京都2012 10月

2016年10月22日

今 (京都)祇園の一見さんお断りの美意識

1021今10月-3


子供の頃に見ていた40歳というのは、なんでも知ってる人生の達人でした。でも実際にその歳になってみると、まだまだ世間知らずのワカゾーに過ぎず、日々、学びの毎日。

「自分全然進歩しねーなぁ」とため息をつきつつも、10年前と比べたら、それなりになりたい自分に近づけている気もします。それならば、10年後の自分は、どんな大人になっていたいか?
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そんなことを感じるのに、いい舞台なのが、やはり京都。一見さんお断りのお店というのは、常連さんを大事にもてなす空気が整っていて、AWAYの自分は自然と背筋が伸びます。

こちらは、祇園の花見小路を少し下がったところにある割烹の『今(こん)』、以前は「いな梅」というお店で、今の店主がお店をついで名前を変えたということでした。アップするのが遅いのはいつものことですが、これは訪れたの4年前の今の時期。

凛とした空気が張っているものの、お店のおもてなしは高圧的なところなど微塵もなく、すぐに心地良さに身を委ねていたけ。ただ、それはエスコートしてもらった相手の気配りによるところも大きく、「写真撮りたいよね」ということで、個室も用意してもらっていた。多分、いつ発動するかわからないシエスタにも配慮してくれていたんでしょう(笑)
1021今10月-12

牡蠣フライとか人生最強クラスの破壊力だし、お造りのテクスチャ、ししゃもの余韻、椀物のほっこりさせながらも研ぎ澄まされたアプローチなど、日本料理の真価ってやつを魅せてくれる。器もいちいち美しい。

今(コン)
075-561-0149
京都府京都市東山区祇園町南側570-6

日本人としての美意識を養うために、また行ってこよう。あの時と今、どう感じ方に違いがあるのか、そういうのも試してみたい。こうした時間遊びができるのも大人になる特権です。
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2015年02月24日

赤垣屋(京都)予約がとれない居酒屋さん

0225赤垣屋10月-10

京都で旬の日本の味に出逢いたい...というと、
東京に住んでる人は、高級料亭あたりを
思い浮かべがちだと思うんです。

京都に通うようになる前は、
実はボクもそんな一人でした。
0225赤垣屋10月-8



でも、いろいろ回ってるうちに、居酒屋でも
レベルが高いお店たくさんあるって知ったんです。
お店を選べば「これは、うまい!」と笑顔が
こぼれる体験、あちこちでさせてもらってさ。
0225赤垣屋10月-6



そんなオーセンティックな居酒屋の代表格が
ここ「赤垣屋」。奇をてらった料理じゃなくて、
どれも知ったメニューばかりだけど、それが
しみじみする味なんすよ。
0225赤垣屋10月-4



鴨ロース、万願寺唐辛子、おでん、〆鯖...
初訪なら定番モノをおさえるのがいいけど、
お出汁がアベレージとしてレベル高いから、
その辺頼むと、違いがわかりやすいかも。
0225赤垣屋10月-14




店内は至って普通の居酒屋さん。日本全国
どこにでもある感じ。二条の『神馬』はいかにもな
昭和の風情を漂わせているけど、そういう意味では
ここは真逆。
0225赤垣屋10月-13

そりゃ、料亭とか高級割烹と比べれば、食材とか
味の奥行きとか、使ってる器も違うけど、こと
満足度という意味では、間違いのないお店。

赤垣屋
075-751-1416
京都府京都市左京区孫橋町9


単に安いだけでCPがいいとか言うのではなくて、
こういうお店こそ、CPが高いと言うのだと思います。
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2014年11月05日

角屋(京都)島原の揚屋

1104島原10月-29

島原にある揚屋「角屋(すみや)」。

京都の街歩きも、めぼしいお寺を回ってくると、
こういうとこに興味持つようになってくるんすよね。

あ、オレの場合だけかも? 笑
1104島原10月-38




1589年 豊臣秀吉によって柳馬場二条に遊郭「柳町」が開かれたものの、
今の島原におさまるまでは移転を繰り返したようですね。その後明治5年(1872年)まで
営業して、お茶屋に編入され昭和60年まで「松の間」を宴会に使用してたそうです。

島原が開かれて以来現存する唯一の揚屋の遺構のため、重要文化財に
指定されていて、今は1階部分のみ一般公開。2Fの座敷は損傷部分の
保存を考え、見学には事前予約が必要なんです。
1104島原10月-46




感動レベルで言うと、1Fの「松の間」は中々ですが、他でもありそうと
いえば、ありそうな感じ。座敷の目の前の「臥龍松」という枝の長い松が
あるんだけど、かなり立派なので、あれ見ながら酒飲んだら、さぞ美味かろうと。
でも、フツーの見学じゃ、そんなことできないからね、威力は半減。
1104島原10月-40



ボクは2Fの座敷の方がドキドキしたね。祇園のお茶屋「一力亭」がまさに
似たような感じらしく、雰囲気あるんすよ。お茶屋遊びをしょちゅうしてる
ジジイは別として、「お茶屋ってどんな感じなんだろ?」ってボクラには
いいイメトレになるんじゃないでしょうか。(撮影禁止で写真はナシ)



この揚屋「角屋」、どんなヒトが使ってたかというと、
江戸時代中期には島原で俳諧が盛んになり与謝蕪村を師として
招いたりしている。蕪村が残した「紅白梅図」はこれまた重要文化財。
になってるそうで。
1104島原10月-45




幕末には久坂玄瑞、西郷隆盛などの勤王の志士が密議を交わしたり、
豪商からの資金調達のための接待に使用されていたそう。
新選組もここでの遊興を楽しんだんだけど、中でも芹沢鴨の関わり合いが深い。
ここで暴挙をはたらき、その際に出来た刀傷が今でも残ってたりとか、
芹沢が殺害される直前に開いていた酒宴は、ここ「角屋」だったりとか。
1104島原10月-31




現役時代を通して「揚屋」「お茶屋」であったため、太夫や芸妓を抱えていた
事はないんですね。ただ、今は関係者限定「角屋鑑賞会」(年2回)の開催時のみ
江戸時代後期の太夫の衣装を着けた「八千代太夫」と呼ばれる女性がお茶の
お点前や舞を披露しているという。絶好の被写体だけに、カメコはうずくわ〜。
いつか見てみたいもんですな。
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外観はこんな感じです。
1104島原10月-49

公益財団法人 角屋保存会
〒600-8828 京都市下京区西新屋敷揚屋町32
TEL.075-351-0024/FAX.075-343-9102


さて、そろそろ紅葉シーズン。
ピーク時は、マジで宿取れません。
大阪までアウトってくらいだから
驚きますわ。
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2013年11月02日

永観堂(京都)緑のもみじ

1101永観堂10月-38




紅葉の時期には、京都でもトップクラスの混雑度となる永観堂
古くより「秋はもみじの永観堂」と言われるだけあって、境内は
多くのもみじが植えられている。
1101永観堂10月-46






ただ、紅葉の時期を外せば、そこまで混んでいるわけでもなく
特に平日なんて10月末でも貸切状態。
1101永観堂10月-4




山の斜面沿いに敷地が広がっており、高台に立つ多宝塔までの
立体的なアプローチも面白い。木の外廊下って、京都のお寺では
特に珍しくもないけど、斜面をのぼってく廊下ってあんま他に
知らなくて。
1101永観堂10月-22




紅葉の時期は別次元の美しさだと思うけど、緑のもみじも、
濃い木の色を背景に従えると かなりイケメンです。
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1101永観堂10月-12





木の外廊下の磨かれ感も相当好み。
光のあしらい方とか、素人じゃムリ。
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その一点の曇もない床に、こういうアクセントが
あると、思わず立ち止まって見入っちゃうんです。
1101永観堂10月-23




京都の深淵さは、癖になります。
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2013年06月14日

金網を編む美学 金網つじ

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京の名だたる老舗が愛用する『金網つじ

平安時代に起源を持つ「京金網」、金網を「手編み・網の加工・曲げ」で、
作る商品には使いやすさと同時に「見た目の美しさ」に重視している。


湯豆腐で使う『とうふすくい』には、網の真ん中をに菊の文様が編み込まれている。
これが金網つじだから出来る技法『菊出し』。この美しい編み込みの影の美しさに
金網つじの美意識”脇役の美学”を感じるね。

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この繊細な影は美しい....
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『金網つじ』は、京都の次世代を担う若旦那衆
6人による「GO ON」のメンバー。

「GO ON」 とは、「伝統工芸」と言われてきたものを受け継ぐ若い後継者が、
自分たちの技・素材を 国内外の企業・クリエーターに提供し、今までにない
新しいものを生み出していく、プロジェクトユニット。

先人への敬意を払いながらもその価値の根本を見極め、
素材となって他のクリエートに気高く飛び込んでいく。


西陣織の輝きが、パリのランウェイでスーツになる。
千年にわたる桶づくりの技が、
スツールに美しい木目をつくる。
たとえばそれが、GO ON(ゴオン)流。

そして京金網も次のSTEPへ。
デンマークのデザイナー「Thomas Lykke」との
コラボレーションによる新しい提案がコチラ。
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昨年秋に活動を開始してから、
パリコレのインテリア版「メゾン・エ・オブジェ」や「ミラノ・サローネ」、
NYの現代家具見本市「ICFF(International Contemporary Furniture Fair)」
に出展し、今までにない「ものづくり」に世界各国のメディアが反応。

あの「MONOCLE」までもが特集ページを設ける注目っぷり。

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京料理に『華』をそえる京金網の魅力は手編みならではの色気。
綿密な設計をベースに、熟練した職人が機械を使って仕上げる網の美学。
手作業で
ひとつづつ作られた商品は、ただでさえ長く使えるし、
たとえ壊れたとしても何度でも修理をすることで、代を越えても
使い続けることができる。
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脇役の美学を貫く当主。
バブル時代には周囲が”京都ブランド”を傘に
安易に質の劣る大量生産に傾斜する中、
「そうじゃないだろ」と本質を護った”漢(オトコ)”
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金網つじのセラミック焼き網で焼くパンは、
驚くほどカリフカになるんで当家では大活躍。
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京都の金網つじのSHOPは、高台寺の近く。
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その"金網つじ”は、現在 銀座 松屋で催事中(6/12-18)
7Fでパンチのきいた若旦那が出迎えてくれますよ。

エル・デコチャイナ


写真で見ても美しいけど、実際に見て触れてみると
また別の五感が開くのを感じるはず。この週末は
銀座 松屋で是非ホンモノを見てみて!!
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2013年04月12日

おいと(京都)祇園のおでん

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京都の一見さんお断り(夜)なおでん屋さん「おいと」。

ここの牛すじ煮込み&豆腐、
ロールキャベツは絶品過ぎ。

これまでの人生観変える勢い 笑
「もっと、おでん食べてくれば良かった」って。
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こないだは、ひろうす(がんもどき)に刮目。
百合根がゴロンと入ってるんだけど、この
アクセントがなんとも上品で艶っぽい。

客層も背筋が伸びる感じで、こういう環境が
近くにあると、自然とオトナを尊敬したり、
オトナってかっこいいゎって思うように
なると思う。


そりゃ、満員電車のクッサいくたびれたオッサン
ばっか見てたら、若者は未来に夢見てないよな....

いるトコには、ほんといるから、素敵なオトナって。
0412京都10月-7


あ、写真は禁止ね。
あの空気感でカメラを出したいとも
思わないけど 笑


別にカウンターの中にいる大将がコワいって
わけじゃないよ、人当たりとてもいいし。

ただ、スタッフがミスってる時の柔らかい口調で
詰めてる感じとか、そういうのが店のピンっとした
空気につながってるけどね。


おいと
075-561-3575
京都府京都市東山区祇園町北側253




ほんと、京都行ったら毎回寄りたいお店。
ちなみに、オレはここから至近のスイーツBAR「Krepe」行って、
ホットケーキ食べながら酒呑む流れがメチャ好きなんだけど。
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2013年03月07日

GO ONレセプション (京都) 洛陽荘のアフターパーティ

0228GOON10月-18


昨年の10月、京都 西陣のHOUSE OF HOSOOで開催された
クリエイティブユニット「GO ON」お披露目のレセプション

各国からデザイナーやメディアが集まって大盛況な夜
だったんですが、もちろん「GO ON」なメンバーが
そのまま 解散するはずもなく。



岡崎にある洛陽荘に場所を変えて、
アフターパーティのはじまりです。
0228GOON10月-1



洛陽荘は、華族の邸宅をルーツとする数寄屋造りの高級旅館。
敷地面積500坪を超える邸内を囲む庭園があったりと、さすが
GO ONらしいセレクト。


ここの大書院に京都でミシュラン1つ星を最年少で獲得した
じき 宮ざわ」のご主人を呼んでいて、彼の絶品料理を
楽しみました....。遊び方がスマートっすね。
0228GOON10月-5




「じき 宮ざわ」のシグニチャーメニュー焼胡麻豆腐はインパクト大。
上質の葛、みがき胡麻、昆布を用いて丹念に練り上げた胡麻豆腐を
焼いた料理で、調味料は、あくを取りのぞいた塩と蜂蜜のみ。
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食感、味わいが未体験の領域。説明を聞いてなかったので、
最初何を食べてるのかわからなくて戸惑ったんだけど、やけに
癖になるというか、記憶に残るというか。


周囲を見渡すと、西陣 細尾の代表や、ガイアの夜明けにも特集されていた
上海ステラワークスの堀さん、クリエイティブディレクターのトーマス氏、
ファッションメディアの大御所さん、中国のクオリティペーパーの編集さんとか、
個性豊かな顔ぶれが並んでいます。
0228GOON10月-9




いわゆる“伝統工芸”の宴というノリじゃなく、メゾンのPartyといった空気感が
自然に醸成されている。こういうムリしてない感がいいですね。だからこそ、
彼らの作品がナチュラルに欧米の生活に馴染んでいるんだと思う。
0228GOON10月-7




おー、Luceの差入れが!
0228GOON10月-10





大書院の方は、ある程度オフィシャルな雰囲気だけど、
一転BARコーナーは、みんな素顔に戻ってヤンチャな
大人の遊び場と化している。
0228GOON10月-30






シガー片手にシングルモルトを愉しむという京都の夜。
修学旅行の時には、全くイメージできなかった京都との
付き合い方。
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Thomasもノリノリで。
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西陣織 細尾の代表と、パリ在住のご友人。
かっこいい大人と接することは、未来への活力ですね。
0228GOON10月-47



今年は 都をどり 観に行くぞ!
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2013年01月25日

西本願寺(京都)朝一で

10月本願寺-1


10月の京都。
駅に朝着いて、まず向かったのが西本願寺。

朝から開いてるっていうのも一番の向かった理由だけど、
前に来た時に”国宝の飛雲閣が観たい!”と思って訪れたら
「当日じゃムリです」と言われてあえなく退散。

この日から3日くらいは滞在予定だったので、どこかで
チャンスがあれば...と淡い期待で門をくぐったのでした。
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ところが、どうやら今回もムリ。というか、事前に葉書とかで
結構やりとりしないと入れない風なことを、受付のスタッフに
言われてしまった。前回の学習が中途半端だと、こういう
無駄足を踏んでしまうんですね、反省。

まぁ。西本願寺自体も観たかったから、無駄足ということでは
そもそもないんだけどね。
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西本願寺
〒600-8501京都市下京区堀川通花屋町下ル
Tel(075)371-518
http://www.hongwanji.or.jp/


うーん、デカイ!
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2013年01月21日

ホテル カンラ(京都)和とモダンの今な空間

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目黒の『クラスカ』とか豊洲の『キッザニア』なんかを手がけている
UDSが、京都で展開しているデザインホテル『 カンラ』。


『カンラ』の“カン”は「感」、“ラ”は「洛」の字を由来としていて、
日本が育んできた美・知恵・おもてなしが息づく『洛』で
その心を『感』じていただけるホテルであるように。
そんな想いが込められている(HPから引用)
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町家の雰囲気をモダンにしたようなデザインが
京都らしく、元々ホテルじゃない場所をコンバージョン
したっていうのが、エコでニクい 笑。
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サービスのクオリティも高くミシュランでは
2パビリオンを獲得している。

印象的だったのは、エレベーターを待ってる時に
苔のオブジェがあったんで、それを眺めてたのよ。
その時にさりげなく「この苔人気なんですよね」と
爽やかな女性スタッフが声をかけてさ。その、
ナチュラルな感じが、とても日本っぽくて和んだのよね。

慇懃に客を持ちあけるサービスもいいけど、
宿泊客の心を温かくほぐすサービスは、
また来たいって思いに直結する。
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場所は烏丸通沿いで東本願寺のちょい上あたり。
四条烏丸までも10分くらいあれば歩けるかな。
電動アシストの自転車も貸し出している。


部屋は、珍しい縦長スタイル。長屋っぽい雰囲気になってて、
慣れると意外に過ごしやすい。部屋の中の場所ごとに気分が
切り替わるのも新鮮、飽きないねぇ。

洗面台もインテリアとして捉えることで、スペースを効果的に
使っている。ボクはこういうの好きですね。
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バスルームが、充実してるのも嬉しい。香り豊かな檜葉(ヒバ)の
木の浴槽で、朝からビール呑るのって最高に気持ちいいのよ。
朝食もかなり凝ってるけど、それはまたの機会に改めて。
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日本の伝統、快適でモダンな空間、凛とした雰囲気に
ナチュラルなサービス。そういうエッセンスをうまくバランス
とってるところに、カンラの秀逸なセンスを感じますね。
またリピりたいホテルです。

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ホテル カンラ京都
京都府京都市下京区烏丸通六条下る北町185
TEL 075-344-3815
http://www.hotelkanra.jp/



居心地のいい空間は人生を豊かにしてくれますね。
写真はFacebookのアルバムに、もっとたくさん
アップしてます。
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2013年01月07日

開化堂 (京都)茶筒の色気

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茶筒の存在は知ってはいたものの、まさかこんなにも
色気があるもんだってのは、この年になるまで知りませんでしたね。


京都「開化堂」、明治八年創業の日本で一番古い歴史をもつ手作り茶筒の老舗。
京都発のクリエイティブユニット「GO ON」のメンバーでもあり、昨年ニューヨークで
開催された国際家具見本市で「ICFFエディターズ・アワード」(職人技部門)を
受賞するなど海外での評価も高い。
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詳しいことはHPとか映像見てもらった方がいいと思うんだけど、
開化堂の茶筒は、金属の地肌を生かした塗装のない造り。
材料の滑かな手触りとエロティークな光沢が魅力。
蓋を置くと空気を押し出しながら静かに閉まっていくんだけど、
この絶妙な加減はハンドメイドならではで、感性を揺さぶってくる。

Solo Kaikado ‚-GO ON from Hosoo on Vimeo.





もうひとつ忘れてはいけないのは、時を愉しめるということ。
使い方によって材料特有の光沢や色の変化が異なるので、
世界にひとつだけしかない自分の"道具"を持つことができるのよ。
0105開化堂-37






開化堂の創業は明治八年。イギリスから輸入されたブリキを使って、
それまでになかった丸缶創りに挑戦。機械化とかバブルの波にも
踊ること無く、初代から続く手作りの姿勢を守り続けたことが
"本物"の価値を磨くことになったんすね。
0105開化堂-3




130以上の細かい工程を経て作られる手作りならではの艶感。
京都の直営店は五条大橋の近くだけど、銀座松屋とか日本橋三越、
ユナイテッドアローズとか、都内でもワリとSHOPあるんで、
自分の目の手で この美しさを味わってみて欲しい。
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これが色が変わった後の顔ね。
こっちの渋みもステキでしょ。
ダニエル・クレイグもいいけど、
ショーン・コネリーも違った魅力でしょ。
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伝統工芸と聞くと"頑なにスタイルを変えない頑固職人”っていう
イメージって無い? でも、実は進化の連続なんですよね。
本質は貫きつつも、新しい挑戦を重ねてクオリティを高めている。
伝統工芸の担い手たちと話していて知ったこと。
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これが新しい挑戦のカタチ。
気密性を活かしたコーヒー缶。
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他にもパスタ缶とかもある。
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今、ボクは何を買おうか迷い中。
茶筒は美しいけど日常生活では今んトコ
使う機会ないし、コーヒーはネスプレッソ。
パスタ缶もいいけど、もうちょい日々使う
ものにしたいんだよなぁ…





そして、今もっとも新しい挑戦が「GO ON」。
デンマークのデザイナー Thomas Lykkeをディレクターに
迎えて、他の京都の伝統工芸とのコラボレーションにより
新しい発想の作品を生み出している。
0105開化堂b-1





パリのメゾン エ オブジェやミラノサローネに出展し、
海外からも注目を集める日本の伝統工芸。でも、
ここにはMade in Japan っていうフィルターが
かかっていて、日本特有の美に対する非日常感も
同居している。

忍び込むクリエイティブユニット「GO ON」の狙いは、
その先のステップ。日本を意識すること無く世界中で
日常的に使われる上質な道具を目指すというもの。
1123京都





国内のマーケットだけでは需要減のリスクを有している伝統工芸。
そうした危機感と真剣に向かい合いながら、未来を拓こうとする
彼らの挑戦は、おおげさかもだけど日本の希望です。
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開化堂
京都府京都市下京区河原町六条東入梅湊町84-1
075-351-5788
http://www.kaikado.jp/




開化堂が出ているKBS京都テレビ「極上の京都」が
1月11 日21:00〜より放送されるそうで。東京では
見れないのかな?

さて2013年、自分の価値も磨かんと。
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2012年12月04日

ANTEROOM (京都)世界共通のセンス

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目黒の「CLASKA」や豊洲の「キッザニア」なんかを仕掛けたUDS
京都で手掛けているデザインホテル『HOTEL ANTEROOM KYOTO




ホテルとレジデンスを組み合わせた構成のため、
センスいいだけじゃなく、なんか落ち着くのよ。

サイト見ると、“anteroom”とは、「次の間」や「待合室」って意味らしく、
宿泊客には仲間たちとのいつもの場所みたいな居心地の良さを、
住人には、新しい刺激や出合いへとつながる場を提供している、とのこと。

なるほどね。
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こういうデザインホテルって海外でもそうだけど、外国からの若いゲストが多い。
ヘッドホンで音楽聞きながら、mac book開いてるタイプね、一人旅も慣れてる
風な感じの。



彼らがココを選ぶ理由は良く分かる。
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「確かに四条烏丸あたりと比べれば便は悪い。でも、同じくらいの価格帯なら
ビジネスホテルの色気ない部屋に泊まるより、センスを感じる場所でくつろぎ
たい」という旅人心。便の悪さは足で埋めればいいし、その移動の間にも
思いがけない発見があったりする。


そういう旅人、住人向けゆえ、共用部のラウンジもカフェみたいな空間。
ダイニングテーブル、対面テーブル、1人用カウンター、ソファーなど
様々なシチュエーションに、さりげなく対応している。
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一般のホテルでは、湿っぽかったり暗いイメージのランドリーも
ポップな要素が入ってて、ネガティブモードに入らない。
滞在中の時間が隅々までさりげなく心地いいように設計
されてるって、ほんと大事なんすよ。
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そりゃね、予算に天井無いなら御三家旅館でも泊まって、
日本のもてなしの真髄を味わうのが最高だけど、中々
そういうわけにもいかないし。





部屋はシングルから、テラスツインまであるけど、
今回の滞在は、快適かつ機能的なツインルーム。

シンプルだけど質のいい家具で空間を作りこんで
あるので、カフェ好きの友達の家に寄ったかような
リラックスした気分にさせてくれる。


テーブルがいい場所にポジショニングされてて、
観光・遊びの時間と切り替えての、仕事モードにも
入りやすい。

これはいいことなのか、悪いことなのか 笑
1205ANTEROOM-10





レストランは朝食とディナータイムに空いている。
近くにカフェとか無いので、宿泊客的にはコーヒー
くらい飲める環境が欲しいけど、たいがいゲストは
昼間外に出てるから、要らないという判断なのかな?
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京都らしさというのは、殆ど感じないけど
”生活者のように京都に滞在したい”シーンも
多いボクには、リピートしがいのあるホテルです。





ホテル アンテルーム 京都
京都府京都市南区東九条明田町7番
075-681-5656


ちなみに、京都の姉妹ホテル『カンラ』は、
去年ミシュランを獲得していて、こっちは
デザインと京都の文化をもっとMixUpしています。
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2012年11月15日

GO ON  京都から世界へ日本美を。


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30歳を超えてからかな。
日本文化を強く意識するようになったのは。

特に海外を旅するごとに、改めて日本文化の
質の高さや美しさに目が行くようになっていって。


たとえば、リーデルのワイングラスの技術はとても高いと思うけど、
同じく口に当たるもので考えると日本の椀物もスゲーよな、と。
口当たりの良さを追求するのは当然として、重さとか、手触りとか、見た目とか、
五感を楽しませる仕事の繊細さや美学は、全く引けをとっていなかったり。
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建築物でいっても、ヴェルサイユ宮殿とかスケール感、美しさは当然の
ことながら半端無い。香港の密集したビル群の夜景ともか無条件でアガるしね。
でも、「あれ、待てよ」と。心の感動レベルでいったら、龍安寺の石庭や銀閣寺の庭
の複雑な美しさに触れた時と心の震え具合のマグニチュードって、実はそんなに
変わらないぞ、とかさ。
1116GOON-61





でも一方で、日本の伝統美術ってカッコ良さげだけど、自分の生活には、
縁が無いよねって先入観も持っていたのも事実。茶道が生活に浸透してる人とか、
着物を日常的に着るような人、そういう限られた世界のモノっぽいよねと。

それだと、ライフスタイルも合わないし、あまりに高額なものは欲しくたって手が出ない。
海外にもっと日本のクールさ知ってほしい!と強烈に想いつつも、自分ですら遠い存在なのに
ライフスタイルが異なる文化の美学って中々わかってもらえないよな...モヤモヤモヤ
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そんな30代 最後の歳に、漠然と でも強い力でやりたいと想ったのが
『日本のいい物を使える(わかる)形にして届ける』ということ。



こういう強い想いって、縁を紡ぐんですかね。

今年のG.W  京都に行って出逢ったのが、伝統工芸の”今”を継ぐ若旦那たち。
彼らは主に30代前半で、自分らの美学に強烈なプライドを持ちながらも、
縮小していく国内マーケットにそれ以上の危機感を持っていたのね。
でも一方で、海外に出てみたら、思ってる以上に自分たちの「技」が
超一流どころから評価されるという手応えも感じ始めており。
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どっかでRYOと呑んでて、その後酔っ払いながら合流した若旦那衆とのAWAY飲み会。
初対面のメンバーばっかなのにRYOは寝ちゃうし。「ま、いいか」とさっき書いたような
オレの想いを彼らと話してたら、わりといい感じでバイブスでてきてさ。

イメージで言うと京都の職人さんっって、どエライ頑固で新しいものを受け入れ
ないのかと思ったら逆なのね。常に進化していて当然オレなんかより遥か先いってる。
『いい物を使える(わかる)形にして届ける』そんな動きは もう始まってたのよ。





ただ、「こんなムーブメントって昔からなの?」と聞くと そういうわけでもなく。
ここ最近 チャレンジした成果が出てきてるって感じってのを聞いて「へー」と頷きつつ
益々こういうことに関わっていきたいなと想いを強めて東京に戻った今年のG.Wでした。





そして、ここからが本題。
あれから半年も経たないうちに、京都ではあっという間に話が進んでいたんです。
海外でも日本の超一流の”伝統工芸”を理解してもらえるよう「技」と「素材」
にまで分解し、様々な企業やクリエイターに提供する新しいものづくりの
かたち 「GO ON」というプロジェクトが生まれていたんです。

■GO ON http://goon-project.com/
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これまでは一人ひとりがチャレンジをして手応えを感じてきた…という
ものだったけど、もっと情報やチャンスを共有することで、ムーブメントの
うねりを大きくしていこうというもの。


「GO ON」は、経済産業省のクールジャパンプロジェクトとして認可されていて
10/26のお披露目PARTYには国内外の高感度メディアが取材に殺到。11/8からは
インテリアデザインプロダクトの国際見本市「100% Design Shanghai」にも
出展してたんで、また新しい道を切り拓いてきたんじゃないかな。



ま、ボクが能書き垂れてたトコで説得力無いから「GO ON」の紹介MOVIEだけでも
見てみてよ。普段はHERMESだTOMFORDだとかチャラい方にカブれてるけど、
日本の伝統工芸ってのはそんなの超えて心のど真ん中までぶっ刺さってくるんだぜ。

詳細は続きで書くけど、「GO ON」のメンバーの活動を軽く紹介。


■細尾/HOSOO http://www.hosoo-kyoto.com/
 9月に「ガイアの夜明け」でも紹介されていた西陣織の老舗。
 パリコレのランウェイを西陣織で作ったドレスが舞うなんて
 かなりイメージと遠くない?いい意味でさ。
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国内メディアはもちろん中国のGQをはじめ
海外からも注目度が高い。
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■公長齋小菅 http://www.kohchosai.co.jp/
 こう見えて財布は竹細工、イントレチャートの部分が竹なのよ。
 「古典と現代の融合」を創作理念とした竹細工、実にモダンです。
 レザーはトスカーナ製、いい意味でミーハーなのが小菅流。 
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■中川木工芸 比良工房 http://www.grass-garden.com/
 ドンペリの木桶の「シャンパンクーラー」や
 柊家の槙の浴槽なども手がけている。木の魅力を
 引き出すことに関しては世界最高クラス。
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■開化堂 http://www.kaikado.jp/
 高い気密性が魅力(締めるときの空気が抜けてく感じとか
 なんとも心地ちいい)の茶筒の老舗は、気密性を必要とする
 様々な素材の入れ物として使われてます。
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■金網つじ http://www.kanaamitsuji.com/
  とうふすくい、茶こしなどを作る技術は世界最高級。
  海外のティーハウスからのオーダーでオレンジペコ用の
  tea strainerを作っていたり。問答無用に美しいぜ。
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そんな「GO ON」の公式facebookページの一部を
手伝ったりしてるので、「日本やるじゃん」って
感じていただいたりしたら、是非ページに
「いいね」してもらえたら嬉しいです。
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