2014年10月27日
桜田 (京都)感性に響く伝統と進化
京都を代表する人気 日本料理店のひとつ「桜田」。
1人ランチということで、直前だけど運良くカウンターに
1席用意してもらうことができました。初訪問だったけど
若女将がカウンターに居たので、オシャベリしながら優雅に
ランチタイム。
京都にも色んなタイプのお店があるけど、ここは背筋が
ピンとなって、そのまま固まっちゃうような凍結オーラは
なく、比較的ナチュラルな空気感で食事を楽しめる。
カウンターの他に、テーブル席と個室があるんだっけな?
違うかもしれないので、行かれる方はご自身で確認を。

祇園祭の時期のランチ、しかも直前予約の飛び込みなので、
そこまで期待してはアレだろうと思ってましたが、
想定以上に満足度の高い展開に、自分の運の良さを感謝。

料理は、薄いレンジの中でスレスレのとこ攻めてくるのね。
繊細だけど芯の強さも兼ね備えてるスレンダー美女みたいな印象。
コンサバなスーツも着こなすし、フツーっぽく黒のワンピ着てるのに
ワンポイント遊んでて、そこが妙に艷やかみたいな。

このあたりは正統派美人の真っ向勝負。
鮎の炭火焼は、夏の京都に欠かせません。

そんな流れの中にじゅんさいをアクセントにした
きのこの冷製スープ的なものを挿しこんでくるのよ。
でも、流れの中ではキチンとはまっていて、後で
振り返っても、この打順は正解なんです。
器は燕三条の職人さんのものだったかな、
見た目も手触りも、暑い夏の午後をすっと
冷ましてくれるいいアクセントでした。

マジで近々再訪したいと思ってるので早めに次の予約しないと。
ほんと席数の少ない店ないし、無理かなぁ...

これから日本料理もっと食べたいなと思ってる若者は、
空気がピリピリするようなお店じゃなく、こういうトコで
あるひとつの頂きというものを感じて欲しいですね。
安いものが悪いと言う気はサラサラないけど、人生を
生きる上で、選択肢に大きな振れ幅を持ってたほうが
いいと思うんす。いいものは何故いいのかということを
からだで感じとくのってホント大事だから。
ただそのデビュー戦で苦手意識作ると、次が続かなくなるんでね。

タクシーは店の前の路地に入れなくて、
ほんの少し歩いただけなんだけど、
それだけで汗が滲むくらい暑い夏のお昼でした。
書いてたら、その時の暑さ久々に思い出したわ。
↓ ↓

**************************
京都の酷暑から室内に逃げ込むと、凛としたカウンターが。
まずはビールで汗をひかせて、料理が出てくるまでに体制を整える。
祇園祭の時期だったので、立鉾の器に入った前菜が。
こういうの、なんちゃってでやると凄く安っぽくなるんだけど、
さすが京都、さすが桜田、粋な遊びにしか見えません。

器の中には涼し気な鱧と、手前は冬瓜だったっけな。
いずれにしてもテクスチャーの違いを楽しめる野菜でした。

椀物の曲線に惚れ惚れしつつ。
蓋を開けてみましょうか。

絵的にはパッとしませんが、一口飲めば
体にじんわり広がるお出汁の美味しさ。

続いてはお造り。目にも涼し気な盛り付けで。

こちらの八寸、ちまきに書いてある文字の意味とか、
この時は「そうなんすね、へー」って聞いてた気がするけど、
1年以上経つと記憶ってもんは殆どが消えてしまうものなので 笑
いいんです、美味しく楽しく過ごせた記憶が残っていれば。

取り皿もオシャレ。遊び心がいっぱい。

焼物の鮎はたで酢でいただきます。
昼から鮎いただきながら酒飲むって
最高の贅沢のうちのひとつッスね。

じゃがいもの冷製スープだっけな...、食感もとても楽しめた
一皿だったと記憶しています。京都の人気日本料理店で、
こんなやんちゃな遊びが入ってるとは想定外でした。

この器も、今見るとよりかわいく見えたり。
写真に残しておくと、そういう楽しみもあったりね。
当時気づかなかったものが、後で見えてくるんスよ。

蒸し物は、魚のおろし蒸しだったと思う。
いちいち解体した写真とか残してないので記憶によるとね 笑


ご飯はとうもろこしゴハン、この食感と自然な甘さはよく覚えてる。

桜田クラスの超人気店は、予約の困難さはでいうと都内の人気
日本料理店とそんなに差がないかもしれない。でも、京都だと
ここまで予約が大変ではない日本料理店はたくさんある。
その中には、「なぜ、こんな美味しい店がすいてんの?」って
とこだって、もちろんあるしね。

食後の余韻も日本料理は格別。
イタリアンやフレンチだと、どうしても満腹すぎて
苦しい...って事態に陥りやすいからね。

人生の目標の一つが、京都に住拠点を作ること。
単に住むだけじゃなく仕事の起点にもなるような場所として。

今は現実的と言えない夢でも、言霊があるから
言ってみるのは大事。アンテナを常に張っておく
ことで、些細なチャンスでも見逃さないように。

食後は東福寺と塔頭の光明院へ。
旅全体は、こんな感じでした。
直後に書いたメモだからだいぶ記憶がクリアです。

生活圏でのひとりメシは、あんましないけど、
旅先だとひとりメシが全然苦にならないんだよね。
むしろ、それも旅の楽しみの一つとして組み込まれて
います。来年もたくさん京都に行けますように。
↓ ↓

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京都の酷暑から室内に逃げ込むと、凛としたカウンターが。
まずはビールで汗をひかせて、料理が出てくるまでに体制を整える。
祇園祭の時期だったので、立鉾の器に入った前菜が。
こういうの、なんちゃってでやると凄く安っぽくなるんだけど、
さすが京都、さすが桜田、粋な遊びにしか見えません。

器の中には涼し気な鱧と、手前は冬瓜だったっけな。
いずれにしてもテクスチャーの違いを楽しめる野菜でした。

椀物の曲線に惚れ惚れしつつ。
蓋を開けてみましょうか。

絵的にはパッとしませんが、一口飲めば
体にじんわり広がるお出汁の美味しさ。

続いてはお造り。目にも涼し気な盛り付けで。

こちらの八寸、ちまきに書いてある文字の意味とか、
この時は「そうなんすね、へー」って聞いてた気がするけど、
1年以上経つと記憶ってもんは殆どが消えてしまうものなので 笑
いいんです、美味しく楽しく過ごせた記憶が残っていれば。

取り皿もオシャレ。遊び心がいっぱい。

焼物の鮎はたで酢でいただきます。
昼から鮎いただきながら酒飲むって
最高の贅沢のうちのひとつッスね。

じゃがいもの冷製スープだっけな...、食感もとても楽しめた
一皿だったと記憶しています。京都の人気日本料理店で、
こんなやんちゃな遊びが入ってるとは想定外でした。

この器も、今見るとよりかわいく見えたり。
写真に残しておくと、そういう楽しみもあったりね。
当時気づかなかったものが、後で見えてくるんスよ。

蒸し物は、魚のおろし蒸しだったと思う。
いちいち解体した写真とか残してないので記憶によるとね 笑


ご飯はとうもろこしゴハン、この食感と自然な甘さはよく覚えてる。

桜田クラスの超人気店は、予約の困難さはでいうと都内の人気
日本料理店とそんなに差がないかもしれない。でも、京都だと
ここまで予約が大変ではない日本料理店はたくさんある。
その中には、「なぜ、こんな美味しい店がすいてんの?」って
とこだって、もちろんあるしね。

食後の余韻も日本料理は格別。
イタリアンやフレンチだと、どうしても満腹すぎて
苦しい...って事態に陥りやすいからね。

人生の目標の一つが、京都に住拠点を作ること。
単に住むだけじゃなく仕事の起点にもなるような場所として。

今は現実的と言えない夢でも、言霊があるから
言ってみるのは大事。アンテナを常に張っておく
ことで、些細なチャンスでも見逃さないように。

食後は東福寺と塔頭の光明院へ。
旅全体は、こんな感じでした。
直後に書いたメモだからだいぶ記憶がクリアです。

生活圏でのひとりメシは、あんましないけど、
旅先だとひとりメシが全然苦にならないんだよね。
むしろ、それも旅の楽しみの一つとして組み込まれて
います。来年もたくさん京都に行けますように。
↓ ↓
