2013年05月26日
a nu （広尾） 9年目の結婚記念日
来年の結婚記念日を無事に向かえられたら、
どうやら当家は結婚10周年らしい。
あっという間だった感覚なので、特に結婚当初から
大きくなにかが変わったような気もしないんだけど、
ちょうどこのブログを書きはじめたのが、入籍と
結婚式の間くらい。
ということは、生活のごく一部しか切り取っていない
このブログでも、そこそこのことが記録されてるわけで、
人並みに夫婦の歴史を積み上げてきたようです。
10年も熟成された夫婦なので、新婚さんみたくキャピっちゃうのは
恥ずいし、結婚記念日は落ち着くとこがいいねと、広尾の
a nu, retrouvez-vous | アニュ ルトゥルヴェ・ヴーへ
オープン当初の中村さん、島本さん体制から、
わたるさんと皆月さん体制になって初の訪問。
支配人はわたるさんだけど、基本フォーメーションは2トップ。
この日は、料理もワインもお任せで。
相変わらず美しい流れで、感性を震わせてくれる
展開なんだけど、中でもそら豆のスープとメインの
ロニョンはズキンっときましたね。
そら豆のスープは、ヴァージンロードの純潔さ、
豚のロニョンは瑞々しくありながらも官能的な味わい。
この日のボクの2トップ。
ワインは、皆月さんになって、アプローチが
変わり、無論 美味しいんだけどその上に新鮮で。
リースリングって、好きだけどソコソコくらいの
存在なんだけど、こいつは色気もあってドンピシャ。
ワインの美味しさもさるおとながら、マリアージュが
自分のイメージしない方向から降りてくる。
島本さんとは長かったし、ピロシとの縁もあるので
正面から好みのゾーンを突いてくる感じだったのに対し、
そういう歴史もないので、いい意味で”自由”。
自分の枠が広がる感じで心地いい。
ロニョンに合わせたドメーヌ・フィリップ・ナデフの
MARSANNAYも単品よりも、ロニョンと合わせることで
魅力がパッと開花してきた。
最近、輪をかけて酒に弱いので、1品 殆ど記憶にない
モノが写ってたりするんだけど...この白いのどんな味だっけ。
確かパッションフルーツかなんか使ってて酸味があったような...
最近、グランドメゾン的なフレンチも増えて、日本の食文化は
どこまで豊かになっちゃうんだろう...って子供の頃からの
進化を思うと空恐ろしくなる。選択肢が増えるってことは
いいことなんだけど、欲望にキリがないのは困りモノ。
結婚してもうすぐ10年ってことは、
食べ歩きが好きになって10年ってこと。
食べ歩きをはじめた頃は、あちこちのお店に行くことが
楽しみだったけど、そろそろ人生も折り返し地点。
美味しそうなお店すべてを回ることは不可能なので、
ここ ア・ニュ のように、何度も通えて心からくつろげる
ガストロノミーを作っていくことにもっと力を注ぎたいね。
ア・ニュ （a nu retrouvez-vous）
03-5422-8851
東京都渋谷区広尾5-19-4 SR 広尾ビル 1F
http://www.restaurant-anu.com/
結婚生活を支えてくれている家族・友人に改めて感謝。
↓ ↓
********************
いつものカクテルでお出迎え。
常に斬新な挑戦を続けながら、
変わらないスタイルも。
「a nu」に来たな、モードに。
1ヶ月くらい前だったので、そら豆とか
グリンピースが美味しかった。
もうちょい泡気分だったので、シャンパーニュをグラスで。
繊細な泡って、いつ見ても心地いい。
優雅な香りも楽しみながら。
結婚記念日って特別感はなく、
普段通りのディナー。
アミューズの後は、稚鮎。
クレソンのソースだったかな。
鮎の苦味といいマリアージュ。
エスプーマは....忘れたゎｗ
春野菜のフリット パウダー状のものは、
ほうれん草のシャーベット。苦味ある
野菜が好きになったのはいつ頃からだっけ。
日本庭園を彷彿とさせるデコレーション。
フランス産仔牛の輸入解禁直後だったので、
キューブ状にカットされたこちらと。
キャビアやもみじおろしを載せて。
フランス産の仔牛っぽく、ほのかに色気ある
癖をまとってますね。和牛よりもグラマラス。
ちょいと、寄ってみました。
歯ごたえも心地よく五感が徐々に
日常から切り離されていく。
つづいてのリースリングは、遊んでます。
エチケットもアートだけど、味もいつもの
リースリングと思って構えてると、全く
違う方面からボールが投げられてくる。
Marc Kreydenweiss Andlau Riesling
すっきり、フルーティなだけじゃなく
力強さと艶っぽさをたずさえた感じが新鮮。
アスパラ、これだけでも美味しそうに見えるけど、
料理が完成するのはこれからです。
少しトロみのある液体をアスパラにかけていきます。
チュルーって流れていくんだけど、お皿の上では
一定以上の範囲には広がっていかない。
どういうことかと、この液体の正体は塩のジュレ。
固まっちゃうギリギリの温度で運んでくるから、
茹でたアスパラの熱に反応してすぐに固まっちゃうのよ。
見た目だけじゃなく味わいもいいよ。塩をふりかけたら
塩のかかってる部分とそうじゃない部分で味のコントラストが
できちゃうじゃない？ このジュレならほぼ均一で食べる側も
塩加減を迷うこと無い。
続いての白のグラスはこんな感じ。
定番のフォアグラのソテーとベーコンのエスプーマ、
スペルト小麦でリゾット仕立てに。
これはオープン当初から何度も食べてるメニュー
だけど、スペルと小麦の歯ごたえにジンジン感じちゃう
オレとしては、いつまででも出続けて欲しい一皿。
見た目は地味だけど、手がかかってるよね…
そら豆の冷製スープ。澄み切った味わいは
体の中を綺麗にしてくれてるような錯覚を覚える。
ペロ酔で写真は焦点定まってないけど、スプーンで
一口食べた時の印象は、そのまま記憶に焼き付いている。
四角豆とのどぐろ。「a nu」は、石垣島のダイニングアウト
に出てたので、その名残を感じさせる沖縄食材とのコラボ。
豆って火入れがキマると、破壊力高いよね。ガキの頃に
食べたグリーンピースとか、完全に別の食べ物だもん。
メインのロニョンに向けて助走が始まりました。
豚のロニョン、ビジュアル的にもカワイイね。
そして、脇を飾る野菜たちのウマいこと！！
この細いやつ名前忘れたけど、まりえは
相当はしゃいでました。
オレは、このナイフじゃ歯が入らないくらい
カリッカリに焼かれた皮目にシビレてたけど。
皮と対照的に、肉のツルンとした食感を愉しむ。
アヴァンデセール
ヨーグルト的な。
グランデセールは、パイナップルだか
パッションフルーツだか…正直に告白するけど
食べた記憶がありません（泣） 家に帰って
パソコンに画像落とした時に写っててビックリ。
プティフール、この赤い球体がね、
フルーツのフレッシュさをそのまま
閉じ込めて更に濃厚にしたような
凄いインパクトなのよ。
で…えっとね、多分 ぶどう。
でなければ、ピンクグレープフルーツ。
質のいい卵にも見えるけど違うよｗ
オレは勿論、まりえも酔ってたな、この日は。
お店を出てからの記憶は完全に無かったみたい。
同じ事、何度も繰り返し始めたら結構キテます。
オレは寝起きです（笑）
酔っぱらいに下野シェフ、わたる支配人も
付きあわせちゃいました。
さて、来年の結婚記念日はどうしようかねぇ。
間違いなくなんのリクエストも無いだろうから
オレが考えねーとな。
↓ ↓
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いつものカクテルでお出迎え。
常に斬新な挑戦を続けながら、
変わらないスタイルも。
「a nu」に来たな、モードに。
1ヶ月くらい前だったので、そら豆とか
グリンピースが美味しかった。
もうちょい泡気分だったので、シャンパーニュをグラスで。
繊細な泡って、いつ見ても心地いい。
優雅な香りも楽しみながら。
結婚記念日って特別感はなく、
普段通りのディナー。
アミューズの後は、稚鮎。
クレソンのソースだったかな。
鮎の苦味といいマリアージュ。
エスプーマは....忘れたゎｗ
春野菜のフリット パウダー状のものは、
ほうれん草のシャーベット。苦味ある
野菜が好きになったのはいつ頃からだっけ。
日本庭園を彷彿とさせるデコレーション。
フランス産仔牛の輸入解禁直後だったので、
キューブ状にカットされたこちらと。
キャビアやもみじおろしを載せて。
フランス産の仔牛っぽく、ほのかに色気ある
癖をまとってますね。和牛よりもグラマラス。
ちょいと、寄ってみました。
歯ごたえも心地よく五感が徐々に
日常から切り離されていく。
つづいてのリースリングは、遊んでます。
エチケットもアートだけど、味もいつもの
リースリングと思って構えてると、全く
違う方面からボールが投げられてくる。
Marc Kreydenweiss Andlau Riesling
すっきり、フルーティなだけじゃなく
力強さと艶っぽさをたずさえた感じが新鮮。
アスパラ、これだけでも美味しそうに見えるけど、
料理が完成するのはこれからです。
少しトロみのある液体をアスパラにかけていきます。
チュルーって流れていくんだけど、お皿の上では
一定以上の範囲には広がっていかない。
どういうことかと、この液体の正体は塩のジュレ。
固まっちゃうギリギリの温度で運んでくるから、
茹でたアスパラの熱に反応してすぐに固まっちゃうのよ。
見た目だけじゃなく味わいもいいよ。塩をふりかけたら
塩のかかってる部分とそうじゃない部分で味のコントラストが
できちゃうじゃない？ このジュレならほぼ均一で食べる側も
塩加減を迷うこと無い。
続いての白のグラスはこんな感じ。
定番のフォアグラのソテーとベーコンのエスプーマ、
スペルト小麦でリゾット仕立てに。
これはオープン当初から何度も食べてるメニュー
だけど、スペルと小麦の歯ごたえにジンジン感じちゃう
オレとしては、いつまででも出続けて欲しい一皿。
見た目は地味だけど、手がかかってるよね…
そら豆の冷製スープ。澄み切った味わいは
体の中を綺麗にしてくれてるような錯覚を覚える。
ペロ酔で写真は焦点定まってないけど、スプーンで
一口食べた時の印象は、そのまま記憶に焼き付いている。
四角豆とのどぐろ。「a nu」は、石垣島のダイニングアウト
に出てたので、その名残を感じさせる沖縄食材とのコラボ。
豆って火入れがキマると、破壊力高いよね。ガキの頃に
食べたグリーンピースとか、完全に別の食べ物だもん。
メインのロニョンに向けて助走が始まりました。
豚のロニョン、ビジュアル的にもカワイイね。
そして、脇を飾る野菜たちのウマいこと！！
この細いやつ名前忘れたけど、まりえは
相当はしゃいでました。
オレは、このナイフじゃ歯が入らないくらい
カリッカリに焼かれた皮目にシビレてたけど。
皮と対照的に、肉のツルンとした食感を愉しむ。
アヴァンデセール
ヨーグルト的な。
グランデセールは、パイナップルだか
パッションフルーツだか…正直に告白するけど
食べた記憶がありません（泣） 家に帰って
パソコンに画像落とした時に写っててビックリ。
プティフール、この赤い球体がね、
フルーツのフレッシュさをそのまま
閉じ込めて更に濃厚にしたような
凄いインパクトなのよ。
で…えっとね、多分 ぶどう。
でなければ、ピンクグレープフルーツ。
質のいい卵にも見えるけど違うよｗ
オレは勿論、まりえも酔ってたな、この日は。
お店を出てからの記憶は完全に無かったみたい。
同じ事、何度も繰り返し始めたら結構キテます。
オレは寝起きです（笑）
酔っぱらいに下野シェフ、わたる支配人も
付きあわせちゃいました。
さて、来年の結婚記念日はどうしようかねぇ。
間違いなくなんのリクエストも無いだろうから
オレが考えねーとな。
↓ ↓
