2019年03月14日
Violet Oon(Singapore)高級住宅エリアの洗練されたプラナカン料理
ひとりあたりGDPは、とっくに日本など抜いてしまったシンガポール。
いくつか高級住宅地というのはあるんだけど、中でも「Bukit Timah(ブキテマ)」は数億円以上の豪邸が並ぶエリアで、一軒家に住むのが困難なシンガポールの中でも、ちょっと異色なエリアなんです。
オーチャードからでもタクシーで10分くらいは走るかな。そんなエリアに店を構える『Violet Oon』は、エレガントなプラナカン料理を愉しめるファインダイニング。
プラナカン料理というと、日本に住んでるボクあたりでは”ラクサ”あたりが浮かぶんだけど、そもそもがマレー半島にやってきた中国人が、マレー料理やタイ、インド、ヨーロッパの調味料やハーブを組みあせて作り出されたもので、パステルカラーの陶器など本来は、とても華やかなものらしいんです。
そういったプラナカンの底力を魅せてくれるのが、ここ『Violet Oon』。いくつか支店があって、どこもセンスはいいんだけど、特に「Bukit Timah(ブキテマ)」店は、インテリアも美しく、スタッフも雰囲気あり、料理が美味しかったのよ。
きんぴらごぼうみたいな味付けのものを海老と合わせたりとか、日本人には懐かしい味わいも。
TOPの写真の魚料理はふわとろのレア感がきまったタラで、ラクサっぽいソースとあいまって、シンガポールならではの味わいに仕上がっていた。こういうの食べたいのよ、シンガポールでは!!
こちらの牛肉もナイフがいらないくらいの煮込まれ方で、フォークを入れただけでも繊維がほぐれていく。味付けも強すぎず、ぼやけすぎず、それでいてプラナカンらしさがしっかり感じられて、これまたヒット。

富裕層の飲食に対するお金の使い方が、日本とは桁違いのシンガポール。
でも、ここはビジネスではなく、ファミリーや大事な人とプライベートで使ってるような雰囲気でした。
Violet Oon Singapore
881 Bukit Timah Road
Singapore 279893
Email: eat@violetoon.com
+65 9834 9935
https://violetoon.com/violet-oon-singapore-at-bukit-timah/
2019年もあっという間に3月半ばですか。
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ブキテマの『Violet Oon』は、道路沿いにあって真横はこんな日常感あふれる食堂。
なんだか陽気ですな(笑)、ギスギスしてない。
そんなお店の真横に、こんなシックなファサードが。
店内は現代風にアレンジされたプラナカンのインテリア。プラナカンのタイルって、こんなにもキレイなのね。

お皿に刻印されたお店のシンボルも美しい。
メニューもシンプルでバランスのいいデザイン。お値段も案外リーズナブル。
バスクからの帰りだったので、久々に食べたアジアの味付けがやけに懐かしく。
この肉の煮込みは、是非日本でも再現して欲しい。スープの適度なハーブ&スパイス感が絶妙。
バスクで、さんざん美味しい魚を食べてきた直後だったけど、負けないくらいの美味しさのインパクト。

デザートの色鮮やかなこと。味はビジュアルほどキツくない。

サービスのムッシュの雰囲気も、かなり素敵でね。
さすがは、シンガポールきっての高級エリアで支持されているレストラン。