2021年08月30日

瓢亭(京都)日本人のDNA

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京都の『瓢亭』、創業時から残っている藁葺き屋根の茶室「くずや」で夕食を

窓の外に広がるお庭は、決して派手ではないんだけど、心を揺さぶる力がある

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年に何度か、泣きたくなるくらい沁みる宴がある

この日がまさにそんな夕餉
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季節や文化をいただく贅沢もさることながら、さりげなくゲストのニーズに寄り添うもてなし力が、老舗料亭の凄み
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昔から通っている真葛焼のしん君やシンガポールから一時帰国中の弟と共に、ニュージーランドのワイン「ワイマラマ」や丹後「竹野酒造」のプレミアムキュベで料理を愉しむ

手元の料理は実に瓢亭でいながら、
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視線をあげたら、また更に瓢亭らしい世界観
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豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿とは、全く違うベクトルだけど、どちらが美しいかと聞かれたは、オレは迷わず京都のお庭を選ぶ
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料理は鮑から。ジュレや滝川豆腐と合わせて涼やかな幕開け

なんすか、この美しいお膳は
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ぐじのそうめんは、なんとも贅沢。かつて、クーラーがない時代は、汗をかきながら食べなきゃいけなかったんだろうけど、今は涼やかな部屋の中で温かいものを心地よくいただくことができる。ほんと恵まれた時代に生まれたもんですわ
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普段は、ナチュールでペアリングが多いけど、ここでは料理ごとにお酒を変えるのは慌ただしいよねと、結論

料理や空間が五感を震わすので、お酒はむしろフラットな場所に戻るためのツール

そして、料理や空間以上に心を満たすのは、同席した友人らと紡ぎ出した時間

素晴らしい食をいただいた時に、こういう食後感を持てるってホントに貴重だから
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そんな料理に合わせたお酒ですが、明石の鯛、穴子、鮎、和牛といった王道の懐石料理が、意外にもメルロー主体のMinagiwaと合うのよ

大口径のリーデルグラスを使うと、かなり柔からな印象になり、料理と喧嘩せずにむしろ馴染む

ワインの特長を凝縮する真葛焼の「三昧椀」とリーデルのグラスを使い分けながら、それぞれの料理に合うお酒の飲み方も探ってみたり
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夏の夜の早い時間から食事をはじめると、終盤でやっと窓の外が夜になる。なんか時間までをも味方につけた気分
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多くの人にとって、いつしかフレンチやイタリアンよりも距離ができてしまった日本料理
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でも、なんだろう。このDNAにしみる心地よさは。他では得られないものなのよね

7月末のお酒が飲めるタイミングに訪問できて、ほんと良かった
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鮨バブルの様相を呈している日本だけど、一番好きな料理はこうした懐石料理

空間の美しさ、器の多様さ、料理の技術などなど、非常に高いレベルですべてが構成されていて、単なる食を超えた文化をいただいているという愉しさは、世界3大料理にすらない領域
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オリンピック、パラリンピックで、世界中の人にこうした日本の魅力を体験して欲しかったなあ
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瓢亭
075-771-4116
京都府京都市左京区南禅寺草川町35
http://hyotei.co.jp/



ほんとうなら、今晩はパラリンピックの水泳を見に行ってたはずなんだけどな。あー、悔しい
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真葛焼さんで、待ち合わせという洒落た流れ
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大人になって京都の魅力に気づいたのが15年くらい前
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なんとも、夏らしいおもてなし
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まだまだ見えてないものだらけだから、もっと知識も蓄えないと

とはいえ、京都の魅力に気づけた、あの頃のオレに「こんな風に京都で遊べるようになったよと」そっと感謝を伝えたい



普段は正座しないけど、この空間は自然と背筋を伸ばしたくなる
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掛け軸から、ちゃんとメッセージを読み取れる教養が欲しい
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お膳がでてから、足をくずす。ふぅ、でも愉しい
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鮑は、鮑のジュレを従えて

寒天で流した滝川豆腐、針生姜、はす芋とともに
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お椀も雰囲気あるなぁ
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うわ、ぐじのそうめん

夏でも温かいのが嬉しくなる。お出汁、深いなぁ。体が悦ぶとはこういうことか。細胞レベルまで歓んでいる。これは料理の素晴らしさもさることながら、この空間が五感の潜在力を勝手に開放してるからだと思うわけよ
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明石の鯛

削ぎ落とした魅力とは、こういうことなんすね
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歯ごたえ、味わい、余韻。その気持ちよさをただただ受け容れる
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穴子、たまご。懐石の流れの中にあるのも勿論いいんだけど、単品で深夜にこれをつまみながら、ちびちびと冷酒を飲んでいたい
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このたまご好きなのよね、実に
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鮎がきた、まだ外は明るい
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蓼酢と鮎の苦味が口に中で出逢い、徐々にほぐれていく儚さ

この夜も永遠に続くわけではないし、この夏もずっと続くわけではない

それが分かってるから、愉しいほどさみしい
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こちらは茄子と合わせて、下にはずんだが敷かれている。生姜のアクセントがいいね
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ワインに合わせる会だということで和牛を用意してくれたと思うんだけど、思った以上にワインがフラットだったので、もっと薄い味付けのものを食べてみたかった。

ただ、友人は、山葵をしっかり乗せて、三枚椀でSSSを飲んだら、素晴らしいマリアージュだったとのこと

そっかぁ、ここではその組み合わせが正解だったのか!!
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真葛焼の三昧椀は、ワインの特長をわかりやすく浮かび上がらせるのに向いてるので、後で聞いて納得でした。その場で教えてよ〜(笑)
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炊き込みご飯でも、枝豆が登場。豆の美味しさが、ここまで引き出されるなんて。地味に見えるけど、奥ゆきあって、ここで派手さは求めません

映えるって、悪いことではないけど、必ずしもポジティブに働くものではない。引き算の美学
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ちょうどいい満腹具合と酔い具合
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自然とお薄を舌が求める
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食事が終わる頃に夜の帳が。夏の夕餉の早めスタートって、理想形なんじゃないだろうか
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あまりに気持ちよくて、忘れ物。タクシーで鴨川あたりまで辿り着いてから、ふと気づいてお店に戻る羽目に

ご迷惑おかけして、すみません
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SDGsや多様性が、これまでとは段違いに重要視される世界になって、初のパラリンピック。しかも、自国開催

オリンピックでも涙腺ゆるむシーンがたくさんあったけど、パラリンピックは自然と「すげぇよ...」と声が漏れている

頑張るってのが、ほんと苦手な性格なので、自分に甘すぎることを再認識した

生で見てみたかったな、ほんとうに
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kyah2004 at 23:37│Comments(0)日本料理 | 京都2021年夏

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