京都_201511太秦江戸酒場

2015年11月08日

琳派の秋 太秦江戸酒場と京焼今展

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半年に一度、この夜のために京都へ行きます。

京都の時代劇スタジオ、太秦映画村を貸しきって、
着物で大人の夜を楽しむ「太秦江戸酒場」。

春と秋にそれぞれ2夜限りで開催されていて
今回のテーマは”琳派の秋”。
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さすがに3回目ともなると知名度もあがってきたせいか、
ゲストも多種多様に。最初の頃は運営サイドの友人が
多かったイメージだったけど、回を重ねるたびに
オープンな雰囲気が強くなっていく。
1108太秦江戸酒場10月-12



イベント内での催しも傾奇いた「ポールダンス」とか
音と光とアートのセッションとか、エッジは立たせつつも
わかりやすい方向にゆるやかにシフトしていて、
「今までで一番楽しかった」というゲストの声も。
1108太秦江戸酒場11月-90



特に今回バージョンアップしたのが食事。
「いづう」の鯖寿司に、木乃婦の酒のつまみに
「俵屋吉富」の和菓子。「じき宮ざわ」の
落鮎 揚げだんごや「祇園MAVO」の洋風弁当
など、酒がすすむ逸品が並ぶのね。
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京湯葉 千丸屋×いづう×中村楼でのコラボ
なんてものもあって、鯖と湯葉の薄葛仕立てや
パンナコッタもうまかったなぁ。
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(祇園MAVOの洋風弁当)




京都ならではの内容に舌も昂ぶる大人のコスプレ。
初日は寒かったせいもあって、ひたすら盃を空けまくって
酔っ払ってました。
1108太秦江戸酒場11月-82



毎回そうだけど、太秦江戸酒場のコンテンツは
伝統にリスペクトを払いながらも、あくまで自分たちが
"今"の感覚で、価値があると思う表現に拘りぬいている。
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確か、朝日焼の松林くんがNHKの取材に対応してる時の
コメントで聞いたんだと思うけど、「自分らが多少無茶な
チャレンジをしたところで、400年の歴史からしたらタカが
しれている。たいした振れ幅でもないし、間違っていたと
したらすぐに戻せばいい」と。

文字だけ追っちゃうと軽く聞こえるかもしれないけど、
コレ、400年の歴史を背負って言うのって、半端ない
勇気だと思うのよ。
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そして、これが太秦江戸酒場の本質だと思うのよね。
東京が真似しても同じことは出来ない。
何故ってこれが出来るのは、歴史という責任を
背負ってる人間だけだから。
1108太秦江戸酒場10月-8




京都に通うようになって気づいたことは、あちこちで
若手が伝統の壁に果敢にチャレンジを続けているということ。
太秦江戸酒場も同じで、こうした実験の場を通じて
伝統が今の時代へとチューニングされていく。
1108太秦江戸酒場11月-100




こうしたTRY&ERRORは、京都の日常では
当たり前に行われていることなんだけど、
そこにボクら観光客が気軽に関わっていける
のが、魅力のひとつでもあるんです。
1108太秦江戸酒場11月-94


ま、そんな小難しそうなことはどうでもよくて、
着物もっててもなかなか着る機会ってないし、
どうせなら皆で着物を着るほうが楽しい。
しかも京都なら尚更。

次回は半年後、皆さんの参加も
楽しみにしています。
1108太秦江戸酒場11月-84



こちらは、Facebookにアップしたら、1日で7000回
再生されたムービー。ボクが撮ったものを適当に
つなぎあわせただけだけのもの。ただ、ライブ感は
あると思うよ。良かったら、見てみてね。










「太秦江戸酒場」と同様に琳派をテーマにしていたのが
京・焼・今・展(MODERN KYOTO CERAMIC)

祇園の建仁寺で普段は非公開の塔頭 両足院で
開催されていた京焼の若旦那達のあらたな挑戦。
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「太秦江戸酒場」の疲れを引きずって寝ぼけ眼のまま
向かったんだけど、来てみて驚きましたわ。まさか、
畳の上に庭を再現しているとは....


さっきも書いたようにテーマは琳派。
この庭は何を表現してるかというと、
琳派の代表作、風神雷神図屏風の
裏に描かれた夏秋草図屏風なんです。
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建仁寺には俵屋宗達が書いた国宝、
風神雷神の屏風画があるんですね。

この宗達の「風神雷神図」を光琳が模写し、
その屏風の裏面に酒井抱一がみずからの
代表作”夏秋草図屏風”を描きつけたんです。

その夏草屏風図の再現がこの畳の上の庭。
琳派のメッセージを現代に届けた意欲作。
そりゃ、目も醒めましたわ。

小川長楽の小川裕嗣くん、華道家 笹岡隆甫さん、
水墨画家 吉田翔と建仁寺 両足院の副住職 伊藤さん。
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その流れで、今度は朝日焼の松林祐典くん、
清閑寺窯の杉田眞龍さんの琳派の間へ。
こちらも刺激的な空間で、アールヌーボーの
エッセンスを取り入れて琳派を表現している。

ちなみにこちらは風神で朝日焼の焼物の上に
清閑寺窯の杉田さんの絵が描かれている。
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作家のお二人からこの作品にまつわる話を伺いつつ
二人の共作のお茶碗で初のお客さんをやらせていただいた。
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正真正銘、お茶碗の初客。
いやー、このためだけにも京都来る価値あるよ。
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ちょっと寄るだけのつもりが気づいたら4時間くらい滞在していた。
その後、五条の河井寛次郎記念館へ。こうした感性が揺さぶられる
空間が、あちこちに残っているのが京都ならでは。
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更に、渉成園でやっていた井上雄彦(バガボンド/スラムダンクの作者)の
描いた親鸞上人の屏風絵を見に行くという休日。で、ちょっと休んでから
また「太秦江戸酒場」へ。刺激的過ぎる休日は休んでる暇がありません。
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紅葉の京都も楽しみすぎる!!
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