2015年06月27日
セブンシスターズ (UK)ホワイトクリフの魅惑
イギリスに行く人の多くのは、やはり、ロンドンを拠点にする
じゃないですか。特にはじめて訪れるなんて場合には、
ロンドンだけでも見どころが多すぎるので、なかなか
カントリーサイドまでは...ってケースも多いはず。
でも、ストーンヘンジだったり、ライの街だったり、車で
2時間も走れば、ロンドンとは全く違うイギリスの魅力に
触れることができるんですね。

<ライの町 2014年訪問>
なので、4日くらいロンドン滞在する予定あったら、
朝から夕方まででカントリーサイドを訪れるツアーに
参加してみるのもいいと思います。陽の長い夏だったら
帰ってからも充分明るいロンドンも堪能しつつ、しっかり
夜遊びできるしね。

【セブンシスターズへ半日トリップ】
ボクが行ったのは、最近ツアー企画ができたばかりの
南部イースト・サセックス州にあるホワイトクリフ
「セブンシスターズ」へのショートトリップツアー。
ルイスの町でクラフトビールで愉しんで、更にワイナリー
も見学できて試飲できるという、なかなか欲張りな内容。
崖マニアとしては、海からそそり立つ白亜の崖がどうしても見たくてね。
これまでのクラビ、ピピ島、カプリ島、アマルフィ、ハロン湾などなど、
海✕垂直系の崖に惹かれて世界のあちこちに行ったけど、白亜の崖ってのは、
未知との遭遇だったわけです。
なんかCMだか映画で見た、ホワイトクリフがすごく印象残ってて、
今回「ストーンヘンジはいいから、とにかく白崖!!」ってリクエスト
出して、連れてきてもらったんですね。

じゃ、実際にどんな風にツアーの1日を過ごしたか、ちょっと
巻き戻してみてみましょうか。
朝、時差の関係もあって自然に早く目が覚めたのね。
泊まってたのがナイツブリッジのハロッズ近くだったので、
ハイドパークまで散歩。

ゆったり部屋で洒落たブレックファーストを楽しんでから、ロンドンを8:30に出発。

とても天気が良くて、ロンドン在住のドライバーさんも
「めずらしいね、コレは」と。目的地に近づくに連れ
期待は高まります。

海まで2時間弱。「さて、準備すっか」とうきうきしながら
カメラのレンズを白崖用に換装したところで「なんじゃ、こりゃ」と。
駐車場に着いたら、あたり一面真っ白なんですよ。
そう、所謂あれです、まさかの濃霧ってヤツ。

TOPの写真とは大違いでしょ??
100m先は視界ゼロですからね。
特に対象物が白いから完全に
白崖は塗りつぶされています。

ま、少し待ちますか、と上の写真の建物の中のカフェで一休み。

待つこと1時間半。ギリギリまで待ったんですけど事態は変わらず。
折角なんでと丘の上まで歩いてきたけど、下の海がやっとこさ見えるくらい。

ただ、上を見上げると青い空も見え始めたんで、
コリャ、状況が変わるのか!?と期待するも
視線を下に戻すとたいして改善はしていない。

うーん...、上が晴れてもねぇ。

さすがにタイムリミットになったんで、駐車場に戻りドライバーさんと
「後ろを少し短くしたとして、あと何分粘れるか」相談。次のルイスの
町はアンティークも充実してるってことで楽しみにしてたんだけど、
その時間を少し削ればあともう少し居られるということで15分の延長を決断。

背後の景色は晴れてきたものの、この状態になってから
結構長かったんで半ば諦めていたんです。

ところが、そっから10分くらい経ったら「アレ、これってまさか??」

こうなってからは状況の変化は早くて、5分後くらいには
ホワイトクリフがその美肌をやっとこさオレの前に晒して
くれたんです。こりゃ、もう大好きだったのに振り向いて
くれなかったあの娘が、突然気がかわって一緒に夜を過ごし
ちゃった♡みたいな、尋常じゃない昂ぶり感じちゃいますよ。

時間があれば、2箇所からこの景色を楽しめるはずだったんだけど
さすがにタイムアップでここからの景色しか見れなかったのは
心残りだったけど、思わずツンデレ攻撃で最初からすんなりうまく
行っちゃうより、体感値で50倍は感動が膨れ上がった気がします。

自然相手なんで、こうしたリスクはあるんだけど、だからこそ
人は惹かれてしまうわけで、

さて、ここは「死ぬまでにもう一度来たい絶景リスト」に
加わったので、次はいつ来ましょうかね。まりえにも、
ここは見せたいからな。この緑のクリフサイドを3時間
くらい歩きたいわ。崖好きにはそれでも足りないけどねw


【PC】 http://bit.ly/1Djdw1u
【スマホ】http://bit.ly/1z0nslF
有名なクラフトビール「ハーヴィーズ」のある町『ルイス』。
そして、大好きなアンティークが待っているというので、
後ろ髪をひかれながらも、次の目的地を目指すことにしました。
これまた、休日い寄るにはいい街なんですわ
続きの方も必見ですぞ。
↓ ↓

***************************************
セブンシスターズから車で30分くらいだったかな。
海だけじゃなく町のそばの丘も石灰質の陸があるようで
こっちも白壁がそそり立ってました。うは、キュンキュンする!!

こちらがルイスの町中。
思った以上に陽気でお洒落。
やっぱね、大人が主役でスタイル持って
楽しんでる町ってのは、そこにいるだけで
気持ちいいッスよ。日本の大人も子供にもっと
人生の楽しさ魅せつけてやりましょう('∀`)

ランチは、折角なのでこの町のクラフトビール
「ハーヴィーズ」が呑めるお店をセレクト。

どれにしようかなー...と迷ってたら、試飲させてくれました。
こうやって選べるのは嬉しいね。こういう融通が効きにくいのが
東京のお店の残念なところ。やっぱ、臨機応変に対応できるって
とても大事なことだと思うんですよね。

あいにく外のテラス席は空いてなくて、2Fのテーブル席で。
窓の外はこんな景色。なんか時間がゆっくり流れてるよ。

食事はいかにもといったクラシカルスタイルのパブ飯。
ボクは決してガストロノミー偏重主義ではないので、
こういうローカルフードと向き合える時間も心の底から
嬉しいんです。このね、なんつーか臭さの残ったソーセージ。
全然洗練されていないこの無骨さも、旅の中ではむしろ記憶に
残るんだよね。そして、こういうパブ飯は、なんだかんだ
クラフトビールに合うんです。

そして、イギリスと言えばこのビーンズ。
話を聞くと、朝食の時にはこれをトーストに乗せて
食べるらしいです。どうやら、それがやめられなくなるらしい。
そういうイギリス在住の人の話を聞けるのもメチャ楽しい。

ガイドブックにあるような景色をナマで見るというのも、
それはそれで感動体験なんだけど、旅の面白さって大人に
なればなるほど、そういうもんだけじゃなくなってくる。

もっとその土地の人たちが楽しんでること。
日常で幸せに感じることをトレースしたく
なってくるもんなんです。それは、日本でも同じ。
だから、仲のいい友人がいる京都も札幌も、
より深く楽しめるんで何度もリピってるんですよね。

ビールの余韻に浸っていたくもあったんだけど、
アンティークの店を見れないなんてのも我慢
ならなかったので、足早にお店に向かいます。

本来なら、こういう町で半日のんびり過ごすとか、
1日泊まってみたいもんなんだけどね。今回の旅は
様々なイギリスの魅力に触れるという目的なので
ポテンシャルを感じとるために常にアンテナ立てっぱなしで。

アンティークが集まる街というのは、あちこちに
あるらしいんだけど、ここはどうやらアンティークの本が
多い街のようです。

ボクが寄ったのは、カトラリーから装飾品、インテリアや人形まで
なんでも扱っているアンティークショップ。酔っ払いながらも限られた
15分という時間の中で、カトラリーセットと器とハンガーをGET。

ワイナリーが15:00頃の予約らしく、慌ただしく次の目的地へと向かいます。

去年もワイナリー「チャペルダウン」に寄ったけど、
あちらはイギリスでも最大規模だったんすよね。
こちら「BOLNEY」はもっと小規模。音が似てるけど
ブルゴーニュの「VOLNEY」ではありません。

まずはワインの販売所も兼ねているレストランへ。

中に入ってみるとめちゃくちゃ気持ちいい。
ほら、カントリーサイドってロンドンとは全然
違うけど魅力あるでしょ??

ここだと、どんな食事が食べられるのか気になるね。
ショップのスタッフが、そのまま案内してくれました。

基本的にワインの作り方は同じなので、実際にどんな環境で
作られてるのかなって、話を聞きながら、周囲のテロワールを
五感に記憶させることに力を注ぐ。

もちろん、こうした工場の中を見るのも面白い。
でも、こうしたワイン造りの工程には興味がなくても、
あとでこのワイナリーのワインを飲むときに、
この土地の景色とか、空気の質とか、肌触りとか、
風の音とか香りを思い出したりするもんなんですよ。
そんな記憶とともにグラスと向き合うことが出来ると、
更にワインが楽しくなるんです。

そうそう、あとどんな人達がどんな表情で働いてたのかっていうことを
見て感じられるのもいいですよね。その想いが付加価値となってワインに
被さってくるんです。


さっきのカフェに戻ってきていよいよワインを試飲。

地球温暖化の影響もあって、ブルゴーニュの気候に酷似してきたという
イギリス南部のワイナリー。もともと土壌の質が似ているということもあって
急速にワインのレベルがあがっているらしい。

とはいえ、ピノ・ノワールのアプローチは独特で、
ブルゴーニュ好きのボクからすると、ちと好みとは
違う感じでしたね。この辺は実際に飲んでみて感じる
ことなので、勿論この味が好きって人も多いと思います。
ワインなんて100%好みの世界なんで、ボクの感想なんて
あくまで参考程度に。

ただね、このロケーションで飲むワインというのは幸せですよ。

一番刺さったのは、こちらのブラン・ド・ブランのスパークリング。
シャルドネ100%で、シルキーな舌触りで、かつ余韻に少し蜂蜜っぽい
甘さが残るんです。わりとシャンパーニュっぽいエレガントさもあって、
こんなスパークリングがイギリスで呑めるんだと心から驚きました。
ハイ、もちろんこれは即買。今も家のワインセラーで眠っています。

いい感じに酔っ払ったところで、帰りの車の中は、
いつものごとくゼログラビティ。気づいたらロンドンの
町中に帰ってきていました。
さて、こんな感じでイギリスのカントリーサイドの魅力、
少しは伝えられたでしょうかね。初めての訪問で何泊も
カントリーサイドっていうのは中々決断難しいかも
しれないけど、こんな半日をアクセントにいれることで、
またロンドン、というかイギリスが違った見え方してきます。
崖マニアじゃない人には、コッツウォルズやウゥンザー城、
ストーンヘンジもあるしね。ツアーがあるのかわかんないけど、
ディズニー好きには”くまのプーさん”の村なんて選択肢も
あります(まりえとはココ寄るのは必須だろうし)。
わりと気軽に行ける価格帯なので、個人旅行でも
うまくこうしたツアー使うのはスマートな気がします。

今回は、このツアー企画の最終チェックみたいな役割も兼ねてたので
ロンドンから車で行ったけど、実際のツアーはロンドンから電車で
近くの駅まで行く流れらしい。確かにその方が時間は正確。
渋滞ハマるとその後の予定にも影響あるしね。

【PC】 http://bit.ly/1Djdw1u
【スマホ】http://bit.ly/1z0nslF
エアーの金額も今はかなり安いので夏ヴァケの行き先候補に
イギリスも加えちゃってみてはいかがでしょう?
↓ ↓

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セブンシスターズから車で30分くらいだったかな。
海だけじゃなく町のそばの丘も石灰質の陸があるようで
こっちも白壁がそそり立ってました。うは、キュンキュンする!!

こちらがルイスの町中。
思った以上に陽気でお洒落。
やっぱね、大人が主役でスタイル持って
楽しんでる町ってのは、そこにいるだけで
気持ちいいッスよ。日本の大人も子供にもっと
人生の楽しさ魅せつけてやりましょう('∀`)

ランチは、折角なのでこの町のクラフトビール
「ハーヴィーズ」が呑めるお店をセレクト。

どれにしようかなー...と迷ってたら、試飲させてくれました。
こうやって選べるのは嬉しいね。こういう融通が効きにくいのが
東京のお店の残念なところ。やっぱ、臨機応変に対応できるって
とても大事なことだと思うんですよね。

あいにく外のテラス席は空いてなくて、2Fのテーブル席で。
窓の外はこんな景色。なんか時間がゆっくり流れてるよ。

食事はいかにもといったクラシカルスタイルのパブ飯。
ボクは決してガストロノミー偏重主義ではないので、
こういうローカルフードと向き合える時間も心の底から
嬉しいんです。このね、なんつーか臭さの残ったソーセージ。
全然洗練されていないこの無骨さも、旅の中ではむしろ記憶に
残るんだよね。そして、こういうパブ飯は、なんだかんだ
クラフトビールに合うんです。

そして、イギリスと言えばこのビーンズ。
話を聞くと、朝食の時にはこれをトーストに乗せて
食べるらしいです。どうやら、それがやめられなくなるらしい。
そういうイギリス在住の人の話を聞けるのもメチャ楽しい。

ガイドブックにあるような景色をナマで見るというのも、
それはそれで感動体験なんだけど、旅の面白さって大人に
なればなるほど、そういうもんだけじゃなくなってくる。

もっとその土地の人たちが楽しんでること。
日常で幸せに感じることをトレースしたく
なってくるもんなんです。それは、日本でも同じ。
だから、仲のいい友人がいる京都も札幌も、
より深く楽しめるんで何度もリピってるんですよね。

ビールの余韻に浸っていたくもあったんだけど、
アンティークの店を見れないなんてのも我慢
ならなかったので、足早にお店に向かいます。

本来なら、こういう町で半日のんびり過ごすとか、
1日泊まってみたいもんなんだけどね。今回の旅は
様々なイギリスの魅力に触れるという目的なので
ポテンシャルを感じとるために常にアンテナ立てっぱなしで。

アンティークが集まる街というのは、あちこちに
あるらしいんだけど、ここはどうやらアンティークの本が
多い街のようです。

ボクが寄ったのは、カトラリーから装飾品、インテリアや人形まで
なんでも扱っているアンティークショップ。酔っ払いながらも限られた
15分という時間の中で、カトラリーセットと器とハンガーをGET。

ワイナリーが15:00頃の予約らしく、慌ただしく次の目的地へと向かいます。

去年もワイナリー「チャペルダウン」に寄ったけど、
あちらはイギリスでも最大規模だったんすよね。
こちら「BOLNEY」はもっと小規模。音が似てるけど
ブルゴーニュの「VOLNEY」ではありません。

まずはワインの販売所も兼ねているレストランへ。

中に入ってみるとめちゃくちゃ気持ちいい。
ほら、カントリーサイドってロンドンとは全然
違うけど魅力あるでしょ??

ここだと、どんな食事が食べられるのか気になるね。
ショップのスタッフが、そのまま案内してくれました。

基本的にワインの作り方は同じなので、実際にどんな環境で
作られてるのかなって、話を聞きながら、周囲のテロワールを
五感に記憶させることに力を注ぐ。

もちろん、こうした工場の中を見るのも面白い。
でも、こうしたワイン造りの工程には興味がなくても、
あとでこのワイナリーのワインを飲むときに、
この土地の景色とか、空気の質とか、肌触りとか、
風の音とか香りを思い出したりするもんなんですよ。
そんな記憶とともにグラスと向き合うことが出来ると、
更にワインが楽しくなるんです。

そうそう、あとどんな人達がどんな表情で働いてたのかっていうことを
見て感じられるのもいいですよね。その想いが付加価値となってワインに
被さってくるんです。


さっきのカフェに戻ってきていよいよワインを試飲。

地球温暖化の影響もあって、ブルゴーニュの気候に酷似してきたという
イギリス南部のワイナリー。もともと土壌の質が似ているということもあって
急速にワインのレベルがあがっているらしい。

とはいえ、ピノ・ノワールのアプローチは独特で、
ブルゴーニュ好きのボクからすると、ちと好みとは
違う感じでしたね。この辺は実際に飲んでみて感じる
ことなので、勿論この味が好きって人も多いと思います。
ワインなんて100%好みの世界なんで、ボクの感想なんて
あくまで参考程度に。

ただね、このロケーションで飲むワインというのは幸せですよ。

一番刺さったのは、こちらのブラン・ド・ブランのスパークリング。
シャルドネ100%で、シルキーな舌触りで、かつ余韻に少し蜂蜜っぽい
甘さが残るんです。わりとシャンパーニュっぽいエレガントさもあって、
こんなスパークリングがイギリスで呑めるんだと心から驚きました。
ハイ、もちろんこれは即買。今も家のワインセラーで眠っています。

いい感じに酔っ払ったところで、帰りの車の中は、
いつものごとくゼログラビティ。気づいたらロンドンの
町中に帰ってきていました。
さて、こんな感じでイギリスのカントリーサイドの魅力、
少しは伝えられたでしょうかね。初めての訪問で何泊も
カントリーサイドっていうのは中々決断難しいかも
しれないけど、こんな半日をアクセントにいれることで、
またロンドン、というかイギリスが違った見え方してきます。
崖マニアじゃない人には、コッツウォルズやウゥンザー城、
ストーンヘンジもあるしね。ツアーがあるのかわかんないけど、
ディズニー好きには”くまのプーさん”の村なんて選択肢も
あります(まりえとはココ寄るのは必須だろうし)。
わりと気軽に行ける価格帯なので、個人旅行でも
うまくこうしたツアー使うのはスマートな気がします。

今回は、このツアー企画の最終チェックみたいな役割も兼ねてたので
ロンドンから車で行ったけど、実際のツアーはロンドンから電車で
近くの駅まで行く流れらしい。確かにその方が時間は正確。
渋滞ハマるとその後の予定にも影響あるしね。

【PC】 http://bit.ly/1Djdw1u
【スマホ】http://bit.ly/1z0nslF
エアーの金額も今はかなり安いので夏ヴァケの行き先候補に
イギリスも加えちゃってみてはいかがでしょう?
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