2018年08月30日
Hotel Iturregi (スペイン)丘の上の邸宅ホテル『イトゥレヒ』に泊まりたい
海バスクの漁師町「ゲタリア」、そこは同時に有名なチャコリの産地でもあって、海を見下ろす丘の上には、ぶどう畑が広がっている。
バスクを代表する微発泡のがぶ飲みワイン”チャコリ”は、まさにこの景色と直結していて、今でも美味しいチャコリを飲むと『イトゥレヒ』の風やかおりが記憶の中で色づいていく。
そんなチャコリ畑の中に建つ邸宅ホテル『イトゥレヒ』。ゲタリアの町からは車で5分くらいで、鉄門の脇のブザーを鳴らし、ゆっくりと敷地の中を進んでいくと雰囲気のある建物が現れる。
一見、古くて地味そうなホテルに見えるけど、室内はモダンなエッセンスも取り入れられていて、
水回りなどは快適そのもの。

部屋のバルコニーからはビスケー湾の眺めも楽しめるし、ビックリするくらい静かで自然の音しか聞こえない。
松尾芭蕉が”閑さや岩にしみ入る蝉の声”と詠んだ山寺ですら、踏切音やトラックのエンジン音が聞こえてきたくらいだけど、ここではたまに聞こえてくるのが鳥の鳴き声くらい。そんなシチュエーションがやけに新鮮でした。
わずか8組のゲストのためのホテルゆえ、実に時間がゆっくりと流れている。特にお気に入りは1Fにあるガラス張りのテラスのソファ。ここでチャコリ飲みながらまどろむ午後っていうのは、ナニモノにも代えがたい贅沢な時間。
ゲストが思い思いの時間を過ごす場所なので、サービスは丁寧だけど穏やかな距離感が保たれている。これがやけに心地よく、心から弛緩できた。レストランは「周囲に美味しいところがたくさんあるから」ということでついてないけど、朝ごはんは食べることが出来る。
これがね、是非ランチもやってよーってくらい、美味しい朝食なのよ。さすが美食で名高いバスク、2泊したので部屋と食堂、両方でいただきました。

インテリアはこんな家に住んでみたいなぁと思わせるものばかり。

オーセンティックなだけじゃなく、ビビットなカラーが挿し込まれることでモダンな空気が醸成されている。
夜のテラスも気持ちよくてねぇ、食後のほろよい気分でここは最高。
庭から眺めたら、テラスはこんな感じ。
Hotel Iturregi
(ホテル イトゥレヒ)
20808 Askizu, Gipuzkoa
バスクはホテルも素敵なのよ。
↓ ↓**************************
ここからイトゥレヒの休日がはじまります。

大人が大人らしくいるための空間。
入口からも海が見える。
こりゃ、ドライブも愉しいって。

荷物も運び出して、と。
心が浄化されていく。
なんだろう、時は刻んでいるだろうに古臭くない。
こういう家なら欲しいなぁ。
さて、お部屋に入りましょう。
うわ、センスいい。こゆうの好き。
用意されているお水もお洒落。
狭くても、あるのとないのでは大違いのバルコニー。
敷地は隅々まで手入れが行き届いている。
アメニティはモルトンブラウン。英国のロイヤル・ワラント。
モルトンブラウンが似合うバスルーム。こういうバルスーム造りたいなぁ。
バスルームからの景色も好きだよ。
額縁のようなビスケー湾の景色。
さて、お茶でもいただきましょうかね。
紅茶の種類も選べます。
ちょいと庭まで出てみましょうか。
屋敷の裏にはこれまた洒落たプールが。
住みたい。
散歩の後は空の下でさっそく一杯。
チャコリに飽きたらシードルも。

シルクのように柔らかな夕暮れ。南国の萌えるようなサンセットも好きだけど、日本人には刺さるニュアンス。
ディナー後は、夜のイトゥレヒも愉しまないと。
無防備だけど全く不安を感じない丘の上。
9月末だと夜はジャケないと寒いくらい。
こういうテラス、理想。
夜食メニュー。
最初の朝ごはんはバルコニーにて

とにかく質がいい。

卵料理もちゃんと温かい。
2泊目の朝は食堂で。
内容は変わらないけど、せっかくなら両方楽しんでおこうと。
ちょいと散歩に出掛けてきます。

海バスクの豊かさよ。
ん、これってロバ??
あちこちにチャコリワイナリー。
全然調べてないので、見学とか試飲できるばしょがあるのかどうかは不明。
チャコリの聖地ゲタリア、飲むたびにこの景色が浮かんでくるという贅
がぶ飲みチャコリもうまいけど、ガストロノミーだとエレガントなチャコリが出てくるのよ。

日本だと中々飲めないねぇ、そーいうの。