2018年11月30日
Al-Fassia Restaurant (モロッコ)マラケシュの新市街でクスクスディナー
マラケシュの新市街はギリーズと呼ばれていて、ここには富裕層や外国人を顧客に持つ『Al-Fassia Restaurant』というクスクスが有名なレストランがあるんです。
アルコールも呑めるうえに、マラケシュでは珍しい女性だけのスタッフのお店。
ここのクスクスは、女性スタッフの手作りというのもウリで、たいていのガイドブックには掲載されているというブランディングの成功例。
予約が出来たのが確か20:00頃だったと思うんだけど、ギリーズとはいえ夜は人通りなんて殆ど無いのよ。ところがお店の扉開けたらやけに賑やかで、外からは想像つかない熱気で驚きました。女店主はさすがの貫禄。
前菜(タパス)の盛り合わせと、クスクスと人気メニューの羊の煮込みをオーダーしてビールを飲んだら6,000円弱。
日本の感覚からいったら別にフツーだけど、マラケシュの物価からしたら間違いなく高級店。
料理は美味しかったけど、スゲー感動というよりは基準値づくりという意味あいが大きかったですね。高級人気店の味をベースに、他のレストランの味を探ろうという訪問でした。
というのも、モロッコ初日の夜の訪問で、クスクスの食べ方あんましわかってなくて。添えられてたスープをかけずに具材とクスクスを食べてたのよ。スープをかけたら一気に味が開くので(後日、他の人の食べ方見てて判明)、このお店のポテンシャル、多分オレたち引き出せてないんです(笑)
ちなみに羊の煮込み(TOP写真)はさすがに美味。
帰りはタクシーを呼んでもらって帰ったけど、メディナ(旧市街)は人通りなく、女性だけだと少しコワイかも。特に治安のヤバさ感じたわけではないけど、ひと気のない路地を早足で帰りました。昼と夜で道の印象も全然変わるので、スマホなかったら絶対無理だわ。
Al-Fassia Restaurant
55 Boulevard Mohamed Zerktouni, Marrakech 40000 モロッコ
+212 5244-34060
https://www.alfassia.com/our-restaurant/
先日オープンした二重橋スクエア行ったけど、大人の商業施設って良いね。
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レストランはWebからでも予約できるけど、ボクラはモロッコに着いた日に電話予約。マラケシュのリヤド(宿)周りの状況が全然わからなかったからね。
周囲のレストランの状況もつかみきれなかったので、まずは確実に酒が飲める有名店に行ってみようと。

そんな流れになったので、ホテルのスタッフに予約お願いしようとしたら、フランス語しか話せないメイドさんしかいない時間帯で、全く意志が通じず(笑)
向こうもなんとかしようとしてくれて電話機をもってきてはくれたんだけど、逆に古くて使い方わからず、自分のスマホでかけるよりも3倍くらい苦労しました。
今となっては、そういうのが旅の思い出なんだけど、お釣りごまかしとかガイド詐欺で疲れてたので、初日は「マラケシュ疲れるからキライ」モードに。
んでもって、当然UBERなんてないのでタクシーも交渉が基本。メーター動かしてるタクシーもあるけど、客待ちしてる車は殆どが交渉制。旧市街(メディナ)から新市街(ギリーズ)行くときも、タクシー運転手との交渉はそれなりにタフで、初日はほんと疲れましたわ。
逆に言うと、初日に思いっきり負荷をかけておけば翌日からが楽になるというのは旅の原則。なので5日間のマラケシュ滞在をしっかり愉しむためにも、初日のうちに色々慣らそうと頑張るわけです。
ちなみに初日はヘトヘト、2日目でだいぶ慣れて、3日目からはエキゾチックさが輝きを増し、4日目、5日目でどんどんマラケシュが好きになっていきました。
フナ広場近辺のレストラン客引きとか、しょうもないお土産物屋とか、結局最後までキライなものはキライでした(こっちが目立つし手近なんだけど)。一方、メディナの奥で見つけたバブーシュ店や、ギリーズのセンスいいセレクトショップとか、YSLミュージアムとか、掘り出してみつけた自分にマッチしたものは、めっちゃ愛おしくなるのよ。
そんなマラケシュ初日のディナーでした。
明日から12月なんてね、2018年は矢の如し。