2015年11月15日
LOVAT （恵比寿）深夜のワインと肉好きの貴方へ
恵比寿、渋谷橋から明治通りを少し渋谷方面に進んだあたり。
リキッドルームの横にOPENしたワインレストラン『LOVAT』。
恵比寿エリアにありそうでなかったのよね、この感じ。
質のいいワインをリーズナブルな価格で愉しみながら、
アラカルトで気分にあった料理をつまむスタイル。
お得感の高いワインが揃ってるので、自然とワインが主役には
なるんだけど、料理も単なる脇役にはおさまっていない。
主役クラスを張れる料理群が、敢えて控えめに下がっていて
「別にコースとか押し付けないから、今の気分で好きにしなよ」
って大人の余裕感が漂っているんです。
そんなメッセージがメニューから伝わってくるし、
お店のスタッフも、そんなスタンス。そのくせ料理が
期待以上に美味しくて、ボクもまりえも瞬時にお気に入りに。
カウンターも半個室もあって、シーンによって使い分けられる。
ご存知の通り、ビストロでもピッツェリアでも、トラットリアでも
ガストロノミーでも選びたい放題な恵比寿なんだけど、こういう
スタイルって、案外少ないのよ。安いワインと安い料理で、
それなりの満足感を醸成するお店とか、いいワインがリーズナブル
だけど、料理もコース仕立てで気楽さには欠けるとこはあるんだけどさ。
この2008年のドニ・モルテが14000円くらいで、
トップの写真のカイノミのステーキが3000円以下。
ワインの値付けがかなり戦略的なので、知ってる
人なら、まずワインから選んじゃうと思う。
7000円くらいでも「これ、頼みたいな」という
ワインが並んでたし。
食べてみればわかるけど、これだけ美味しい料理を出す力を
ありながら、お客さんに押し付けない空気感って、なんか
カッコイイし、お店に向かう時のハードルが低くなる。
結果、美味しくてたくさん食べちゃうかもしれないけど、
最初のハードルを下げているところは、なんか惹かれる。
冒頭にもチラっと書いたけどｍ恵比寿エリアって、意外に深夜に弱いのよ。
BARとか酒場系はやってるけど、ちゃんと美味しいものが深めの時間に
食べられるレストランって少ないのよね。
六本木、西麻布、麻布十番と違って、やけに健康的なんです この町は（笑）
料理はワインレストランと謳ってるだけあって、ワインに
合いそうなフレンチやイタリアンがメニューに並んでいる。
この日はとにかく肉気分で、ハンバーグとか牛ハツのグリルとか
ワインにより沿うメニューを頼んだんだけど、どれもソースの
ひと仕事がしっかりされていて、単に素材ドーンってお店より
ワインとのマリアージュをしっかり愉しむことが出来た。
そうそう、グラスのシャンパーニュがマグナムボトル
なのも、LOVATに心を奪われた理由のひとつ。
オレの筆力が弱めで、この”ありそうでなかった絶妙感”が
キチッと伝えきれてないのがもどかしい（笑）
LOVAT
渋谷区 東３丁目１６−６
こりゃ年内、何度も使いそうだな、オレ。
↓ ↓
***********************************
オープンしたのは10月の中頃。
まりえとは、当然 厨房が覗けるカウンター席に。
まずはシャンパーニュをグラスでいただきながら、
じっくりメニューを向き合う。
料理のメニューを最初は見てたんだけど、ワインリストが
あまりにいい感じで、こりゃ先にワインを選ぼうと。
ワインリスト以外にも気分と予算を告げれば、ソムリエくんが
いいレコメンドくれるんだけど、ドニ・モルテの2008年がこの
価格なら、飲みたくなるってもんでしょ。
ドニ・モルテなら、ちゃんと仕事した肉に合わせたいよねってことで、
前菜は香草のサラダだけ頼んで、ウォーミングアップしつつ、一気に
肉の3連投をかますことに。
牛ハツのグリル、肉質も火入れもドンピシャ好みだけど、
このさりげないソースがいい。リーズナブルさがウリの
ビストロとは、格の違いを魅せてくれます。
ハンバーグは、どシンプルな飾り気のないプレゼンテーション。
ただね、一旦ナイフを入れれば、エロスの権化に
メタモルフォーゼ。このゴロゴロっとした肉の
食感が、また気持ちいいのよ。
ドニ・モルテちゃんの魅力を存分に引き立ててくれる。
シルキーな舌触りと、ジュブレ・シャンベルタンらしい
エレガントな佇まい。単品でも当然旨いが、品のある
肉料理を従えると、俄然オーラを増しますな。
厨房から”自信”を感じたカイノミのステーキ。
素材のパワーと火入れの技術に悶。マスタードの
つぶつぶ感がスキッとリセットしてくれるのもいい。
もうちょっとだけ食べられそうなので、
前菜に戻ってリードボーを。クリーム系は
ワインに合わないかと思ったけど、しっかり
帳尻合っているのがいいね。
やおおあ、2人ならカウンターでしょ。
りんごのコンポートは丸っと出てきた。
キャラメルアイスは容赦なく大人にビター。
この遠慮ない感じがメンズにも好まれそう。
もちろん、デートにも女子会にもいいんだけど、
こういう店は気の置けないメンズらと、男呑み
してもいい感じ。
また違ったメニュー食べいこうっと。
今度は、どんなワインにしようかな。
↓ ↓
Tweet
オープンしたのは10月の中頃。
まりえとは、当然 厨房が覗けるカウンター席に。
まずはシャンパーニュをグラスでいただきながら、
じっくりメニューを向き合う。
料理のメニューを最初は見てたんだけど、ワインリストが
あまりにいい感じで、こりゃ先にワインを選ぼうと。
ワインリスト以外にも気分と予算を告げれば、ソムリエくんが
いいレコメンドくれるんだけど、ドニ・モルテの2008年がこの
価格なら、飲みたくなるってもんでしょ。
ドニ・モルテなら、ちゃんと仕事した肉に合わせたいよねってことで、
前菜は香草のサラダだけ頼んで、ウォーミングアップしつつ、一気に
肉の3連投をかますことに。
牛ハツのグリル、肉質も火入れもドンピシャ好みだけど、
このさりげないソースがいい。リーズナブルさがウリの
ビストロとは、格の違いを魅せてくれます。
ハンバーグは、どシンプルな飾り気のないプレゼンテーション。
ただね、一旦ナイフを入れれば、エロスの権化に
メタモルフォーゼ。このゴロゴロっとした肉の
食感が、また気持ちいいのよ。
ドニ・モルテちゃんの魅力を存分に引き立ててくれる。
シルキーな舌触りと、ジュブレ・シャンベルタンらしい
エレガントな佇まい。単品でも当然旨いが、品のある
肉料理を従えると、俄然オーラを増しますな。
厨房から”自信”を感じたカイノミのステーキ。
素材のパワーと火入れの技術に悶。マスタードの
つぶつぶ感がスキッとリセットしてくれるのもいい。
もうちょっとだけ食べられそうなので、
前菜に戻ってリードボーを。クリーム系は
ワインに合わないかと思ったけど、しっかり
帳尻合っているのがいいね。
やおおあ、2人ならカウンターでしょ。
りんごのコンポートは丸っと出てきた。
キャラメルアイスは容赦なく大人にビター。
この遠慮ない感じがメンズにも好まれそう。
もちろん、デートにも女子会にもいいんだけど、
こういう店は気の置けないメンズらと、男呑み
してもいい感じ。
また違ったメニュー食べいこうっと。
今度は、どんなワインにしようかな。
↓ ↓
LOVAT （ビストロ / 恵比寿駅、代官山駅）
夜総合点★★★★☆ 4.1
