2020年03月02日
おにく 花柳(人形町)日本料理が軸となった和牛会席
今でこそ、だいぶ東京でも増えてきた肉割烹。
それを10数年以上前からやり続けていたってだけでリスペクトです、人形町の和牛会席『おにく 花柳』
ブランド牛にこだわることなく、大将の目利きで仕入れた肉を、確かな日本料理の技術でコース展開している。
ゆえに焼肉屋から発展した肉割烹よりも、もっと日本料理に寄っていて、ボクは相当好み。
クライマックスのシャトーブリアンを、照り焼きにするとか男気あふれてるし
和牛テールとすっぽんの土瓶蒸しや、ウニと和牛の巻き鮨も肉会席ならではのアプローチに昂ぶる。

大好物の牛シチューが、前半で出てくるというのもテンションあがりますな
みんな大好き、ヒレのカツレツ。脂の美味しさも含めて総合力がいい。テクスチャの気持ちよさがPriceless
大将の前のカウンターはわずか3席のプラチナシート。でも、取れるのならば、このカウンターで『花柳』を味わって欲しい。
肉仕事のライブ感もさることながら、大将との会話がこの店の付加価値をあげているのよ。
おにく 花柳
03-3249-7776
東京都中央区日本橋小舟町11-11 Kビル 1F
自分が新型コロナウィルスにかかることに対し生命の恐怖は全く感じないけど、レピュテーションリスクや周囲にかける迷惑の大きさが他の病気とは桁違い。
もはやウィルスとの闘いではなく、情報戦で疲弊しないメンタルが必要な状況です。
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なんというか人形町らしい控えめな感じ。
1月の、まだ新型コロナがそこまで生活を制限していなかった頃の話
カウンター席からの目線
先附は根芹の吉野煮 生姜を効かせて
御造りといいながら、和牛と生雲丹 山葵の巻き鮨なんかを出してきます
ここでメインのシャトーブリアンのプレゼンテーション。最後の出番がくるまで、じっくり時間をかけて火入れです。
この白い器は蒸し物かなと思いきや
温物の和牛すね肉のシチュー、お肉もゴロゴロ出し、ソースが上品。
揚物は、和牛シャトーブリアンのレアカツ
山椒塩、ポン酢、百合根梅肉和え
まずは、そのままいただきつつ、時に山椒塩。
後半でポン酢に。


つづいて椀物
胡麻豆腐、蓮根饅頭、白味噌仕立て
和辛子と削り鰹節
焼肉からの肉割烹では、踏み込まない境地

強肴 和牛ローストビーフ
金時人参、たらの芽、京菜花、西洋わさび
色んな味の組み合わせを様々な角度から楽しめる一皿
鍋物は、和牛テールとすっぽんの小鍋仕立て
改めてすっぽんのお出汁の強さに驚かされる
そして焼物
和牛シャトーブリアン 炭火照り焼き
この味のしみ方がいい
木の芽、温度卵、鹿児島県産の早掘り筍とともに
そのお肉を新潟県産こしひかり「雪椿」と共にいただいちゃいます。
言ってみれば、ハイエンドの照り焼き牛丼が即席で作れちゃうってこと
いったん、いちごでさっぱりしてから
水菓子の抹茶ぷりん、黒蜜、わらび餅で和の〆
レストランはキャンセル続き、少しは自分の動きで貢献できれば
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