2010年01月17日

a nu retrouvez-vous (広尾) 至極の忘年会ランチ

0117-1anu

昨年末にOPENして以来、あっという間に予約の取れない
フレンチに駆け上がった広尾の「a nu retrouvez-vous(アニュ)」。

今、東京で最も注目を集めている
フレンチレストランのひとつ

一度お店に行けば、その人気の理由は体感できるかと
0117-2蝦夷鹿





 
料理の冴え、サービスの質、膨大なワインストック、
カトラリーやインテリアのセンス...いい意味で
肩の力が抜けているのも、今っぽい。
 
30席前後のキャパシティも、統一された
世界観を表現するのに程よい大きさ。
0117-4シャンパーニュ





 
初訪でベタ惚れしたので、仲間達との忘年会も、
ココだと即決して席を押さえていた。
年末は特に予約がいっぱいだったらしく、
早めに予約しておいて良かったなぁと。
 

先日、ディナーにも初めて訪問してきましたが、
当然のことながらランチとは別次元の凄いことに。
この勢いって半端なくて、どう表現すればいいか
悩むんだけど、満足度で言うと4回分。
まりえのB.D祝いココにして良かった(′∀`)
 
 
 
で、話は仲間達との忘年会です。 
この日は“Menu de spécialités”
6000円コースをベースにアレンジを。
 
3500円のランチコースでも充分「a nu」の
魅力は伝わると思うけど、ビジュアル、
舌の満足度は、金額以上の差を感じる。
0117-5アミューズ



 
トップのトマトのマリネとか、美しいっすよね。
視覚のサプライズと味覚の安定感。
新しそうだけど、スッと体に馴染んでいく。
そういう料理が多いですね、「a nu」は。
0117-8アンコウのロティ




 
 
メインの蝦夷鹿のロティも低温で
じっくり火を入れたタイプかな。
レアの肉のようなしっとりした食感で、
いかにも鹿って臭さが無いので、
鹿が苦手な人でも食べやすい。
0117-9鹿ラブ




 
それでいて、最後にフワッと
鹿っぽさが鼻腔をくすぐるので、
ジビエ好きにも嬉しい
 
ただ、癖の強いジビエが好きな人には、
繊細すぎて不満もあるかもだけど、
この時期あちこちで蝦夷鹿に出逢うので、
この店くらい別のアプローチでも
全然いいんじゃないでしょうか。

パンチ好きの方にはロニョンもあります。
0117-10ロニョン



 
 
 
ちなみにランチに大勢で行くなら
窓際のゾーンがおすすめ。
 
天井の高い窓からの採光は心地いいし、
他のお客さんとも席が離れているので、
多少うるさくても、許してもらえそう。
いざとなれば、扉が閉まるしね。
 
 
a nuでは、料理と同じくらいサービスも印象的、
個性的な支配人2人のツートップ体制。
各々が自身のキャラを楽しみながらゲストに
ぶつけてくるので、こちらも突っ込みやすく
サービスの距離が縮まりやすい。


これは、島本さんの美しい所作に突っ込みつつ、
テーブルに笑顔を広げていってるときの絵。
お気に入り。
0117-3所作のソムリエ






 
当たり前だけど、レストランは料理だけを楽しみに
行くのでは無く、スタッフとゲスト同じ食を愛する者同士の
貴重なコミュニケーションの場だとも思っている。
 
サービスや厨房からそのポテンシャルを引き出すのは、
お店を楽しむためのゲストの重要な役割だと思うし、
その会食のホストなら、尚更 そーありたいと考えている。
0117-6魚







 
 だから、「a nu」に初めて連れてきたユッキーやヨシタカが
とても満足げに帰っていったのは、オレも嬉しかった。
0117-7爽やかなフリ






自分が大好きな店を、大事な仲間たちが気に入ってくれる。
こーいうのって、会食の仕切りっていうメンドーな
TASKを引き受けてよかったなと思う瞬間です。
 
2009年を締めるにふさわしい、いいランチ会でやんした。0117-12DS
 





ア・ニュ (a nu retrouvez-vous)
渋谷区広尾5-19-4 SR 広尾ビル 1F.
03-5422-8851
http://www.restaurant-anu.com/
0117-11おくさま







ディナーは、週明けなら予約取りやすいみたい。
休日ランチは、早めの予約が正解かと。 → 人気ブログランキングへ





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オープンして早々に、ここまで評価が高まると
嬉しい反面、色々プレッシャーも強いですよね、きっと。
ま、ここは、そういう期待を乗り越えて、どんどん
いい具合に熟成されていくと思うんですけど。
 
ボクら能天気な客は、うまいだ、まずいだ、
洒落てる、ダサいなど好き勝手なことを
気楽に言うわけなんですが、内装ひとつ
とったって、お店側にとったら、一大決心した末に
方向性を決めていっているんだと思います。
0117-20シャンパーニュ
 
 




あまり、エッジのたったインテリアにしちゃうと、
逆に何年か経ったときに、古さが目立つネガティブな
演出となってしまうリスクがあるじゃない。
バブルの頃のファッションや眉毛とか
「バブルへGO」で見たとき、ほんと寒気したし。


「a nu」は、シャープさとモダンを同居させつつ
コンサーバティブなので、その辺のリスクもうまく
吸収してる気がする。ほんとバランス感覚いいな、
こういったセンスも凄く好き。
0117-39クリスマス前

 

 








まずは、Welcomeのシャンパーニュ。
フリーズドの苺が入ったグラスに、泡を注いでいく。
美しくで華やかな演出、メンズでもアガりますから
女性陣はさぞウキウキかと。
0117-20シャンパーニュ2






アミューズ3種類は、自分でプレートの穴に
はめ込んで完成させていくというもの。
ラシェット時代のおはじきを思い出させるスタート。
冒頭から期待感が高まる味と演出。
0117-21アミューズ







ま、自然と笑顔が溢れ出すってもんですゎ。
なにぶんディナーに1回来てるしね。
0117-22奥様








外光で見えにくいけど、バターのプレートも
a nuのロゴが入っている。このお店のロゴ
デザイン、ほんとカッケーよなぁ...
0117-23バター







続いてのアミューズは、ピサラディエールフリット。
甘くなるまで炒めたタマネギを使った南仏のピッツア。
それをa nuの解釈で、トリュフとレバーを載せた一口
サイズに仕上げてくる。この辺も泡のお供ですな。



0117-24ピサラディエール







続いての前菜はコチラ。
塩トマトのエピスヴィネガーマリネ イチゴの泡と共に

トマトと苺が全く違和感なくひとつの皿の中で融合している。
酸味が強そうな料理名だが、決してそんなことはない。
ほのかに甘く、そして爽やかにコースを盛り立てる起点になっている。
0117-25苺トマト







優雅な休日の午後は大好物です
0117-26満悦









続いてはスープ。
フォアグラのポワレ 茸のスープと共に
まずは、こんな形で運ばれてきます。
ん、なんかオレのフォアグラしおれてる?
0117-27フォアグラ








間違うワケないでしょ、このスープ。
茸系のスープは、最高に好き。
個人的には、もうちょいフォアグラの
火入れが弱かった方がタイプなんだが、
これは結構火を入れたヤツを合わせる
料理なんだろうか。
0117-28フォアグラスープ








アンコウのロティ 下はバルサミコだったか
フランボワーズかなんかのキャラメリゼ
出てきた時は、「なんだ、コレ?」ですよ。
色の組み合わせ的に、あんま経験ない組み合わせだし。
でもね、これが抜群のコラボなんすよ、食べて納得みたいな。

0117-29あんこう







前髪の作りが東方神起チックだったので、
韓流方面ネタでいぢっておりました、失敬。
0117-30東方神起









この辺から3本目のワイン。
ターゲットは鹿に合わせて。
0117-31ワイン








魚はなんだったっけな?
シェフの出身地 山口の方で採れた魚だったと思う。
0117-32魚








満席のランチだったし、ボクらは人数多かったので、
島本支配人もたまに料理のお皿出してたんですよね、ギコチなくw

さすがにワインの扱いになると安定感。元ジョージアンクラブの風格。
口元に笑を浮かべながら、ボクらの野次を受け流す。
0117-33ワイン









熟成蝦夷鹿のロティ トリュフのソース。
ローヌらしからぬローヌと、赤ワインの相性もバッチリ。
0117-33鹿








や、ホント、コレ相当好き。
生肉系には目がないオレとしては、
この食感はたまりません。
さすが、肉の火入れは"ネ申"だ。
0117-34鹿断面








ユッキーとまりえの臭いモノ好きはロニョンで。
これは、この間のヤツより美味しかったかも。
まりえは、横でおおはしゃぎしてました。
0117-35ロニョン







一番左のハウスシャンパーニュが、バカにうまい。
0117-36ワイン達









デセールは、五郎島金時とショコラのパフェ。
大人風味のいい、深みのある甘さといい
お代わりを申請したくなる美味しさ。
0117-37デセール







つーワケで、もう一皿デセールを追加することに。
パイ生地をくだいたようなサクサクしたトップの下には
ブリュレ(だったと思う)がたっぷり敷き詰めてある。
0117-41二段底







いつも思うんだが、ここまで来ると最初から
やり直したくなる。帰らない時間だからこそ
貴重だし、全力で大事にしてやりたい。
0117-38ハーブティ






もう一度訪れたくなるような"空気づくり"に
励んでいる中村支配人w というか、確実に
フツーにテーブルの会話に溶け込んでるし。
0117-40ツる肌











デセールを食べ終わり、たまたま遭遇した
高校の同級生達に挨拶が終わり安心したのか、
また意識が飛んでおり...気付いたら口の中に
左側のクッキーが詰め込まれてました ε=(;´Д`)
0117-42プティフール







最後にシェフやスタッフとダラダラおしゃべりを楽しみながら
食後の余韻に浸っておりました。この後仕事のイツキマン、
あんた鬼だよ、見事だよ。
0117-43ダンナ沈







いちいち床材とかマットとかデザインが美しい。
こういうトーンの家を建てたいなぁ。
0117-44エントランス







しつこいですが、ホント楽しいランチでした。
生活の無駄は削って、価値のあるモノに投資する。
そういうエコなスタイルで生きていたい。

なんでもかんでも我慢してたら、何のために
生きてんだか分かんなくなるんでイヤ。
エクササイズして美しく痩せるのと、
絶食して痩せるのとの違いと一緒で、
メリハリの無い辛抱は、全くもって
楽しくないんでね。

なので、ボクが価値ある時間だと思っているものに、
一緒に行ける仲間が居ることを、ホント心から幸せだと思う。
0117-45宴後




しっかし、こないだのa nuのディナーはヤバ過ぎでした。
ちょっと最近に無い感動レベル。 → 人気ブログランキングへ





kyah2004 at 19:35│Comments(0)TrackBack(0)フレンチ | ¥10000〜

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