フレンチ
2021年02月14日
Happy Valentine's Day






2020年11月06日
yaoyu(神田)ナチュール好きの神フレンチ

ワインとの相性含め、『yaoyu』ならではのオンリーワン体験に昂った夜

yaoyu
03-5577-6783
東京都千代田区神田錦町1-17-5 B1F
https://www.facebook.com/yaoyu8571/
2020年11月03日
セラフェ (目黒)フランス仕込みの熟成肉ガストロのおもちかえり
この梅山豚も強烈に美味、ソーセージも大好きなのよね。また出ないかなァ

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2020年10月12日
カンテサンス(品川)岸田シェフのニューノーマル








カンテサンス (Quintessence)
03-6277-0485
03-6277-0090 (予約専用)
東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川 御殿山 1F
2020年10月09日
一ツ木倶楽部(赤坂)小鳩のかほりに包まれて


2020年09月03日
マノワ(広尾)真夏の昼の夢







2020年08月11日
BLUE HILL(NEWYORK)NYらしさを一番感じたレストラン




Blue Hill
75 Washington Pl, New York, NY 10011 アメリカ合衆国
+1 212-539-1776
6thアベニュー沿いのGreenwich VillageからはWTCも見えるのよ。ほろ酔いも手伝ってニューヨーカー気分で歩いちゃった

2020年07月12日
ボニュ(代々木)innocent world
代々木の『ボニュ』
純血国産の蔓草牛のサーロインは、赤身が主役で脂が適度に脇に控えている
あ、ココは来栖けいさんのレストランと言う方が分かりやすいかも
土で焼いたロワールのホワイトアスパラ。火入れの妙で頭はほくほく、根元は繊維を感じる仕上がり

ロワールの白ワインを使ったソースで、まさにマリアージュ。
トマトのパスタは、アクセントにトマトの茎をソースに忍ばせて。この余分なモノを削ぎ落として抽出するセンスはスゲーな

オマールブルーのビスクは時間をかけずに旨味を抽出する贅沢な遊び。


非常に希少な純血の国産「蔓草牛」、神戸や松阪のサーロインとは全くのベツモノ。噛みしめる和牛のサーロインというファーストエクスペリエンス。ワインが見事に料理を引き立ててくれたなァ

ボニュ (Bon.nu)
080-7811-3570
東京都渋谷区代々木4-22-17 クイーンズ代々木 1F
http://www.bon-nu.jp/
2020年07月09日
BLT GINZA(銀座)ジョージアワインが出てきたNYステーキハウス

『BLT』っていわゆるステーキハウスだと思ってたけど、仏人シェフ ローラン・トゥーロンドル氏の名を冠した「Bistro Laurent Tourondel」の略
とはいえ、今までそんなにフレンチ要素のメニューがあった記憶もないんだけど、今月からBLT銀座店が化けました🍽

一皿一皿の主張がしっかりした料理が愉しめて、最後に肉で〆る正真正銘の肉ビストロ
料理もアメリカっぽい大味なビストロなのかと思いきや、モダンフレンチの技術と和のエッセンスを適度に融合させている。
そんなバランスが実に今っぽい
特にスズキに桃の素揚げと大葉をあわせた皿は、ステーキハウスじゃなく秀逸なフレンチ。ボリューム感はビストロ寄りだけど、味の組み合わせ、火入れ、攻め具合がやけにエレガント

ステーキはもちろんBLTクオリティ、サガリがめっちゃ美味かった。
もちろんヒレもエロかったし、ランプも赤身の主張が良かったけど、サガリのインパクトが一番余韻が長かったのよ
そしてなにより嬉しかったのがワインペアリングが本気だったこと。NYスタールのステーキハウスだと、ポーターハウスとか頼んだら2万円前後じゃない。なのにグラスワイン頼むと、たいがい酷いの出てくるのよね。ボトルは割高なイメージだし、そういうところがリピートしにくい理由だったのよ。
ここはソムリエがナチュール畑出身というのも嬉しすぎ。
この日は抑えたらしいけどジョージアのオレンジ使ったり、


デセールには2年熟成のマールにシャルドネをブレンドしたジュラの食後酒がすこぶるタイプ

お抹茶を使ったムースとパッションフルーツの繊細なデセールに、綺麗かつワイルドに寄り添ってきて思わず言葉を失ったもん

いわゆるNYスタイルのステーキハウスの枠を完全に超えてきた嬉しいサプライズ。美味しいステーキが食べたいフレンチ気分なら、ここ選ぶこと増えると思うな

BLT STEAK GINZA
03-3573-1129
東京都中央区銀座5-4-6 ロイヤルクリスタル銀座 8F
https://bltsteak.jp/
2020年07月01日
グルマンディーズ(西麻布)変えない価値





2020年06月17日
コロナ太りをファスティングで撃退 -3.5kg
コロナ太りで自分にイラついて、1ヶ月くらい前にファスティングして食生活をリセット。
ファスティングをきっかけに毎日腕立て100回、背筋50回、腹筋200回もルーティーンにしたおかげで、4月のMAXデブ値から3.5kg減を達成
久々にパーソナルジム「Belleza」に行ったら、全然筋力も落ちてないじゃんと。緊急事態宣言中、ジムに通えなかったから一抹の不安もあったけど地味に続けた価値があったわ

ファスティング以降も、美味しい食事やおやつを我慢してはいない。
何故かと言うと、ファスティングの最大の効果は、ついつい食べすぎちゃうルーティンをリセットできるということだから。
食欲自体が一旦フラットになるので、我慢することなく食べ過ぎ生活から脱却できるのね。
我慢するという行為はボクの最大の苦手分野で、そんな状態を継続するのは不可能。でも、食欲が抑制されて食べ過ぎリスクを回避できるっていうのはノンストレス
そんなボクのファスティングメソッドはパーソナルジムの「Belleza」仕込み。具体的な方法書いておきますね。
・最初の2日 ファスティングドリンクのみ
・3日目、4日目 回復食(肉魚抜き)
・5日目 回復食(夜から酒もOKに)
今回はSTAY HOME期間中だったせいもあり、最初の2日がいつも以上にキツかった。
これまでなら外で仕事してたり人に会ってるうちに一日が終わるので、ドリンクだけでも全然気にならなかったのね。しかも自粛期間は食べることが過度に楽しみになってたから、これを断ち切るのだけは、ちょっとキツかった。
でも、最初の2日間を乗り越えたら、後はツラさを感じることもなかったね。
3日目は回復食。最初はスムージーやお粥を。待ち焦がれていただけに、シンプルな料理が体に沁み入る。このあたりから、お腹が空かなくなるし、お酒を呑みたいという欲も消失するので一気に楽になる。
翌日(4日目)までは肉や魚を控えた回復食を。ファラフェルといったヴィーガン料理もいいね。当家は中目黒の『Ballon』が救世主でした
回復食3日目(はじめてから5日目)は、理想を言えば肉魚を避けたほうがいいらしいけど、このあたりからは鶏のささみとか徐々に肉魚も投入
この日の夜からお酒も解禁と決めてたんだけど、天気も悪かったしアルコールを呑みたいという欲求自体が消失してたので自然と断酒。STAY HOME期間中は、ついつい飲みすぎな日々が続いちゃってたから、「酒が欲しいと思わない」状態に自然になれるってのが心底ビックリでありがたかった
Bellezza(ベレッツァ) 表参道
渋谷区神宮前4-19-8
アロープラザ原宿308号
http://www.bellezza-gym.jp/
運動はニンテンドースイッチもやってたけど、リングフィットアドベンチャーはどちらかというと筋トレよりはストレッチな感覚。手っ取り早く絞るためにランニングしたいんだけど、すぐに足が痛くなってしまうのが悩み。
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2020年05月28日
屋根裏のパリ食堂(中目黒)ルーフトップでオレンジワイン
屋根裏のパリ食堂
03-6452-5214
東京都目黒区青葉台1-17-2 青葉台117ビル 3F
https://www.instagram.com/yaneura.paris/

今回の緊急事態対応で、ローカルのレストランに対する愛着が5倍くらい高まりました。予約の取れない遠くのお店より、気楽に行ける近所のお気に入りを増やすほうが日常を豊かにできるからね。
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2020年05月16日
セラフェ(目黒)結婚記念日は肉づくし

フランス産仔牛ならではの色気、そして木下牛の品格ある熟成香。ああ、やっぱこのレストランは中毒性が高い。定番の熟成じゃがいもはじめ、野菜たちの脇役っぷりも見事
ワインのペアリングも肉の変態性に寄り添っている

熟成牛で充分満足だったのに、更にそこから鳩がまるごと1人1羽出てきて完全ノックダウン。これ、どう考えても2人で一羽のサイズじゃない?(笑)


多くのレストランが営業を断念していたけど、東京でもソーシャルディスタンスを保ちつつ、衛生面に最大限配慮しながら食事が出来るレストランも増えてきた。
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2020年05月13日
ラ・ブリック(札幌)33ヶ月長期肥育のハーブ牛とおうちサウナ
十勝牛の頰肉のワイン煮込み、いとうまし😃
何故なら札幌のフレンチ『ラ・ブリック』からのお取り寄せだから
17種類のハーブを混ぜた餌で育てられたハーブ牛、しかも飼育期間は33か月以上
やー、ほんとガストロの味ですわ
ソースは湯煎でもいいけど、フライパンで少し温めるだけで脂の分離が防げるからビジュアルに良い
ほんと、ここのところ今まで家では味わえなかった食エクスペリエンスを堪能させてもらえている
ワインもセレクトしてくれるから、マリアージュも心配なし。
食後は同じく『ラブリック』のパウンドケーキで。こちらもお取り寄せできちゃいます
GWに暇にあかせて作り込んだテラスがベストシーズンを迎えました。
おかげさまで毎日ととのってます

2020年04月04日
アニュ (広尾)ハッピーなお家時間の作り方
広尾の『ア ニュ』の おうち時間
散歩がてら、こないだの金曜にテイクアウトのはじまった広尾の『ア ニュ』まで
内容は日々変わるんだけど、初日は石垣牛のオムライスと鮎のカダイフフリット、ほたるいかも。これで5000円、まりえと2人で腹八分目くらい。お弁当は予約が必要だけど、カレーなどはその場で買える。
https://www.tablecheck.com/shops/anu/reserve…
焼き立てのブリオッシュも売ってるから、ついつい買ってしまう
ワインはサルディーニャのパーネヴィーノ。これも散歩がてら近くの「WINE SHOP」か「the GARDEN」で購入したもの。
アニュ弁当のあとは、ファットリアビオのカチョカバロと、トシ・ヨロイヅカのケーキで〆
こんな状況だからこそ、おうち時間にはこだわりたい。感染リスクは抑えるために、全てチャリや徒歩ででアクセスできるところで選んでいる。
この1週間で名店のテイクアウトが増えたので、毎日 どこのお店で食べようかという嬉しい悩みが。暗いニュースが多い中だからこそ、感染リスクとバランスとりつつ、ハッピーには貪欲に。
アニュでは、仔羊の煮込みとか石垣牛のカレーとか、冷凍で保存できるものも売っているので、全く外に出たくないモードになる前に、美味しいモノは備蓄を増やす日々を続けてます。
よほどのラッキーな特殊事情がない限り、今月中にニューヨークのような状況に日本もなるんじゃないかと考えて生きています。
もちろん、そんな状況にならないことを祈ってるし、事態が悪化しなければラッキーなので、その時はお祝いでいいワインを開ければいいだけの話。
楽観視してダメージが深いと落ち込むので、最悪のケースを常に頭においておくほうが、心の健康を保てると考える派です。

2020年03月09日
kiki Harajyuku(原宿)映えるだけじゃない実力派ビストロ
前情報はまったくない状態でここに立ってので、「えっと、若い女子向けカフェ?」って思っちゃったオレは自然派かなと。


ランチのコースはデザート込みで4,500円、ペアリングのハーフコースが4,000円くらいだったかな。これまたナチュール中心のセレクトで当家好み。




kiki harajuku
070-3882-3150
東京都渋谷区神宮前6-9-9 アヴニール表参道 1F
https://kikioishii.com/
休日ランチがヒットだったので、別のタイミングでも使ってみよう。

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2020年03月04日
a nu (広尾) まりえのB.D祝いはアニュで



そうそう、フレンチだけど、ここはパスタも美味しくてね。麺も茹で加減も完璧なリストランテの仕事で、そこにフレンチの技のソースって反則です。〆は選ぶのが基本だけど、ワガママ言って両方いただいちゃいました。
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2020年02月28日
noura ( 浅草 ) オマージュのビストロへ



女性の2人客などが多かったけど、アラカルトが充実してるから4人くらいで行くのもおすすめ。気になったお皿をあれこれつまみながら、お値打ちなワインを開けてゆったりとした平日の夜を愉しむ

〆に魯肉飯(ルーローハン)があるというのもシェフのこだわりを感じますな

03-6458-1255
東京都台東区浅草4-10-6
https://www.noura0815.com/
心置きなく、レストランに行けていた平和な日々が恋しいです

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2019年11月08日
IQORI restaurant in Biarritz ディナーはテラスで
まぁ、なんといってもこのロケーションはヤバイでしょ。
ビアリッツの湾を見下ろす貴重なseaview terrace もあって、アペリティフに最適

ワインは、めずらしくボルドーに。ほら、なんと言っても近いから。ワインもこちらで98EURO
52 Avenue de l'Imperatrice, 64200 Biarritz
https://hotelregina-biarritz.com/en/
https://hotelregina-biarritz.com/en/menu/iqori/restaurant-biarritz-iqori
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2019年10月29日
a nu(広尾)BAR使いな夜も
リニューアル後、カウンタースタイルになったのが大きな変化だけど、個室も兼ねたBARができたというのも当家にとっては重要なニュース。

確実に美味しいワインをバイザグラスでいただけるってめちゃ嬉しい。この日はヴォーヌロマネとヴァンジョーヌを。
ヴォーヌロマネは2012年のヴィンテージ

一口だけもらった深夜のトムヤムクンがやけに美味だったし、コンテチーズもちょうどいい塩梅で
7時間以上飲んでたのに、お茶室で少し睡魔が降臨したくらいで、ゼロ落ち

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2019年10月26日
ル ピックアシエット(京都)エスプリと伝統と革新と

京都というと、日本各地、いや世界中のフィーディーズたちが集まる人気店に目がいきがちですが、地元のお客さんに支えられたいいお店もたっくさんあるんです。
観光客として京都に訪れるだけでなく、京都の友人のところに遊びに行くと、そんなお店に会えるんですよね。
清水寺からほど近い『 ル・ピックアシエット 』は、趣のあるファサードのフレンチレストラン。丘の途中に立ってることからどことなくモンパルナスの丘を彷彿とさせる。

京焼「真葛焼」の窯元の目の前のせいか、この一角にはやけに文化的な薫りが漂ってるように感じてしまうのよね。
なんといい流れ。


このあたりはテタンジェと合わせて

続くオニオングラタンスープも、寒い時期には最高のご褒美。グリュイエルチーズの主張具合も程よく、これまた体に染み入るようなイノセントなスープ。もちろん、たまねぎの濃厚なかほりや風味が五感を緩ませるんだけど、雑味がないからクリアな印象なの。

シェフは、京都で和っぽいニュアンスを挟むと中途半端になるということで、敢えてモダンっぽい寄せ方はせず、王道のフレンチにこだわっている。不器用なまでの実直さも、実は好感ポイント。自然と応援したくなる。

最近、逆にこんなクラシックなフレンチを食べていなかった。ビストロとは一段異なる手の混んだ味わい。これぞ、フレンチ。

今は「三昧椀」と命名されて正式に販売がはじまったワインにも使えるお椀。リーデルのグラスのシャープさとは異なる、円熟味を増す味わいを愉しませてくれました。即購入を決定。


美味しいもの、美しいものに囲まれて生きられる幸せ



兄弟でこうやって遊べるのも幸せのひとつのかたち

ル・ピックアシエット (Le pique-assiette)
075-531-9850
京都府京都市東山区下馬町491 アースコート清水 1F
https://le-pique-assiette.com/
そして、今日も旅は続きます
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2019年10月23日
マノワのジビエを手土産に
実は、広尾のフレンチ『マノワ』では、美味しいワインをお得なプライスで販売してるって知ってました?
ゆえに、当家のバカンス写真には、マノワで購入したシャンパーニュが高頻度で写り込んでいるんです。
今回販売となったジビエは、イノシシと日本鹿。それぞれテリーヌとソーセージで計4種類。ふるさと納税に対応しているというのが興味深いですが、もちろんネットやお店で買うことができました。

このニュースを聞いたのが、ちょうどキャンピングカーで能登に行く前日だったのよ。車に積み込む美味しい食材を買い込んでることだったので、お店に在庫があるか速攻問い合わせたら「数枚ならありますよ」と。
お店だと必要な枚数だけ買えるので、家呑み用やホームパーティの手土産としても使いやすい。冷凍されているので、食べるタイミングに合わせて冷蔵庫で解凍しておくといいっすね。キャンピングカーには冷蔵庫ついてたので、傷む心配もなく保存できました。


イノシシのテリーヌは脂が美味しく、鹿のテリーヌは赤身の強さが特長的。

いやー、喜んでもらえてよかった!!
また、ワインと一緒にジビエ補充しておこっと
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2019年09月01日
a nu (広尾)SHOHEI SHIMONO料理というカテゴリー

フランス料理の技術を使いながらも冷製パスタやアヒージョ、鰻にオムライスまでが組み込まれたコースは、

知ってるはずの味が、未体験の領域まで昇華されちゃう気持ちよさ。食文化の成熟した令和日本ならではのアプローチ。

それなりに鹿は食べてきたけど、これまでで印象に残った鹿は久々。合わせるワインも間違いない。
そんな仕事のクオリティで出された茸のアヒージョは、ガーリック強めでも負けない素材の力強さ。



カウンターの脇には、こんなテーブルもあるので用途に応じて使い分けも。

シェフの遊びの奇跡の見える料理たち。これで、ワクワクしない筈がないでしょ、

そう、遊びって投資なんです。多くの日本人がそれを忘れてないかな??
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2019年08月19日
JB(神田)ワインペアリングがパワーアップ
秋葉、神田エリアのビジネスパートナーを連れて行くのに重宝しているジャパンビストロ『JB』

若手がスマホで写真をカジュアルに撮る中、コンパクトなサイズとはいえ、フルサイズのRX1はゴツさが光りよる(笑)。
以前より、”ジャパン”っていう部分より、ビストロとしての充実度があがった印象。きっと場所柄、ジャパンビストロに拘り過ぎるより、ビストロとしての間口を広げたほうがいいという判断なのかもしれません。
この日は、TOP写真の前菜で選んだビーツと合わせた馬肉のタルタルがヒット。あとは熊本 猪ソーシン、自家製ベーコンのメインが逞しく。

それに合わせたワインのセレクトが、よりナチュラルになっていることに嬉しいサプライズ。

03-6262-9939
東京都千代田区鍛冶町1-9-19 GEMS神田 2F
http://www.bistro-jill.com/shop/jb.html
プリフィクスで、自分がオーダーしたものじゃない写真も撮ってるから、「続き」では いっぱい食べてる風だけど、ご飯含めて腹八.五分目くらいのフィニッシュ感かな。
↓ ↓

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2019年07月02日
カンテサンス(品川)やっぱり初夏のコースはタイプ
久しぶりのカンテサンス。
ディナーが二部制になり20:30スタートと余裕ある開幕。去年もそうだったけど初夏のカンテサンスってハマるのよ。
焼きとうもろこしのスープに合わせた苦味を感じるシャーベットは日本の気候にピタッと合う。
肉の味をちゃんと感じるセンマイというのも新鮮体験。
バスク豚を使ったスペアリブは鳩の肝を纏ってエレガント。
シャサーニュが、いとうまし。
マナガツオの火入れとソースで言葉を失う、あからさまに旨い。
シャラン鴨とグランマルニエのオールドビンテージを使ったソースは官能の極み。

この日の主役は、実はコレかな。テーブルの同席メンバーも大好きな初夏の前後に出てくるクレープ。今年は対馬の穴子、こんな贅沢な手づかみクレープは人生で何度もやれる体験じゃない。
常に高いクオリティを維持していて、毎回驚きのあるカンテサンスだけど、よりタイプだったり心が踊るディナーというのはあって、初夏にその会が訪れることが多いです。
カンテサンス (Quintessence)
03-6277-0485
03-6277-0090 (予約専用)
東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川 御殿山 1F
日本のガストロノミーの頂点は、やはり期待を裏切らないね
2019年06月24日
ア・ニュ(広尾)リニューアル後の予告編

最初に訪れた頃は、まだ「マノワ」の中村さんや「ラ・カーヴ・ド・ノア」の島本さんがソムリエだったからね。2009年の11月、オープン直後に訪問した時の記事とか懐かしい。つか、いいワイン飲んでんなー
速攻に気にいったらしく、訪問直後に友人たち集めて忘年会もしてたのね。
自分のブログで「ア・ニュ」と検索してみたら、若き日の自分やまりえ、親友らに会えて驚きましたわ。あんま意識してないけど、お店とともにオレらも歳を重ねてきたんだね。
とまぁ、ほんとお世話になったフレンチなので、改めてリニューアル前に行けてよかったなと。
どうやらオープンキッチンのカウンタースタイルになるらしく、料理ももっと自由度のギアをあげるらしい。この夜も、リニューアル後のエッセンスを入れてみたということで、花山椒のコースに。
パリの日本人シェフのアプローチとは異なる、日本だから出来るガストロノミー。花山椒のコースというのは、まさにその象徴であって、2019年上半期で最も印象に残ったディナーが『ア・ニュ』でした。
中でも記憶に焼き付いたのが花山椒のカッペリーニ。キリッと冷えたブロードが美味しすぎで、イタリアではやらないタイプのパスタ。フレンチだから、日本だからハマる仕事。

シャルドネの美味しさが際立つマリアージュだったのも忘れられないね。

アオサ海苔や山椒の葉っぱを合わせた九十九里のぜんな蛤、お皿の上で融合する味わいに驚きを隠せない。毎晩外食でそれなりに美味しいものは食べてるせいか、美味しいものに出逢っても感動はするけど、心底驚くことってそこまで多くはないんです。
そしてこれが新政の亜麻猫に合うんすわ!

ラ・ドモワゼル・ド・ソシアンド・マレ 2007年。こういう個性のボルドーなら、家に置いておきたい。格付けを返上したフランス本国では人気シャトーの、しかもセカンドなんでわりと開けやすいレンジだし。在庫は残ってなさそうだけど...
しかもこのエロティークなキュイソンの本土鹿とのマリアージュもナニ!?? フレッシュな胡椒のパンチに負けない個性。
からの、ピュルゴーの鴨をリゾット仕立てにして、花山椒で覆い尽くすってどういうこと??



そんな自分の食の軌跡と、たまたまこの夜の『a nu』の料理がハマったのか、ものすごく刺さったディナーに。

ア・ニュ (a nu retrouvez-vous)
渋谷区広尾5-19-4 SR 広尾ビル 1F.
03-5422-8851
食べ手の数だけ最高の料理なんてものはあるわけだけど、今年の前半戦では一番印象に残った夜でした。
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2019年06月16日
ロムデュタン(銀座)カウンターの閃光

そんな記事を書いたような記憶があるんだけど、過去ログ見てもみあたらない...。アレ? Facebookあたりに投稿してブログ書いたと勘違いしてたのかも。なんか悔しいな。

一番”らしくて”サプライズがあったのが金目鯛。正統派のフォンドボーのソースと茴香の香りのミルクの泡にミントを効かせた2種のソースが添えられていて、まずは、それぞれのソースでいただいてみたのよ。

泡のソースはハーブの効いたアジアっぽいガストロノミー仕立てで今っぽく、フォンドボーはイメージ通りの着地点。
まずは別々に食べたところにシェフが「今日の料理の中で一番クラシックなのがこの皿なんですよ」と言うので、「えー、このハーブの感じとかモダンなアジアフレンチっぽくない?」と返しつつ、今度は2種類のソースを一緒につけて食べてみたんです...
したら「あれ、フォンドボーのソースだけで食べてたときより、遥かにクラシック!!なんで??」と、シェフの話していた理由を体で納得。
金目鯛の完璧な火入れと皮のジューシーさにソースの主張がいい具合に重なって、フレンチならではの圧倒的なエクスペリエンスに。
ここで合わせたのがオレンジワイン。皮の香りに照準を合わせてとか洒落てんなァ。めっちゃ好み。



なんだなんだ?さっきまでのエレガントなワインとは違うけど、ピーチパインやパッションフルーツの酸味に、やけに寄り添ってくるじゃない。グラッパのようなパンチ力ではなく、包み込むようなこの感じはいったい??

L'homme du temps signe a nu
(ロムデュタン シニエ ア・ニュ)
03-6263-9773
東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZASIX 13F
http://www.lhomme-du-temps.com/
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2019年05月18日
マノワ(広尾)大統領の料理人
映画「大統領の料理人」を観てたら、やけに正統派のフレンチが食べたくなって広尾の『マノワ』へ。
桜えびとあさりのフリットに山菜のムース。言ったらなんだけど、たこ焼きのハイエンド。これ、ディスってないからね! あのサザエさんを、キーラ・ナイトレイが演じたら極上のホームドラマでしょ。言うなれば、そういうこと。2003年のムルソーが、もれいづるつきのかげのさやけさ
サメガレイ。この魚、ジューシーなのにトロトロの身で皮目のパリッと感も際立つ。ニョッキ、スライス、泡、ソースとカリフラワーづくし。

黒ごまと豆乳のパルフェとバナナを包んだ黒ごまのクレープ 黒ごまのアイスと共に。

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2019年04月23日
ルブールノワゼット(丸の内)ネオビストロってこうだよね
コラムを書いてた関係で、何度か訪れていた丸の内仲通り沿いの二重橋スクエア。最近は、商業ビルが出来ても不感症になっていて、わざわざ行くということが減っている。オープン当初はあれほど騒がれたGINZA SIXも、平日の夜なんて13Fのレストランゾーンはゴーストタウンだしね...。
丸の内仲通りは、東京でも屈指のテラス席が似合うストリートだと思ってるのね。もうちょい通りにテーブルが並びだすと、休日にも活気が出て面白くなりそうなのに。
そんな想いを抱き続けていたので、通り沿いにテラス席がある2つのレストランは無条件に推したいところだし、雰囲気もしっかりと大人仕様のシックな作り。そのひとつが『ル ブールノワゼット(Le Beurre Noisette)』
テラス席とお店の入口近くがカフェ&タパスゾーン。奥の扉をあけるとカウンター主体のビストロという仕掛けだ。
ボクは面白いと感じたけど、奥のフロアは料理違うの出しるって全く気づかれないだろうから、チャンスロスしてるんじゃないかと心配になる。この日の目的地は奥のビストロ。
料理はネオビストロという言葉が出てきた時を思い出す味わいとプレゼンテーション。
サーモンとビーツの使い方はいかにも”らしい”組み合わせ、当時行ったパリのネオビストロの光景をやけにくっきり思い出したり。

ボクがオーダーしたヒラスのマリネと新玉ねぎのクーリー。ホタルイカと柑橘の合わせ方あたりにも、ネオビストロという音の響きが馴染みますな。


デザートにはグランマルニエ風のスフレも。オレ、ほんとスフレ大好物なんすよ。迷わず一択!!! ポーション大きめだから、じっくり向き合えてほんと幸せ。
Le Beurre Noisette
03-6275-6007
東京都千代田区丸の内3-2-3 二重橋スクエア 1F
http://www.lebeurrenoisettetokyo.com/
まだまだ先だと思ってたけど、もうすぐG.W。ここんとこバタバタで、やるべきTASKが全く消化できていない。正真正銘、平成最後の1週間。悔いを残さないようにやりきらないと。
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2019年04月17日
最後のビストロマルクス(銀座)
お世話になった倉富さんが卒業されるというので、滑り込みで銀座の『ビストロマルクス』へ。
まだ、残念ながらテラスは寒くて使えなかったけど、シグネチャー料理は相変わらず美味。
ペアリングもしっかりと期待値に応えてくれていて、こういうタルン♪としたシャルドネとかシャブリのヴィンテージ好きなのよね。
ステークアッシェは”らしい”エレガントな仕上げ。和牛を使うことで適度なジューシーさを出しながら、トリュフソースを嫌味なく纏っていた。
倉富さんに次のステージはどこなのかと聞いたら、海外顧客に目を向けていて、最近ボクが良く行くエリアと丸かぶりなことが判明し「むしろ銀座より会える機会が増えるかもね」と(笑)。
『ビストロマルクス』はランチも満席だったけど、ティータイムになった瞬間、アフタヌーンティー目当ての女子客がガーーーっと入店してきて、男性はわずか3人の絶滅危惧種状態に。
ま、あのロケーションだからね。フロアは有効活用できればいいでしょうとは思うけど、だいぶ当初とコンセプトは変わったなと(料理は進化し続けてるけど)
ちなみに4月からビストロマルクスは、ティエリーマルクス ダイニングと名前が変わり、ガストロの方もティエリーマルクス サロンとなるんだとか。

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