚えのあるビジュアルじゃないかな、ハラミとひとくくりに言われることも多い。
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食べたときに”これがあのハラミなのか…”と、唸ることになるのは必至(笑)
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リブ巻きの肉素麺をお出汁で。オクラなどの粘りある野菜が肉とお出汁のブリッジになっている。
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生牛メンチカツという発想勝ち。衣のカリッと感と生肉&ちょい火入れした赤身が、テクスチャと味に色気を纏わせている。
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サーロインに牛出汁をかけして仕上げるしゃぶしゃぶ。眼の前で仕上げてくれるので、肉のベストなコンディションでしゃぶしゃぶをいただけるのよ。お出汁をかけるって発想がイイ。
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ここからラストスパート。これは月齢32ヶ月の田村牧場のザブトン。濃厚にして旨味の強い徳島県産の阿波育ちという卵に絡ませ、最後にトリュフを削って完成。上から2枚めの写真が、その完成形。これもね、キモは脂が強すぎないこと。もう、アラフィフなんで脂が強過ぎるとダメージでしかありません。
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こちらのステーキは生産農家の瀬戸さんが育てた三田牛。月齢35ヶ月サーロインだけど、こんなに厚みがあるのに刺しが強すぎない。適度な脂でモソッと感もなく、ぺろりとたいらげてしまう。

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クライマックスは、三田牛のステーキなんだけど、肉の余韻にひたれるように牛丼で〆ることができる。こちらも田村牛のザブトンに実山椒をふんだんに使った至極の牛丼USHIGORO S2018-57





さすがにスター選手のあとの出番で霞んでるけど、ランチでこれだけ食べに来たい(笑)
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焼肉ってどこまで進化するんだ?と、異次元領域を体験できる『USHIGORO S』。問題はここらの領域を知ってしまうと、後戻りがツラいのよね。恐怖の片道切符になるかもだけど、せっかく日本に生まれて、これを知らないのはもったいない。


USHIGORO S. GINZA
03-3289-1129
東京都中央区銀座7-7-7
GINZA777 ADC BUILDING 6F
http://ushigoro-s.com/





あとは、ワインを自然派増やすとか、センスのいいプレミアムワイン増やしてくれると、もっと凄味を増すと思うんだけどね。
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kyah2004 at 23:00|この記事のURLComments(0)

2019年01月28日

くろいわ (恵比寿) 鮑のお雑煮と錆上げ蒔絵

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去年の12月の半ばから、札幌・ニセコメルボルンまた、ニセコと旅を続けてて、すっかりお正月モードを飛ばしてしまっていた平成最後の新年。

この日までお雑煮をやっててくれたので、なんとか『恵比寿くろいわ』でお正月を感じることができました。鮑が入った白味噌のお雑煮は、室町時代のスタイルなんだそうで。

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ちなみにスタートは滋賀県の若水で清めてから。
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黒漆から削り出すという錆上げ蒔絵のお椀の美しさも格別でした

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松を立体的に配した八寸は、毎度ながら圧巻。

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写真でみて、改めて細かな仕事に眼福。

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この日のお酒の中で特筆すべきは出雲のお酒。最初の一口はお白湯かと思うようなイノセントさ。でも、次第にほんのりとお酒のかおりが口の中に広がっていく。押し付けじゃない、主張加減はお酒が体質に合ってない自分にもノーストレス。

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料理や器に込められた意味を聞きながらいただいた河豚づくしの中でも特に印象的だったのが、味わったことのないふぐの幽庵焼。これがまた、いとうまし。

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車海老の頭の天丼も、悶絶過ぎてヤバすでした。

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そりゃ、皆も満足しますがな。
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まだまだ進化を続ける『くろいわ』さん。オレはやっぱ大好きです。
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2019年01月27日

INUA(飯田橋)北欧ガストロとジャパンプライド

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「noma(ノーマ)」のスーシェフが、昨年6月 日本にオープンさせた『INUA』へ。ひとことで言うと、海外で日本の本質に出逢ったような、そんなオンリーワンガストロノミーでした。
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準備期間がどのくらいかかったんだろう(3年なんすね)ってくらい厳選された素材で、想像を超えた味の着地点へと導く感性の開発のようなエクスペリエンス。
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デンマークの「ノーマ」は未訪だけど、D.N.Aはしっかりと継承されているんじゃないでしょうか。
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料理はよりシンプルに その土地ならではの自然の食材を徹底的に研究し、文化的な側面からも食を考えていこうというスタイル。
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内装デザインはOeO design Studio のThomasが手がけていて(スタッフと話してて、初めて知りました!)、華美さは抑えつつも高い質感が出ていていかにも北欧らしい
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京都伝統工芸のデザインユニット「GO ON」の西陣織HOSOOのファブリック遠州七窯 朝日焼を使ったアートも使われていたりと、なんだか親近感。
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奥の個室が友人らの作品だらけで、堪りませぬわ
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着物で訪れるのは正解だね。まりえのこの着物好きなのよ。
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オープンキッチンのライブ感もワクワク度を高めます。
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料理は訪れたのが10月だったので秋の食材が盛りだくさん。この食材なんだがわかるかな?
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一瞬、ハンバーグにも見えるけど舞茸なのよ。



生の栗にトリュフソースで合わせたり、かぼちゃの種をイカのスープで食べさせたり、
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冒頭から身近な素材が全然知らない食材のようでサプライズ、香草を巻いた湯葉も実に旨かった
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えのきのステーキ仕立てなど、味のアクセントは作るものの、肉が出ることはなく動物性蛋白質は極めて限定された使われ方。半分くらいは食事の説明も英語なので、マジでどこにいるかわからなくなる(笑)。しかも、スペインのバカンスから帰国した直後だったんで。
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驚きの連続のいつきマン。
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鮑の火入れはもちろん素晴らしく、蓮の実と合わせるなんて中華のスープの発想ですかね?
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海藻と甘海老のお皿のテクスチャの絶妙さは、日本人でも未体験ゾーン。
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蜂の子を使った土鍋ごはんには、もはや感服するしかなく。日本素材の研究に至っては、山の中に自分たちで入って探すとか、もはや仙人レベル。モダンの極みにして、日本人のDNAの原点。これを30,000円で味わえるのを高いと思うか、安いと思うかで、食に対する経験値が問われると思います。
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食後はウェルカムドリンクでも使ったラウンジで。
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ファイリーで海外旅行に来たように錯覚してました。飯田橋だけどね(笑)
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誰もが厨房に入れるっていうのも好き。

こうしたシェフとの一体感の演出はThe World’s 50 Best Restaurantsにランクインしてるレストランの方がミシュランよりも得意としてるように見える。権威よりもコラボレーション寄り。

こうしてみると、やっぱ2大政党制が面白い。日本基準の食シーンは黄色いクチコミサイトがやけに目立ってて正直 気持ち悪いのよ。カウンターパートがないって違和感あるのよね。
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厨房という料理人たちのステージ。
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各国の一流の料理人たちのダイバーシティって、日本のレストランでは絶対に出来ないことをやってくれているオンリーワン。ほんと、この鎖国が続いてる日本には刺激になります。ミシュラン三ツ星取ってくれないかなぁ。
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日本人以上に素材に向き合い、自分なりの解釈を続けていかないと出せない料理たち。
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テクノリジーもうまく取り込みながら、これからも独創的な価値の提供をし続けていってほしい。
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バスクにしても、バンコクにしても日本にいては体験できない味覚体験が世界には待っている。そのひとつの潮流とも言える北欧のガストロが、高いクオリティで日本で再現されてたのが本当に嬉しい。
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二人分の食事代を合わせると、近場の海外なら行けちゃうくらいかな。
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INUA (イヌア)
03-6683-7570
東京都千代田区富士見2-13-12 KADOKAWA富士見ビル9F
https://inua.jp/



とまぁ 決して安くはないし、料理も難解なことは否定しないので、ある程度の経験値が必要だということも伝えておくべきことかなと。ただ、オレはリーズナブルだと思うけどね。
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2018年12月20日

うしごろ 並木通り店(銀座)原点帰りのパンチ力

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肉割烹「上」、ハイエンド焼肉「USHIGORO S」とエレガントなタッチにふってた焼肉「うしごろ」。新店の『並木通り店』では、久々に焼肉らしい方向へと原点回帰。



牛タン、ハラミといった定番が、いつものごとく期待を2歩ほど超えるクオリティ。
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このタンのテクスチャはエロスの極み。
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焼いてもらえるので完璧なコンディションでいただけます。
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九条葱をたっぷり使用したヤンニョムをサーロインで巻いて焼き上げるすき焼きは、徳島の濃厚な卵あわそだちと合わせて。
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焼肉の原点に戻っているようで、新たな領域の開拓を感じた一皿。
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黒タンバーグのアプローチも新鮮にして、納得度の高い仕上がり。やっぱしスゲーわ。
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この状態を見るだけで、ヤバさが伝わりますよね。
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クミンとオリジナルのデミグラスソースを従えて呂布のごとく場を支配していましたね。もれは新しいハンバーグ体験。
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これなんだかわかります?  周囲はご覧の通り白トリュフですが
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中からヒレカツレツが!!  う、うんまい…。これぞ肉の聚楽第。
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さすがにオプション料金にはビビりましたがww



あ、もちろん前菜の肉の刺し盛りからして美味よ。ザブトンのニギリとウニはパンチあってうまいし、希少部位のクリとキャビアの組み合わせもエレガント。キャビアがエロくはなくて繊細なのね。
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てな感じで、また違ったベクトルの「うしごろ」を体感できて刺激的。


焼肉うしごろ 銀座並木通り店
03-3572-1129
東京都中央区銀座5-4-9 ニュー銀座ビル 7F


完全に師走に忙殺されてますが、人生愉しいので走りぬけるしか無いっすね。動けるうちに動かないと。
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2018年12月10日

鮨さいとう(六本木一丁目)冬の鮨

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半年ぶりの『鮨さいとう』。相変わらずバランスが良く、それでいて”旨い”と唸る鮨が並ぶ。ミシュラン三ツ星連続というのは伊達じゃない。

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ただ、ミシュランの格付けも生き物ゆえ、今は不動の三ツ星「カンテサンス」「すきやばし次郎」なども代替わりなどあるわけで、評価は変わるタイミングというのが訪れるわけです。「ロブション」みたいな組織力あることはキープしやすいとは思うけど、それでも20年後どうなってるかなんて謎っすよね。
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今から20年前といったら2000年になる前、ナポリピッツアなんて言葉は全然浸透していなかった時代です。今星を獲ってるミシュランスターのお店も、何割くらいが誕生していたんでしょう。
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あと日本の食文化が、お金を使わない若い世代にどう受け容れられていくのかも未知数。1食に4万円とかかかるお鮨なんて、若者たちがどうバトンを受け取っていくんすかね? それに「美味しい」という概念がAIで分解/記号化され、グミのようなもので類似の味が簡単に再生されるような時代が来たとしたら、食文化の存在そのものが全く変わってしまう可能性だってあるわけです。
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”3時間もかけて食事を愉しむなんて非効率、10分で美味しさは味わえて他のことができる”なんて時代がきたら、今のようなフーディーズは一層マイノリティになっていくかもしれません。例えば茶の湯のように一部の数寄者が愉しむ嗜好的な色合いの強いものになってもおかしくないわけです。


実際、未来がどうなるなんてわかったもんじゃありませんが、そんな風に「実は先のことなんて約束されてない」っていうことを改めて認識しながら美味しいものに対峙すると、よりありがたみが出てくる気がしません?
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というわけで、”今”という時代に産まれたことを悦びつつ、さいとうのカウンターを楽しみました。


この時期の鰆うまいっすね、海苔巻きにして。
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冬はキライだけど、香箱蟹とかジビエとか食べてると「冬がないとつまんないよね」とか平気で言い出します(笑)
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づけは青森エリア。
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握りも三品目くらいから鮪のジェットストリームアタック。
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ブリの歯ごたえお見事。そして旨味の炸裂具合といい、脂のキレ味の良さ、雑味の無さは、美味しいを超えて気持ちいい。
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車海老の敢えてぬるめの温度感は、もはやセクシャル・ハラスメント。こんなセクハラなら、毎日でも受けたいくらい官能的。
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鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F


こないだのソフトバンクの通信障害、スマホ社会の脆さを露呈しましたよね。ただ、生命の危機に至るようなことは殆無く、限定的で良かったなと。5Gとかで車の自動運転までもが通信制御だったらと思うと、障害時のパニック度はこれから先、もっともっと酷くなっていくと思います。進化を否定する気はないけど、シンギュラリティのような未知のものに対しては期待と同時にコワさも感じるのよね。
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2018年11月19日

マノワ(広尾)蝦夷雷鳥と白トリュフ

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白トリュフをまとった蝦夷雷鳥のジビエが、広尾『マノワ』のインスタかfacebookにあがっていたので、まりえが好きそうだと思って即予約。

たまたま予約できた日がマノワの7周年とは驚き。偶然とはいえ、そんな大事な日に訪問できたことに、なんだか縁を感じちゃいました。
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前菜から、ピノ・ノワールを使った鮑を組み込んでいたので、ボトルは早めからアルマン・ルソーのジュブレ・シャンベルタン(2013年)。空けた直後からポテンシャルを発揮するワインで、その後もずっと高止まり。
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ちなみに鮑は和歌山産の天然ものでボリュームも、味の深みもケタ違い。
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もう厚すぎてデカすぎてなんだか距離感狂います。
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ピノ・ノワールのソースだから、アルマン・ルソーが合わないわけがない。
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蝦夷雷鳥は時期的に癖が抑えられてて、ジビエらしい風味を味わいながらも食べやすく。苦味のような個性が、
1119マノワ2018-32



ワインをもっと愉しみたくて、めずらしく食後にチーズもオーダー。
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和栗のモンブランは、まるっと栗がひとつ入っている贅沢仕様。
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まりえは、マノワへのお祝いの意味も込めてドレッシーな着物とパテック&ティファニーの時計で。
1119マノワ2018-39



素材がなんなのかクイズのようなモダンフレンチと異なり、主役の食材にしっかりフォーカスがあてられていて、その魅力を引き出すための周囲の仕事が徹底されているマノワの料理。オーセンティックではあるけれど、火入れやソースのバランスが決してTOO MUCHになることはない。
1119マノワ2018-19



そしてレストランであると同時に、当家のワインセラーでもある「マノワ」。帰りに家飲み用ワイン3本買って帰りました。
1119マノワ2018-51


マノワ (MANOIR)
03-3446-8288
東京都渋谷区広尾1-10-6
プロスペクト・グラーザ広尾 1F
http://manoir-restaurant.jp/



改めて、7周年おめでとうございます。フレンチレストラン業界の常識、次々と破っていってください。
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2018年11月12日

恵比寿くろいわ (恵比寿)五穀豊穣の秋を味わう

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『恵比寿くろいわ』で豊穣の秋をぞんぶんに堪能してきました。

カウンターが貸切じゃないと写真撮れないので最近はアップできてなかったけど、相変わらず定期的に通っています。
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この日は久々に貸切、ミニマムが7人なので仕切りがめんどくて避けてたんだけど、友人らの喜んでる様子をみてたら、頑張ってみるモード発動せにゃいかんなと。
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のっけから松茸と筋子、銀杏におこわと海山陸の豊穣を。
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椀物はきんきと丹波黒豆の枝豆の胡麻豆腐、調味料は一切使っていないゆえのイノセントさ。
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蟹はジュレと共に完熟のカボスを。程よい酸味が味を際立たせる。
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京都の海老芋で最強のフライドポテト。外はカリッと中はふわっ、しかも繊維が滑らか。
1114くろいわ2018-30



太刀魚は山わさびをたっぷり添えて。
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そして小倉山の紅葉を見ているような八寸、俵の中にはむかごとウニ。名残の鱧は天ぷらにし酒盗。阿波の生麩、焼茄子、さつまいものセッションにカウンター全員が無音に。
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新米のまだ芯の残った炊きたてにじみじみ。
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圧巻はもやしかと思うくらい山盛りだった松茸をお出汁で仕上げた丼もの。人生最高の丼に出逢えました。
1114くろいわ2018-59




結局お茶室でのんびりしてたら5時間コース、バスク三ツ星以来の長時間滞在。
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ボクが選んだのは昭葉ですね。
1114くろいわ2018-79





この小路を戻ると、またいつもの現実が。それはそれでキライじゃないけど、非日常はいとおしい。
1114くろいわ2018-1

恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/


こんな料理が食べられる日本に生まれてほんとよかった。
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2018年10月01日

エンパイアステーキ (六本木)敢えてのエイジングビーフ

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あちこちで熟成肉の文字が踊っていたのも今は昔。そんな時代だからこそ『エンパイアステーキハウス』で敢えてのエイジングビーフを。
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これまでのステーキハウスの経験から、無駄に前菜が大きくて肝心のステーキで失速する恐れがあり、カプレーゼをシェアしただけで、いざエンペラーステーキに。

エンペラーステーキというのは、ポーターハウスの更に上をいうKING OF STEAKで、シャトーブリアン✕サーロインというブラックアンガスのプライドの塊。

一時期、エンパイアステーキは火入れとかサービスが酷いみたいな噂も聞いてて、若干おそるおそるの訪問だったけど、28日間ドライエージングされたサーロインのかほりは”これぞNYスタイルの熟成肉”という艶感あるもの。

舌に絡みつくようなテクスチャも見事で、ああ、旨い...とため息が漏れる。
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ただ、こいつを2人でシェアというのは日本人にはハードル高く、スタッフから早めに「お持ち帰りします?」の一声が欲しかった。さいごのシャトーブリアンとサーロインは、必死の形相で食べる羽目に。

後で聞いたら、結構持ち帰りにする方は多く、サーロインは翌日薄切りにカットして、ステーキ丼にする人もいるんだとか....、それ、めっちゃ旨そう!!!

ランチでは適量のコースがあるし、BARカウンターではハンバーガーとかカツサンドという手もあるので、気合い入れたディナーよりも、日本人にはこっちのスタイルがあってる気がする。
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Empire Steak House Roppongi
東京都港区六本木6-7-11 1F
03-6721-1909
http://www.empire-steakhouse-japan.com/



ステーキ自体はさすがに美味なので、今度食べたくなったらお気軽モードで訪れてみたい。
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2018年08月20日

ピッツェリア恭子 (戸越銀座)進化の兆し

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「ピッツェリア恭子」、こちらは6月の時の訪問メモ。

4月に行った時「シェフからもっと視野を広げて世界のゲストを取り込みたい」と聞いていたので、変な風にトリッキーになってたらどうしよう...と正直ビビリもあった6月の訪問(笑)。
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でも結論から言うと、着地点は今っぽく、そして納得度の高いもの。まだこのアプローチは始まったばかりだと言うので、今後が楽しみ。
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かつてイタリアンが日本で独自に進化した方向性はライトなフレンチに近づく感じで、今考えると軽さとチャラさが強すぎたかなと。その後、本格的な郷土料理の再現が進んで、それはそれで凄いレベルに達したと思うけど、世界のフーディーズからしたら「日本でそれを食べる理由」を見つけづらくなっている。
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バンコクのガストロノミーが世界から注目されているのは、タイ料理の伝統をベースに、ハーブやスパイスを多用した独特の進化が刺激的で、バンコクでしか食べられない体験をさせてくれるから。ハコの洗練度も含めて進化のスピードは凄まじく、ガストロノミックなドイツ料理もレベル高かった(お値段もそれなりだけど)。

最近ではあんまし得意じゃなかった他国の郷土料理再現性も高めていて、ナポリピッツァも東京レベルに近いお店が出てきていたりと勢いが凄い。
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前置きが長くなったけど、ピッツェリア恭子の新しいアプローチは、高いレベルで進化した日本のイタリア郷土料理を、本質は変えずに日本ならではの価値を加えたものでした。

たとえば、イカ墨を練り込んだパスタにイカそうめんとミョウバンなしのウニをあわせた前菜は、和に迎合することなくイタリア料理の本質である郷土料理の骨太さを残している。魚醤とベルガモットを使ったソースが、きちんと軸足をイタリアにさせているのよ。
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味噌とたまり醤油を使った焼きリゾットは、トレラッティのチーズに柚子胡椒を合わせることで、これまた初めて味わう感覚になっていたりするんだけどチャラくない。郷土料理へのオマージュと”日本ならでは”の味を両立させている。
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こうしたチャレンジをはさみつつも、フレッシュトマトとリコッタチーズのあとに、レモンの酸味と苦味が追いかけてくる抜群のピッツァは、このコースのマスターピース。
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そして食べ慣れたフレンチの味わいとは異なる鴨(ソースが旨すぎる)もクオリティが高いといったように、イタリア料理の魅力をストレートに響かせてくれるお皿たちが芯を作っている。
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そのうえ、料理の脇を見事なアッビナメントのワインが固めてくれるので、このうえない食後感へと導いてもらえるのよ。
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こないだの「天本」でも感じたけど、出される料理の価値を、押し付けがましくなくエンタメ要素を入れながらお店側がプレゼンするのって、今の時代ほんとに大事なんだと思う。経験値は積んでいても、料理のプロではない食べ手ゆえ、高額な店ほど納得感を求めちゃうんすよね。
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ピッツェリア恭子 パッシオーネ エ アモーレ 
03-6451-3529 
東京都品川区戸越1-19-24



”ここでしかできない体験”を”舌で感じつつ”、”頭でも理解”させてもらう歓び。ゲストはどんどんわがままに、欲張りになってますね。

食べ手を代表してすんません(笑)
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2018年07月31日

カンテサンス(品川)夏の威力

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6月の末に訪問した『カンテサンス』。過去の経験から、初夏のこの時期はヒットな流れになることが多い。

前回はアジアンガストロノミーのエッセンスが強めに出てたけど、今回は王道ラインに戻りつつも、ところどころでハーブのエッセンスが効いた展開。
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いきなり鮎を冷製のスープで使ってきたり、国産のグルヌイユがふぐのような品格で驚く。
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今日イチはこちら。去年の鮎クレープ並に、今回の茄子のほのかな風味がエレガントなフォアグラのチュイルがキマってたなぁ。

フランスのフォアグラを使った冷菜、一旦火を通した後に冷やしてナスシェリービネガーで。最初はカカオのビターな感じが広がり、次にフォアグラが降臨して、茄子がほんわりあとから余韻を作り出し。高温で一瞬の火入れだから水っぽくならないんだって。はこべ、おぜいゆといった葉物たちもドレッシングと絡めることで個性が引き立ち、それぞれに役割を感じる
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萩のグジは鮨屋よりも絶妙な仕入れで、メインのバスク豚は高貴な旨味。
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VOLNEYはチャリで走った思い出が。結構な急坂であと少しで登頂だったのに気合が空回りしてチェーンがはずれるという始末。でも、その後に丘の上から眺めたブルゴーニュが、本当に綺麗で風が頬をなでた感触は今でも忘れられない。これが、テロワールってやつかな?
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デセールのメロンのマカロンもすこぶる印象的な余韻を残してくれた。
0730Q6月-28

カンテサンス (Quintessence)
03-6277-0485
03-6277-0090 (予約専用)
東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川 御殿山 1F


タイ料理が続いているので、こういうのがそろそろ食べたい。
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kyah2004 at 23:30|この記事のURLComments(0)

2018年07月18日

しのはら (銀座)鮎とスッポンで夏を感じて

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初夏というか春の終わり頃。半年ぶりくらいの銀座『しのはら』へ。
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まだ、こんな飾りが残っている頃でしたが、陽気は初夏といった昨今の日本。
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「しのはら」への訪問は4回目くらいかな。この日もスター食材をふんだんに盛り込みつつ、それでいて素材のブランドに頼りすぎないスタンスは健在。もちろん丁寧な仕事で素材のもつポテンシャルは最大限引き出されてるけど、そこだけじゃないハッとする着地点に毎回驚かされる。
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TOPの写真の四万十の鮎の火入れがふわふわ かつシルキー。こんな溶け出すようなテクスチャは初めて。同席のメンバーと無言で視線を交わして「これ、ヤバくない?」と。
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スッポンの唐揚げは男好きする味、皮のゼラチン質は快感そのもの。山椒で濃厚すぎるパンチ力を和らげて、洗練された着地点へと導いてくれる。
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鱧は、じゅん菜と合わせて鍋でいただきます。これもスゲっ!!て驚いた食感。それなりに鱧は食べてきたけど、こういうテクスチャでも鱧は魅力的なのね!と。
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八寸の鰹やホタルイカの薫香具合も程よく、お酒がイヤでもすすみます。
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ご飯も、いつものように三変化。生姜ご飯、あおさの雑炊からの、さっきのスッポンで炊いたフカヒレの餡かけご飯というお代わりせずにはいられないトリプルプレイ。生姜の使い方が絶妙に効いていて、フカヒレとスッポンの魅力を際立たせていた。
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ついつい、ごはん食べすぎて「もう無理っす...」と言いながらも甘いものは別腹。よもぎのお菓子は、よもぎよりも濃厚で、いいとこだけが再構築された感じ。
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希さんとまりえとオレという初の組合せだったけど、すんごくマイペースに愉しめた。美意識と自由を妥協しないヒトとは、基本一緒にいて心地いい。
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銀座 しのはら
03-6263-0345
東京都中央区銀座2-8-17 ハビウル銀座2 B1


もう年内に行くことは無理そうなので、来年の春にでも再訪できたらいいな。
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2018年07月12日

鮨 さいとう(六本木一丁目)天下布武

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ウィンブルドンはフェデラー、錦織が敗れてしまって、これからはナダルに絞って応援します。日本ではすっかり終わったモードのW杯ですが、決勝にはフランスとクロアチアが進出。フランスの優勝が見たいなぁ。
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そんなサッカーW杯がはじまった頃の話、R字と充さん、まりえとともに『鮨さいとう』へ。予約は半年以上前だったので、「ロシアにサッカー観に行ってくるわ」なんて友人のセリフはすっかり忘れてしまっており。というわけで、実は3日前にふと自分ひとりなことに気づいて慌ててメンバー探す事変。
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でも、すぐに埋まるのはさすが「鮨さいとう」の威力。やー、ほっとした。カウンター座って”あいつら来ないなぁ〜”とか1人で冷や汗かかなくてほんと良かった。ありがとね〜
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この日も相変わらず頭一つ抜けた流れ。つまみのカツオは、皮目のパリっと感→旨味の爆発→トロンとした赤身のテクスチャに悶え。
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握りは金目鯛の脂は品格のある甘さ、
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酸味よりも旨味の立ったコハダとシャリのセッション
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鮪のジェットストリームアタックは言うに及ばず。
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鯵のパンチ力が響いた。
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礼文島のうにの軍艦も猛烈好み。知人のFBで礼文島あがってて、「なるほど、来年はこの時期礼文島行けばいいんだ!!」と決意を固めました。
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いやー、ほんとさすがの鮨さいとう。この緻密なバランス感は、いったいなんなんすかね。
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鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F


礼文はうにだけじゃなく、美崖と海のコラボもやばそうなのでドローン映えが凄そうなのよ。
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2018年06月25日

天本 (東麻布)ひとり鮨の夜

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友人の里井 真由美さんから、おひとりさま席を譲り受けて いざ『東麻布 天本』へ。

外苑前「海味」の出身というくらいは知ってたけど、滋賀時代の「しのはら」や、京都「祇園 さゝ木」でも修業していたんですね。2年前にオープンしたばかりだけど、京都「なかひがし」も手掛けてきたデザイナーの内装は、もっと長い時を重ねてきたようないい枯れ具合を漂わせていました。
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カウンターは2人組とおひとり様が半々程度。ゆえにまだ外の明るい18:00スタートの会は、ちょっと隣の人に遠慮がちな空気が漂っている。

つまみでは、厳選された素材を期待値超えたボリュームで出してくるパフォーマンスは「しのはら」と共通のものを感じますね。
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こういうカウンター越しのコミュニケーションはさすがで、この素材が何故美味しいのか、どこがこだわりのポイントなのかを、押し付けがましくなく伝えてくれる。半ば独り言みたいな感じのときもあるけど、ちゃんと相手に届かせようという気持ちがあるのでナチュラル。
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愛知の篠島のズズキがいいの入っていたんだって。これもちょいと食べただけじゃ味の印象残りづらいけど、結構大胆なボリュームでつまみの皿に並ぶ。スズキというか鯛みたいなニュアンスもあって「これが別格のスズキか」と。


もち米の藁で鰹をたたきに。普通の藁より柔らかいかおりになるんだって。ビジュアルもエロいけど、テクスチャもエロさはワールドクラス。わさびも合うけど、シンプルに塩が合う。
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北海道のボタンエビは、身のトロけっぷりは想像がついたけど、ほのかに感じる芯が印象的。この芯があるかないかで、結構インパクト変わりまっせ。黒むつ丼は皮のサクッと感と脂のジューシーさが脳の奥深くまで響きます。
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三河のとり貝はかほりがよいね、天然ならでは。萩のいさきも思わず声が漏れた。
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まぐろは福井県の定置網。そういえば、2年前のちょうどこの時期に福井の定置網漁船に乗ったことあって、思わず記憶とのテロワールも愉しめちゃいました。
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大阪湾のアジ 凄い!!グラマラス! 有名な和泉港も近いけど、ちょっと違う場所で取れたものなんだって。近い漁場なのに全然違うとのこと。
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アジのこの辺の太さが全然違うんですよと。アツく語ってました。
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岩手の馬糞雲丹も濃厚にしてジューシーでしたね。
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鮨はひとりでも楽しめるけど、オチないように必要以上にセーブが必要なので やっぱ誰かと一緒に行きたいですな。
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W杯、期待以上に日本が善戦してるので応援にも熱が入る。ポルトガル、フランスなど応援するチームが出てるゲームは見るけど、そこまで今回は観れていない。4年前より忙しくて観戦に割ける時間が減っちゃっているのも大きな理由。
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2018年06月17日

傳(外苑前)夏のはじまり

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春の訪問に続き初夏を感じさせる『傳へ。』



傳タッキーは茶豆、今年は夏ものの出始めが早いとのこと。確かに暑かったもんね、この日は自身も夏物の着物で出動。
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わらびと山椒、イカめしの炊き込みご飯とデュアルアタックに悶。
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このねっとりした食感はジャパニーズエロス。
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イカめしといってもホタルイカ。濃厚な味わいは口の中だけじゃなく、かおりが鼻を抜けて脳までダイレクトに届く感じ。
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お造りはハタと白エビを合わせたり、魚料理は蛤の自然な塩味がうるいとキンメにマリアージュしてたりとさりげない部分にセンスが光る。シグネチャーメニューに目がいきがちだけど、日本料理としての確固たるベースの強さと、既存の枠を敢えて超えようとするスタンスにワクワクします。構えずに行く方が『傳』の魅力は立ちますな。
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こういう料理は「傳 」ならでは。TOPの写真の液体を下の器の中に落としていただきます。




トマトやドラゴンフルーツじゅんさいの冷たいスープ、絵的にはアジアっぽいけど着地点は日本なんですよね。
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日本酒のセレクトも絶妙で愉しい。
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長谷川さんのバースデーということで里井 真由美さんがネーム入りのビゴのパンを用意、さすがの演出力。
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ただし、メンズが濃過ぎるのだけはご容赦を。
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いわゆる日本料理とは異なる肩の力を抜いたホスピタリティの高さ。いい意味で日本料理を外(海外)に開いてますよね。
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傳(DEN)
03-6455-5433
東京都渋谷区神宮前2-3-18 建築家会館JIA館
http://www.jimbochoden.com/


今回の方が前回よりも全体的に好み、というかナチュラルに向かい合えた気がします。
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2018年06月06日

カンテサンス (品川)ラカンのピジョンの支配力

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こないだのカンテサンスは4月の半ば。奇数月の訪問が多いので、4月のカンテサンスは初めてだったかも。故に初体験の食材も多く新鮮な食後感に。

日本料理とは異なるアプローチでウニのソースをまとった筍には、テーブル一同 心の中で敬礼。
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いつも凄みある魚のお皿に隠れて
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高印象ランキングの二番手になりがりな肉料理も、ラカンのピジョンということで完全にコースを支配。完璧なロゼカラーゆえ、食べる前から期待がピークに達していた胸肉。やはり至極のテクスチャで、人生でも指折りのピジョンエクスペリエンスに。腿肉は肉のジューシーさと皮の香ばしさが一瞬の煌めきを放っていました。
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ピジョンにはブルゴーニュでしょ。
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今回は全体的にバンコクガストロノミーのようなインパクトあるハーブ使いの皿が多く、これまでのカンテサンスとは一味違った魅力。一足先に初夏を感じちゃいまいした。
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デセールは木の芽のエッセンスが効いたショコラのソルベに震撼。最後まで愉しませてくれます。
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カンテサンス (Quintessence)
03-6277-0485
03-6277-0090 (予約専用)
東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川 御殿山 1F
http://www.quintessence.jp/


さて、そろそろ次のカンテサンスの時期っすね。いと をかし
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2018年05月27日

ピッツェリア恭子 (戸越銀座)Fuori dal Tempo な結婚記念日に

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今年の結婚記念日は『ピッツェリア恭子』。ここ数年、当家の結婚記念日のトレンドは、構えすぎずに質のいいコトをしようというもの。

バカンスはどこまで非日常でもいいんだけど、結婚は日常の積み重ね。日常まで糸張り詰めると疲労が蓄積するので、抜き加減が大事。

そして積み重ねである以上、ひとつひとつの質にはこだわりたい。日常を重ねていくことで出来た層が、つまるとこ人としての印象を創るんだと思ってるんで。
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そういう意味で、イタリアの下町なピッツェリアの空気感を出しながら、キレキレの料理と絞り込んだワインを出してくれる『ピッツェリア恭子』がちょうどよくて。
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以前も食べてるけど、馬肉のタルタルとモッツァレラのスペシャリテはやっぱ好きでね。質のいい熟したバルサミコとヘーゼルナッツのアクセントも艶っぽい。
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ここまでだと普通の日と変わらないので、トリュフを散らしていただきつつ(TOPの写真ね)、この熟成バルサミコめがけてアマローネと合わせるのが結婚記念日。干し甘さがアッビナメントの要となって、より高みへと連れて行ってくれる。
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サメのハツなんて初めて食べましたわ。魚とは思えない あっさり目の肉みたいな印象。ビジュアル的にも肉だよね。いとうまし!!
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シラスとトマトのピッツァは実は自家製のレモンが隠れた主役という難易度高めのトリプルアクセル。
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その隠されたレモンとのアッビナメントを見事に体現しているのがこのCODA DI VOLPE、ワインのセンスがいいレストランはやっぱりいい。
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繊維質で筋も多めだけど、肉としてのエンタメ度が高いロバの肉、脂がアマーーーーイのにしつこくない。
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ロバに合わせた赤が、EMIDIO PEPEの1983年。こんなワインをグラス飲みしちゃっていいんですか!? 翌日からのお客さん、ビビったろうな。
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お花をプレゼントいただいたり、スペシャルなドルチェピッツァを焼いてもらってご機嫌な夜。
0525PK4月-42


本当に質のいいものを、敢えてさりげなく。そんな結婚生活を続けていきたいもんです。
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2018年04月22日

くろいわ (恵比寿)孤高の日本料理

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結婚記念日Weekなので、日本料理は『恵比寿 くろいわ』へ。遅めの時間だったので久々に後半からだけど写真が撮れました。いつのまにか焼き台の周りが備前焼に。
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TOPの写真の八寸は日本テラス協会を体現したかのようなお皿。桜鯛、鰻、モロコに悦。車えびと巻き込んだ穴子のお出汁は優しくありながらもフレーミングがエレガンス。
0422くろいわ4月-13

向付は鮎魚女とコウイカが辛子と抜群のマリアージュ。
新生姜ジュレのグラニテでリセットしてからの伊勢海老と花山椒の鍋。花が咲き始めだけど味は全盛期となんら変わらないのに価格は1/3。だったら、これでもかってくらい山盛りしてもらいたいもの。
0422くろいわ4月-7


伊勢海老をくずしながら、花山椒とともにいただく…、うはぁ出汁が旨い、そして食後感がスッキリ。

白米の前に出てきたのは、なんと鮑蕎麦‼︎
0422くろいわ4月-15
 


からの花山椒のつくだ煮ご飯。こんな贅沢な遊びを大人たちは毎日のようにあちらこちらでやってるわけで。
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お漬物も美味。
0422くろいわ4月-11



もうこうなったらエンジンかかりまくりで、筍のひめかわを使った牛丼で締め。
0422くろいわ4月-17

こんな遊びを愉しめるようになったのは何年も通った成果。


恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/

東京にある他の日本料理と一線を画すストイックなスタンス。最近は予約の時にお茶室のリクエストが入るようになったそうで。ちなみに、この時に横に座っていた方はブログの読者の方らしかったんですが、ボクのこと60歳くらいだと思われていたようです(笑)
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2018年04月01日

傳 (外苑前)アジアNo.2 のイノベーティブ日本料理

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先日発表された Asia's 50 Best Restaurants では、「Gaggan」に続きアジアでNo.2に輝いた外苑前の『傳』。ミシュランでも移転後初の二ツ星に返り咲くなど勢いの止まらない日本料理店。

Gagganが4年連続で1位になっていることからも読み取れるように、ミシュランよりもイノベーティブな料理が評価される傾向があるAsia's 50 Best Restaurants 。『傳』は、見ての通り正統派の日本料理の枠におさまらない独創性があり、そのあたりも海外から見て高評価なんだろうと思う。ゆえにNo.2 というのも納得感。

ちなみに、インド料理をガストロノミーの舞台に押し上げたGagganの功績は偉大だし、今もバンコクのレストランシーンに活気を与え続けているなど高いプレゼンスを維持しつづけている。ただ、日本からGagganを訪れた友人らの反応は結構ブレが大きく、No.1に輝きながらこれだけ賛否が別れるのは興味深いところ。
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さて、なにげに初訪問の「傳」の料理を振り返ってみます。こちらはお約束、一皿目の”もなか”。中にはフォアグラと干し柿と燻りがっこ、味に加えて食感のコントラストも感じちゃう先制パンチ。味のクオリティとかバランスでも Gagganは超えてますな。
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ついつい、傳タッキーとか最中に目が行きがちだけど、3日間熟成させた静岡の金目鯛などは素晴らしいテクスチャで、歯茎に残るエロスたるやグッとくる。
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なんてことないサラダだけど、このあたりはフレンチやイタリアンの要素/仕事をしっかりいいとこ取りしてますね。
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お酒のマリアージュも好みでしたわ。「酒めっちゃ弱いんです…」といったら、ほんとオレ仕様の分量で絶妙なペアリング組んでもらえました。
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料理として一番驚いたのは牛頬肉の煮込み。牛乳とトリュフのソースが奏でるのは、まるでラプソディ。魚なのか肉なのか、トリュフなのか海苔なのがテーブルの上でも正体探しで盛り上がった逸品。さすがはきのこ使いが傾奇いてる。
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桜えびと芽キャベツの炊き込みご飯。
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色んな味と色と食感が混ざり合う。
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アジアンな内装といい「傳」のチームワーク、ホスピタリティは独創的。
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一度目は驚きで満たされたので、次回の訪問でまた「傳」の魅力や本質を探ってきます。
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03-6455-5433
東京都渋谷区神宮前2-3-18 建築家会館JIA館
http://www.jimbochoden.com/



フレンチ以外だと、「傳」とか「鮨 さいとう」が上位にランクインしてたけど、いわゆる日本料理や割烹も上位に入ってくると、更に肌感覚に合ってくる。いずれにしても海外の食通の人々が、日本に訪れるキッカケになるので、こういう評価は嬉しいですな。
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kyah2004 at 23:30|この記事のURLComments(0)