鹿児島_201907

2019年09月07日

城山ホテル 鹿児島  桜島と温泉と

露天風呂

改めて、7月の末に泊まった『城山ホテル 鹿児島』のことを。なにがいいって、桜島が一番美しく見えて、しかも露天風呂から眺めていられること。

最近の旅では「いかにいい景色が眺めながら美味しい酒が呑めるか」ということを最重要視しがちだけど、ここは桜島をアテに酒が飲めて、そのうえほろ酔い気分でお風呂でも続きが楽しめるという二刀流。

一撃必殺で有名な薩摩示現流ですが、令和の時代、初太刀をかわされてもニの太刀、三の太刀を繰り出せる柔軟性を兼ね備えています。



夜にホテルに着いたら、桜島は全く見えず。薄っすら闇に浮かんだりしてるのかなぁと思ったけど、そんな気配すら感じられなくてね。ホテルのBAR「セラーN」で軽く飲もうと思ったら、しっかり鹿児島ゆかりの酒と料理を楽しめちゃってね。
鹿児島観光ホテル2019-16



BARの後は、露天風呂で汗を流したら速攻寝てしまったようで。
鹿児島観光ホテル2019-1





翌朝、朝焼けの気配で目覚めたんだけど、通常ならカーテン閉めて8:00頃までは寝ちゃうとこ。だけど、「お、もしかして桜島見えるかも」と眼鏡をかけて外をみたら、想定の5倍くらいの存在感で桜島が迫ってきて。
鹿児島観光ホテル2019-20


朝は5:30からお風呂がOPENしているので、風呂から眺めてみようかとダッシュで温泉に向かったんです。したら、皆さん考えることは同じで、早起きのオッサンたちが風呂場に大量発生。

とにかくお風呂が気に入って何度も通ったけど、早朝のこの時が一番人が多かった気がします。
露天風呂2




鹿児島の市街地から見た「城山ホテル」。まさに山城のように世間と隔離されていて、いちお旧階段のショートカットはあるけど、子供や老人の実用に耐えるレベルじゃないハードさ。
鹿児島観光ホテル2019-1-2




地図で見て「繁華街からすぐじゃん」なんて思ってたけど、実際は山の脇からぐるーっと急坂をあがって裏側からホテルにアプローチするので、下界からは車でも10分くらいかかります。
鹿児島観光ホテル2019-25




ロビーと同じ階にBARの「セラーN」があって、中庭にテラス席があるから、夕方は毎日そこでホテルオリジナルのクラフトビールを傾けてました
鹿児島観光ホテル2019-26




中庭からは、噴水の向こうに桜島が見えるのね。
鹿児島観光ホテル2019-35




テーブルからは少し見づらいけど、ビール片手に柵のところまで行って桜島に乾杯したり。
鹿児島観光ホテル2019-33




最終日は、最後に温泉入って、お風呂の横のリラックスゾーンで30分くらい昼寝して、〆のハッピーアワーをしに「セラーN」へ。したら、30分前までフツーだった桜島がこんなに噴煙あがってて。

とはいえ、誰も騒いでないから日常のデキゴトなんだろうなと悟り、ゆっくりビールとクラフトジンを堪能して帰路についたのでした。
鹿児島観光ホテル2019-39


城山ホテル 鹿児島
鹿児島県鹿児島市新照院町41−1
099-224-2211
https://www.shiroyama-g.co.jp/



今年は夏が短いね。梅雨は長くて、涼しくなるのも早い。なんだか寂しいなあ
 ↓ ↓
人気ブログランキングへ



Instagramはコチラ。



続きを読む

kyah2004 at 22:05|この記事のURLComments(0)

2019年08月04日

桜島に逢いたくて(鹿児島)カイノヤと城山ホテルの夏

鹿児島PC_2019-74

自身でもマニアックだと認識してますが、大の海崖好きです。

その派生形で、海からそびえ立つ島というのも大好物。

先日、北海道に雲丹を食べに行った時も、メジャーな利尻島でなく、敢えて礼文島を選んだのは”海からそびえ立つ利尻富士”を外から眺めたかったから。悪天候でも利尻富士は美しく、雪をかぶった姿を見に来たいと、再訪意欲が高まる始末。

そんなそびえ立つ島欲求の昂ぶりを予想してか、次なる旅先も島がアイコンのあの場所でした。
鹿児島PC_2019-39




海からドドンと存在感を放つ島の代表といえば、鹿児島の桜島。もちろん、その存在は子供の頃から知っていたし、薩摩の人にとっては特別過ぎる存在というのも聞いている。年初に立てた年内都道府県制覇のターゲットに鹿児島県も入ってたので、ならば、この目で見ないわけにはいかないとと、鹿児島行きを決めていたんです。
 ↓ ↓
人気ブログランキングへ


鹿児島デビューで、どうしても行きたい場所が2つあったのね。ひとつは桜島が一番美しく見えるという「城山ホテル」、もうひとつは鹿児島で気を吐くガストロノミー「cainoya(カイノヤ)」。
鹿児島2019-46



『城山ホテル鹿児島』は、先日70周年を迎えた老舗ホテルで、標高108mの高台に建ち錦江湾・桜島を一望できるのが魅力。ここの露天風呂から桜島を眺めるのが特に美しいという話を聞いていたので、デビューするなら、このホテルと決めててね。
鹿児島PC_2019-26


実際、金曜の夜に着いたら真っ暗で何も見えず、ホテルのBARで呑んで温泉入ったら即寝しちゃったのよ。外が明るくなってきた頃に自然と目覚めて、ちょっとドキドキしながら窓の外を覗いたんです。期待以下だったら残念だなーと思いながら。

でもね、そんなの杞憂でした。薩摩の人にとって桜島の存在がどんだけ大きいかということが、ひと目見ただけで理解できちゃったんです。
鹿児島PC_2019-20


写真じゃうまく伝わらないんだけど、窓の外の島の圧力がこんなにも大きな体験ってはじめてでね。視界に占める島の割合って、ある程度自分の経験値から基準値ができているんです。それなりの大きさを予想しながら外を見たんだけど、その基準値をだいぶ超えちゃってたのが「桜島」の初体験。

想像してみて。東京駅からお台場あたりに1000mを超える山が立っている姿を。

島単体で見たらそこまでの大きさに感じないのかもしれないけど、眼下に鹿児島の町が広がってるので、相対的に余計大きく感じるのかもしれないです。ほら、満月も空のてっぺんより、ビルに重なって見えてるときのほうが、ヤケにでかく見えるでしょ?
鹿児島2019-34





5:30のオープンを待って露天風呂のある「さつま乃湯」に向かったら、既に結構な人数が朝風呂に。ここの露天風呂からは、額縁のように桜島が切り取られていて、噂に違わぬ絶景っぷり。朝陽が昇るにしたがって、錦江湾の色が変化していくグラデーションっぷりは、ボクの朝風呂体験でも3本指に入る印象の深さ。

こんな衝撃的な出逢いしちゃったら、人なんて簡単に恋に落ちちゃうわけで、完全に桜島に一目惚れ。ちなみに午前中は逆光で島の表情が見えにくいので、午後のほうがフォトシューティングには向いてます。
鹿児島PC_2019-21



旅人的には、桜島をアテに酒が飲みたくなるのが自然でしょ。城山ホテルのBAR『セラーN』にはテラス席があって、そこから桜島を眺めることができるのよ。しかもホテルのブリュワリーで作っているクラフトビールが美味なので、サンセットを兼ねたアペリティフにぴったり。
鹿児島PC_2019-62


夕方、「さつま乃湯」で汗を流してから『セラーN』という流れは、滞在中2日連続の病みつきに。
鹿児島PC_2019-65




さっきも書いた通り、城山ホテルは海抜100mくらいの丘の上に建っているんだけど、海側からはかなりの急勾配なので、道路はぐるっと回って海とは逆サイドに入口があるんです。地図で見たら直線距離だと町のすぐ近くなんだけど、実際は市街地から隔離された別世界。

なので基本、町を観光するには車での移動が基本。でも、そこはきままなひとり旅。ホテルスタッフとの会話で、急勾配の階段を降りれば照国神社の脇まで降りれると聞いて、トレーニングがてらチャレンジすることに。
鹿児島PC_2019-24


や、だってさ。GoogleMapで見たら100mの距離のトコに照国神社あるんだよ? なんか、そこまでをわざわざタクシーで2kmくらい回っていくのも癪でね。人の足をなめちゃいかん!と果敢に挑んでみたわけなんです。

結論、下りは便利なショートカットとして使えるけど、登りは相当きついトレーニングっすね。階段も急勾配なうえに、水平面がナナメになってたりするので、スニーカー以外は危険です。歩くのが好きなボクですら、革靴だったら使わないルート。



実は照国神社まで降りるのはもうひとつルートがあって、城山公園内の遊歩道をくだっていくというもの。こちらは緩やかなので、距離は少し伸びるけど、徒歩ルートとすると現実的。
鹿児島2019-12



もうひとつのディスティネーション『cainoya』は、照国神社の斜向かいなので、ボクはホテルから歩いて向かいました。食後に桜島に渡るつもりでいたので、リストランテタイムとはいえ、スニーカー仕様のスタイルで。もちろん桜島散策用に着替えのTシャツはもってきてたので、カジュアルだけどドレッシーさは損なわないように気をつけて。
鹿児島2019-41


食べることが好きな人なら一度は名前を聞いたことがあるだろう鹿児島から全国に名の知れ渡ったリストランテ。塩澤シェフの代名詞ともなっているガストロバックを駆使して作られた料理は、イタリアンやフュージョンという枠すらも超えて、もはや塩澤クリエイション。
鹿児島2019-55


シンプルに見えても、凄まじく丁寧な下仕事が加えられており、最後は薪で仕上げるスタイル。

テクノロジーとアナログな技術、両方を駆使した料理は、徹底的に突き詰めた思考と経験の結晶。マダムの軽妙なサービスも雰囲気あるし、自然派ワインを中心に合わせてくるペアリングも実に今っぽい。
鹿児島2019-51




料理はのっけから鱧のフリットにカツオの風味を加えた椀物の見立て。レア感とエアリーさを纏った鱧のテクスチャに痺れるし、ペアリングも泡からではなく、カラブリアの自然派を温度低めに合わせてきたりと攻めたアッビナメント。
鹿児島2019-44


ビシソワーズもバターのソルベや胡椒の泡を一体化していただくのね。ここでワインじゃなくカイノヤ オリジナルの先割焼酎でペアリング。ロムデュタンやkabiでもパラダイス焼酎を合わせてもらったことあったけど、ここのは完全にビシソワーズに狙いを定めた芋×芋のセッション。グラスも専用仕様でスガハラガラスと共同開発中というから、どんだけピンポイントなんすかと。
鹿児島2019-45


冒頭にも書いた通り、年末には京都に移るんだけど、そこを意識して鮨を開発中とのこと。この日はコハダの握りを。シャリは固すぎず、ほぐれすぎずバランスをキープしながら、ネタの酸味は抑えめで。イタリアンのサラダからヒントを得たという鮨は、「日本だからこそ食べられるイタリアン」になっているのがポイント。
鹿児島2019-47


ボク自身、海外まで旅に出て高額な日本料理を食べようとは思わない。でも、日本料理のエッセンスを取り入れた日本人シェフのフレンチは、旅先でも食べてみたいって思えます。要は”現地ならではの体験かどうか”がフードトラベラーには重要で、そういうメッセージを伝える上でも、この鮨はわかりやすい武器になると思う。

日本人にはトリッキーに聞こえるかもしれないけど、世界を視野に入れたシェフなら、極めてナチュラルな発想じゃないかな。



マナガツオもボクにとっては家庭での食体験を彷彿とさせるものでした。もちろんガストロらしく身の火入れはじっくりと仕上げていてパサツキなしだし、鱗は最後に薪でパリッと焼き上げられています。
鹿児島2019-50

でも、ここに茄子の揚げ浸しを合わせてきたり、大根のペーストに至っては「魚 × 大根おろし」を彷彿させるニュアンスで、随所に日本の食卓がフラッシュバックする仕掛けが。




料理は確か15種類、ワインは12種類のペアリング。詳しいことは、また改めて書くとして、夕方近くまでゆっくりしてしまったので、この後に桜島へ行く予定はスパッと諦ました。
鹿児島2019-60





むしろ城山ホテルの温泉で余韻を愉しみつつ、最後にテラスで桜島を眺めながら
地元のクラフトジンで薩摩に別れを告げられて正解だったなと。
鹿児島2019-62



東京ではできない体験価値がある、これだから旅はやめられない。
 ↓ ↓
人気ブログランキングへ



Instagramはコチラ。






続きを読む

kyah2004 at 23:36|この記事のURLComments(0)