2019年05月09日
T's STEAKE HOUSE（恵比寿）ハラミのステーキってスタイルいいね
以前訪れて、ワインペアリングが印象的だった恵比寿のステーキハウス『T's STEAKE HOUSE』。
2月末にブロイラーオーブンのチューニングも終わったということで、グランドオープンしてたんだけど、いやいや、わかりやすく進化してましたわ。
前も書いたかもしれないけど、ここって焼肉トラジの新展開。日本の肉のプロが挑むNYステーキってことなんですが、ウルフギャングやエンパイアステーキハウスといった名店がひしめく中、日本ならではの価値ってなんなんだろうって思ってたんです。
したらね、うまく日本らしさというか焼肉母体ならではの特長を創ってきてて、これが思いのほかハマるんです。
たとえばね、ステーキでハラミ使ってくるんですよ。ポーターハウスといわれるヒレとサーロインが王道の中、ある意味 日本の焼肉界が価値を創ったといってもいいハラミでステーキって、なんか”らしい”じゃないっすか。
そして、このハラミがブロイラーオーブンで焼いても、実に旨い。サーロインやヒレの熟成香は、正直NY組と比べて弱いなと感じたんだけど、このハラミの存在で一気に日本の焼肉店がNYステーキをやる理由が腹落ちしました。和牛もA3使ってて、これまたいい感じの仕上がりに。脂も適量で、ペロッと完食です。
実際、NYでも最近ハラミのステーキが人気急上昇で、本場のトレンドをいち早く取り入れたカタチになってるようで。
あとね、いいね！としみじみ感じたのがソース。よくあるケチャップの出来損ないみたいなステーキハウスのソースあるじゃない。オレ、あれに全然価値を感じられていないのよ。折角の熟成肉の魅力を毀損してるだけにしか思えてなくて..。
それにポーターハウスって、どう考えても日本人のデートシーンには大きすぎるじゃない？ いくら美味しくても途中で味変が欲しくなるもの。ここは3種類ソースがあって、定番のトマトソースもどこが違うのかわかんないけど、結構イケる。
ほかにもクリーミーなペッパーコーンソースはアクセントにいいし、トラジ焼肉のタレを隠し味に使ったオリジナルの赤ワインソースは、正直...かなりイイ。
ブロイラーオーブンで仕上げたプライムビーフに、焼肉のタレを忍ばせるなんて邪道じゃないの？と訝しんだオレを反省させるマリアージュっぷり。確かハラミとか和牛あたりにスゲーあってたと思う。
ワインも肉の部位でちゃんと合わせてくれるあたり、”らしい”きめ細やかさを感じます。パンチの強すぎないピノあたりは、ヒレ系にはバッチシ合うからね。
そうそう、前菜のシーフードプラッターもいい素材使ってるのが伝わってくるし
ビスクのスープも濃厚さと切れ味が同居してるので流れを切りません。
T's STEAK HOUSE
03-5725-3629
東京都渋谷区恵比寿南2-2-4 山燃2ビル 3F
http://www.ts-steak.com/
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場所はトラジ本店の3F、本丸御殿の上にあることからも力の入り具合がわかります。
前菜のシーフードプラッター、これも容赦なくボリューミー。そして、気持ちいいほどフレッシュ感。
場所はトラジ本店の3F、本丸御殿の上にあることからも力の入り具合がわかります。
前菜のシーフードプラッター、これも容赦なくボリューミー。そして、気持ちいいほどフレッシュ感。
オマールのビスクスープも濃厚すぎず、エレガントな仕上がり。いい感じで腹が減ってくる。
ここでオーダーしたのは、ポーターハウスならぬ４種類の肉盛り「カルテット」。サーロイン、ハラミ、和牛にラム肉と４種類の饗宴です。
ラム肉いいから、ヒレ肉欲しい！と思ったけど、何より高くなる。それに部位は違うといえど、牛で単調になった流れをガラッと変えてくれるアクセントになるので、むしろそれぞれの部位が際立つのよ。
それに、ステーキハウス行っても、敢えてラム肉ってオーダーしないから、ブロイラーオーブンで焼かれる羊の魅力というのも堪能できて、結果オーライ。
ワインのペアリングは、アメリカ縛りということだったけど、シーフードにもスープにもいい感じでマリアージュ。肉もサーロイン系とハラミで分けて合わせてくれたので、しっかりと肉の余韻を楽しめました。
恵比寿には、ステーキ屋はあっても、NYスタイルのステーキハウスは無かったので、気軽に行けるようになったのは嬉しい。インテリアもリュクス感出してて、デートでも使い勝手いい。この日は仕事で使ったんだけど、相手にめっちゃ喜ばれた。
ハラミでNYスタイルステーキ、一度体験しておくこといいよ、マジで。
