¥10000〜
2020年10月11日
INTORNO(銀座)秀逸なBARを併設したリストランテならではの昼餉の贅
数寄屋橋にあるビステッカがシグネチャーの『INTORNO』で、パイセンエスコートの男ランチ



ニンジンのポタージュはポワローの風味も味方につけて。ロゼを合わせてきましたか



そして更なる昂りを届けに来たのが、洋梨のコンポート

あ、そうそうドルチェの出る直前に、入口傍のBARカウンターに移動してたのね。なにこの本格感と使いやすさ
同じ店内で食後のBARなんてスタイルは、ほぼ消滅したので、この流れができるというのは相当レア。だって食事の時のワインの流れを把握してるから、こちらの単語ひとつで完璧にととのうカクテル出せるのよ。次回はビステッカ食べに来ます
03-3566-4155
東京都中央区銀座4-1-2 NISHIGINZA 2F
https://www.intorno-ginza.tokyo/
GO TOトラベルの35%クーポン、大手宿予約サイト(一休、楽天トラベルなど)からだと最大3500円/人になってしまって、高額宿のおトク度が一気に下がっちゃいましたね。とはいえ、35%の恩恵を受ける方法はまだあるので、早めに取っておくのがやはり正解かと。当家は高額宿から優先的に40泊くらいは取っていたので、モロに恩恵を受けることが出来そう。折角の機会なので都内のホテルでも旅気分を堪能します。
2020年08月12日
炭火焼肉 ふちおか(経堂)秘められたエロス
まだ梅雨の雨に悩まされていた7月の中旬、めっちゃ久々の焼肉に経堂の『ふちおか』へ

肉の雰囲気やプレゼンテーションは、店主が「焼肉なかはら」でキャリアを積んだというだけあって、随所にそのDNAが感じられた
普通のコースは6800円だけど、3000円くらいアドオンするだけでヒレミミ、ヒレカツサンド、あとはハラミといったスタークラスの部位が追加されるのね
かなり序盤にサーロインが出てきて、脂のパンチを強く感じたけど、質が良いので全然モタれず最後まで走りきれた。

最後にお出汁のやさしい冷麺で昂ぶった心をクールダウンさせて帰路につく
炭火焼肉 ふちおか
東京都世田谷区経堂1-5-8 ロイヤルハイツ経堂 1F
03-6804-4829
2020年02月28日
noura ( 浅草 ) オマージュのビストロへ



女性の2人客などが多かったけど、アラカルトが充実してるから4人くらいで行くのもおすすめ。気になったお皿をあれこれつまみながら、お値打ちなワインを開けてゆったりとした平日の夜を愉しむ

〆に魯肉飯(ルーローハン)があるというのもシェフのこだわりを感じますな

03-6458-1255
東京都台東区浅草4-10-6
https://www.noura0815.com/
心置きなく、レストランに行けていた平和な日々が恋しいです

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2020年02月17日
鳥さわ22 (広尾)美形焼鳥を引き立てる酒の存在
予約が最も取りにくい焼鳥店といってもいいでしょう。焼鳥の美味しさ、コースの展開力はさすがです。
いきなりクサみのないハツモト(TOP写真)からはじめちゃうとか最高

うずらの半熟とろとろ感もエロティーク。せせりは、やけにデカくて圧倒されたし

一方で、フツーに行くとそれを支えるお酒というのがあまり用意がなくて、常連になったら持ち込みが正解。
こんだけスゲー焼鳥を食べさせてくれるのであれば、日本酒やワインでペアリングされたら、何度も昇天しちゃいそうなのに(笑)
鳥さわ22
03-3499-1808



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2020年02月11日
赤坂ゆうが(赤坂)ナチュールワインと割烹

なので勝手に肉寄りなのかなと思いきや、鮨やお造りも丁寧な仕事で出してくる割烹でビックリ
相変わらずバラエティ豊かでセンスのいいナチュールワインのセレクト



締の肉の炊き込みご飯も美味だったけど、もうちょい肉の本気が見てみたかった。
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2020年01月24日
みもっと(目黒)ナチュールワインと洗練のタイ料理
バンコクに通い出したとき、ちょうど2014年頃って「ガガン」や「ナーム」がアジアの注目店になっていたんです。(アジアトップ50では「ナーム」が連続で1位だった頃)
早々にタイ発のスパイスやハーブを大胆に使ったガストロノミーの虜になっていたわけなんだけど、ビール以外の合わせる酒というのが悩みでした。
そんな時に、「ガガン」出身のシェフが立ち上げた「Gaa」に行ったわけなんだけど、確かここで初めてタイガストロノミーにオレンジワインをすすめられたんですね。
したら見事にフィットして。以降、タイ料理のガストロノミーに行くときは、クラフトビールかオレンジワインというのがボクの定番になりました。
タイが大好きで通いまくってた当家ですが、日本だとそこまでタイ料理レストランに行ってるわけではありません。というのも、ストリートフードに近いタイ料理のお店は多いけど、現地のような感覚を共有できるエレガントなタイ料理レストランって、日本では殆ど無いんすよ。以前、日本のタイ大使とも、そんな話をしてました。
なので、フレンチ、イタリアンくらいの価格帯でいいので、美味しく食べられるタイ料理レストランが出来ないかなぁって思ってたんです。できればオレンジワインとか、ナチュールワインを合わせてくれるところ。
料理は おまかせコース9品で6000円 (税別)、ワンオペで回してることもあり完全予約制。シェフのライフスタイルに合わせた水曜日から土曜日までの週4営業というのもナチュラルでいい。
最初のサクーサイムーからして味の奥深さが現地っぽく、ヤムヌアには金柑使ってむしろ日本ぽかったり、ヤムソムオーは海老とブンタンの組み合せが刺さりまくりで。
タイ料理 みもっと
東京都目黒区目黒1-24-7
03-6426-6352(予約は営業時間外)
インスタのDM
https://mymot.jp/thai
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2020年01月21日
the GARDEN(中目黒)当家の今年最多訪問予定カフェ

料理は、通常の『the GARDEN』のコースに少しアレンジを加えてもらいながら、ワインはお任せのペアリング。カフェの食事の内容じゃなくなってますw
ワインもおまかせで、こげな素敵なラインナップを。そりゃ、昼から全力で酔いに行きます!

03-6452-4394
2020年01月15日
An Di(外苑前)ナチュールワインがはまるモダンベトナムレストラン
外苑前のモダンベトナム料理『AnDi』へ

ベトナム料理がベースというものの、ベトナム料理をよく知らないので、自分的にはバンコクのガストロノミーと近い印象
ハーブやスパイスをエレガントかつ力強く使って、味の奥行きを作っていくアプローチ
この日の料理はお茶の発酵サラダにビーツのソースをかけたり、バインベオの再構築だったり、

マッシュルームとセロリやパイナップルの生春巻だったり
ナチュールワインや日本酒も挟みながらのペアリングは、今っぽくていい感じ。さすが大越さんのお店。
メインの鹿肉、フォーで、ちょうどいい具合にお腹がおさまる
ナチュールワインのお店に、見事にハマるソムリエくんがいいアクセント

大学時代の友達と10年ぶりくらいの再会、こういうのも年末っぽいね
An Di
03-6447-5447
東京都渋谷区神宮前3-42-12 1F
モダンアジアンガストロ ✕ ナチュールは、もっと東京に欲しい組み合わせ
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2019年10月20日
CINA(恵比寿)モダンチャーニーズで秋を感じて
アラカルトのちょいつまみから満足度の高いコース展開まで、使い勝手の良さから当家がしばしば訪れている恵比寿のモダンチャイニーズ『CINA』

折角なのでNEW FACEたちを中心に食べてみた。

03-3719-1949
東京都渋谷区恵比寿南1-17-17 TimeZoneテラスビル 2F
http://cina.jp/
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2019年09月13日
ES CLASSICO (恵比寿)本場の食べ方を再現
六本木「ジャンカルロ東京」の姉妹店となった恵比寿の『ES Classico』

恵比寿 ES Classico
03-6277-1612
東京都渋谷区恵比寿1-24-11 GRASSE 1F・2F
気づいたらベロンと酔っ払ってる中庭の夜、10月くらいまではリミットかな。
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2019年08月07日
kabi(目黒)summer night





kabi
東京都目黒区目黒4-10-8
03-6451-2413
http://kabi.tokyo/
客層は若めでスタイリッシュな方も多く、海外からのゲストも毎回見かけます。目黒駅からはかなり遠いけど、いつもいい感じに賑わってて、BARも深い時間まで人が残ってるのよ。

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2019年08月02日
串揚げ かな山(大阪)本場の洗練度
先日、祇園祭にあわせて岐阜、滋賀もまわっていた時に、実は大阪にも足を伸ばしていたんです。
サントリーさんにご紹介いただき、7月にオープンしたばかりの大阪 北新地の『串揚げ かな山』へ弾丸取材に。天ぷらは食べても串揚げはめったに食べること無いので、折角なら本場でいただいてみようと。



06-4797-6166
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2019年07月25日
とり口(五反田)洗練の焼鳥と自然派ワイン
焼鳥単体としての美味しさもさることながら、つまみや、お酒の合わせ方という点でも、かなり高い洗練度の五反田『とり口』

スタッフのレコメンドを聞きながら自分のペースでグラスを空けていくと、コースが終わる頃には気づいたら4,5杯呑んでることが多い。焼き鳥屋なのに、スタッフの3人がソムリエだったりと、そういうエッジーなところもタイプです。

肝心の焼鳥も「鳥よし」出身の西口さんの焼きは素晴らしい。ちなみに目黒の「鳥しき」も「鳥よし」の出身。
冒頭で出てくる信玄鶏の柔らかくも弾力感ある歯ごたえや、タレの具合も秀逸。
その日の状況にもよるけど、天草大王や淡海地鶏も使っていて、この日は腿肉が衝撃。
つーのも、国内最大級の大きさの地鶏だけあって、ジビエの鴨みたいなロゼカラーっぷりで、

とり口
03-6421-7254
東京都品川区西五反田2-28-10
http://www.toriguchi.jp/
お酒のペアリングのセンスや、つまみの挟み方などコース全体の満足度が高い。普段、フレンチとか日本料理とか、コースに慣れてる人には、かなりハマるスタイルじゃないかな。
2019年07月08日
鳥しき(目黒)火入れのインパクト
一方で「予約が取れないお店に来たこと」自体を過剰に解釈しているダサめのゲストや、連れとかお店に変な慣れてる風をアピールする成マネーな方の行動はスマートじゃなく、タケちんと「焼鳥スゲーんだけど、なんか感動削がれる要素も...ね」と、人気店あるある現象について共感コメント。
親子丼だけでも食べに行きたいわ…

今宵もまた酔っぱらい。
2019年06月28日
雪月花 彦根(滋賀県)特選近江牛を敢えてのタレ焼肉で
年初に国内の都道府県 全制覇を目論んでる旨をアップしたんですが、それなりの達成度で未踏の都道府県はあと5つ、うち1つはフライト予約済なので4県を残すのみ。長崎・佐賀は1回で行けるから、和歌山と山口行きを作ればコンプリート。
こうして全国を旅していると、当初予定してなかったんだけどやりたいことが出てくるもので、それが日本の国宝 天守閣5つへの登城。
国宝天守閣がある姫路城(兵庫県)・彦根城(滋賀県)・松本城(長野県)・松江城(島根県)・犬山城(愛知県)のうち、松本城、松江城、犬山城は行ったことがあるので、京都に行くついでに彦根城に登城することに。
思えば、こんだけ京都には行ってるにもかかわらず、途中の滋賀県が素通りし過ぎで。調べてみたら彦根城は新幹線の米原駅から意外と近いとか、近江八番の近くに安土城があったりとか、城好きとしてはやらねばならないことが色々あって。

したら、県外客のお客さんが多いこともあって、近江牛のスペシャルコースをはじめたというじゃないですか。迷わず一択でこのコースを予約。

東京から行きます!と伝えていたせいか、用意されていたのは特選近江牛の月齢45ヶ月。
「え、45ヶ月??」と聞き間違いかと思って確認しちゃいましたよ。通常、肉食用の牛って28ヶ月前後に出荷されるのね。それ以降はエサ代、スペース代、飼育にかかる手間がそのままコストになり、病気などのリスクも高まるわけです。
45ヶ月っていったら通常の約2倍なわけで、生きたままエイジングされた いわば芸術品。
近江牛で特選として出荷されるのは、わずか20-30頭なんだとか。3大和牛の中でも2週間に1頭しか出荷されない超レア牛。そんなものが1万円のコースで食べられちゃっていいんすか?

ほかにも特撰近江牛は、ヒレ、サーロイン、ウチヒラに加え、なんとホソまでいただけたのが驚き。

ヒレはレア気味の焼き加減で。ブランド牛らしい品格と奥ゆかしさを味わう。




その後に続く、タタキもウチヒラでした。ブレザオラとは違った和っぽい魅力。
フィナーレを飾る焼もウチヒラで、大判の薄カットを敢えてのタレで。このクラスのい肉になると、オーセンティックなタレ焼肉スタイルってあんまし見ないんだけど、ここでは敢えて焼肉の原点に立ち返る。「焼肉って日本の誇る文化だわ」と改めて認識できる展開は、特撰近江牛のもつクオリティの高さ所以。
雪月花 彦根
0749-26-2929
滋賀県彦根市戸賀町93-1
http://tanakayafoodservice.jp/shop/setugekkahikone.html
食後は近江城へ。お店からだとお土産屋さんらが並ぶ賑やかなキャッスルロードに近いので、運動も兼ねての城攻めがオススメ
2019年06月17日
りくう(恵比寿)ペアリングが魅せる割烹の翻訳
最近、カントリーサイドに足を伸ばすことが多いのは、東京では得られないエクスペリエンスを味わうため。
たとえば自然の絶景×ワインというのは、都内のレストランでは望んでも手に入らないもの。絶景の美味しいレストランを地方で探すのは大変だけど、お気に入りのワインを持っていって、気に入った景色のとこで呑んだくれるだけなら、気楽だし選択肢も無限。
最高レベルに美味しいものが集まる東京。別に満足してないというかいうわけじゃなく、違う価値があるのなら、それを体感したいというだけ。
レストランも、いかにも高級な佇まいのガストロノミーっていうより、バンコクみたいな勢い感じるとことか、肩の力を抜いた北欧的なスタイルとか、カルフォルニアやメルボルンのオーガニックな空気感を纏った感じを好むようになった。嗜好が変わったというよりは、単に好みの範囲が広がって、今はそっち寄りという「状態」なんだと思う。
今までの自分のスタイルから、ちょっと足を踏み出すのが好き。
印象的だったのがお酒とのペアリング。日本酒とワインを料理ごとにしっかり向きあいながら合わせてくるので、違う魅力引き出したり、心地よい余韻を伸ばしてくれたり、スッと切ってくれたりと、お酒を合わせる意味が、より舌と体に響いてきたのよ。
料理人の視点でなく、ソムリエの視点でお酒を合わせてくるから、余計ピタッとはまるのかな。
これって、ありそうで中々なくない?
鮨であれ割烹でれ、日本酒は数種類の料理に合わせてもそれなりに機能する。だから、そこまで細かく料理ごとに合わせてこないのが一般的。
でも、昨今のように日本酒がどんどん造り手によって個性を発揮するようになると、ピタッとマリアージュする料理というのが、よりピンポイントになってくる。
最近だと、「鮨 由う」でもそんなペアリングを経験していて、握りごとにちょっとづつ合わせてもらうお酒というのは、かなりの衝撃度でボクを悦ばせてくれたんです。
この日は、イカに合わせた山廃の純米大吟醸は、ワイン並みのマリアージュで大満足。
あ、あと気づいたら音がやけに心地良い。R&BとかChill系好きなもんで、音を愉しみながら食事できるって、なにげに大事なのよ。美味しいものを食べてる時は、できるだけ五感を大事にしてあげたいので。
りくう
03-6451-0844
東京都渋谷区恵比寿南2-1-4 ジョワレ恵比寿 2F
http://www.rikuu.jp/
ペアリングがキマる割烹の新翻訳が”東京和食”なのではないかと。続きを読む
2019年05月29日
浅草 じゅうろく (浅草)充実の蕎麦前に君臨する蕎麦の凄み
浅草の蕎麦屋『じゅうろく』へ。
母の日の祝いということで、蕎麦前も美味なこちらを選んだんだけど、たまたま三社祭の日だったので、お店までのアプローチもしっかり愉しめたようでよかった。たまには親孝行しておかないとね。
稚鮎の山椒煮、ヒレカツ、三重の鮎の塩焼きに穴子。八寸の枝豆、めんたいこ。蛤のお椀に、お造りのマコガレイとキンメ。どれもしみじみ美味しく舌の肥え過ぎた常連さんが通うのも納得。

そして、最後の蕎麦のために料理があるんだなと改めて腹落ち、締めに相応しい風格すら漂う。
八寸は、さりげに枝豆うまし、明太子の炙りも酒に合うわ。丹波の黒豆も丁寧な作りで好印象。お造りの銚子のキンメと宮城のマコガレイも、自然とため息が漏れる。割烹料理屋としてみても、相当レベルが高い。はまぐりの腕もしみじみと、体に染みた。
浅草じゅうろく
03-6240-6328
それにしても、浅草はオープンエアのお店が多く、路面に席を出しまくりで、さすがインバウンドの最先端エリア。外国人からしたら、サンジェルマンデプレみたいな”らしい”場所に感じるんでしょうね続きを読む
2019年05月24日
親方 前田康衛 (築地)握りを潔く
かつては、江戸のファーストフードだった寿司が、今や高単価料理の代表格となり、予約の取りにくい状況と相まってバブルの体をみせています。
時代とともに評価が高まる食文化というのは、それはそれでいいことなんですが、若い世代の鮨好きからは悲鳴しか聞こえてこないというのも現実。連れの分まで払ったら7万円って....、そこそこいい靴買えまっせ(笑)。
もはや鮨という食べ物は、富裕層向けの嗜好品になってしまったということでしょうか。

先日「焼うお いし川」に行った際に、同店舗内の奥の院『親方 前田康衛』を発見して、試しで1貫握ってもらったんです。オーセンティックさと、洗練のバランスが想定より良く好印象。
そして訪れた、春の夜。平日の夜なのでヒトは少ないけど、移転前もこんな感じだった気がします。
予定通り、お願いしたのは握り中心のお任せ。もともと、毎回 つまみから食べたい人種でもないので、3種類くらいつまみがでて、早速握りというスタイルはWelcome。
つまみは、京都の若竹煮と四万十から直送された鰻。皮のゼラチン質が気持ちいい。

乾杯のドリンクを呑み終わったら、さっと握りがはじまります。
車海老はめずらしく生で。というか、まだ動いてるし。鮮度至上主義じゃないけど、これは強めの食感と海老の甘さで、ほんと旨い!
芝海老のオボロをしっかり乗せたコハダ。酸味と甘みのセッション

カワハギは、肝がデカすぎる!これは...、おかわり欲しいくらいタイプ。
塩釜の本鮪、かほりがイイね。
ブランド産地を狙わずとも、築地で3代続いた目利きのプロが選ぶネタは美味しく、満足度は高い。毎回3万円以上の鮨を食べているヒトは別にして、フツーの鮨好きなら、しっかり
握りの質も満足だし、ポーションも程よく、財布にやさしい。時間も1時間ちょいなので、なんか新鮮。毎晩 満腹生活なので、腹八分目という具合が実にちょうどいい。
親方 前田康衛
03-3541-3804
東京都中央区築地4-13-5 築地青空三代目別邸 2F
http://aozora3.jp/
さっとお腹を満たして場所を変えて呑み直すのも悪くない。続きを読む
2019年04月17日
最後のビストロマルクス(銀座)
お世話になった倉富さんが卒業されるというので、滑り込みで銀座の『ビストロマルクス』へ。
まだ、残念ながらテラスは寒くて使えなかったけど、シグネチャー料理は相変わらず美味。
ペアリングもしっかりと期待値に応えてくれていて、こういうタルン♪としたシャルドネとかシャブリのヴィンテージ好きなのよね。
ステークアッシェは”らしい”エレガントな仕上げ。和牛を使うことで適度なジューシーさを出しながら、トリュフソースを嫌味なく纏っていた。
倉富さんに次のステージはどこなのかと聞いたら、海外顧客に目を向けていて、最近ボクが良く行くエリアと丸かぶりなことが判明し「むしろ銀座より会える機会が増えるかもね」と(笑)。
『ビストロマルクス』はランチも満席だったけど、ティータイムになった瞬間、アフタヌーンティー目当ての女子客がガーーーっと入店してきて、男性はわずか3人の絶滅危惧種状態に。
ま、あのロケーションだからね。フロアは有効活用できればいいでしょうとは思うけど、だいぶ当初とコンセプトは変わったなと(料理は進化し続けてるけど)
ちなみに4月からビストロマルクスは、ティエリーマルクス ダイニングと名前が変わり、ガストロの方もティエリーマルクス サロンとなるんだとか。

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2019年04月14日
ゴロシタ.(恵比寿)バレンタインデーの選択肢
昔はドキドキしたバレンタインデー。
もうだいぶ距離は遠いけど、こういう日には会食もいれないし、まりえとお気に入りのレストランに行くにはちょうどいい。
こないだ行ってツボだった恵比寿の「ゴロシタ.」に連れてったらやはり気に入ってくれた模様。料理の個性やワインのセレクトも好みだろうと感じていたので。
日本のバレンタインデーはビジネスのかほりの方が強いけど、ホワイトデーに至ってはマジで意味がわからないので、当家ではバレンタインにオレからもプレゼントをしている。
プレゼントっていっても、別に大層なものじゃなく、ちょっとした花束。こういうのをプレゼントする口実と考えれば、バレンタインデーっていうのもいいかもね。

スペイン産のアンチョビをカルピスバターの上に乗せて、下には自家製のパンを。このパンの焦げ具合もいいじゃない、さすがトールの金網つじ。京都の若旦那の仕事は、やはりわかる人には伝わっている。

この海老芋のフリットもさりげなくヤバい。ゴルゴンゾーラを纏った海老芋は、身のふかふかとは強めのコントラストの薄皮カリッと具合がいい。


03-5794-8568
東京都渋谷区恵比寿南1-18-9 TimeZoneヒルトップビル 4F-A
https://www.facebook.com/golosita.ebisu
過日のときめきはなくなったけど、夫婦で温かくなれるなら祭りにのっかるのも悪くない。

2019年04月03日
鮨 よしかわ(恵比寿)普段使い鮨の選択肢
「もうちょい気軽に美味しいお鮨を食べたいよね」という声が
あちこちから聞こえてくる昨今。
鮨バブルの様相を呈している東京では、回転寿司と高額鮨の間の
そんな中、クラウドファンディングで「会員は呑んで食べて1.5万円」
というわかりやすいシステムを打ち出し、人気を集めているのが
ちなみに、会員でなくても”おまかせ”で1万円なので、客単価が
2万円以上というのが当たり前の江戸前鮨業態にあっては、だいぶ
つまみも握りも、ストイックな江戸前鮨というよりは、
わかりやすい解釈を加えたオリジナリティの高いもの。
ほかにも鮪と卵黄の太巻きあたりは、鮨≒敷居が高いという

自分的には米麹醤油を併せたイワシの炙り握りがヒット。
自家製で6週間発酵させたという米麹が、ヒカリモノの炙りと
鮨の2極化は、食べ手の育成にもつながらないから、
中間層が厚くなって欲しいよね。こういう選択肢が
鮨 よしかわ
03-6450-4667
東京都渋谷区恵比寿1-6-3 ゼネラル恵比寿イスト1F
http://sushi-yoshikawa.jp/
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2019年03月30日
ラトリエ泉(名古屋)鉄板フレンチとビオワインの夕べ


皮目の焼き加減が心地いいポワレ。ソースの味付けも適度であれば、合わせるワインも自然なマリアージュ。体に負担の少ない流れが嬉しい。
L'atelier泉 (ラトリエイズミ)
052-211-7323
愛知県名古屋市東区泉1-17-3 オレンジタウン 2F
https://latelier.jp/latelierizumi.html
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2019年03月26日
テアトロアッカ(豪徳寺)イタリアンの進化は止まらない
豪徳寺駅 至近のイタリアン『テアトロアッカ』。
うちからはアクセスがしにくいエリアなんだけど、行けばいっただけのリターンがあるね。


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2019年03月06日
リストランテ コルテージア(表参道)プーリアの味
年末のウオッチマニアの忘年会で骨董通りの『コルテージア』へ。

実はプーリアって、名前は知ってるものの未訪問なのでイメージがわかないのよね。なので、ちょっと地図で場所を確認してみた。ブーツのかかと部分で、地図を見たら思ってるよりも縦長。ナポリから100km以内と案外近くて、こないだ訪れたタウラージのワイナリーからは20kmくらいでプーリア州。
カジキマグロのポルペッテ

03-5468-6481
東京都港区南青山5-4-24 B1F
https://r-cortesia.com/
今月末くらいから、またランニング再開しないとな。G.Wに向けてそろそろ絞らんと。
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2019年02月25日
マガーリ(札幌)道産素材と白トリュフの饗宴

ここ札幌の『マガーリ』も期待通り、いや期待をK点超えするクオリティとホスピタリティでした。
宮下シェフのオモロイとこは、イタリアンという枠にはまらず、世界中の美味しいものを探しに行っては、それを取り入れて、どれも高いクオリティで展開しているところ。バールやシャルキュトリーはまだわかるとして、天ぷらとか居酒屋とかまで納得のクオリティっていうのがすげーなーと。
この日は、ボクと弟が東京からのゲストだということで、敢えて道産食材にこだわったコース展開に。こういうのメッチャ嬉しい。札幌の友人が東京のレストランで”北海道産の○○です”と言われると「うーん...」となる光景は良く見てますが、そこまでいかずとも東京から訪れたゲストとしては、できるだけ道産食材を食べてみたいものなんです。
白トリュフのやんちゃ使い以外でも、熊のローストなどは地元ならではのルートと、それを活かした仕事がさすがでした。変な癖もなく、滋味ある肉は美味だったし。
そりゃこんな料理が続いたら、ベロベロにもなりますわ。酒が進んで仕方ない(笑)
マガーリ (CUCINA ITALIANA MAGARI)
070-5288-8172
北海道札幌市 中央区大通西14丁目1-14 NEOビル1F
https://www.facebook.com/magari.sapporo/
アカデミー賞、主演男優賞をボヘミアン・ラプソディのラミ・マレックがとったのはシビれました!! 公開初期の頃は酷評されてたにも関わらず、ファンの盛り上がりで批評家たちの評価をひっくり返したとこもカッコいい。
↓ ↓
2019年02月15日
のどぐろの中俣(築地)最高ブランドの紅瞳を原始焼きで
高級魚として知られている「のどぐろ」だけど、よく知られてるのって北陸で見かける小さな干物だったりしません?
もちろん、干物も悪くはないけど、ボクは炭火焼が一番好き。そして炭火焼きにするなら、デカい個体が旨いんです。食べ比べてみたことあるんだけど、圧倒的でした。
ここは、のどぐろの専門店『のどぐろ 中俣』。銀座に何店舗かあるけど、築地店は店のつくりもいいし、原始焼きで食べられるから、焼きを食べたいときには迷わずここに。
ま、のどぐろ自体が充分ブランド化してるから、そこまでブランディングに力入れなくてもいいのかな。
のどぐろの中俣 築地
03-6264-7187
東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座 106
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2019年02月13日
肉屋 雪月花(名古屋)進化の入口
1年くらい前に行ったのがラストだったので、そろそろ再訪したい名古屋の肉割烹『肉屋 雪月花』。写真を整理してたら、まだアップしてなかった2年くらい前のものを見つけてね。

ステーキにトリュフを使うお店は多いけど、単に飾りと化しているレストランも、正直多い。

とうことで、春頃にはおジャマしたいもんですな。
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2019年02月12日
黒毛和牛 HACHI(表参道)肉ビストロからのハシゴルート
規制が厳しくなって、日本では食べられるところが限られてしまった牛タルタル。オンリストされてたら、たいてい頼んじゃうメニュー。
寒いときにはポトフのような牛タンもいい。

軽くつまんでのつもりがしっかり食べたわ。

2018年12月27日
焼肉喰心(大宮)自然派ワインと肉のアッビナメント



ヒレ、ロース、イチボ、ランプ、うわミスジとスター揃い。女性陣多いと食べきるのが困難なのでもったいない。

焼肉 喰心
048-657-9901
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-17 パインズビル1F
2018年11月11日
ベッリターリア(目黒)ブラチェリアのヒレ肉は悶絶




(Antica Braceria Bellitalia)
03-6412-8251
東京都目黒区下目黒3-4-3 1F
http://braceria-bellitalia.com/
平成最後の京都詣、今年も皆さんお世話になりました。
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