2019年11月12日
鮨 なんば(日比谷)さんまと北寄貝の屹然
日比谷の『鮨 なんば』へ。
前回の訪問時に、かなり衝撃を受けたので鮨ラバーのR字を誘って2人で男鮨。この鮑の握りは、2回めだけどやはりディープインパクト。
鮨に関しては、全体を通して一番感動をもらえるお店。お酒のペアリングがバージョンアップしたら、もっとヤバくなりそうだけど、今のまま鮨に集中できるのもそれはそれで正解かもしれない。
網走のキンキは、強めの出汁だけど決して出しゃばらず甘みが旨い
前回同様、あん肝はイノセント
まぐろは塩釜、やま幸さん。
握りの冒頭で、白烏賊の沈み具合に感動。続く皮剥は、内側に肝を忍ばせた仕事で、テクスチャに酔う

イワシ、サバ、コハダなど光り物が多く嬉しい内容。
この日は、さんまと北寄貝に度肝を抜かれた。サイズ感も驚きだったけど、みずみずしさや、テクスチャのエロスに、男2人でしばし言葉を失う。
春子鯛の沈み方は、烏賊と微妙に異なるもエアリーで気持ちいい
この鰹も、食感と味わいをR字と時間差で共有。言葉の要らないバイブス。
鮨 なんば 日比谷
03-6273-3334
東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 3F
鮨だけじゃなく、イタリアンとかフレンチも、もっと男飯したいんだけどね。
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初夏に続く、2回目の訪問。

水と酒だけ煮ている。タコの味がしっかりと輪郭。
なんばさんのお鮨は、握りの方がドキッとするけど、つまみも相当心を掴まれる
身がデカく甘いぼたんえび。味噌と殻のソースを上にまとって。
こういう出汁を家でも食べてみたい(笑)、止まらんわ、デブるわ。
雑味を感じないきれいなあん肝。清酒が必要になる瞬間。
ホッキとホタテ。柿のすり下ろしのソースにきゅうりでリセット
北海道出身のR字をしても、見たこと無いくらいデカい北寄貝
あん肝レバーペースト。以前より温度上げたかな、より香ばしい印象に
さんまって相当好きなんだけど、この火入れは生涯最高クラス。こんなさんまに逢えてよかった。

焼き穴子、ゼラチン質うまし。山椒の利かせ方もいいわー
まぐろのプレゼンを終えて、いよいよ握りへと移ります。

白烏賊。烏賊は欠かせない名脇役のひとつ。極端な話、クエがなくても行きてはいけるが、烏賊のない人生は相当味気ない。そんな日常の美を、アート領域まで引き上げた仕事。
皮剥のない人生も想像したくない、肝もいいが、身がとても良い。温度の差に驚く
クエ。たとえに出したけど、貴方がいない人生も寂しいので、しっかり生きててね。12日くらい寝かせてて、かなり個性的に。
鰯、来た!ヒカリモノ。イワシらしい癖と塩加減の強さ、堪らんわ。
車海老は安定感
さっきも書いたけど、これより旨い握りは他にもあったけど、衝撃度ではこの日一番。
カスゴの身の溶け方とシャリの余韻がちょうどよく終わった。
鯖から連投でヒカリモノ。嬉しい。

鰹は、こんなテクスチャになるのねと新鮮な気分に。

赤身、2分醤油にくぐらせてほんと旨い。テクスチャの色気。水分あるけど、しっかり味が強いね
トロは、シャリと融合。脂が嫌味じゃなく程よく溶ける

コハダで一息
薄く5枚に切った鮑、鮑のツメで。この感動は食べてみないと共感できないね。鮑ってこんな風にも化けられるのね。
まだ終わりたくない。

煮穴子のふわトロ具合、微妙なとこなんだけど違うとこはあきらかに違うとわかるのよね。
体が清められた気分なので、このままなににも汚されずに眠りにつきたい、そんな夜。