2018年12月08日
割烹たいら(京都)いつもの仏光寺
こないだの大阪・京都のショートトリップ、〆は京都仏光寺の『割烹たいら』さん。ちょうど1ヶ月くらい前の訪問ゆえ、紅葉はまだまだでした。今年の京都は、ちょっと紅葉のペースが遅いみたいだし。
『割烹 たいら』は、京都に通いだした頃から訪れているのでほんと落ち着くんすよ。新幹線の時間があったので、気持ちペース早めに料理出してもらったりとか、そういうさりげないチューニングも助かります。
ブログにアップしてない方が遥かに多いので、通算したらかなりの回数訪れてるはず。新規開拓もいいけどバランスだよね、食通っぽく見える人でも起点となるお店がある人の方がスマートに見えるし。

この時はラストの松茸と鱧に間に合いました。しかも松茸は丹後と丹波が混在というなんとも贅沢な。

器もいいなぁと眺めてたら「千花」さんからのいただきもののようで。火事で桐箱は真っ黒だったらしいんだけど、ご覧の通り中はノーダメージ。昔の人の知恵ってスゲーっすね。
本モロコ、しかも卵入り!!! 苦味と余韻がたまらないので、日本酒が進まないわけがない。
セコ蟹は味噌と卵のダブルアタック。この日もそうだし、前日もかなり温かい陽気だったので、もうそんな時期になったかと驚いてましたわ。
蟹のお出汁の効いたにゅうめんは、優しく深い。
むかごご飯で秋を堪能。
これで、心置きなく平成最後の秋の京都を締めくくれそうです。
割烹たいら
075-341-1608
京都府京都市下京区仏光寺通柳馬場西入ル東前町401
とはいえ、まだまだ平成最後の京都にはしませんぜ。
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ちょっとビールをいただいて息を整えてからの生姜と生麩、この乳化具合がたまらない。
早々に日本酒に。

奈良の赤麩と帆立を胡麻ソースで。ほどよい甘さがほっこりさせてくれる。
おや、まだ鱧が。骨切の音は日本の誇る聴覚の前戯。
いい佇まいのお椀ですね、と。
蓋を取ると松茸のかほりがカウンターに立ち昇る、こんな量使ってるからね。しかも丹後と丹波モノ。そのうえ松茸の下には鱧がいらっしゃって…、ボクラはもうほくそ笑むしか選択肢はないわけですよ。
平成最後の松茸で最高体験。
アオリイカは甘いのよ、ほのかに。ゲソもいい味出してるわ。
お酒のペースが進みます。

続いてのカマスは、いとジューシー。少し炙りも入れてるから尚更に。
次々と襲いかかってくる秋の味覚たち。こんな攻めなら毎日でも応えたい。

魚卵のダブルアタック、痛風の心配なんぞしてる場合じゃありませんわ。
いくらの鶏卵のようなねっとり感に弄ばれて本望。
ホンモロコが三匹も、しかも全員子持ちという贅技。

鱈の白子、かけてあるのはとろろ昆布。旨味の連鎖反応
ここにきて、なぜか二種類の日本酒の同時展開。
カニのにゅう麺からのむかごご飯、お出汁に癒やされる。

ここまでの体験は出来なくていいけど、こういう体験を日本に訪れた外国のゲストに堪能してほしい。ハラル対応のハイエンドの和食や和牛の鉄板焼きって、間違いなくニーズあるし、想像以上の経済効果生みますからね。興味ある方、是非お声がけくださいな。解決の道のひとつをご提案しますので。
東京の休日もいいですな。