2009年11月08日
ア・ニュ (広尾)感性を刺激する時間

10月末にOPENした「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」
恵比寿のミシュラン一つ星「ル・ジュー・ドゥ・ラシェット」の
下野シェフ、中村さんのコンビが、7ヶ月の準備期間を経て
ついにオープンしたお店。
今年イチバンのお気に入りになりそうなポテンシャルを持つフレンチ。

ここんとこ、そんなに頻繁に訪問しなかった気がするけど、
ハレの要素が詰まったフレンチレストランってのは、
非日常感を存分に発揮してくれるので、自分に刺激を
与えるためにも、欠かせない存在。
ジビエも食べたいし、年末に向けてこれからがシーズンっすね。
仲間達との会話でも、フレンチの登場頻度があがってきたし。

みんなでワイワイ楽しむのは、イタリアンとかバルとか
居酒屋の方が向いているけど、パートナーや仲間とともに
濃密な時間を過ごすという意味では、フレンチって
やっぱ魔法だと思う。
気付くと「もう3時間経ってた?」とか、
お店を出る時には「あれ4時間も居たの?」
みたいな、独特の感覚ってあるじゃないっすか。
アレ、好きなんすよね、オレ。

あまりに居心地良く料理も美味しかったので、今年のまりえの
誕生日祝いは、こちらにしようかと思ってます。

ここ数年のまりえのB.Dは、こんな感じで
既にミシュランなんかでも評価の高いお店が続いてました。
既にミシュランなんかでも評価の高いお店が続いてました。
Le Meurice (PARIS) 2006年
カンテサンス(白金) 2007年
和幸(目白) 2008年
ボクらも、結婚してから丸々5年以上経つわけで、
色々馴れ合い的な部分も増えています。それはそれで
決して悪いことではないんだけど、たまには意識して
新鮮な気分を掘りかえすようにしないとね。
相手に対する感謝の気持ちを再認識する機会を増やすと、
もっといい夫婦の形を築けそうな気がするんで。

ボクらがスタートしたばっかの頃の気持ちを振り返るには、
オープンしたばかりの「a nu」ってピッタリな気がしたんで、
ココに大事な日を預けようと決めたワケなんです。

しかも、下野シェフの誕生日って、
まりえと同じ日なんですよ。
なんとなく、そういう縁っていいなとw

ア・ニュ (a nu retrouvez-vous)
渋谷区広尾5-19-4 SR 広尾ビル 1F.
03-5422-8851
http://www.restaurant-anu.com/

なんだかんだウダウダ書きましたが
要は、ココが好きってだけです。
ディナーでの訪問が早くも楽しみ


*************
広尾にオープンしたばかりの「a nu(ア・ニュ)」。
訪れたのはOPENしてはじめての週末。
たまたまイツキマン夫妻がディナーした
翌ランチでお邪魔することになったんです。
彼らの翌日に行くことは知っていましたが、
前日のディナーの時に、すっかり場をあたためて
くれていたイツキマン夫妻。彼らの粋な前フリも手伝って、
店に着いた瞬間から楽しかったなぁ。
強引にスケジュールを詰め込んだオレは、ほぼ30分の遅刻だったんス。
やっとお店を見つけて扉を開けようとした瞬間、さっと扉が開いて
笑顔のシェフ妻がお出迎え。「イツキマンさんから、アイツ絶対
こういうの好きだから、って聞いてたのよ。」って。
えー、もちろん大好物なのは否定しませんが、まったくw
ランチのコースは、ル・ジュー・ドゥ・ラシェットと同様、
3500円と6000円のコース。6000円の方は内容が決まってるけど、
3500円の方はプリフィックス。しかも前菜は+1000円で追加可能。
食べたい料理がプリフィックスの方に多かったので、
前菜を一皿追加して、前菜2皿、魚料理、肉料理にデセールの構成で。
ちなみに、まりえはメインが一皿のコースにしたんだけど、
その場合は、シャンパーニュが1杯ついてくるんですよね。
3500円のコースでですよ? このクオリティで、このサービスはヤバい。

ボクの前菜一皿目は“帆立と紅心大根の二色のスープ”
絵的にも美しいし、大根の食感をほのかに残した
ザラザラ感がタイプ。大根の苦みと帆立の甘さのバランスが
絶妙で、そこに垂らしたオリーブオイルの存在感も見事なアクセント。
こういうスープ、大好き。この間お邪魔した新生ル・ジュー・ドゥ・ラシェットも
素晴らしかったですが、ボクの好みとしては、ぶっちゃけコチラがど真ん中。

前菜の2皿目は、“スペルト小麦のリゾット 茸とベーコンの泡”
リゾットは、最初の歯ごたえが第一印象の7割を締めますが、
そんなとこは当然ヨユーでクリア。味付けも秋らしく満足。

左のシャンパーニュは、まりえのコースについていたもの。
ワインはブルゴーニュのミュジニーだったっけ?
相変わらずワインは良くわかってないので、ソムリエの
島本支配人と相談して。

低温で火入れした魚。
下に引いてある白菜(だっけな?)の甘さと、
魚の塩加減、皮の脂のバランスが、とても好み。
周りに散らしてあるチーズもアクセントに。

ワイングラスは、持ち手がとても細く繊細なタイプ。
代官山のショップあたりでも扱ってるって聞いた気がする。
ワインはハーフだけど76年なので、早めに開栓して、
ゆっくりいただいてました。島本支配人のエレガントな
所作を楽しみながら。

カトラリーもセンスを伺えるセレクト、やはり
同世代のシェフのお店って、過ごしやすいなぁ...
完成が無理無く合うのか、自然で心地いい。

定番の"マダムピュルゴーのシャラン鴨 もも肉のソテー 白と赤のソース"
ま、これは間違い無いですよね。舌に吸い付くような肉の火入れ具合も好き。
ソースも繊細でワインにバッチリ合って、美味しかったなぁ...幸せな午後。

ディナーでは、色々ジビエが入ってるみたい。
blogの方でチェックしようと思うけど、
OPEN以来、殆ど休む間のないスタッフ達。
しばらくは、更新は難しそうかなw

食後には、お約束通り睡魔が。午前中の皇居RUNの
疲れもいい感じで体から緊張感を奪っていく。
さすがに、ココでオチるわけには行かないので、
食後に2度ほど顔を洗って意識を保つ。

食後は、フォンダンショコラで。
デザートも4種類くらいから選べたかな。

お店は窓側に2、3席。ここのゾーンは扉を締めて
個室っぽく使うことが出来る。
ワインセラーの前、センターにソファータイプの
プライバシー感あるテーブルがあって、ボクらはココに。
これまたイツキマンから「あいつは絶対この席が好きだから」って
PUSHがあったとのこと、やー、ほんとにありがたし。
その奥にまた6席くらいテーブルがあって、厨房の様子が見える。
更に奥には6人くらいが入れる個室があって、キャパは30人弱という
程よい大きさのレストラン。

そうそう、こちらのお店、天井がとても高いんですよね、
なので、横幅はそこまで広く無いんですが、雰囲気としては
思った以上に落ち着きを感じます。

ここからは、まりえのシャンパーニュ + 前菜、メイン、デセール で
3500円というコースの写真を。彼女も前菜を一皿追加というアレンジで。
一杯目のスッキリしたシャンパーニュも良かったけど、
こちらのしっかりコクがあるタイプも滅茶好き。
一口だけいただいたけど、つい手が出そうになった。

多分、本日のオードブルと思われ。
この後、ボクと同じ帆立と紅心大根のスープを。

本日の肉料理は、"ロニョン”ということで迷い無くコチラを。
フツーの肉はあんま好きじゃない妻ですが、内蔵とかジビエとか
癖のある肉は好きなんですよね。それにしても、こちらの
ロニョンは、ジューシーでハリがあって美味でしたな。

晴れた昼間だと、大きな開口の窓際席は気持ち良さそう。

“クレームダンジェのパルフェ 巨峰のソース”

コーヒー、紅茶をいただいた後には、日本茶のサービスが。
このカップもセンスいいですね、ほんと感性が刺激されて気持ちいい。

食後はスタッフの皆さんと一緒に楽しくおしゃべりを。
歳が近いので、勝手に親近感わかせてます。
下野シェフは、パリ時代「タイユヴァン」と「トロワグロ」で
修行されているんですよね。お店の料理がモダンなので、
クラシックなレストランとの修行歴にギャップがあったんですが、
話を聞くとトロワグロは、コースとカルトで、クラシックとモダン
がハッキリタイプが違っていたそうなんです、なるほどね。
タイユバンでは、肉料理担当だったってことだし、
ご自身もジビエが大好きとのことなので、今度の
ディナーのジビエは間違い無いでしょう。

美味しく楽しい時間を本当にありがとうございました
また、よろしくです →
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広尾にオープンしたばかりの「a nu(ア・ニュ)」。
訪れたのはOPENしてはじめての週末。
たまたまイツキマン夫妻がディナーした
翌ランチでお邪魔することになったんです。
彼らの翌日に行くことは知っていましたが、
前日のディナーの時に、すっかり場をあたためて
くれていたイツキマン夫妻。彼らの粋な前フリも手伝って、
店に着いた瞬間から楽しかったなぁ。
強引にスケジュールを詰め込んだオレは、ほぼ30分の遅刻だったんス。
やっとお店を見つけて扉を開けようとした瞬間、さっと扉が開いて
笑顔のシェフ妻がお出迎え。「イツキマンさんから、アイツ絶対
こういうの好きだから、って聞いてたのよ。」って。
えー、もちろん大好物なのは否定しませんが、まったくw
ランチのコースは、ル・ジュー・ドゥ・ラシェットと同様、
3500円と6000円のコース。6000円の方は内容が決まってるけど、
3500円の方はプリフィックス。しかも前菜は+1000円で追加可能。
食べたい料理がプリフィックスの方に多かったので、
前菜を一皿追加して、前菜2皿、魚料理、肉料理にデセールの構成で。
ちなみに、まりえはメインが一皿のコースにしたんだけど、
その場合は、シャンパーニュが1杯ついてくるんですよね。
3500円のコースでですよ? このクオリティで、このサービスはヤバい。

ボクの前菜一皿目は“帆立と紅心大根の二色のスープ”
絵的にも美しいし、大根の食感をほのかに残した
ザラザラ感がタイプ。大根の苦みと帆立の甘さのバランスが
絶妙で、そこに垂らしたオリーブオイルの存在感も見事なアクセント。
こういうスープ、大好き。この間お邪魔した新生ル・ジュー・ドゥ・ラシェットも
素晴らしかったですが、ボクの好みとしては、ぶっちゃけコチラがど真ん中。

前菜の2皿目は、“スペルト小麦のリゾット 茸とベーコンの泡”
リゾットは、最初の歯ごたえが第一印象の7割を締めますが、
そんなとこは当然ヨユーでクリア。味付けも秋らしく満足。

左のシャンパーニュは、まりえのコースについていたもの。
ワインはブルゴーニュのミュジニーだったっけ?
相変わらずワインは良くわかってないので、ソムリエの
島本支配人と相談して。

低温で火入れした魚。
下に引いてある白菜(だっけな?)の甘さと、
魚の塩加減、皮の脂のバランスが、とても好み。
周りに散らしてあるチーズもアクセントに。

ワイングラスは、持ち手がとても細く繊細なタイプ。
代官山のショップあたりでも扱ってるって聞いた気がする。
ワインはハーフだけど76年なので、早めに開栓して、
ゆっくりいただいてました。島本支配人のエレガントな
所作を楽しみながら。

カトラリーもセンスを伺えるセレクト、やはり
同世代のシェフのお店って、過ごしやすいなぁ...
完成が無理無く合うのか、自然で心地いい。

定番の"マダムピュルゴーのシャラン鴨 もも肉のソテー 白と赤のソース"
ま、これは間違い無いですよね。舌に吸い付くような肉の火入れ具合も好き。
ソースも繊細でワインにバッチリ合って、美味しかったなぁ...幸せな午後。

ディナーでは、色々ジビエが入ってるみたい。
blogの方でチェックしようと思うけど、
OPEN以来、殆ど休む間のないスタッフ達。
しばらくは、更新は難しそうかなw

食後には、お約束通り睡魔が。午前中の皇居RUNの
疲れもいい感じで体から緊張感を奪っていく。
さすがに、ココでオチるわけには行かないので、
食後に2度ほど顔を洗って意識を保つ。

食後は、フォンダンショコラで。
デザートも4種類くらいから選べたかな。

お店は窓側に2、3席。ここのゾーンは扉を締めて
個室っぽく使うことが出来る。
ワインセラーの前、センターにソファータイプの
プライバシー感あるテーブルがあって、ボクらはココに。
これまたイツキマンから「あいつは絶対この席が好きだから」って
PUSHがあったとのこと、やー、ほんとにありがたし。
その奥にまた6席くらいテーブルがあって、厨房の様子が見える。
更に奥には6人くらいが入れる個室があって、キャパは30人弱という
程よい大きさのレストラン。

そうそう、こちらのお店、天井がとても高いんですよね、
なので、横幅はそこまで広く無いんですが、雰囲気としては
思った以上に落ち着きを感じます。

ここからは、まりえのシャンパーニュ + 前菜、メイン、デセール で
3500円というコースの写真を。彼女も前菜を一皿追加というアレンジで。
一杯目のスッキリしたシャンパーニュも良かったけど、
こちらのしっかりコクがあるタイプも滅茶好き。
一口だけいただいたけど、つい手が出そうになった。

多分、本日のオードブルと思われ。
この後、ボクと同じ帆立と紅心大根のスープを。

本日の肉料理は、"ロニョン”ということで迷い無くコチラを。
フツーの肉はあんま好きじゃない妻ですが、内蔵とかジビエとか
癖のある肉は好きなんですよね。それにしても、こちらの
ロニョンは、ジューシーでハリがあって美味でしたな。

晴れた昼間だと、大きな開口の窓際席は気持ち良さそう。

“クレームダンジェのパルフェ 巨峰のソース”

コーヒー、紅茶をいただいた後には、日本茶のサービスが。
このカップもセンスいいですね、ほんと感性が刺激されて気持ちいい。

食後はスタッフの皆さんと一緒に楽しくおしゃべりを。
歳が近いので、勝手に親近感わかせてます。
下野シェフは、パリ時代「タイユヴァン」と「トロワグロ」で
修行されているんですよね。お店の料理がモダンなので、
クラシックなレストランとの修行歴にギャップがあったんですが、
話を聞くとトロワグロは、コースとカルトで、クラシックとモダン
がハッキリタイプが違っていたそうなんです、なるほどね。
タイユバンでは、肉料理担当だったってことだし、
ご自身もジビエが大好きとのことなので、今度の
ディナーのジビエは間違い無いでしょう。

美味しく楽しい時間を本当にありがとうございました

また、よろしくです →

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この記事へのコメント
1. Posted by ania 2009年11月09日 11:22
とっても良さそうですね!
空間も素敵。
オープニングに行けなかったので、今月行く予定です。
楽しみ〜
空間も素敵。
オープニングに行けなかったので、今月行く予定です。
楽しみ〜

2. Posted by kyah 2009年12月29日 16:58
aniaさん、こんにちは
a nuいかがでした〜?
a nuいかがでした〜?