日本料理
2018年12月10日
鮨さいとう(六本木一丁目)冬の鮨
半年ぶりの『鮨さいとう』。相変わらずバランスが良く、それでいて”旨い”と唸る鮨が並ぶ。ミシュラン三ツ星連続というのは伊達じゃない。
ただ、ミシュランの格付けも生き物ゆえ、今は不動の三ツ星「カンテサンス」「すきやばし次郎」なども代替わりなどあるわけで、評価は変わるタイミングというのが訪れるわけです。「ロブション」みたいな組織力あることはキープしやすいとは思うけど、それでも20年後どうなってるかなんて謎っすよね。
今から20年前といったら2000年になる前、ナポリピッツアなんて言葉は全然浸透していなかった時代です。今星を獲ってるミシュランスターのお店も、何割くらいが誕生していたんでしょう。
あと日本の食文化が、お金を使わない若い世代にどう受け容れられていくのかも未知数。1食に4万円とかかかるお鮨なんて、若者たちがどうバトンを受け取っていくんすかね? それに「美味しい」という概念がAIで分解/記号化され、グミのようなもので類似の味が簡単に再生されるような時代が来たとしたら、食文化の存在そのものが全く変わってしまう可能性だってあるわけです。
今から20年前といったら2000年になる前、ナポリピッツアなんて言葉は全然浸透していなかった時代です。今星を獲ってるミシュランスターのお店も、何割くらいが誕生していたんでしょう。
あと日本の食文化が、お金を使わない若い世代にどう受け容れられていくのかも未知数。1食に4万円とかかかるお鮨なんて、若者たちがどうバトンを受け取っていくんすかね? それに「美味しい」という概念がAIで分解/記号化され、グミのようなもので類似の味が簡単に再生されるような時代が来たとしたら、食文化の存在そのものが全く変わってしまう可能性だってあるわけです。
”3時間もかけて食事を愉しむなんて非効率、10分で美味しさは味わえて他のことができる”なんて時代がきたら、今のようなフーディーズは一層マイノリティになっていくかもしれません。例えば茶の湯のように一部の数寄者が愉しむ嗜好的な色合いの強いものになってもおかしくないわけです。
実際、未来がどうなるなんてわかったもんじゃありませんが、そんな風に「実は先のことなんて約束されてない」っていうことを改めて認識しながら美味しいものに対峙すると、よりありがたみが出てくる気がしません?
というわけで、”今”という時代に産まれたことを悦びつつ、さいとうのカウンターを楽しみました。
この時期の鰆うまいっすね、海苔巻きにして。
車海老の敢えてぬるめの温度感は、もはやセクシャル・ハラスメント。こんなセクハラなら、毎日でも受けたいくらい官能的。
鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F
こないだのソフトバンクの通信障害、スマホ社会の脆さを露呈しましたよね。ただ、生命の危機に至るようなことは殆無く、限定的で良かったなと。5Gとかで車の自動運転までもが通信制御だったらと思うと、障害時のパニック度はこれから先、もっともっと酷くなっていくと思います。進化を否定する気はないけど、シンギュラリティのような未知のものに対しては期待と同時にコワさも感じるのよね。
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kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(0)
2018年12月08日
割烹たいら(京都)いつもの仏光寺
こないだの大阪・京都のショートトリップ、〆は京都仏光寺の『割烹たいら』さん。ちょうど1ヶ月くらい前の訪問ゆえ、紅葉はまだまだでした。今年の京都は、ちょっと紅葉のペースが遅いみたいだし。
『割烹 たいら』は、京都に通いだした頃から訪れているのでほんと落ち着くんすよ。新幹線の時間があったので、気持ちペース早めに料理出してもらったりとか、そういうさりげないチューニングも助かります。
ブログにアップしてない方が遥かに多いので、通算したらかなりの回数訪れてるはず。新規開拓もいいけどバランスだよね、食通っぽく見える人でも起点となるお店がある人の方がスマートに見えるし。

この時はラストの松茸と鱧に間に合いました。しかも松茸は丹後と丹波が混在というなんとも贅沢な。

器もいいなぁと眺めてたら「千花」さんからのいただきもののようで。火事で桐箱は真っ黒だったらしいんだけど、ご覧の通り中はノーダメージ。昔の人の知恵ってスゲーっすね。
本モロコ、しかも卵入り!!! 苦味と余韻がたまらないので、日本酒が進まないわけがない。
セコ蟹は味噌と卵のダブルアタック。この日もそうだし、前日もかなり温かい陽気だったので、もうそんな時期になったかと驚いてましたわ。
蟹のお出汁の効いたにゅうめんは、優しく深い。
むかごご飯で秋を堪能。
これで、心置きなく平成最後の秋の京都を締めくくれそうです。
割烹たいら
075-341-1608
京都府京都市下京区仏光寺通柳馬場西入ル東前町401
とはいえ、まだまだ平成最後の京都にはしませんぜ。
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2018年11月12日
恵比寿くろいわ (恵比寿)五穀豊穣の秋を味わう
『恵比寿くろいわ』で豊穣の秋をぞんぶんに堪能してきました。
カウンターが貸切じゃないと写真撮れないので最近はアップできてなかったけど、相変わらず定期的に通っています。

この日は久々に貸切、ミニマムが7人なので仕切りがめんどくて避けてたんだけど、友人らの喜んでる様子をみてたら、頑張ってみるモード発動せにゃいかんなと。

のっけから松茸と筋子、銀杏におこわと海山陸の豊穣を。
椀物はきんきと丹波黒豆の枝豆の胡麻豆腐、調味料は一切使っていないゆえのイノセントさ。
蟹はジュレと共に完熟のカボスを。程よい酸味が味を際立たせる。
京都の海老芋で最強のフライドポテト。外はカリッと中はふわっ、しかも繊維が滑らか。
太刀魚は山わさびをたっぷり添えて。
そして小倉山の紅葉を見ているような八寸、俵の中にはむかごとウニ。名残の鱧は天ぷらにし酒盗。阿波の生麩、焼茄子、さつまいものセッションにカウンター全員が無音に。
新米のまだ芯の残った炊きたてにじみじみ。

圧巻はもやしかと思うくらい山盛りだった松茸をお出汁で仕上げた丼もの。人生最高の丼に出逢えました。
結局お茶室でのんびりしてたら5時間コース、バスク三ツ星以来の長時間滞在。
ボクが選んだのは昭葉ですね。
この小路を戻ると、またいつもの現実が。それはそれでキライじゃないけど、非日常はいとおしい。
kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(0)
2018年11月08日
鮨りんだ (目黒)インバウンド対応の鮨
目黒の『鮨りんだ』。最近は行けてないんだけど、再訪したいなという気分から眠ってた写真をアップ。
カウンター2つ体制で、バイリンガルな大将だけにインバウンドにうってつけ。NYでも働いていたキャリアをもっているので外からの目で鮨を説明できる。これって東京でも希少でしょ?
2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリンピックとインバウンドはチャンスだけど、日本のポテンシャルを伝えきれるかなーというのが不安。
このご時世、ネットで自分にあった情報が何かってすぐに調べられるし、目的地まではスマホが導いてくれるもの。

とはいえUBER(Grab)もなくてタクシー大丈夫?とか
電車は複雑過ぎて短期滞在じゃ迷って疲れそうとか
Airbnbも失敗した日本では泊まる場所足りるの?
なんて、旅インフラ後進国ゆえの心配も盛り沢山。

日本国内ですら、慣れない土地だと「藤が丘行きってどっちよ!? オレの行きたい方であってんの?」って混乱します。日本より遥かに路線の少ないロンドンや香港でも、間違えて逆方面に乗ってしまった経験アリ。
まー、迷子も含めて旅の思い出だけど、日本を好きになってくれるキッカケになればいいなーと。
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kyah2004 at 23:46|この記事のURL│Comments(0)
2018年10月15日
うかい鳥山(高尾山口)お月見ショートトリップ
バカンスは大好物ですが、帰国したら和食に駆け込むTHE日本人です。バスク旅からの帰国後も、当然和食モードになるだろうと、『うかい 鳥山』で開催されるお月見イベントを予約していたんです。

当初予定してなかったシンガポール行きが挟まったので、お月見イベントの当日の朝に帰国。片付けをして、ちょっと昼寝してから高尾山まで。
『うかい 鳥山』では毎年お月見イベントをやっていて、今年は和楽器ライブと餅つき大会。正直、そこそこの期待値だったんだけど、尺八、津軽三味線、和太鼓の演奏は勢いあって新鮮!つきたてのお餅もめっちゃ旨かった。
イベント後は山の空気が流れる庭を感じながら個室で鶏と牛の焼物コースを。
少し窓をあけると涼しい風と虫の音が。
繊細な会席料理とはベクトルが異なるけど、シンプルでわかりやすい”うかい”の味。きのこ汁、天竜川の鮎から続く鶏と牛の串焼きが帰国直後の舌に悦びを。
特に鶏のこういう仕事はしみじみします。
尺八奏者が部屋で演奏してくれたりと、品のある大人エンタメ空間は、バカンスが続いてるような非日常感。
ちなみにボクも着物でした。
うかい鳥山
042-661-0739
東京都八王子市南浅川町3426
https://www.ukai.co.jp/toriyama/
理想を言えば、このままこの部屋に泊まりたい。
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kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(0)
2018年09月02日
くろいわ(恵比寿)裏くろいわと当日ふら寄りの夜
年に一度開催される「裏くろいわ」。『恵比寿 くろいわ』の常連さん限定のイベントで、この日は黒岩さんも蘭子さんも基本料理にはタッチせず、2番手のキョウヘイくん以下が企画した料理をいただくことになる。
”裏”と冠がついてるくらいなので、料理もいつもとは異なり、遊びの多いお皿が続く。とはいえ、もう1つのテーマが日本料理にあう日本産のワインということなので、そこも意識しながらの料理構成。
そして、この合わせるワインがボクらゲストのこの日の会費となる。フランスやイタリアなども範囲であれば、くろいわさんの日本料理に合いそうなものはセレクトしやすかったんだけど、滅多に飲まない日本ワインだけに、ワイン選びは想像以上に大変でした。
しかもひとり2本というので、まりえと2人で出席する当家は計4本を掘り出してくる必要があり、家で和食に合わせて試飲する時間を創るのが とにかく大変。
事前に「普段よりもトリッキーな料理を出すかも」と聞いていたので、オレンジワインのようなビオワインを中心に揃えようと、信頼できるソムリエさんにヒアリングしたり、ワインショップをいくつか回って候補をセレクト。

そっから、実際にお惣菜買ってきて飲んで相性を確認。合わせる食事もバリエーションつけて、お造りだったり、焼物だったり、煮物だったりとどういう料理にマリアージュしそうか、チェックをすすめていったわけです。
その甲斐あってか、いくつかは納得のもの選べたし、トリッキーな料理に合わせるワインとして活躍させることができました。ちなみに、まずはお店からの挨拶があった後、ゲストがそれぞれ持ってきたワインについて説明するという流れ。

スタッフも見る普段顔見るのはお迎えから会計とかまで含めても5人くらいなので、こんなにもたくさんいたのね、と

最初こそ、多少は距離があったものの、次第にゲストとスタッフが入り混じっての大宴会に。

改めて裏方の若さにビックリしたり。

こうやって直接話す機会があると、次に来たときにチラッと顔合わせただけでも挨拶できたりするからいいっすね。
この日はリラックスした和装で。

鴨とさつまいもとチーズ。ワインに合わせやすい。
焼いてますな。
ゲストのみなさんも、面白いワイン持ってきてたけど、コレはお気に入りに。
K2という甲州ワイン。
樽感もいい感じで効いていて、ミネラルの加減もこなれてて、日本のワインじゃないみたい。

カツオだったり
大根のカレーなんかも。このあたりオレンジワイン合うかなと思ったらイマイチで。
このちょっとピリっとくる春巻きにはオレンジワインがバチッとはまった。バンコクの『Gaa』も、オレンジワインをレコメンドしてて、香辛料効かせたアジアっぽい料理には、オレンジワインが合いますな。
巻物を。
軽く墜ちたあとで、目覚めの一本。
豚トロと木の芽。
カープTシャツで頑張ってます。
翌日が朝早かったので、〆のおにぎりいただいておいとまさせていただきました。
年内もまだまだお世話になりますよ
先週はファスティング ✕ 酷暑でランニングもキツかったんだけど、食事を普通に食べるようになって、しかも涼しい中だと走るのがめっちゃ楽で驚いた。体脂肪、あと2%くらい落としたいんだがなァ
kyah2004 at 23:00|この記事のURL│Comments(0)
2018年08月26日
鮨 由う(六本木)真夏の夜の雲丹の夢
お盆休み前のお鮨屋さんは狙い目でした。
最後のお客さんになったせいもあって、残った雲丹をロングで軍艦巻き。というか、もはやソフトクリーム盛りっ!! 中身の8割は雲丹という暴挙。
ちなみにこれは六本木『鮨由う』でのワンシーン。大将がヒカリモノ苦手なので、逆に仕事が柔らかい。つまみは助走で、握りを軸に走りきれるペース配分も好み。とはいえ、久々の訪問でした。
あん肝のプリン巻きは破壊力がデンプシーロール、トキシラズに逢えたのもいとうれし。

鮪のづけはテクスチャが濃厚なKISSのようで、
石垣貝は叩くと反りっぷりがフォトジェニック。
鯵やシンコといったヒカリモノの仕事は相変わらず繊細。そうそう、のっけから毛蟹と雲丹のセッションってのもハート鷲掴みでした。
後半の〆に向かっての盛り上げ方も良かった。どぐろの炙りは皮目の醤油が肝。
松茸の握りは頂点に炙りトロをあしらって、これまた独特の味わいと触感で昂ぶる仕掛け。
最近は2回転とも満席でフラれ続けていたんだけど、久々にカウンター座れて真髄を堪能できました。プーケット帰りには、日本の味が滲みまくりだったよー

鮨 由う
03-3404-1134
東京都港区六本木4-5-11 ランド六本木ビル B1
03-3404-1134
東京都港区六本木4-5-11 ランド六本木ビル B1
体重2kg落としたくて、トレーニングとランニング詰めてるけど全然落ちない…。少しは外食を削らないとムリっぽい。
↓ ↓
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kyah2004 at 18:00|この記事のURL│Comments(0)
2018年08月19日
尊尊我無 (那覇)デスティネーションレストラン再び
那覇にある琉球そば懐石の『尊尊我無(とうとがなし)』。昨年末に訪れてあまりに昂ぶったので、2ヶ月後にまりえも連れての再訪問。
厳選された琉球食材を、日本料理の技で味わったことのない洗練された領域に引き上げている他にはないタイプの琉球ガストロノミー。
沖縄の魚は南国だからユルくて美味しくないとか、いい琉球素材でも宮廷料理のアプローチじゃないと特長が活かされないのでは?とか、そういう先入観をぶっ壊してくれます。
泡盛 古酒のペアリングというのも、ありそうでなかったアプローチ。ちょっとづつ飲み比べが出来るので、古酒ごとの個性を色々知ることができるうえに「こういうマリアージュってアリなんだ!」と素直に驚くことになる。

琉球そばも、お出汁、麺のテクスチャともに別次元。侘び寂びの効いていて、そのくせエレガントさが漂っている。どこぞの由緒ある茶杓みたいな存在感。ここまでの料理が、この琉球そばのためにあったといっても過言ではなく、お店を「沖縄そば懐石」と謳っているのも納得できる。

今帰仁アグーのすき煮も、是非食べておきたいシグネチャーメニュー。
9割以上が飼育のしやすい西洋種との掛け合わせの中で、今では希少となってしまった在来種のアグー豚。脂の融点が低く甘みが強いのに、脂肪分やコレステロール値が低いというスグレモノ。こちらも目の前で仕上げてもらえるのでテンションがあがります。

料理長の伊丹さんは沖縄の人ではないので、いい意味で先入観がなく、素材の仕入れも妥協がない。

それがダイレクトに感じられるのが、やはりお造りを中心とした魚。焼物の八丈ムツ。
料理だけじゃなく、デザート、お酒、お茶にいたるまで、しっかりと気配りがされています。

気に入ったレストランほど、書くボリュームが増えるので、つい後回しになってしまいがち。次の沖縄訪問でも必ず寄りたいレストラン。
kyah2004 at 10:45|この記事のURL│Comments(0)
2018年07月18日
しのはら (銀座)鮎とスッポンで夏を感じて
初夏というか春の終わり頃。半年ぶりくらいの銀座『しのはら』へ。
まだ、こんな飾りが残っている頃でしたが、陽気は初夏といった昨今の日本。
「しのはら」への訪問は4回目くらいかな。この日もスター食材をふんだんに盛り込みつつ、それでいて素材のブランドに頼りすぎないスタンスは健在。もちろん丁寧な仕事で素材のもつポテンシャルは最大限引き出されてるけど、そこだけじゃないハッとする着地点に毎回驚かされる。

TOPの写真の四万十の鮎の火入れがふわふわ
かつシルキー。こんな溶け出すようなテクスチャは初めて。同席のメンバーと無言で視線を交わして「これ、ヤバくない?」と。

スッポンの唐揚げは男好きする味、皮のゼラチン質は快感そのもの。山椒で濃厚すぎるパンチ力を和らげて、洗練された着地点へと導いてくれる。
鱧は、じゅん菜と合わせて鍋でいただきます。これもスゲっ!!て驚いた食感。それなりに鱧は食べてきたけど、こういうテクスチャでも鱧は魅力的なのね!と。

八寸の鰹やホタルイカの薫香具合も程よく、お酒がイヤでもすすみます。
ご飯も、いつものように三変化。生姜ご飯、あおさの雑炊からの、さっきのスッポンで炊いたフカヒレの餡かけご飯というお代わりせずにはいられないトリプルプレイ。生姜の使い方が絶妙に効いていて、フカヒレとスッポンの魅力を際立たせていた。
ついつい、ごはん食べすぎて「もう無理っす...」と言いながらも甘いものは別腹。よもぎのお菓子は、よもぎよりも濃厚で、いいとこだけが再構築された感じ。

希さんとまりえとオレという初の組合せだったけど、すんごくマイペースに愉しめた。美意識と自由を妥協しないヒトとは、基本一緒にいて心地いい。
銀座 しのはら
03-6263-0345
東京都中央区銀座2-8-17 ハビウル銀座2 B1
もう年内に行くことは無理そうなので、来年の春にでも再訪できたらいいな。
kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(0)
2018年07月12日
鮨 さいとう(六本木一丁目)天下布武
ウィンブルドンはフェデラー、錦織が敗れてしまって、これからはナダルに絞って応援します。日本ではすっかり終わったモードのW杯ですが、決勝にはフランスとクロアチアが進出。フランスの優勝が見たいなぁ。
そんなサッカーW杯がはじまった頃の話、R字と充さん、まりえとともに『鮨さいとう』へ。予約は半年以上前だったので、「ロシアにサッカー観に行ってくるわ」なんて友人のセリフはすっかり忘れてしまっており。というわけで、実は3日前にふと自分ひとりなことに気づいて慌ててメンバー探す事変。
でも、すぐに埋まるのはさすが「鮨さいとう」の威力。やー、ほっとした。カウンター座って”あいつら来ないなぁ〜”とか1人で冷や汗かかなくてほんと良かった。ありがとね〜
この日も相変わらず頭一つ抜けた流れ。つまみのカツオは、皮目のパリっと感→旨味の爆発→トロンとした赤身のテクスチャに悶え。
握りは金目鯛の脂は品格のある甘さ、
酸味よりも旨味の立ったコハダとシャリのセッション

鮪のジェットストリームアタックは言うに及ばず。

鯵のパンチ力が響いた。

礼文島のうにの軍艦も猛烈好み。知人のFBで礼文島あがってて、「なるほど、来年はこの時期礼文島行けばいいんだ!!」と決意を固めました。
いやー、ほんとさすがの鮨さいとう。この緻密なバランス感は、いったいなんなんすかね。
鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F
礼文はうにだけじゃなく、美崖と海のコラボもやばそうなのでドローン映えが凄そうなのよ。
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kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(0)
2018年07月06日
南禅寺参道 菊水(京都)優雅な古都ステイにいかがでしょ
京都の7月といえば祇園祭。すっかりこの祭に取り憑かれてしまって、毎年のように訪れています。
ただ、ここ数年、京都を訪れる旅人共通の悩みは宿が取れないというもの。インバウンドの成功もあって国内外から旅行者が集まっているのに、民泊を規制しちゃったから完全に旅人がオーバーフロー。ホテルは次々にオープンしてるけど追いついていないというのが実情です。
そんな時に狙いめなのが、ニューオープンのお宿。「OK! JAPAN」で南禅寺の料理旅館「菊水」が、今年6月に食と時を味わう別邸「南禅寺参道 菊水」としてリニューアルオープンしたという記事が載っていました。
http://www.okjapan.jp/recommend/2018/06/recommend_171.shtml
約820坪の広大な敷地の中に、明治の名庭師「七代目 小川治兵衛」が作庭した優美な庭園と、日本建築の粋を凝らした数寄屋造りの建物を配しています。
この敷地で、わずか5室というのは贅沢の極み。単に庭を眺めるだけではなく、緑と一体化するような時間が過ごせるウッドデッキを設えたり、随所にモダンアートを散りばめ、インテリアと和の設えが融合する「妙」や「趣」を感じることのできる空間に仕上げているとのこと。
ご想像の通り、プライシングは大人向けなので、まずは気軽に食事を愉しんでみるのがいいかもね。
ミシュラン三ツ星料亭「柏屋」が菊水の和食をプロデュースしているほか、イタリアン・フレンチをベースに四季折々の食材を「洋」のスタイルで楽しめるメニューをも用意している。
ランチの黒毛和牛のカツレツは5500円。箱盛り前菜、スープ、御飯、お茶、ミニャルディーズも付いてこの好ロケーションを愉しめるなら、めっちゃオトクだと思うんだけど。
食後に南禅寺の塔頭で、静かにメディテーションなんて、贅沢な夏休みですよね。ただし、暑いのは覚悟してください。”心頭滅却すれば火もまた涼し”ができるマスタークラスは別ですが
南禅寺参道 菊水
075-771-4101
京都市左京区南禅寺福地町31番地
http://www.kyoto-kikusui.com/
◆レストラン:11:00〜22:00
ランチ 11:00〜14:00 L.O.
ティータイム:14:00〜17:00
ディナー 17:00〜21:00 L.O.
更に言うとティータイム使いなんてものアリすぎると思う!!
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kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(0)
2018年06月25日
天本 (東麻布)ひとり鮨の夜
友人の里井 真由美さんから、おひとりさま席を譲り受けて いざ『東麻布 天本』へ。
外苑前「海味」の出身というくらいは知ってたけど、滋賀時代の「しのはら」や、京都「祇園 さゝ木」でも修業していたんですね。2年前にオープンしたばかりだけど、京都「なかひがし」も手掛けてきたデザイナーの内装は、もっと長い時を重ねてきたようないい枯れ具合を漂わせていました。
カウンターは2人組とおひとり様が半々程度。ゆえにまだ外の明るい18:00スタートの会は、ちょっと隣の人に遠慮がちな空気が漂っている。
つまみでは、厳選された素材を期待値超えたボリュームで出してくるパフォーマンスは「しのはら」と共通のものを感じますね。
こういうカウンター越しのコミュニケーションはさすがで、この素材が何故美味しいのか、どこがこだわりのポイントなのかを、押し付けがましくなく伝えてくれる。半ば独り言みたいな感じのときもあるけど、ちゃんと相手に届かせようという気持ちがあるのでナチュラル。
愛知の篠島のズズキがいいの入っていたんだって。これもちょいと食べただけじゃ味の印象残りづらいけど、結構大胆なボリュームでつまみの皿に並ぶ。スズキというか鯛みたいなニュアンスもあって「これが別格のスズキか」と。
もち米の藁で鰹をたたきに。普通の藁より柔らかいかおりになるんだって。ビジュアルもエロいけど、テクスチャもエロさはワールドクラス。わさびも合うけど、シンプルに塩が合う。
北海道のボタンエビは、身のトロけっぷりは想像がついたけど、ほのかに感じる芯が印象的。この芯があるかないかで、結構インパクト変わりまっせ。黒むつ丼は皮のサクッと感と脂のジューシーさが脳の奥深くまで響きます。

三河のとり貝はかほりがよいね、天然ならでは。萩のいさきも思わず声が漏れた。
まぐろは福井県の定置網。そういえば、2年前のちょうどこの時期に福井の定置網漁船に乗ったことあって、思わず記憶とのテロワールも愉しめちゃいました。
大阪湾のアジ 凄い!!グラマラス! 有名な和泉港も近いけど、ちょっと違う場所で取れたものなんだって。近い漁場なのに全然違うとのこと。
アジのこの辺の太さが全然違うんですよと。アツく語ってました。
岩手の馬糞雲丹も濃厚にしてジューシーでしたね。
鮨はひとりでも楽しめるけど、オチないように必要以上にセーブが必要なので やっぱ誰かと一緒に行きたいですな。
W杯、期待以上に日本が善戦してるので応援にも熱が入る。ポルトガル、フランスなど応援するチームが出てるゲームは見るけど、そこまで今回は観れていない。4年前より忙しくて観戦に割ける時間が減っちゃっているのも大きな理由。
kyah2004 at 23:19|この記事のURL│Comments(0)
2018年06月17日
傳(外苑前)夏のはじまり
春の訪問に続き初夏を感じさせる『傳へ。』
傳タッキーは茶豆、今年は夏ものの出始めが早いとのこと。確かに暑かったもんね、この日は自身も夏物の着物で出動。

わらびと山椒、イカめしの炊き込みご飯とデュアルアタックに悶。

このねっとりした食感はジャパニーズエロス。

イカめしといってもホタルイカ。濃厚な味わいは口の中だけじゃなく、かおりが鼻を抜けて脳までダイレクトに届く感じ。

お造りはハタと白エビを合わせたり、魚料理は蛤の自然な塩味がうるいとキンメにマリアージュしてたりとさりげない部分にセンスが光る。シグネチャーメニューに目がいきがちだけど、日本料理としての確固たるベースの強さと、既存の枠を敢えて超えようとするスタンスにワクワクします。構えずに行く方が『傳』の魅力は立ちますな。

こういう料理は「傳 」ならでは。TOPの写真の液体を下の器の中に落としていただきます。
トマトやドラゴンフルーツじゅんさいの冷たいスープ、絵的にはアジアっぽいけど着地点は日本なんですよね。

日本酒のセレクトも絶妙で愉しい。

長谷川さんのバースデーということで里井 真由美さんがネーム入りのビゴのパンを用意、さすがの演出力。
ただし、メンズが濃過ぎるのだけはご容赦を。

いわゆる日本料理とは異なる肩の力を抜いたホスピタリティの高さ。いい意味で日本料理を外(海外)に開いてますよね。
傳(DEN)
03-6455-5433
東京都渋谷区神宮前2-3-18 建築家会館JIA館
http://www.jimbochoden.com/
http://www.jimbochoden.com/
今回の方が前回よりも全体的に好み、というかナチュラルに向かい合えた気がします。
kyah2004 at 23:17|この記事のURL│Comments(0)
2018年06月03日
寛幸(銀座)帰国直後の癒やし時間
本格的な日本料理はどうしても高単価になるので、もうちょい気楽に美味しい日本料理を食べられるといいなーと。手もかかるし素材がモロに出るから難しいのはわかるんだけど、次世代に窓を開くという意味でも必要だと思うんすよね。
フレンチやイタリアンは、ビストロやトラットリアの充実度が半端ないので、若い層には和食よりもよっぽど距離感近いんじゃないでしょうか?
こちらは、銀座にありながら肩の力を抜いて食べられる『寛幸』。日本料理の技術をベースに店主のクリエイティブティを加えたハイエンド家庭料理を愉しめます。鰹と烏賊の生のセッションは、海外からの帰国直後の体に沁みますね。G.Wに行ったサムイ島、バンコク直後の日本戦。

豚肉の味付けも家庭っぽさの延長にありながら高次元な仕上がり。くろむつの焼物とか、ホタルイカの天ぷらとか和の優しさに包まれて癒されました
嗚呼、タイ米もいいけど日本のお米は魂に響きます。
寛幸
03-6264-3317
東京都中央区銀座4-10-1 HOLON-GINZA 6F
https://www.facebook.com/hiroyuki1016/
コースは1万円から。日本料理はワインじゃなければ、お酒の価格がそこそこなので、ちょっといいビストロくらいの感覚で使えますね。
kyah2004 at 21:32|この記事のURL│Comments(0)
2018年04月22日
くろいわ (恵比寿)孤高の日本料理
結婚記念日Weekなので、日本料理は『恵比寿 くろいわ』へ。遅めの時間だったので久々に後半からだけど写真が撮れました。いつのまにか焼き台の周りが備前焼に。

TOPの写真の八寸は日本テラス協会を体現したかのようなお皿。桜鯛、鰻、モロコに悦。車えびと巻き込んだ穴子のお出汁は優しくありながらもフレーミングがエレガンス。

向付は鮎魚女とコウイカが辛子と抜群のマリアージュ。
新生姜ジュレのグラニテでリセットしてからの伊勢海老と花山椒の鍋。花が咲き始めだけど味は全盛期となんら変わらないのに価格は1/3。だったら、これでもかってくらい山盛りしてもらいたいもの。

伊勢海老をくずしながら、花山椒とともにいただく…、うはぁ出汁が旨い、そして食後感がスッキリ。
白米の前に出てきたのは、なんと鮑蕎麦‼︎

からの花山椒のつくだ煮ご飯。こんな贅沢な遊びを大人たちは毎日のようにあちらこちらでやってるわけで。

お漬物も美味。

もうこうなったらエンジンかかりまくりで、筍のひめかわを使った牛丼で締め。

こんな遊びを愉しめるようになったのは何年も通った成果。
恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/
東京にある他の日本料理と一線を画すストイックなスタンス。最近は予約の時にお茶室のリクエストが入るようになったそうで。ちなみに、この時に横に座っていた方はブログの読者の方らしかったんですが、ボクのこと60歳くらいだと思われていたようです(笑)
↓ ↓

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kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(0)
2018年04月12日
割烹たいら (京都)京都に馴染みをもつ愉しさ
京都に限ったことではないんですが、日本各地に”馴染みの店”を持つっていいっすよね。
東京や京都みたいに有力店がひしめき合ってると、ついついコレクターのように新規開拓に力が傾く気持ちもわかるけど、人付きあいと同じで「本当に大事な人」とは、何度も会いたくなるもんです。

レストランとの付き合いもある程度大人になれば、”消費”よりも関係性の”構築”が大事になってくるわけで、残りの人生はそういうお店との関係を何軒作れるかが楽しみ。

ここ「割烹 たいら」は、京都に訪れるたびに寄らせてもらっている日本料理。東京にいると不感症になりがちな四季の機微に、ちゃんと向かい合わせてくれる大事な場所なんです。

そんな気のおけないお店なので、当家ではまりえが一人で訪れたり、時間差で京都入りするときは、ここが待ち合わせ場所だったりします。去年の祇園祭もそんなノリで、前乗りしてたボクは、東京から仕事帰りに京都に来たまりえと「たいら」で待ち合わせをすることに。

夏らしく鱧づくしで、卵のゼリー寄せから、お造り、落とし、にゅうめんまでと多様な表情を楽しみました。

この時期にこんな記事を書いてると、なんだか初夏がすぐそこに来てるみたいに錯覚しちゃいますな(笑)。まだ、鮎を食べていないのに!

そういえば、今年はまだ京都に一度も行けてない、哀しい。

割烹たいら
075-341-1608
京都府京都市下京区仏光寺通柳馬場西入ル東前町401
とはいえ、色々リセットできて、これからが本番!!
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kyah2004 at 23:59|この記事のURL│Comments(0)
2018年04月09日
割烹 山路 (新橋)構えずに日本の味を堪能しよう
新橋の烏森神社通り、雑居ビルの二階にひっそりと佇む『割烹 山路』
高額で予約の取れない日本料理が脚光を浴びる中、そこそこ予約がしやすくて、手が届く範囲の予算で、それでいて美味しい日本料理というのは、一番貴重な情報だったりします。

日本人でありながら、日本料理は最果ての食になっちゃってるからねぇ。若年層からの距離が開き、シニアと外国人がマーケットを盛り上げる。
ま、でも海外のミシュランの星付きレストランもそんなもんか。バンコクのガストロノミーは若い富裕層が目立つので、つい日本の環境が特殊に感じちゃうのかも。

一皿一皿が体にじんわりと馴染んでいく。高級食材のインパクトとは違った静の悦び。

いつもは〆は蕎麦なんですが、たまにこんな赤備えのご飯も出てくるようで。

狭い店内に食好きが集まると、カウンターには心地よいグルーブ感が生まれてくる。

割烹 山路
03-6457-9828
東京都港区新橋2-9-12 フロンティアビル 2F
ファスティング中ゆえ、筆が全然すすみません(笑)
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2018年04月01日
傳 (外苑前)アジアNo.2 のイノベーティブ日本料理
先日発表された Asia's 50 Best Restaurants では、「Gaggan」に続きアジアでNo.2に輝いた外苑前の『傳』。ミシュランでも移転後初の二ツ星に返り咲くなど勢いの止まらない日本料理店。
Gagganが4年連続で1位になっていることからも読み取れるように、ミシュランよりもイノベーティブな料理が評価される傾向があるAsia's 50 Best Restaurants 。『傳』は、見ての通り正統派の日本料理の枠におさまらない独創性があり、そのあたりも海外から見て高評価なんだろうと思う。ゆえにNo.2 というのも納得感。
ちなみに、インド料理をガストロノミーの舞台に押し上げたGagganの功績は偉大だし、今もバンコクのレストランシーンに活気を与え続けているなど高いプレゼンスを維持しつづけている。ただ、日本からGagganを訪れた友人らの反応は結構ブレが大きく、No.1に輝きながらこれだけ賛否が別れるのは興味深いところ。

さて、なにげに初訪問の「傳」の料理を振り返ってみます。こちらはお約束、一皿目の”もなか”。中にはフォアグラと干し柿と燻りがっこ、味に加えて食感のコントラストも感じちゃう先制パンチ。味のクオリティとかバランスでも Gagganは超えてますな。

ついつい、傳タッキーとか最中に目が行きがちだけど、3日間熟成させた静岡の金目鯛などは素晴らしいテクスチャで、歯茎に残るエロスたるやグッとくる。

なんてことないサラダだけど、このあたりはフレンチやイタリアンの要素/仕事をしっかりいいとこ取りしてますね。

お酒のマリアージュも好みでしたわ。「酒めっちゃ弱いんです…」といったら、ほんとオレ仕様の分量で絶妙なペアリング組んでもらえました。

料理として一番驚いたのは牛頬肉の煮込み。牛乳とトリュフのソースが奏でるのは、まるでラプソディ。魚なのか肉なのか、トリュフなのか海苔なのがテーブルの上でも正体探しで盛り上がった逸品。さすがはきのこ使いが傾奇いてる。

桜えびと芽キャベツの炊き込みご飯。

色んな味と色と食感が混ざり合う。

アジアンな内装といい「傳」のチームワーク、ホスピタリティは独創的。

一度目は驚きで満たされたので、次回の訪問でまた「傳」の魅力や本質を探ってきます。

傳
03-6455-5433
東京都渋谷区神宮前2-3-18 建築家会館JIA館
http://www.jimbochoden.com/
フレンチ以外だと、「傳」とか「鮨 さいとう」が上位にランクインしてたけど、いわゆる日本料理や割烹も上位に入ってくると、更に肌感覚に合ってくる。いずれにしても海外の食通の人々が、日本に訪れるキッカケになるので、こういう評価は嬉しいですな。
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kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(0)
2018年02月07日
尊尊我無 (沖縄)琉球ガストロノミーの進化系

こないだは一人で行ったんだけどあまりに気に入ったので、来月にはまりえも連れて再訪予定。琉球のクオリティの高い食材やお酒、焼物にこだわった「そば懐石」は、これまでこの島になかった洗練度。

泡盛のレアな古酒(くーす)とのペアリングも新鮮で、これからの琉球ガストロノミーを牽引する新店です。


泡盛のレアな古酒(くーす)とのペアリングも新

店内はゆとりあるスペースでメインダイニングからは庭の緑が見渡せるし、個室の世界観も捨てがたいので、どちらに座るか悩ましいところ。
料理は希少な在来アグー豚のすきしゃぶ、赤ミーバイの熟成炭火焼など、食材の厳選っぷりが半端ない。
前菜の紅芋で挟んだ豆腐ようも絶品だったし、〆の沖縄そばも研ぎ澄まされた洗練度で納得感高し。
沖縄県那覇市樋川2-16-15
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2018年02月04日
鮨 さいとう (六本木)着物でメンズな新年会 其ノ弐
最低でも2週間に1回は着物をきて食事に出かけたいと思ってるの
よく「自分で着付けしてるんですか?」「着物きるの大変でしょ?

正直に言いましょう、メンズの着物はめちゃ楽に着れるんです。
洋服だとイメージしたコーディネートがしっくりハマればいいけど

着物はそもそも持ってるアイテム数が少ないし、この組み合わせは
あとはちょっとしたアイテム次第。さすがにこの時期、袷の上に羽

この日は今年二回目のメンズな集い。場所は『鮨 さいとう』ということで、着物ででかけるにはいい塩梅のステージ

相変わらずアベレージが頭一つ抜けたバランスの鮨ですが、つまみ

相変わらずのどぐろの完成度が凄まじい。

握りは、もう終わりになる大間の鮪のづけ、中トロ、大トロのジェ


季節的に寒ブリ、鯖の棒寿司あたりも脂のノリが官能的で、なんだ
鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F
健康に美味しいものを食べられることは当たり前のように感じるけど、色んなバランスの上に成り立ってる奇跡な一瞬でもあるので、毎回毎回を全力でいたいものです。
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2018年01月21日
くろいわ (恵比寿)着物で新年会
先日、『恵比寿くろいわ』で着物でメンズ友らと新年会を。
河豚やクエを楽しみつつ、ぐじの素晴らしい仕事に舌鼓してました。アルデンテな卵かけご飯も斬新だったし、ドヤ顔の大穴子丼は見事。
2Fのカウンターは他のお客さが居る時は写真撮れないので、茶室のみ。必然、写真的にこの日の主役は茶室

いつきマンとゆっきーが正真正銘 人生初の初釜。お棗開けて、お茶を点てるダイジェスト版だったけど、折角着物なので”それっぽいこと”やってみようぜと。

あっという間の5時間、今年は着物でガストロノミー回る機会たくさん作ろうと思ってます。

折角、アイテムも増えてきたしね。
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2017年12月07日
鮨 由う (六本木)初年度ミシュラン獲得
今年、六本木にオープンした「鮨 由う」。調子いい大将の軽そうな雰囲気から一転、手元に出されるつまみも握りもエレガントで、オープン当初から何度か通ってました。
旨いなぁ、好みだなぁとは思いつつも、鮨激戦区の東京で、初年度からミシュランの星獲得までは想定してなかったので、ほんとおめでとうございます。

大将がめっちゃ喜んでる様子が目に浮かびます。んでもって、すぐに調子に乗りそうなので(笑)、適度に浮かれたら地上に戻ってきて下さい。

といいつつ、先日の訪問は、リーデルのセミナー直後だったせいで、序盤から強烈な睡魔が降臨。鮨が出てくる間の、体感時間がほぼゼロという惨劇だっただけに、改めてお祝いしながら、尾崎さんの握りが食べたいところ。

店の滞在時間が体感で短かっただけで、記憶は比較的クリアです。香箱蟹やししゃもの素揚げ、のどぐろ丼といったつまみが旨い、上手かった。

このあたりの仕事の丁寧さ、美しさは、星取るのも納得っすね。

握りは、サワラの食感が圧巻。なんすか、あのぷっくらした、それでいてシルキーな食感は。穴子のゼラチン質なテクスチャもエロス。

アジや鮪の赤身も抜群の安定感。

北海道の雲丹とイクラのコンビ丼も、日本人のDNAを震わせてくれました。

鮨 由う
03-3404-1134
東京都港区六本木4-5-11 ランド六本木ビル B1

体重/体脂肪のキープは簡単にできるようになったけど、ここからもう一段階絞るのは中々大変。好きなものノンストレスで食べて太らないってとこで満足ではあるんだけど、現状維持するにもワンステップ上を目指しておいたほうがマインドセット的にも楽なので。
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kyah2004 at 21:20|この記事のURL│Comments(0)
2017年11月16日
くろいわ (恵比寿)五穀豊穣
コンスタントに通ってる「恵比寿 くろいわ」。
だけど、2Fカウンター席は他のお客さん居るときは写真がNGなので、ここ1年くらい写真を撮ってなかった気がする。10月末に訪問したときは、途中から他のお客さまが帰られたので、久々に中盤からカメラ投入。
秋なので五穀豊穣をテーマに。この時期なので松茸が何度も登場。

先付から虫籠の中に松茸と栗をさっと揚げた半身が並んでいて、何故か雨上がりの土の景色が浮かんできた。お椀は立派なしめじと鱧、鱧の中には白玉が入っていて、周囲は粟がまぶされていて美味。
お造りの戻り鰹は昨年から作っていた酒盗とともに。酒がすすむ! ぐじのトロッとした食感は、官能的だけどみずみずしい。
八寸の蒸しウニ、ズワイガニに悩殺されたところに、更に人生最高の鯖寿司体験が追い打ちをかける。

もちろん蟹のスペックもあるけど、仕事入ると唸る美味しさに。

見るからに旨そうな面構え。ビジュアルからして期待値あがりまくりなのに…

この身厚な鯖の弾力とエロティークなテクスチャが、未体験ゾーンのエクスペリエンス。

炊きたての新米はイノセントでしたが、松茸丼はズルいです。

控えめなタレが松茸と白米のマリアージュを創りだす。

独身だった20代、ヤンチャな30代とはまた違った、40代の愉しみ方ってもんがあるんすね。昔は大人になったらツマンネーのかと思ってましたが、バリエーションが増えるだけで歳を重ねるほうが、人生楽しくなるんすよね。

茶室でメンズ3人、ゆったり語り合うのも、なんだか武将気分で心地いい。心が裸になる意味がなんとなくわかります。

恵比寿 くろいわ
03-5793-9618
東京都渋谷区恵比寿4-11-12
http://www.kuroiwa.org/
年内、また伺えるかな。
ごちそうさまでした。
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2017年11月13日
しのはら (銀座) グランドスラムな日本料理
忘れかけていた頃に、銀座の『しのはら』へ。
なんせ、予約したのが春だったからね、その時の最短で次の予約ってのが10月だったんです。ひとことで言うと、前回の印象を圧倒する展開でした。これで3万円以下なら、確かにリピる方多いだろうなと。

のっけから原木なめこや上質な卵豆腐との組み合わせで鮑が降臨。

続く椀物がすっぽんのひろうす、身の食感やここちよく、力強くもエレガントな味わい。

お造りは明石の鯛、大間の鮪、江戸前の墨烏賊と、敢えて王道のどセンター。

伝助穴子のつと蒸しもわかりやすく旨い。

八寸は、相変わらずフォトジェニック。カウンターに大皿が並び、圧巻のプレゼンテーション。明石の蛸や、大徳寺納豆の入ったきぬかつぎ、戻り鰹あたりが印象に残った。八寸の大皿に挿し込むように、フォアグラのモナカや、鮪とベッタラの巻きモノといった飛び道具がカウンター越しに攻めてくる。

焼き物はトップの写真。あと一週間という子持ち鮎と、イノシシの炭火焼き。同じ皿にこの2つを並べてしまうとは。そして蒸し物も伊勢海老、くもこに厚切りカットの黒トリュフ。
松茸と鱧って、こんなにもマリアージュ出来るんだ…

んでもって〆は上海蟹の炊き込みご飯。女の子風に言うと「こんなのはじめて♡」。

濃厚な味噌でいただいてから、松茸のお出しでお茶漬け、最後にはフカヒレの餡掛けと、花火のクライマックスのような盛り上がり。

グランドスラムのようない、すんげー派手なスター食材が並ぶのに、ドヤ感もなくチャラくもない。このあたりも『しのはら』の魅力かなと。ちなみに次回の予約は5月でした。
銀座 しのはら
03-6263-0345
東京都中央区銀座2-8-17 ハビウル銀座2 B1
歳を重ねるとともに、日本料理の魅力が輝きを増してきます。
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2017年11月12日
京都のお茶会へ 松露会大会
京都のお茶会で宇治まで。
朝日焼が年一回開催する大規模なお茶会「松露会大会」、初訪問だったので、単にお茶を頂くだけかと思いきや、お皿に絵を描いたり、点心や甘味までいただけたりとコンテンツが盛りだくさん。

お茶席も興聖寺大書院と華松庵の二ヶ所あって、4時間じゃ全然足りない! なにこれ、めっちゃ楽しいんだけど。

ただ、恐怖なのは(笑)メンズで着物着てるとお茶席で正客にさせられそうになること。

いかにもな茶道の達人たちが頑として正客を固辞する強烈な譲り合い合戦。その戦いに敗れたRYOは、マダムたちの静かな失笑に耐えながら見事に正客を務めてました(笑)。つか、マダムな方々、事故る前に正客やってよー٩( ᐛ )و

ま、結局そんな京都の見事なトラップっぷりも好きなんだけどね。しかいこういうロケーションには着物と美女は合いますな。レンズが活き活きしてますわ。

鉄絵は果たして、どんな焼き上がりになるんでしょうか。

色づき始めた興聖寺

友人らにも会えて調子に乗って遊んでたら新幹線に乗り遅れ。時間変更できない指定席だったので、気合い入れて自由席並んだらヨユーで窓側。しかも隣は空きっぱなし。意外と自由席って穴場? これなら、宇治で一杯呑んで帰ってくれば良かった。
色づきだした京都も見れて、友人らにも多く会えて、満足な休日。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
ちなみにお茶会の最後に福引したら、お茶碗が当たっちゃいました‼︎ 新幹線乗り遅れただけで、お茶碗があたるってラッキーすぎる。

大事に使わせていただきます。
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2017年09月25日
鯛良 (白金)休日の5,000円 江戸前鮨ランチの満足度
江戸前鮨を食べようと思うと、日本の料理なのに他ジャンルよりハードルは高い。
人気店の場合 予約が過剰に大変。
あと、軽くでいいのになぁと思いつつ、つまみから握りまでじっくり食べたら2万円軽く超えちゃうし。
本来ファーストフードだったんだし、20分で美味しい握りが数貫食べたいだけなんだけど…って時にも、選択肢がなくて回転寿司とかなったら、それは ちょっと哀しい事件。

どうも鮨って2極化が極端に進んでる気がして、フレンチでいうとこのビストロとか、ピッツェリアみたいなポジションが手薄な気がしています。
今の日本は50歳以上が金融資産の80%を有しており、人口もキレイな逆ピラミッド。ゆえに、黄昏の富裕層から高額のお会計を搾り取れるビジネスモデルなんだと思うけど、次世代の食べ手が育っていないので、そう遠くないうちに淘汰の波は一度やってくると思ってます。

休日ランチで気軽に入れる鮨屋さんって、ほんと昼酒呑みにはありがたい。しかも当日予約で滑り込めたら尚更のこと。白金の『鯛良』は、握りが10貫以上で茶碗蒸しとか、お味噌汁ついて5000円。この気楽感がフレンチでいうとこのビストロ感覚で、もっとこういう選択肢増えてくれると嬉しいんだけど。

鯛良 白金
03-3447-7511
東京都港区白金台5-11-3 バルビゾン91番館 1F
http://sushitaira.jp/shirokane/
こうやって、たまにランチ訪れると、「あ、また夜も来よう」って思い出せるしね。
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2017年07月19日
京亭 (寄居)日本家屋で鮎づくし
埼玉の長瀞近くに寄居という駅があって、駅から徒歩圏内の荒川沿いに『京亭』という日本家屋の割烹旅館があるんです。
夏の間は鮎のコースが有名で、宿泊じゃなくても個室でゆったり鮎づくしランチを楽しむことが出来る。

浅草オペラの創始者 佐々紅華(さっさこうか)の住まいだった場所で、意匠が凝らされた建物と庭は、ただ酒を呑みにくるだけでも価値があるのよ。

「京亭」は、毎年鮎の時期に訪れている当家の定番で、毎年帰る時に「車で泊まりで来ればよかったね」という会話を繰り返している。というのも、都内からだと電車で片道2時間半くらいかかるんすよ...。

翌日、朝ごはんを食べて車で帰れば、休日に往復5時間とか、高負荷をかけずにすむからね。それにさっきも書いた通り、荒川沿いなので、川遊びと兼ねて泊まりに来るとか、めちゃいいと思うんすよ。実行できてないのは、当家の行き当たりばったりの悪癖ゆえ。


鮎のコースは禁漁明けの6月から。近くで獲れた天然の鮎でコースが組み立てられている。

ランチは5000円から鮎コースがあるんだけど、今年は何が出るのか全部見たかったので1万円のコースで。前回は8000円のコースにしたんだけど、違いは稚鮎の南蛮漬け、鮎のフライだったと思う。鮎の干物はあったかな。
定番の鮎の甘露煮は、この段階で白米が欲しくなる。肝の苦味がたまらない”うるか”は、日本酒がマスト。
鮎の刺身は、病気のリスクでさすがに天然ではないけどめずらしいよね。

風に干した鮎は、天気が良くてきれいな姿に。炭火で焼いた鮎は、しっかりとした火の通りで、アツアツをはぐはぐ言いながらむさぼります。


天然鮎のフライって、やけに贅沢ですよね。ただ、コレが実に旨いんすわ。

〆はいつもの通り、女将さんが目の前で鮎の骨を外しながらの鮎飯です。この時ばかりは、炭水化物ダイエットのリミッターを完全に外してしまいたかったっす(笑)。とはいえ、おかわりしてるけどね。しして、翌日からはお弁当に鮎飯にぎり。

割烹旅館 京亭
0485-81-0128
埼玉県大里郡寄居町寄居547
http://chinryusou-kyoutei.jp/
そうそう、この時期は鶯が頻度高めで鳴いているんだけど、こういうのも都内では味わえない贅沢の一つですよね。
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2017年07月11日
千 (神楽坂)裏道の黒板塀が似合いますな
東京で次に住んでみたい町の筆頭は神楽坂、表通りはチェーン店が増えたけど、石畳の裏路地とかテラス席のお店が結構あるのも惹かれるひとつの理由です。
あまり昼間に神楽坂を訪れることはないんだけど、仕事で近くに寄ったのでランチは『日本料理 千』に入ってみた。

石畳の「かくれんぼ横丁」にある黒板塀のファサードは、町の雰囲気に馴染んでいる。恵比寿あたりにあると、狙った感が過剰に出ちゃうんだけど、この町だと佇まいが自然。
ランチのコースは2000円くらいのと、3000円くらいのコース。品数食べたかったので3000円のコースで。トップの写真はふかふかの焼胡麻豆富、こういうの平日ランチからゆっくり食べられると贅沢だなーとしみじみしちゃう。
竹籠盛り込みは、天ぷら、焼魚、煮物、田楽、旬菜色々。この後の仕事のために必死でお酒は控えたけど、あそこで解放できたら最高だったなー。

千
050-5868-6585
東京都新宿区神楽坂3-1-43
http://washoku-sen.jp/
数倍の値段の料理は、そりゃ美味しいに決まってるけど、それよりもシチュエーションの作り方で、気持ちは贅沢さを感じることが出来る。そういうとこ含めて、遊びのセンスが問われる時代だと思う。
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kyah2004 at 22:49|この記事のURL│Comments(0)
2017年06月18日
鮨 さいとう (六本木)究極の安定感
8年連続ミシュラン三ツ星を守り続ける『鮨 さいとう』。どのつまみ、どの握りを食べても隙きがなく、思わず「旨いなぁ」と溜息が漏れる。同世代がこうしてトップに君臨し続けているというのは、色んな意味で刺激になります。
この日は、特にシマアジがタイプでした。蛤も鼻に抜けるかほりがたまらん。

車海老のテクスチャもいいしね。

のどぐろ焼きのフカフカ感がエロ過ぎて、大脳皮質に記憶が焼きましたわ。

そして、王道の王道たる鮪のジェットストリームアタックも破壊力は絶大。



好みとしては、めちゃくちゃヒカリモノが好きなので、鮪同様にテンションがあがる。

時期的に、貝も官能的でしたなぁ…


これだけの人気店でありながら、価格はそこまで高いと感じさせない。故に、帰り際に次の予約は欠かせなくなるんです。

鮨 さいとう
03-3589-4412
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F
次の訪問も愉しみだわー。今は、ダイエット強化期間でお米が食べられないので、鮨に対する妄想力が半端ないッス。
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2017年06月04日
割烹 山路 (新橋)かざりすぎない贅沢
結婚記念日は、毎年夫婦でお祝いするようにしてます。まりえは、たいがい忘れてるけどね(笑)。ま、夫婦のバランスなんて、そんなんでちょうどいい。
今年は、あんま飾らないとこに行きたくて。

華やかにお祝いしたいときもあるけど、ほら、結婚って単純なものじゃないじゃん。地道な日常の積み重ねという側面も大きいので、なにげない一日に感謝したくなる時もある。
そうなると、敢えて飾らないバージョンのお祝い気分になるのよ。さすがに、結婚してから10数年経つと、お祝いバリエーションも増えてきて。ただ、共通なのは、美味しいものは食べたいということ。

そんな気分に合いそうなお店を探してたら、周囲の友人らが太鼓判を押してくれたのが新橋の『割烹 山路』。いやいや、さすが信頼する友人たち。ほんと、こういうお店探してました。

場所は、新橋SL広場を抜けて、烏森神社の細い道を入っていったところ。しかも、その二階って....。こんな場所に、推し割烹があるなんて、隠れ家過ぎるじゃない。

カウンター4席(6席だったかな?)にテーブル席ひとつの小さな店内。8,000円のお任せコースは、丁寧に作られていて、パフォーマンスも高い。

わかりやすいとこでいうと、最後にきんきが一人一尾出てきちゃったからね。途中に鮨が挿し込まれたりするんだけど、これも全然なんちゃってってクオリティじゃないし。
高級食材は、勿論 美味しいと感じるものが多いけど、別に毎日高級食材ばかり食べたいわけではない。高級食材をしっかり扱える技術を持っていて、いい素材を見極める力があり、真摯に仕事をしてくれるなら、そんな人に身を任せたい。
ほたるいかのなめろうに始まり、新モノのそらまめは皮ごと。島根のおおぶりな岩牡蠣も出てきちゃって、のっけから酒がすすむ。稚鮎の焼きは心地よく、はまぐりのお椀は、品がありながらも骨格ある味わい。

真鯛と赤貝のお造りは素材もよく、いいカットなので歯ごたえもバッチリ。太刀魚の焼き、塩加減もいい塩梅じゃないっすか。

揚げ物は1.4kgの黒むつと、タラの芽の天ぷら。繊細なだけじゃなく、パンチある部分、しっかり打ち込んでくるのもいいね。
からのさっきも書いた、お皿からはみ出たきんきが丸々一尾(トップの写真ね)。お父様が蕎麦をうってるらしく、〆の蕎麦もいいバランスの味付け。
記念日なので、お気に入りのバセロンのティアドロップで。

割烹 山路
03-6457-9828
東京都港区新橋2-9-12 フロンティアビル 2F
https://www.facebook.com/yamaji.miso/
今日は、河内ふれあいビレッジで、レストラン4軒+1のセッションBBQ。毎回、本気度が増していて、愉しさがとまらない。絶好の行楽日和だったので、帰りがまさかの4時間コース。おかげで、ゆっくり休めました。
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