2018年11月19日
マノワ（広尾）蝦夷雷鳥と白トリュフ
白トリュフをまとった蝦夷雷鳥のジビエが、広尾『マノワ』のインスタかfacebookにあがっていたので、まりえが好きそうだと思って即予約。
たまたま予約できた日がマノワの7周年とは驚き。偶然とはいえ、そんな大事な日に訪問できたことに、なんだか縁を感じちゃいました。
前菜から、ピノ・ノワールを使った鮑を組み込んでいたので、ボトルは早めからアルマン・ルソーのジュブレ・シャンベルタン（2013年）。空けた直後からポテンシャルを発揮するワインで、その後もずっと高止まり。
ちなみに鮑は和歌山産の天然ものでボリュームも、味の深みもケタ違い。
もう厚すぎてデカすぎてなんだか距離感狂います。
ピノ・ノワールのソースだから、アルマン・ルソーが合わないわけがない。
蝦夷雷鳥は時期的に癖が抑えられてて、ジビエらしい風味を味わいながらも食べやすく。苦味のような個性が、
ワインをもっと愉しみたくて、めずらしく食後にチーズもオーダー。
和栗のモンブランは、まるっと栗がひとつ入っている贅沢仕様。
まりえは、マノワへのお祝いの意味も込めてドレッシーな着物とパテック＆ティファニーの時計で。
素材がなんなのかクイズのようなモダンフレンチと異なり、主役の食材にしっかりフォーカスがあてられていて、その魅力を引き出すための周囲の仕事が徹底されているマノワの料理。オーセンティックではあるけれど、火入れやソースのバランスが決してTOO
MUCHになることはない。
そしてレストランであると同時に、当家のワインセラーでもある「マノワ」。帰りに家飲み用ワイン3本買って帰りました。
改めて、7周年おめでとうございます。フレンチレストラン業界の常識、次々と破っていってください。
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マノワのオリジナルシャンパーニュ、コクもしっかりあって好み。パッキパキのモエとかヴーヴよりもはるかにエレガント。
こんなにもなみなみ注いでいただいていいんですか？ いいーんです！！
さ、料理をはじめましょうか。
アミューズは、秋の装いで。
フヌイユのコンソメが噴火湾のブリの上に。
赤カブのムースはエアリーで、梨のキューブとハイコントラスト
あん肝の塩ビスケット、これはシャンパーニュがすすみます。
ヌギマスは、ネロっとした旨味とテクスチャのエロスが印象的。
マッシュルームはフレッシュと乾燥両方を使っていて、クヌギマスを挟み込む。爆心地に隠されたきのこアイスがキレを。ポルチーニなども援護射撃。
まりえの選んださんまのマリネ、肝のソースとすだちのアイスとともに。
シャンパーニュから、白は飛ばして赤ワイン。
山口のキハダは、ポルチーニソース。魚の火入れはレアすぎず、ほどよい食感も残っている。
記念日ということで、お気に入りのAsprayで。
和歌山の天然アワビ で、でかい！蝦夷アワビとは役者が違う。ピノノワールとあん肝のソースにトリュフ、王道は王道をすすめばいい。これは、いうまでもなくワインがマリアージュ
蝦夷雷鳥、苦味なにこれ？！めっちゃいい。旨味の多重奏
頭はチュルチュルと。
チーズはオーブンで焼いてもらって。
トロロロローーンと。
和栗のモンブラン、アルコールの効かせ具合もエロいね、好き。
柿のデザートは、まりえのセレクト。
プティフールも秋真っ盛り。
満腹なのに止められないｗ
この日のお持ち帰りワインたち。
中村さん、シェフ、ごちそうさまでした！
来年もまたお世話になります。
